平成14年6月 用瀬町議会議事録

議 長 次に岩本浩君。
岩本議員

 私より通告しております2件につきお尋ねをいたします。
 まず1件目の地域づくりと町村合併についての質問でありますが、若干重複する部分もあろうかと思いますがご了解をいただきたいと思います。
 町村合併については、住民説明会が4月の22日から5月20日にかけて本町で行なわれてきました。これは東部地域における市町村合併に係る研究会の報告書をもとに、幾つかの合併パターンの概要説明をしながら、今後どういったあり方がよいのか、住民の方の意見を聞いてきたわけであります。
 既に住民説明会における意見の集約、報告等もあったわけですが、国の支援措置のある合併特例法期限内、17年3月31日の合併を目指すと、時間的余裕はあまりなく、今後の動きが気になるところであります。
 当初、この住民説明会に出かけるにあたり、1つの考えが町より示されていました。
 議会議員も各位がそれぞれに個々の意見を述べる機会もあったわけで、合併した場合、しない場合のメリット、デメリット。するならどういった枠組みでといった、個々の意見を持って出かけたように思いますが、どうも終盤のころになるとこれがどんどんとトーンダウンしていったきらいが私には感じられました。
 町民の皆様人それぞれ、十人十色と言われるようにいろいろな考えをお持ちで、それは当然のことであると思います。しかし、これらの議論を通じ、私はむしろ残念に思ったのは、町民に対して顔色を伺うような話になってしまって、十分な情報提供をできていないのではないかということであります。
 今ある課題と、合併することによっての展望や見通しが示しきれていない、このことは十分反省していかなければならない、また、重要なことでありますので、時間的制約はあっても、今後シンポジウム等を重ね、十分把握していただきたいと思います。
 質問の本旨に戻りたいと思いますが、私は合併は避けて通ることができないという認織は持っておりますが、まず、合併ありきという今の流れには若干疑念を持っております。ここにきて急激に合併問題が自治体の切実な課題となったのは、交付税削減に見られる深刻な財政難、また逆に合併することによる手厚い財政措置といったあめとむちの政策によるものであります。
 このことは、福島県矢祭町議会合併しない宣言にあるように小規模自治休を減らして、国家財政の大きな比重を占める交付金、補助金を削減し、国の財政再建に役立てようとする意思がありありでございます。
 本来の合併問題の底流にある地方分権をはじめ、過疎化、高齢化、少子化、そういったものの対策など、避けて通れない課題を先送りし、また、山積みにしたまま展望や見通しをもった合併などあり得ないと考えます。
 合併の枠の大小によってはむしろ今述べたような問題がより加速されてしまうのではないかという懸念を持っております。
 合併について展望や見通しをもった合併とは何なのか。町長の基本的お考えをお伺いいたします。
議 長 池本町長。
町 長  合併論議はずっと重ねてまいっておりますし、前者の2者の方からも同じようなご意見でございまして、通告のあるものについての用意はしておりますが、今聞きますといろんな所見を交えての質問でございまして、適切に今言っていいかどうかということも配慮しながらお答えを申さねばならないなと思っておるところでございますが、合併の規模や問題については、今いろんな立場で協議をいたしているところでございます。どうだかこうだかという話はまた機会を見て説明をしなければならないと思っております。
 郡内でもいろんな立場で、お説のとおり話し合っているところでございまして、先だっても15日土曜日に半日、いろんな各町村長にお集まりいただいて協議を重ねておるところでございますが、いろんな事情等もございまして、まだまだ結論には至っておりませんが、展望については先の郡内の話し合いの中でそれぞれ意見やこれまで取り組んだ各町村長の話し合いをしてまいりまして、お説のような心配な面や、メリット、デメリットについても議論を重ねておるところでございます。
 その司会も私の方が進めておるところでございますが、また、22日ですか、第2回の東部の代表世話人会が開かれる予定でございますので、折をみて議論を深めたいと考えておるところでございます。
 そして、各町村の状況などいろいろ話し合ってまいりたい。皆、町村長も楽観しておるわけではございません。非常に真剣に取り組んでおりますし、やはり一言の発言が大きい、住民の皆さんの不安や一喜一憂になるようなことにならないように、先ほどの前者の質問にもありましたように、周知徹底を図って、正しい理解等を得ていかなければ。
 先の4月22日から5月20日までに取り上げた説明会は、一年間、約一年間をかけて研究会が立ち上げたものを説明して、若干所感を交えながら説明したことで、あれがすべてというわけにも解釈いたしておりません。私自身、お説のとおり、いいこともありますが、なかなかそういうわけにはまいらぬ点があるではなかろうかと。先ほども言ったそういう立場で、誠意を持ってやっていかなければならないなという感じでお答えをしているわけでございまして、このような問題を踏まえる中で、先ほども申し上げました、私一人で進めていくというのでなしに、住民を代表される議会の意見も尊重しながら、我々としても最善の努力をしながら、住民の理解を深めて、問題のないといいますか、不安のない合併推進をつくり上げていきたい。
 時間は多少かかってもというのが各町村長のご意見でございまして、その特例法の期限内にはどうすれば間に合うかというような問題までも議論をいたしておるところでございまして、ここで私が一町村で全部というわけに結論を得ておりません。
 概要は、それぞれの考えはまとめておりますが、まだ公表する段階は待ってくれという町村もございますのでできませんが、そういうことも一つずつ踏まえて、本当にやらなければならない、やったら意義のある行政ができ得るように努めるのが私の責務ではなかろうか。総向きにまとめ上げていくのが八頭郡全体としての考え方の上に立っての責任ある立場というのをまっとうしたいという気持ちで現段階ではいっぱいですので、また後ほど議員皆さんのご意見等も十分拝聴する機会をつくって、今後の先ほどの方にも説明しましたとおり、今後の進め方を段階的にご協議をさしていただければありがたいと思って、議長さんにも申し込んでおるところでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
議 長 岩本議員。
岩本議員

