平成13年12月 用瀬町議会議事録

議 長 次に岩本浩君。
岩本議員

 私より通告いたしております3件について質問をいたします。
 まず1件目でありますが、一般質問のナイター議会の開会についてお尋ねをいたします。
 まず、前段として、我が国の地方自治制度に新たな歴史を築く地方分権一括法が平成12年4月1日に施行されました。これを機に、町村議会は分権時代に対応して、自ら積極的に議会の活性化に取り組み、その本来の機能を十二分に発揮するよう求められております。議会の活性化を図ることは、我々議員の任務で、選挙で当選し、信託された責任にこたえる道であり、議会制民主主義を確立するために欠くことのできないことであると考えます。
 このことについて、用瀬町議会としては、平成11年12月に議会改革調査特別委員会を設置し、一年あまりにわたって報酬・倫理等議論を尽くしたわけでありますが、活性化の一方策である一般質問の夜間開催や日曜議会の開会については、審議の時間的制約、時期尚早あるいは効果に対する疑問等の意見で実現をしておりません。
 私は、個人的意見として、行政のあり方を詰問し、その姿勢を正すための一般質問は、議員に与えられた権利であると同時に、地元町民に対する義務であると考えております。4年間で16回しかない機会をフルに生かすべく、私自身発言を続けているわけでありますが、毎回同じような顔ぶれが続いているのが我が議会の現状であります。
 議会は、広報を発行して活動ぶりを啓発してはいますが、議会の傍聴者は少なく、議会の議事公開の原則が空文に終わっていることはまことに残念なことであります。
 議員自身の意識改革は、まずもって議員自身の問題であるわけでありますが、これを打破する一方策として、一般質問の夜間開催、日曜議会の開催に期待をするものであります。
 有権者が働いている時間帯に議会を開き、傍聴者が少ないことを嘆いているのではなく、ぜひとも一般質問だけでも、夜間あるいは日曜日等開催して、有権者に関心を持ってもらうべきと考えます。このことは、町執行部と議会との協議が必要であることはいうまでもありません。議会内の議論を十分尽くしたとはいえない状況の中、開催の是非について、あえて首長の側から、情報公開の時代にあった首長答弁をいただけたらと考えますが、所見をお伺いをいたします。
 また、試行の前段として、模擬議会の開催が考えられます。このことは執行部で独自に開催ができるわけです。子ども議会、女性議会等の開催も合わせて望むものでありますが、いかがお考えか、町長のご所見をお伺いいたします。
議 長 池本町長。
町 長  岩本議員さんの質問にお答えいたしたいと思いますが、議会と行政、いわゆる執行部は、平素から住民のニーズを汲みとり、行政施策に反映するよう常に心がけなければならないと考えておるところでございます。そのためには、情報の公開をして、議会審議も広く住民の関心を得ることも必要とは考えております。
 その意味におきましても、限られた審議案件や、一般質問について、時間延長の措置や、休日の開会措置を講じられた場合には、執行部といたしましても、その決定に従うことにはやぶさかではございません。
 しかしながら、必要なとき、特別な場合に限られるようでございますので、これが恒常的にならないことも配慮しなければならないと心得ます。
 いずれにいたしましても、議会の中で会議規則なども踏まえた中で、十分協議なされまして、合意点に達せられれば進められましては、合意点に達せられて進められることはいかがでしょうか。
 議会の運営については、議会運営委員会等のご審議があって、その日程の中で執行部は務めておるわけでございまして、本質は議会のあり方ということについては、私の方からいささか苦言を申すわけではございませんが、そういう方向でご努力なさることが一番いいのではなかろうかなと考えております。
 それから、後段の模擬議会などにつきましては、前段、先の議会のニュアンスがちょっと違うと思いますが、執行部、いわゆる行政と住民との対話を広げ、ニーズを把握する上での手法の一つでもあると考えております。
 また、議会の活性化の起爆剤の一つとしても受け止められますので、行政、議会の関心度の醸成に役立つものであるとは思っております。必要に応じてそういうことも考えてもいいのではなかろうかと。
 それから、何といいましても、住民参加を求めながら考えなければならないと感じております。それから、いたずらにやればいいと。他町村でも日曜の議会とか夜間とか模擬議会、そういうこともやられましたが、そういうことも一時的なもので終わっておりますし、その効果の如何。それから、一番議会のあり方や住民に知っていただくということは、近年では、克明といいますか、非常に一言一句に至るまで広報に載っております。そのためにも、私も目をほいて、文章を書いて余分なことが出ないように、その皆さんにも後で簡潔にわかるように努めてまいっております。それで繰り返しますが、最近の広報の中には、克明に読んでいただくとわかるように、ここに傍聴に、多忙な方々においでいただかなくてもわかる。雰囲気としては受け止めていただけないかもわかりませんが、そういうことが最近ではわかっていらっしやるのではないか。そのためにも、傍聴者が少なくなって、今後もなるべくわかりやすい方法で、行政の立場から、また、議員の活動の中が広報誌に載っていくことを進めて、公開のあり方において進めてまいる所存であります。ご理解とご協力をいただきたいと思っております。
