いなばにあん 時々嘘つかないTOPへ

いなばろぐ「べんとーさん忘れてもかーさん忘れるな」の,雨と無知との遭遇いなばにあんいのの日記。


2009年6月30日(火)瑕疵はどこにも見あたらぬ
 巨大なスイカなのに安い。冷蔵庫のことも考え,通常は購入しない大きさなのだけれど,1000円ちょっとである。難ありらしい。アウトレット・ウォーターメロン。こんな時でもないと,丸々は購入しづらい。少しタナ落ちしているくらいだろうと思い,買ってみた。
 これが大変甘くておいしいのである。久しぶりに感動のスイカだった。さすがプロの作品である。しかも,タナ落ちもない。どこがアウトレットなのだろう。その業界では厳しい基準があるのかも知れないが,素人にはさっぱりキズの見当がつかないのだった。
 そんなわけで,ハンコックさんのHEAD HUNTERS版『WATERMELON MAN』である。『WATERMELON MAN』の前には『CHAMELEON』を聴くのが正しい聴き方である。1973年の録音。懐かしいな。
 マイルスさんのバンドのメンバーだったみなさんが,ウェザー・リポートとリターン・トゥ・フォーエバーとヘッド・ハンターズを作ったんだから,マイルスさんは偉大である。

2009年6月29日(月)熟してもまだ硬き皮
 高温多湿でなんだかレイジーな一日である。リッチーさんのギターを聴けば元気がでるかも知れぬ。ライブ・イン・ジャパン。37年前の武道館である。いゃあシャープだ。身体が揺れるぜ。なんとかこれで,あしたもおきばりやすである。
 水を自由にやることのできない畑と違い,プランターの野菜は毎日たっぷり水を飲んでいる。殊の外成長が順調だ。夕食は,キュウリもナスもトマトもプランター製である。で,これがいずれも皮が厚くて,しっかり自己主張しているのだった。アサーティブ野菜かね。皮が薄くて甘い市販のプチ・トマトに慣れてしまっている身には,歯ごたえありすぎである。品種のせいか,太陽に当たりすぎているのか,肥料や水やりが影響しているのか。少し,パッシブに育ってもらえないだろうか。
 こんな気候でもレイジーになることもなく,すくすく育っているんだからえらいねえ。

2009年6月28日(日)果実酒を漉して飲む日の
 外に出てプランターに水をやるだけで消耗する暑さである。今日は宿題の締め切り日だ。クーラーなしでがんばってみた。暑さに対する心構えがいまひとつできていない。扇風機だけだとちょっときつい。宿題が進まないのであった。もう少し緩やかに夏になってもらえないだろうか。
 ありがたいことに,丸アゴは1匹30円程度になって我が家の食卓を助けてくれる。おまけにイガイも安くなった。今年もイガイご飯を食べさせてもらえた。毎年,同じ時期に同じモノを食べることが出来る幸せというのは昔は考えもしなかったけれど,なんだか最近は一年一年身に染みるようになってきた。カニも食べられますように..。
 宿題を終えてから,また枇杷酒を作った。先日作ったものより枇杷の料を増やし,ヘタをとり,リカーはブランデーに変え,氷砂糖は半減にしてみた。
 飲むことができるようになる日まで元気でいられるとありがたい。

2009年6月27日(土)イエス・ノーは花占いで
 他人様の働きぶりを見学させてもらった。東京でお仕事をしていらっしゃった方らしい。アサーションにご関心がおありのようだ。まっ,そんな言葉で言わなくても,関係性を考えることは大事である。
 ここのところ場の空気を考えない言動をしているので,少し反省した。というのは言葉だけで,まったく我が身を省みずに,余計なひと言を言うことを最近は特に意識しているのであった。若い頃から変わらないというか,成長のない男である。さらに困ったことに,そんなところが好きだったりする。手がつけられんな。
 何はともあれ,自分の言動の結果には責任を持ちたいと思う。他者との関係性においても。アサーションというのはそんなことなのだろうと思っているのだが,理解が足りないだろうか。