 今後も十二分な議論と情報提供をお願いして1問目を終わりたいと思います。
 2問目の質問に移らせていただきます。
瀬戸川の有効利用、安全対策ということについてお尋ねをいたします。
 梅雨や台風の時期になりますと、土砂災害、水害等のことがいつも思い出されます。
 今月はちなみに土砂災害防止月間であります。思い出される一つとして、用瀬地区の中央部を流れる瀬戸川のことがあるわけでありますが、利水、治水においての瀬戸川の重要性、あるいはそのあり方等については、長年多方面から議論をされていることは承知をしているところであります。また、安全面についても、過去の災害の経緯や交通手段の発達等の問題も含め、幾度となく議論をされているものと考えます。
 この瀬戸川沿いの問題を語るとき、あるいは事業としてとらえるとき、河川、砂防、下水、利水、道路等、複合的にとらえられるため、非常に難しい問題だと私自身も感じております。しかし、一方では道路としての拡幅を望む声、ガードレール等の設置を希望する声、あるいは商工関係者からは観光資源としての活用等を望む声など、要望も多方面にわたっていることも1つの事実であろうと思います。
 平成5、6年に出されました三角山系雨水排除対策検討の報告書の中にも、瀬戸川の今後のあり方が記されております。一例を拾ってみますと、道路下を暗渠として利用し、道路拡幅整備をするというようなことも方法としては記されております。
 このことは下排水工事のときにも一時検討をされたというふうに漏れ聞こえておりますが、もしそれが本当であれば、千載一遇のチャンスを逃したかもしれないなというふうな思いを持っております。
 瀬戸川沿いの安全対策と有効利用について、道路として、観光面としての部分で、ガードレールを設置する等の対策を講じられるような考えは町としてないのか、町長にお尋ねをいたします。
議 長 池本町長。
町 長  2問目の瀬戸川の有効利用についてのご質問でございますが、瀬戸川の問題は、私が町長になる以前からこれは議論をしてまいっている問題でございまして、町長以前にもまちづくりのいろんな協議会等で皆さんから議論があったことも十分踏まえております。それで20数年間、瀬戸川というのは非常に、お説のとおり中央を流れてきれいでもあるが、問題もあるわけでございまして、生活の面、消防の面については非常に有益性があるが、また、反面、その危険性もあるわけでございまして、過去いろんな例もあって、交通安全上とか歩行者の安全を図る必要。まず、私が提唱する安全安心のまちづくりの中で考えてずっとありました。
 町長になってからは3年間ぐらいにわたって、コンサルに委託して、安全性のことについて議論をしてまいりました。大雨ごとに雨水が民家に侵入したり、それから道路の水が屋敷の中を通って出たり、そういうことが今行なっています県等のご理解をいただいて進めてまいったことでございまして、そのことが側溝の改良や三角サブ谷の砂防工事や、それから五区の山城谷川ですか、城山谷川ですか、あれの改良やでき得る範囲内で部分的に実施しておるわけでございますが、何と言いましてもその当時から、観光の面、それからいろんな、さっき言いました雨水の安全性を議論してまいりました。