 以上です。
議 長 岩本議員。
岩本議員

 この問題について、13年3月に出されました議会改革調査特別委員会の報告の中では、今後別途に議会の中でさらに検討することとしたという報告が出ております。
 私自身、改めて全議員に問題提起をしていきたいと考えております。続きまして、2問目に移っていきたいと思います。
 運動公園の跡地の有効利用についてということでお尋ねをいたします。運動公園上部にあります採掘跡地は、以前グラウンドゴルフ場としての整備の話がありましたが、利用者の利便性等の問題から実現に至らず、現在はそのまま放置をされております。巨額の投資をしてつくった運動公園をいかに有効利用するか、あるいは現状における収支構造の転換、さらに今後も続く財政支援効果等も考えるとき、少ない投資でいかに有効利用をするかを考えることは、町の一つの大きな課題であるといえます。
 現在、この跡地に着目をして、一つの試案が町内のある委員会の中で多年にわたり検討をされています。その中ではオートキャンプ場として整備してはどうかということでありますが、ちなみにオートキャンプ場とは、テントサイトまで車で乗り入れることができ、車の傍らにテントの設営が可能なキャンプ場のことであります。その数は全国に1,200カ所。そのうち県内は7カ所だけであります。
 よいオートキャンプ場の条件としては、景観、便利度、施設整備、安全性、利用料金等を元にして判断をされるわけですが、この条件を当てはめながら考えてみると、運動公園跡地は決して悪い条件ではないと考えます。国道とのアクセス、高台でのロケーション、運動公園の他の施設の活性化、有効利用など。また、カヌー親水公園のキャンプ利用度等を考えても夢の膨らむ話であると考えます。
 自然を有効に利用した三角山へのトレッキングコース、あるいは散策コース整備、東井谷川、赤松谷川等の利用など、新たに土地造成をすることもなく、少ない投資で大きな希望の持てる最良の方法として、オートキャンプ場整備は有効と考えるわけであります。何よりも現施設が人の問題も含め、その機能を生かせるのではということに期待をするわけであります。町長のご所見をお何いいたします。
議 長 池本町長。
町 長  2問目の運動公園の上の跡地の有効利用についての質問でございまして、お答えいたしたいと思います。
 用瀬町運動公園は、平成6年よりオープンいたしておりますが、現在、野球場、テニスコート、ゲートボール場、多目的運動場、パットゴルフ場、多目的ホール等を整備し、皆さんの利用を図っているところでございますが、今後一層の活用を願っており、利用の多いテニスコートについては、整備拡充を図りたいと考えておるところでございまして、皆さんのご了解をいただいておるところでございます。
 運動公園は、町民の健康づくり、体力づくりの場として、また、心の安らぎを得られる場所でなければならないと考えております。各種スポーツで体を鍛え、美しい自然の中でいきいきと暮らすことが大切なことであろうと思っております。
 質問の運動公園跡地有効利用についてでありますが、運動公園の山沿いの空き地のことですが、以前真砂土の採取場の跡地と受け止めておりますが、余暇利用の多様化、及び自動車社会の到来により新しい型のレジャーの普及により、さまざまな施設が要求され、整備されてきております。オートキャンプ場もその一つであろうと思っております。
 現在、同時に開設いたしました水辺の公園、カヌー場のところでございますが、その公園もオートキャンプ場のような形で、夏は絶えず、連休、金曜日土曜日等は満杯の状況で、おいでになる方がときどき手狭になって、ときどきお説のような位置に仮説の設置をいたして利用いただいているのが現状でございます。その、最近で、近くの町村でもオートキャンプ場を設置しているのはお説のとおりでございますが、空き地利用として考えられることは、皆さんがくつろげる森をつくり、その中でのキャンプ場としての機能を発揮できるような施設ができればいいと考えておりまして、ご指摘の問題についてはありがたく受け止めておるところでございます。
 この土地の一部を除いて町有地で、借地しておる部分もございますが、まだ、財産区管理下の部分がございまして、まだ使用権というのは途中で、十分協力はしていただけるようにはしておりますが、まだ、使用権としての十分な詰めをいたしておりません。これらのことにつきましても、その希望が多ければ、単なるオートキャンプ場、どこにでもあるようなオートキャンプ場でなくして、あそこはあそこなりの設備をしたらどうかなと考えておりまして、例えば、年間を通じて花の咲く丘の中に、その中にオートキャンプ場というような優雅な形のことも考えられるのではないか等も思っております。何にいたしましても、そういう土地の問題、財政事情等を十分勘案をいたしまして、今後議会にも諮り、地権者の方々ともご相談した上で進めるように検討いたしたいと受け止めさせていただきます。
