平成13年3月 用瀬町議会議事録

議 長 次に岩本浩さん。
岩本議員

 私より通告しております二件について質問をいたします。まず一件目でありますが、鳥取ボオグスタジオ跡地の利用計画についてであります。御承知のように、鳥取ボオグスタジオ株式会社の跡地と建物は、平成11年12月定例会の中で審議がなされ、公共の福祉に供するという目的で本町が取得し、現在に至っております。あれから既に一年以上が経過をしたわけで、12年度中に何らかの具体的計画が示されるかとの期待もありましたが、それも示されないままであります。町民の中からも、あの土地は一体どうなるのか、何ができるのかといった声が、また、計画が決まっていないのであれば、短期的使用を望む声が土地、建物等、両方にあるのも漏れ聞こえてまいります。
 千代川の河川改修事業も具体性を持ちつつありますが、福祉センター等を中心とした移転計画も具体的に年限を切って確定したものではなく、それらの諸事情で利用方法について明言をできない、あるいは避けておられる部分もわからないでもありませんが、早急に具体的方向、計画を示されるべきと考えます。文教施設ゾーン、福祉施設ゾーン、住宅政策など、期待や夢をお持ちの町民も多いだろうと考えます。
 私は一議員として跡地利用については社会福祉施設、健康管理施設、障害者の小規模作業所、介護保険施設、老人保険施設、健康増進施設としてのグラウンドゴルフ場整備等、挙げればきりがありませんが、町の中央に位置する一等地でありますので、次代、次の代をにらんだ総合福祉ゾーンとして整備されることを望みます。グラウンドゴルフ場等については利用者を最優先に考えるべきで、交通手段等、十分考慮されるべきと考えます。
 第5次用瀬町総合計画の中には、計画実現のための進め方として、住民参加、住民参画の考えのもとに、施策への反映に努めることが明記してあります。このような視点からも、行政懇談会の開催、広報もちがせ等の活用を図りながら進めることもー方策かと考えます。町長の御所見をお伺いいたします。
町 長  ボオグスタジオの跡地利用の計画について、御案内のとおり、用瀬町第一号の誘致企業として長年経営努力もいただきまして、町としてもその力添えをしてまいったところでございますが、その間、地域産業経済の発展に大きく貢献いただいたところでございます。時代の流れに押され、やむなく閉鎖されたところであることは御存じのとおりでございまして、御説のように、できればなるべくまとまった時期に、行政というのは曖昧なことで申し上げれませんので、今年の1月19 日の全協当たりで皆さんに御意見を聞こうかと思って、多くはおったところでございますが、多くは語りませんが、その機会が、時間が延長して恵まれませんでした。残念に私も今でも思っております。
 そこで、本当は新年度からと思っておりますが、私は、隠すことありませんので、私の今の気持ちを率直に申し上げて、次のようにお答えいたしたいと思っております。
 一昨年の暮れ、突然跡地の買取についてボオグスタジオから申し出を受けまして、議員の皆様にお諮り申し上げ、町で買収させていただきました。何分、急々のことでありましたので、当面、土地、建物を公共の福祉に供するということで、本町が取得いたしたことは御存じのとおりでございます。御説のとおりでございます。その当時から、何に活用するのが一番よいか考えていたところでございまして、1年余りたってまいりましたが、今、用瀬町がおかれている現状や、将来を見据えた、何が一番必要か、何が欠けているかなど、多面から検討、私自身で考えてまいりました。
 いずれにしても、これは単独な私の考えで、まだ公式に諮っておりませんので、聞かれるままにお答えいたしたいと思っておりますが。若者の定住を念頭において、位置の問題等を考慮する中で一番よいではなかろうかというので、昨年から話しておりましたように、1月19 日に県の指導を仰ぎたいということでやってまいりました。
 しかし、昨年の秋に鳥取西部大地震がございまして、やや、若干半年ばかり、そのスタートに私も急ぎながら、人が困ってるときにということも配慮いたしまして遠慮申し上げているところもございますが、できれば13年度の暮れまでには何らかの方向でまとめてできれば、これだけ若者が流出する中で、やはり来てくださいということは、御説のとおり、いい土地でなければ、利便性とかいろんな、教育する場所、ショッピングの問題、いろんなことを考えた中で、僕自身の考えですが、あそこが1番いいではなかろうかなということで、そういう計らいの勉強会も持ったとこでございまして。今後は何といたしましても、どちらにしようと、どういう方向にしようと、議会の皆さんとも十分話し合って決定を見なければならない問題、だけど私の、ただ、どうしたらいいでしょうではなしに、私自身はこういう時代ですから、思ったことを素直に、柱を立てて御意見を伺うと、それによってやはり見直しもあろうし、修正もしなければならない、民主的に解決しなければなりませんし、今、総合福祉ゾーンの話が出ましたので仮に触れてみますと、あそこで将来いろんなものをそこに集中する、6反弱でございます、今建物が建って。
 そういう中で、やはり従来からもろもろのことについて皆さんの御意見が出ております。それを指折って数えてみても、数件以上に上ると思われております。そうしたゆとりのあるところで、近隣の迷惑のかからないところでそういう総合的な福祉ゾーンを夢見ることも、ただ既成概念にこだわらずに、大きな希望のもとにやってもいいではなかろうかと。これも私の今、現時点での考えですけど、私はやはり皆さんと一緒によく見きわめた中で、急ぐことなく、着実にその将来性に向けて努力すべきだと考えております。
 ただ、所見の一端を申し上げて、今何にするというのではなしに、今私が考えておることを、まだ5次総の中にもありました。できあがっていない問題等を精査する中で、やはり若者、福祉住宅というのは今年の当初予算にも挙げておりますが、計画的にやっていきます。次の若者定住に対する私も思いを言い出しておるところでございまして、皆さんの切なる望みや皆さんの要望に沿えるように考えていきますが、総合的な見地から御理解をいただきたいものだと、私自身は考えております。以上でございます。
岩本議員