2009年6月26日(金)つぶやきゃいいんだ逃げるなと
 ハード・バップな週が終わった。明日も明後日もやらなくてはいけないことがあるけれど,とりあえず,「ロープ!ロープ!」である。なにしろ,昨日も今日も職場を離れていた。自分の業務がさっぱり進まず溜まっているのだった。みなさんが早くお帰りになる中,珍しく職場を出るのが最後の方である。おかげで,仕事が進み,かなりペースを取り戻すことができたのだった。
 マイケルさんの詳細も知らず働いていたというレアな存在のような気がするな。「Bad」だか「Thriller」があったと思うのだが,どこかに埋もれているのか見つからない。1985年の「We Are the World」にした。若い。きれいな声だ。スティービー・ワンダーさんと仲良くしていたり,クインシーさんが可愛がっている様子が伝わってくる。「マイケルはグレートだよ」とは,クインシーさんのお言葉。
 いい仕事はしておくものである。

2009年6月25日(木)バラードは強化ガラスで
 ディスクレビューを見ていてびっくり。何度も再発されているコルトレーンさんの「バラード」が半ページ扱いである。なんでやねん。再発盤は1ページに10枚くらい紹介されているものだ。
 よく見れば,価格がすごい。200000円とある。CD1枚が20万円。印刷ミスかと思うような値段だ。ユニバーサルの1100円盤100枚と,ブルーノートの1100円100名盤のほとんどが買えてしまうのである。
 クリスタル・ディスクなのだそうだ。強化ガラスを使っているから反りがなく,レーザー信号の読み取りが完璧らしい。
 通常の新譜価格で販売する他に,廉価版路線と高級CD路線で売り上げを伸ばそうということだろうか。団塊のみなさんの中には,こんな高級「バラード」を買う方もいらっしゃるのか。女性ボーカル盤も増えていて,これもオヤジ狙いっぽい。最近のジャズはなんだか煮詰まっていて,枠を広げようという盤になかなかであわない。保守安定昔に帰ろう路線か。買いたくなるような新譜が少ないから,無駄遣いが少なくなっているのだった。ありがたいことである。

2009年6月24日(水)思い出せないことのある
 トップページからのコピペを忘れていたらしい。24日のエントリーが消えていた。なにを書いたのかさっぱり覚えていない。いかに,普段から考えもなしに書いているかということがよくわかった。
 この日は何があったっけと思い浮かべたら,そうか,なんだか朝からボクは怒っていたのだった。急な変更を前日言われたのである。予定していたことができなくて,結局,一日怒った生活だったかも知れない。次の日にも残っていて,結局アップをし忘れたのだろう。ということにしておく。

2009年6月23日(火)舌の痺れし飛び魚の
 得体の知れない物体に見えるが,4日間食べ続けたアゴの山椒味噌焼きである。お腹と背中にたっぷり山椒味噌を付けて焼いている。白身魚はどれでも有効なのかとカマスでも試してみたけれど,クセのあるアゴとクセのかたまり山椒との相乗効果にはかなわなかった。アゴの勝ち。カマスは塩だけの方がよさそうだ。
 山椒の葉っぱと山椒の実と砂糖とお酒と白味噌をすり鉢で潰し,塗って焼くだけである。アゴはどこのおうちでもそうやって食べるのだと思っていたのだった。どなたが考え出された調理法なのか知らないが,アゴのいちばん好きな食べ方だ。1匹約50円。空を飛ぶ魚がこんな安い値段で手に入っていいのだろうか。

2009年6月22日(月)リュックの中も濡らしておりぬ
 出勤時も帰宅時も,雨が激しい時間帯に当たってしまった。それぞれ到着してしばらくしたら小ぶりである。なんだかついてないなあと思った一日だった。
 車に100均の傘しか積んでいなかったのが失敗。右肩にかけていたリュックは中まで水がしみ込んでいるし,降ろしたばかりのズボンは裾上15cmくらいがビショビショである。川のようになっている歩道に足を踏み入れてしまい靴下も濡れた。
 駐車場から職場までは500mもないと思うのだが,雨はこんなに人を悲しくさせることもあるんだと思うくらいの,悲しき雨音というか雨に消えた初恋の中の出勤だった。帰宅してから久々にカウシルズを聴いてみた。『THE RAIN, THE PARK AND OTHER THINGS』である。雨降りも楽しそうに聞こえて,ちょっと気分も回復したのだった。
 畑の作物にはありがたいことで,今年初めてのトマトととうがらしの収穫ができたらしい。明日はキュウリも収穫できそうだ。
 さて,驚異の4日連続山椒味噌の話は雨のおかげで明日になった。