議 長 岩本議員。
岩本議員

 諸事情や課題も多いことと思いますが、ご検討をお願いをしたいと思います。
 続きまして、3件目の、来年度から完全実施される学校週5日制への対応について教育長にお尋ねをいたします。
 今年度から新しい学習指導要領に基づいた教育課程による教育が移行措置という形で始まっております。2002年、平成14年度からはこれは全面実施、高等学校は15年度から学年進行ということでありますが、全面実施されます新学習指導要領は、これまでの知識の詰め込み型教育から、子どもたちが自分で課題を見つけ、自ら考え、学び、よりよく問題を解決する能力。あるいは自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心など豊かな人間性、もう一つたくましく生きるための健康な体力、この3つを統合した資質の能力、いわゆる中教審の言います、生きる力を育てる教育の、思い切った転換を図っていくことを目指しています。
 新学習指導要領の全面実施と同時に、質問の本旨であります完全学校週5日制も実施をされます。
 ご承知のように、学校5日制は、1992年9月から第2土曜日を休みとすることを試行的にスタートいたしまして、95年度から第2、第4土曜日の月2回が休みとなり、来年4月より完全実施されるわけであります。
 学校や子どもを取り巻く社会や生活環境の変化に対応して、子どもの健全な発達を保障していくためには、家庭、学校、地域それぞれが子育てにかかわる責務を有することを改めて確認し、三者の連携をつくり上げていくことが必要であります。
 完全学校週5日制の導入がこのような観点から、地域社会で、地域全体で子どもたちを育んでいく環境づくりを進めるための新たなきっかけとなることを期待するものであります。
 そこで、特に、休日を利用して、子どもたちが地域において豊かな生活体験、自然体験、社全体験などをより一層体験できるようになることが期待をされるわけであります。農業、河川、公園等での自然体験。商店街での職業体験、青少年施設、博物館等の開放による体験学習等、情報提供することにより活動の場を広げるなど、計画的に進めることが求められております。
 第一次的には、早期に5日制実施プランの作成、提供が望まれるわけでありますが、教育長のご所見をお伺いいたします。
 また、相反する方向として、社会状況の変化、いわゆる不況等により子どもの休日がふえても、親からゆとりが失われており、少なからず保護者としては不安があります。特に福祉政策との関係も出てまいりますが、いわゆる社会的弱者、父子家庭だとか母子家庭、障害児を持つ親らからは不安の声もあり、周辺のシステム整備、いわゆる学童保育等、受け入れ態勢の充実が望まれるところであります。
 この件についてもあわせてご所見をお伺いいたします。
議 長 上紙教育長。
教育長  お答えをいたします。
 学校5日制の問題につきましては、お話の中にもございましたんですが、先般も鳥取県の片山知事と有田教育長のやり取りばかりでなく、多くの方の議論のあるところでございますし、問題点も提起をされているのが現状でございます。
 ご質問の要旨はまとめさせていただきますと、早期にいろいろな角度で子どもにすばらしい生活環境等を与えるプランづくりを早期に提供することが望まれるのではないかというふうに、だろうというふうに理解しますが、その点につきましては私も同感でございまして、行政が何らかのかかわりをもって、すばらしい用瀬町の子どもを育てていかなければならないという認識は明確にいたしておるところでございます。
 ただ、一方では、岩本議員さんのお説にもございましたんですけれども、本来子どもたちというのは、家庭のお父様、お母様、あるいは家族のみんなの愛情の中で、あるいは地域の皆さんも含めて、楽しいことも苦しいことも、あるいは厳しくお叱りを受けることも体験しながらおっしゃっていましたような自ら考え、判断し、行動できるという、そういう豊かな人間性を養い、終局的には基本を通して生き抜く力というのが育まれていくものだというふうに思います。そうした観点からしますと、戦後50数年の間に、豊かさを求めて、お互いに走り続けたことを中心にいろいろなひずみが生まれていることが事実でございまして、岩本議員が最後の方でおっしやっていましたけれども、ましてや最近は、こうしたものすごい不況の中で、親にゆとりがなくなっているという現状が、本当に大変だなというふうに思っております。だからこそ、行政でなんらかの形でお説のような支援をしなければならないというふうに考えるところでございます。ただ、大切なのは、行政が、例えば、極端な例えを申し上げて恐縮なんですけれども、第2の塾であるとか第2の学校みたいなようなことを丸抱えして受け皿をつくるということはいかがなものかと。本来子どもたちの自立性、主体性を養うためにできた5日制というのを相矛盾する側面を有していると思いますので、私は、そこのところの基本だけは忘れないように、どう支援していくか、どう子どもたちをそういうふうな環境に誘導していくかということに原点をおかなければいけないということは間違えてはならないなというふうに考えておるところでございます。