 いろいろな思いがあろうかと思いますが、当面の課題として、先ほど質問の中でも若干触れましたが、建物というのは建っているだけでも経費がかかりますし、人が利用しないと傷みも早くなるというふうに考えます。質問の中で申し上げましたけども、具体的計画が決まるまで、半年になるのか、1年になるのかわかりませんが、短期的に土地、あるいは建物の利用を望む声もあるようでございますので、有効利用を図るという意味において、このような考えについていかがお考えでしょうか。
町 長  そのこともちょっと答えを出すのが、力説しよったら落としましたが、これは余談でございます。
 今ある建物についてもいろいろ考えてみておりますが、なかなか、またそうしますと、既設の概念にとらわれやすい問題と、それから何と言いましても、半年以上も西部地震によって見通しというのが立たなくなってきておりますので、そのことについても今のところ心得て、これから、今は電気も何も切っておりますので居住費はいりませんけど、傷みという問題は御指摘のとおりだと思います。
 やはり、空気を入れて傷みの防止をすることも必要でしょうし、いろいろ内部的にはどうしたらいいかなという話もいたしておりますが、まだ、結論は出ておりません。これについても、また皆さんの御意見もいただきたいもんだと思っております。以上です。
岩本議員

 今後も十分な議論をして、早急に方向を打ち出すということでお願いをしたいと思います。
 二点目についてでありますけども、バリアフリー、バリアフリー化の推進についてお尋ねをいたします。過日、本町役場庁舎内で足の不自由な方とすれ違いました。階段の上り下りに非常に苦労しておられたようでしたので、声をかけたところ、「二階等もよく利用するのでエレベーターでもあればなあ」という返事が返ってきました。エレベーターの設置だけがバリアフリー化ではありませんが、昨年、若桜町役場にも、障害者や高齢者に優しい町づくり推進事業の一貫として、建設が進められていたエレベーターが完成し、使用が開始されたように聞いております。若桜町役場も本町と同じような構造で、かねてより車いす等の利用者には不便であったものが、このことによって、「3階にある議会の傍聴等も気軽に来庁してもらえるのではと期待している」という新聞報道があったのも記憶に新しいところであります。
 また、県庁舎も現在、人に優しい庁舎整備事業に着手しており、身障者等が安全かつ快適に庁舎が利用できるよう、県庁舎のバリアフリー化を進めているようであります。
 この事業概要の書類を見ますと、背景には、平成9年度に鳥取県福祉の町づくり条例が施行されたことが挙げられ、財源としては、公共施設のバリアフリー化をメニューとする起債事業、発展基盤緊急整備事業を活用しております。目的、効果については、次のように書いてあります。「県行政の中枢である県庁舎において、バリアフリー化のための庁舎整備を率先して行い、福祉先進県を目指す県の姿勢をアピールするとともに、民間施設への整備を促進させる」ということであります。
 今日まで、本町庁舎においてもスロープの設置や自動ドアの設置等が図られ、建設された当時よりはよくなっていることも事実であります。近年においては、町内の各施設においてもドアの自動化等が図られ、利用しやすくなってきております。私は今後もより一層のバリアフリー化を進めることを望む立場から、本町の中枢である役場庁舎のより一層のバリアフリー化を進められていくことが、住民参画という点からも、福祉の向上という面においても、重要かつ早急に取り組まれるべき課題の一つと考えております。町長の御所見をお伺いいたします。
町 長  二番目のバリアフリー化の推進についてにお答えいたします。とりあえず調べていることについて、また、見解は説明いたしたいと思っておりますが。
 鳥取県では、障害者福祉の基本理念であるノーマライゼーションの理念に基づき、「人にやさしい町、鳥取」実現を目指して、平成8年10月に「鳥取県福祉の町づくり条例」が制定されたと思っております。この条例により、県及び市町村は町づくりの総合的な推進を図るとともに、公共施設の整備及び町づくりの施策に努力することが規定され、事業者に対してもこの施策に努力することとし、県民も施策の推進に協力することとされているところでございます。御指摘のとおりでございます。
