G.フォーレ 歌曲「Spleen(憂鬱)」の歌詞
OP51−3 1888

Spleen(憂鬱)
                              

雨はしとしとまちにふる   
      アルチュール・ランボー  
 
雨の巷に降る如く
われの心になみだふる
かくも心ににじみ入る     
この悲しみは何やらん
 
やるせなの心の為めに
おお、雨の歌よ!
やさしき雨の響きは
地上にも屋上にも! 
 
消えも入りなん心の奥に
故なきに雨は涙す。
何事ぞ!裏切りもなきにあらずや!
この喪その故の知られず。
  
故しれぬ悲しみぞ 
実に(げに)こよなくも耐え難し。
恋いもなく恨もなきに
わが心かくもかなし
 
          ヴェルレーヌ  堀口大学訳

 

そうです。この曲はあの有名な詩の歌なんです。けれども堀口大学の訳詩ほどには知られていません。
実は「夜曲」よりも、先にこのMIDIを作りました。やっとドレミの音が出せるようになった頃。私は聴くたびに恥ずかしくなってしまう。

とにかく「やさしい雨」の音がどうしても出せなかった!
この曲には途中三連音符に変わり、また元に戻る箇所がありますが、ここを単純に弾き流してしまうと単調になるみたいです。
  フランス語の原詩で歌うと、ことばの意味と響きとピアノが絶妙に組み合わされているのがよくわります。(私のシークェンサーにはフランス語のLyric・歌詞が書き込めないらしいのが残念です)



 MIDIヘ