 そういった意味から、2年ほど前からいろいろな工夫、5日制を踏まえて検討したり試行したりしているわけでございますけれども、公民館を中心とした心豊かな子どもの講座も各公民館でおやりいただきましたけれども、なかなか子どもたちが集まってこないということもございました。やはり、ご家庭の保護者の皆さんの理解も同時に、やっぱり認識をいただくこともあわせてしなければならんのじやないかなというふうに思っていますし、それから、議会の皆さんにもご理解をいただきまして、2年前から単町費で5万円ずつ、単年5万円、2年間継続で計10万円の心豊かな子どもを育てる事業というものを実施させていただいております。
 これにつきましては、毎年数グループずつおやりいただいているんですが、平成14年度はこういった5日制を踏まえまして、予算のことでございますから、今確定したことは申し上げられないのですけれども、なるべく多くの集落の皆さんでお受けいただいて、これは間接的に5日制に対するすばらしい受け皿になるというふうに私自身も判断しておりますので、多くの集落でおやりいただければありがたいなというふうに考えておるところでございます。
 また、高校生のボランティアの人数をふやしていくということでございますとか、町民の方のいろいろな方のボランティア等も通して、既にいろいろな協議をさせていただいたり、お願いをしているところでございます。
 いずれにしましても、具体的なことにつきましては、おっしゃるとおり、なるべく早い機会に、プランということになるかどうかは別といたしましても、子どもたちに対するメニューを十分準備しなければならないと思っています。
 その視点は、私は4つほどあると思うんですけれども、一つは家庭と子どもたちの関係をどうしていくのか。それからもう一つは、子どもたちと学校、これは学校の先生はおってもらって支障はありませんので、施設間放と学校と子どもたちの絡み、もう一つは地域と子どもたちの絡みをどうしていくのか。さらにもう一つ、むしろ難しいんですけれども、一番大切なものは、子どもと子どもの縦のつながりというものを、どう、少しでもいい、やっぱりつくり上げる努力をするということが大切であろうというふうに思っています。
 そういった視点で、これからの、14年度から始める、おっしゃっていましたように、新学習指導要領による教育課程はまだ固まっていませんけれども、総合学習等を合わせまして、豊かな、5日制に限定するのではなく、豊かな用瀬町の子どもたちを育てるために、おっしゃっていましたように、学校、地域、家庭が一体となるような事業の展開を効果的にやる努力を一生懸命努めてみたいなというふうに思っております。
 プランとなるかどうかはわかりませんけれども、なるべく早い時期、私としては2月いっぱいぐらいには、何らかの具体性のある計画化を図ってみたいなというふうに思っていますが、既にいろんな方と懇談をさせていただいたりお願いをしたりいたしております。ぜひ、おっしゃる意味はよくわかりますので、協力、ご指導賜わりますようにお願いをしたいと思います。
 なお、最後にお伺いのありました社会的弱者のこと、特に学童保育等についていかがかということもあわせて質問をいただいたんですけれども、これは先般も民生課長さんとも、まだ雑談の段階ですけれども、いろいろな角度で協力しあっていかなければならないんじゃないかと。ただし、学童保育ということになりますと、現在の保育園を、園長さんとも協議をしておるんですけれども、可能ではございますけれども、学童保育の保育料をどういうものさしを当てて、どういうふうな取り扱いにするのか。あるいは施設をどうするのか。人的配置をどうするのかということも、大きな課題がまだまだあろうかと思います。しかし、いずれにしましても、弱いお立場であられる方の支援というのはぜひしなければならないと思いますので、ご趣旨に沿うような努力を町長とも協議しながら、あるいは担当課長とも協議しながら考え、検討していかなければならないというふうに考えておるところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議 長 岩本議員。
岩本議員

 支援が必要という認識をいただきまして、教育委員会の方もアンケートを実施されたようであります。早急に検討をお願いして、私の質問を終わりたいと思います。

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