 本町におきましては、「人にやさしい町づくり事業」として、平成9年より小中学校、地区公民館、運動公園、役場庁舎など、流しびな物産館等もそのとおりでございますが、自動ドアなどの改修を計画的に実施してまいりました。平成13年度も小中学校施設の改修も計画しているところでございます。
 御指摘の役場庁舎の改修につきましては、以前、平成9年か10年だったかと思いますが、明らかには調べておりませんが、専門業者に見ていただいて、御指摘のエレベーターの設置が可能かどうかということを設計業者ともよく検討いただきまして、改修が可能であっても相当額の費用がかかるということが出されました。
 しかし、現庁舎の建て方の構造なり、廊下が1本でどこから上がってきてもつながらないというような問題等々がございまして、費用の問題ばっかりじゃなしに、全体的な大改造をやっていかなければならないというようなことで、額は申し上げませんが、億に近いものがかかってくるというような結果が出たように覚えております。
 御質問の趣旨には、おっしゃるとおり、その当時から思っておりまして、今後も考えていかなきゃいけませんが、ここでよく考えていく問題もあるではなかろうか、いつまでも二階、三階がそういう来客者の方の施設になっていくのかどうかということも念頭におきながら、可能な限り対策を考えていきたいと思っておりますが。
 現時点で、その当時からですよ、3年ほど前から、3、4年前になりますが、足の不自由な方などには二階、三階に上がられなくても、仕事でおいでになることが窓口でおっしゃっていただければ、職員が、担当が何か該当する人が一階におりてきて対応するなどの考えをいたしておって、徹底はいたしておるつもりでございますが、まだ十分理解をいただいていない方も、新しい方もございますんで、あろうかと思いますが、今後もそういうことに力を入れていくことも、障害者の思いというのを十分酌んでいくことも大切でございます。
 何でも施設があって、金をかけたらその仕事がクリアできたというわけには私はいけないと、やはり親切な、人間関係の親切というものも本当に肌身で感じることが、どう して今度はやっていこうかという、いい思案材料になるのではなかろうか、そういう福祉の町づくりを策定すべきではないかなということ。支出するのがいやではございません。ただし、無駄な、これだけ財政逼迫した社会情勢の中で、みんなでできることはみんなの力で、私自身でもおっしやつていただけば十分おんぶでも上がりますし、町長室から対応させていただくということを皆さんにも申し上げておるわけでございまして、現状、そういう中でございますので、総合的な見地からできることは極力、毎年努力しておるわけございまして、御理解をいただきたいものだと考えております。以上でございます。
岩本議員

 町長より職員の対応の話が出ました。私もそのことを言おうと思っておりましたが、私が通告をした説明の中で書いておりました、身障者等が安全かつ快適に庁舎を利用できるようするべきという点についてでありますが、快適に利用できるということは、施設を整備することだけではないと思っております。そこに生活する我々地域住民の意識改革、つまり心のバリアフリーも重要な課題であります。対応する職員の意識等も重要となってまいります。改めて、もう一度、その点についてお伺いをいたします。
町 長  ちょっと答えてしまいましたが、そのとおりだと思っております。同感でございます。私自身がそんな気持ちで、従来も、おばあさんがおいでになる、お孫さんをおんぶしておいでになる、やっぱり、町長室から待っていただいて、お茶を飲みながら該当の担当者を呼んで、親切、丁寧にその内容を承って処理いたしておりますので、今後ともその精神も全職員に図って、ただ、物をつくったり、施設をつくったり、環境をつくったら、行政は親切かという観点ばかりじゃなしに、今、岩本議員のおっしゃる姿勢の問題は一番私の大切にしているところでございますので、今後も信じていただけるように努力いたします。以上です。
岩本議員

 現在の対応が十分と言えるかどうか、私もその辺については、職員の皆さんの方の対応も含めて、若干の疑問を持っております。より一層のバリアフリー化に向けての御努力をお願いして、質問を終わります。

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