2009年6月21日(日)値引きシールの貼られたる
 夕方,スーパーへ行った。一人で買い物をしている知人男性おふたりお会いした。
 「いやあ,最近はこんなもんです。買い出しくらい男もせんとね」とか,
 「クスリが効いたようでまだ生きていますよ」などとそれぞれが話される。みなさま,健やかにどうぞ。
 肉売り場では,「父の日」というシールが貼られ,和牛サーロインとか加茂牛ヒレ肉が大々的に販売されている。
 スルー。
 鮮魚コーナーでは,なんと,アゴの子のパックに「2割引」のシールが貼ってある。父の日シールより,2割引シールである。それにしても,親は1匹60円で,小さな子の1本がほぼ同額。アゴの子の誉れである。アゴの子はお腹の中より芳し。
 これで3日連続アゴの山椒味噌焼きである。

2009年6月20日(土)振動は夜の空気を
 外に出れば夜風が気持ち良い。爽やかな風のおかげで,夕方に撒いた水もすぐに乾いてしまいそうだ。雨の降るのを待っているのである。梅雨だというのに。
 部屋に入れば,白熱灯とPCの放熱で暑い。扇風機はまだ出していないし,クーラーを点けるにはまだ早い。オルガンでも聴けば涼しくなるかと思い,ジミー・スミスさんを流してみた。ちょっといい感じ。時々白熱するけれど。レニー・トリスターノさんのピアノはどうか。うーん,なかなか感情の入っていないクールで硬質な音である。スタン・ゲッツさんのボサノバはどうだろう。もう夏になっていた。
 結局,今夜の最後は,マイク・オールドフィールドさんの『Tubular Bells』にしてみた。ギターの高音域やテーマの繰り返しが,狂気と理性の境界を絶妙に奏でているように聞こえて,少しクールになれたような気がした。
 何はともあれ,明日は扇風機を出した方がよさそうだ。

2009年6月19日(金)煮付けられたる魚の子を
 やっと今年初めてのアゴの子を本格的に食べさせてもらった。山椒味噌焼きの際に取り出した小さな子しか食べていなかったのである。パック詰めのアゴの子がようやく安くなったようだ。アゴの子ひとつが100円相当だった出始めのころに比べ,半額になっていたのだとか。昔は,タダ同然の値段だったのに。
刺身と山椒味噌焼きとアゴの子の煮付けのアゴ・トリロジーである。ほどよい煮付け加減で,もちもちっと柔らかな食感のアゴの子を食べれば,今年の夏にたどり着いたなあと思うのだった。
 プリン体がありそうな思い込みがある。痛風等にならないためには,あまり安くならない方が良いのかも知れない。

2009年6月18日(木)赤い車を取り囲み
 暑い一日だった。プランターのトマトはのどがカラカラだったようだ。たっぷりと水浴びをしたら,眠る頃には葉っぱがしっかりとのびていた。もちろん,ボクもたっぷりと発泡酒を浴びたのだが,明日は健康診断だということを忘れていた。今晩のアルコールはなるべく控えるようにという連絡をもらっていたのだった。タダでさえメタボ系なのに,アウトである。
 そんな今日は,身近な場所に外国車がたくさん並んでいた。ドイツ車やアメリカ車は珍しくないけれど,フェラーリまで並んでいてビックリ。どなたのお車なんですのと,ジロジロとみなさんで眺めていたのだった。
 「でも,ヴィッツや軽もバカに出来ませんよねえ」
 「いや,日本の軽はホントよく走るよ」
 などと,ほとんどフェラーリやっかみ発言である。
 ETCも固定なら取り付け料込みで1万円ちょっとらしいですよなどという車話が広がり,なんだか釈然としないシステムであるが,一緒に予約をいれてもらうことにした。フェラーリが駐まっていたおかげである。