 いろんな角度で長い歴史でございまして、してまいりましたが、なんといっても地域、その地域に住まれる人々の理解も一番考えてまいらなければなりませんし、さっき言いました、前は瀬戸川というのは、鷹狩用水路として活用して、今10年近くになると思いますが、県の指導で重要河川に繰り上げていただいて、町と用瀬地区と大村地区が応分の2地区に負担をいただいて、町が責任を持って管理をしているというのが状況でございますが、その状況の中で鷹狩の管理についても理解を得るということを前提といたしておりまして、簡単にそういらえるものではございませんし、以前からガードレールの問題、拡幅の問題。拡幅しますと、約、大方4年になりますが、10号台風のように土台際まで道だか川だかわからんぐらい、プランターが流れていくぐらい増水をしている事実もございます。
 やはり川を勝手に狭めたりすることはできませんし、先ほどおっしゃられた道路の下にヒュウム管をいけて、流水を確保する。それはそういう案もありましたが、それは私は適切でないと判断しておりまして、するのならもっと慎重に考えてやるべき方法があるではないか、そのことについても地域住民の理解や安全性も確保して図っていかなければならない。だから、ガードレールの問題も観光の面もいろんな面で議論を重ねてまいっておりまして、そのときにはガードレールにいたしますと、何かのときには支障をきたす、具体的には申せませんが、除雪でも、車が狭く感じる。その方法もあるでしょうが、やはり除雪には非常にはみ出していくと、その間から子どもでも、大人は落ちませんけれども、子どもなんかがはまっていく心配がありますから困る。そうすると除雪のときは皆が簡単にかかれるけれども、下流の人は、大村地区、鷹狩地区の人はそのことで困っておりますが、そういうことの対応も考えながらやっていかなければならない事情がございます。
 したがいまして、今ようやく、そのときの話が、10何年前から下水道整備計画というのがいろんな形で出てまいっておりまして、まず、掘ったり、とったり、また壊したり、無駄なお金もかかるわけです。だから、下水が進まんと次の考え方もその状況を見て、やり直しというのは、無駄な町費をいっぱい使っていくことになりますので、現在までやっておりませんが、今後そういうものが一応各家庭がつながれて、まずまず問題がないなというような時期には、必ずまた具体的に議論をして、やはり理解を得られる範囲内で最善の努力を図って、長年の皆さんの、地域住民の意見やそういう関係者の思いもありますので、本当にどうやった方がいいのかということを、議論をして進めてまいる必要があるのではなかろうかと思っております。
 以上が私の、経過を踏まえた中での、長い、20数年の経過の中でお答えできる考え。今、もう少し先の話になるであろう、下水がようやく済んでこれでもう大丈夫ということになってから考えたいと思っておりますので、まだ、砂防問題や流路口の問題、そういう問題と、流路断面の確保をどうやってといく試案等もいたしておるところでございまして、無関心ではないということをご理解いただきたいと思っております。
議 長 岩本議員。
岩本議員

 この問題は、本当に多岐にわたっておりますので、今後も引き続き最大のご努力をいただきたいと思います。
 砂防のところで出ていましたので、質問ではありません。私が普段感じておることで、城山谷川の合流点であります、瀬戸川との合流点でありますが、改修によって橋の橋脚がかなり下がっているのではないかというような指摘をされる方もあるようでして、最大流量時、本当にあそこは溢れ出してしまうのではないかという懸念もいたしております。
 設計ミス等いろんなことが考えられるかもわかりません。その辺を後でまた聞かせていただけたらと思います。
 住民の安全を守るということが一番に考えなけれぱならないことでありますので、引き続き検討をお願いして質問を終わります。

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