G.フォーレ   連作歌曲 「優しい歌」より

 第3曲  白き月かげ

OP61−3
 1892-1894

La lune blanche
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

      白きかげ              La lune blanche
      森に照り           luit dans les bois;
      枝に            De chaque brahche
      声あり           part une voix
      葉ずれして・・・・・・             sous la ramée.....
   
      おお、愛人よ聴き給え。               O bien aimée.
    
      そこひなき鏡となりて           L'étang reflète,
      池水は映すかな           profond miroir,
      枝に来て風の泣く           la silhouette
      黒き柳の             du saule noir
      姿をば・・・・・・           où le vent pleure.....
   
      夢みんいざや二人して。           Rêvons, c'est l'heure.
   
      やさしくも深き心の           Un vaste et tendre
      なごやかさ           apaisement
      月の光に照り栄ゆる           semble descendre
      空より降ると           du firmament
      見ゆるかな           que l'astre irise.....
   
      ああ、この良夜を如何にせん。           C'est l'heure exquise.

                          

                           ポール・ヴェルレーヌ (堀口大学 訳)



 MIDIヘ

                  ピアノはもっと月の光が静かに降りそそぐように・・・、声部はもっと抑
              揚をつけて。
                  中声部の旋律を生かして。
                 テンポの揺れはもう一分析必要・・。
               と、いろいろありますが、
               ひとまず形が出来てきたところでギッブアップです。
                 音程の大間違いも乗り越えて・・(笑)  −2002.3.9更新