2009年6月17日(水)ゴンドラの唄の口に出る
 「ホタルを見に連れて行ってくださいな」とおっしゃるご近所の女性がいらっしゃった。そんなことを言ってくださる人のいるうちが花である。では,早速に。子どもの頃はタモで捕まえたことがあるとおっしゃる。ボクは竹ぼうきでしたよなどと話しているうちに公園入り口道路に到着。係の方が立っていて駐車規制をされている。知り合いが借りている駐車場に駐めさせてもらった。 
 現地到着は20時50分ころ。ホタルが一番たくさん見えた橋の上で,「今年は少ないわねえ」と話をしている5人の女性グループがいた。お酒を飲んだ後らしい。アルコールの入った夜のお姉さま方は無敵である。にぎやかで楽しい。懐中電灯でわれわれの足元も照らしてくださったり,話しかけてもくる。大変楽しいホタル狩りである。
 昆虫は気温が17度以上にならないと活動が活発にならないのだとか。23時や24時になれば,気温が下がり数が減っていくのだ。気温が上がらない日の多かった今年は,いつもの年に比べホタルの数が少ないらしい。昨日が800匹で今日は600匹。明日は400匹になって,21日ころに100匹いるかどうか。1週間しか生きないホタルの最後のグループの活動なのである。変則的な飛び方をするヘイケボタルも,今日は10匹くらい飛んでいたようだ。
 それにしても,21時を過ぎているというのに高校生カップルが多い。保護者は知っているのかねと思ったが,我が家の子ども達も帰りの遅い夜はこんなところへ来ていたのかも知れぬ。
 命短し恋せよ乙女とホタルが信号を送っているのだろうか。

2009年6月16日(火)人生はハードとディランも
 ボブ・ディランさんの声というのは,夜中の観賞用の声ではないと思っていたのだが,お歳のせいもあってか,最新アルバムはだみ声がそれほど気にならない。今年68歳。
 向こうには何もないよという最初の曲は,軽快な『ブラック・マジック・ウーマン』風だ。身体が自然に動く。スティール・ギターやマンドリンの入った演奏もあって,とてもポップで聴きやすい。
 作品タイトルは『Together Through Life』。何となく,ライカァローリンストーンの人かと思っていたのだが,いつの間にか「ずーっと一緒」と歌われるようになっていたのだった。ジャケットはマグナムの甘めの写真だ。
 硬いことは言わずに,愛しいだれかと一緒に人生や音楽を楽しもうぜという心境になる年代なのかも知れない。

2009年6月15日(月)子に嘘をつきたる父の
 アラン・レネさんの『夜と霧』が見たいという人がいらっしゃるので,持っていく準備をした。どんな準備やねん。
 「この地上に生きる者はすべて,この映画を見ねばならない。そうすれば,すべてはもう少しよくなるだろう」とアド・キルーさんが記したという30分ほどの作品である。とはいえ,映像には目を背けたくなるようなシーンもあるので,女性が見ても大丈夫かねと思いながらの準備である。
 『夜と霧』1本だけだとなんだかヘビーな気がしたので,『ライフ・イズ・ビューティフル』も一緒にお持ちすることにした。そんなわけで,久しぶりに『ライフ・イズ・ビューティフル』を見ながら夜を過ごした。
 リアリティを求める映画ではないので,固いことはなしである。前半の伏線のはり方とか,機転を効かせるシーンなど,『夜と霧』とはべつの意味で映画の良さが詰まっている作品だ。戦争と差別を喜劇で描く。人生にはユーモアやウィットや嘘も必要なのである。大事な女性には,「こんにちは,お姫様!」と言うこととか。いつ見ても泣ける。

2009年6月14日(日)申し込み用紙を切れば
 食品衛生責任者養成講習会の申し込み書をダウンロードし,FAXしてほしいという連絡があった。プリンターが壊れているらしい。お友達に受講希望者がいるのだとか。
 いなばは月に1回の開催であるが,江戸は月に10回の開催だ。1回の定員が200名程度。それなのに,7月分まで満員である。江戸では,毎月1500名前後の方が食品衛生責任者になっていらっしゃるのだった。栄養士や調理師の資格をお持ちの方は講習会を受けなくてもよい。
 英語を勉強していたはずの娘が卒業時に取得していたのは,調理師免許だ。どんな英語を学んでいたのか不思議なことである。まっ,あると役に立つ日が来るかも知れない。われわれも受講してみようかねえ等と話しているのだった。元締めは厚労省のお役人あたりの天下り先なんだろうけれど。

2009年6月13日(土)白と黒よりグレーの幅の
 視界の悪い午後だった。昼の飛行機は着陸することができなくて,45分間ほど上空でまわっていたらしい。おつかれさま。
 そんな今日は,11時間の勉強会だった。会場は我が家から車で2分の場所である。ゲストは江戸・吉川・花山さん。その業界ではビッグで読みの鋭いみなさんだ。いなばのようなローカルなところでお三方が揃うというのは大変レアなことである。あらくれさんがいらっしゃればこそ。ありがとうございました。
 シンプルなのが良いとか,グレーゾーンを大事にしようとか,わからないものにチャレンジしていくことを大切にしましょう等という勉強会である。
 アゴの刺身やミシオネスはおいしいねえ,等というようなことも勉強したのだった。

2009年6月12日(金)ざらついた朝の空気に
 ここのところザラザラした朝が続く。今朝は殊の外。みなさん何とも思わないのだろうか。夜になったらホタルの光でも見に行こうと思いながら,朝のひとときを過ごしたのだった。
 そんな午後は,外で会合があった。終わって会場を出れば雨降りだ。入り口から遠い駐車場に置いたせいで,濡れた。なんだか,ホタルも面倒になって,『My Back Pages』を流しつつ,つかれた身体を休めることにした。
 『30th Anniversary Concert Celebration』の中の演奏を聴きながら,クラプトンさんが単独でこの曲をやってくれていたら,愛聴盤になっただろうなあ等と思ったのだった。
 とりあえず,『Born In Time』と『Danny Boy』と『Wonderful Tonight』で,ざらついた身体はきれいになるだろうか。

2009年6月11日(木)缶蹴りをしていたころに
 ブルーノートクラブ関係のメールが入っていて,「ブルーノート100名盤」のうち,50枚が10日に発売になったそうな。価格は1枚1100円。...。『サムシン・エルス』や『処女航海』や『モーニン』や『クール・ストラッティン』が1100円である。これから学生をやり直すことができるのであれば,アルバイトで1日6000円ほど稼ぎ,1日に5枚ずつコレクションを増やすことが可能だ。独身サラリーマンであれば,初任給で50枚全部を買ったかも知れない。豊かなミュージック・ライフを過ごせることだろう。
 悲しいことに,発売された50枚のほとんどが棚に並んでいる。我が家にある1986年購入の『処女航海』や『ジュジュ』の価格は,3200円である。少しずつコツコツ買いそろえていったのだった。CDに関しては,間の悪い時代に巡りあわせたらしい。若さがうらやましい夜である。
 久しぶりに『サムシン・エルス』と『処女航海』を聴いて,最後は1960年録音の『トゥルー・ブルー』で締めた。ティナ・ブルックスさんのことなど何も知らずに遊んでいたのである,ボクは。そんなブルックスさんのテナーが,少しクールダウンさせてくれた。

2009年6月10日(水)秘事は口伝で残しておきぬ
 大変おいしい野菜の漬け物の作り方をプロに教わった。簡単なのに,素人が作ったとは思えないおいしさである。他の人に教えないでねと固く言われているので,おおっぴらに書けないのが残念である。ラッキョウ漬けを作る際に,熱いラッキョウ酢をかけるような作り方だ。
 そんな野菜漬けやとんぶり(マウンテンキャビア)のシーチキン和えや玉葱のスライスチーズ包みという安上がりな夕食で節約し,有事に備えているのだった。
 ちなみに玉葱のスライスチーズ包みは,コンソメスープで煮込んだ小ぶりの玉葱にスライスチーズをおき,上からスープをかけるという簡単なレシピ。2個はいけるな。

2009年6月9日(火)混乱が我が墓碑銘と
 「あの怖い顔のジャケットのCDはどこ?うちにあったでしょ?」
 顔が描かれたり写っているジャケットはたくさんあるけれど,そんな聞かれ方をして最初に思い浮かぶのは,キング・クリムゾンのデビューアルバムである。
 「これ?」
 「そうそう」
 連続ドラマの出演者が聴いていたのだそうな。それ以来,台所では連日このアルバムが飽きもせず流れている。とはいえ,ドラマで流されていた曲は別物のようだが。
 何はともあれ,40年経ってからクリムゾンと本格的にであう人もいるのだった。間に合って良かった。デビュー盤に限らず,『Red』までのスタジオ盤は,どのアルバムにも美しい曲が入っているよと教えてあげるのだが,『宮殿』が一番らしい。『めざめ』や『とかげ』や『島』や『太陽』や『赤』の良さに気づくのに,また何十年もかかるのだろうか。長生きをしていただきたいものだ。

2009年6月8日(月)グラフ用紙に戦艦を
 海上自衛隊ということになると,海岸部である。市内ということであれば,青谷から福部の海岸30kmの間にお造りになるということか。砂丘や白兎海岸や飛行場の近くは考えにくいので,長尾周辺だろうか。
 原発ではなく,自衛隊のみなさんに来ていただいた方が,人口も増えて弥生町も賑わうということかも知れない。過疎はつらいね。貧すればドーンと一発自衛隊である。
 この際,十六本松辺りに誘致していただくと,みなさんが市内に繰り出されるのにも便利である。いっそ,この界隈を全部立ち退きにしてもらって基地にしていただくのはどうだろう。高額立ち退き料金をいただいて,ボクは遠いところで暮らすことにしよう。
 それにしても,災害時や有事に市民を守る体制を強化するという誘致理由が素敵。こんな過疎地が有事の目標になりやすいのかな。戦う人々や武器を置くことが有事の目標になりやすいとは考えないのだろうか。

2009年6月7日(日)こぼれ落ちたるところから
 玄関のベゴニアの鉢に落ちていたらしい小さな朝顔の蔓が花をつけていた。ウィスコンシン産ノーリアンズブラックW世である。国産レッドやブルーと交配している可能性もあるので,砂丘のあけぼのとか,日本海のため息などと呼ぶ日がやがてくるかも知れない。
 あちこちに種が飛んでいるらしく,庭のそこここに蔓が大量に伸びている。そのうち雑草扱いをされるようになるのではないかと,ちょっと心配。きちんと鉢に植えて手をやっている方はまだ花をつける気配はないけれど,この蔓には蕾がついている。明日も明後日も楽しめそうだ。ちなみに,昨年のパセリの鉢での初観察は6月12日だった。寒さにも強いので,冬が近づくまで楽しませてくれることだろう。
 そんな今日は,音楽のイベントもあった。目と耳だけでなく,心もきれいにしてもらったような気がした。

2009年6月6日(土)バレーコードの出来た日に
 カウンターの隣にお座りの見も知らぬ方がアコギを手にされ,『ラ・フィエスタ』を演奏された。うっ,うまい。なんで,いきなりボクの好きな曲を演奏されるんですの。
「お上手ですねえ。スペインなんかもできるんですか?」
「スペインは,もう少しアルコールがまわらないとだめですわ」とおっしゃりながら,弾いてくださる。
 その後,『天国への階段』や『ヴィーナス』や『サウンド・オブ・サイレンス』や『ティアーズ・イン・ヘブン』などを次々演奏。アンプラグドなのにハードな夜である。ほとんど同年齢で,聴いてきた音楽が同じような趣味の方らしい。
 ジミヘンは偉大ですよねえとか,ギタリスト話で盛り上がった夜だった。F系コード3つとC系コード3つができれば,あとはスライドさせれば大丈夫等とおっしゃるが,F系の壁はボクには絶壁なんです。
 近くに座っていた女性も大絶賛。恋のまなざしである。ギターの弾ける人はもてるのだった。うらやましいね。

2009年6月5日(金)夜間にぐるぐる五回もまわる
 ほぼ7mくらいを移動して電話を受け終えたら,手に持っていた大事なものが行方不明になったらしい。いや,近所の席の方の話であるが。「こんなクリップで留めた白いカードが落ちているのを見かけたら教えてくださいね」と言われたけれど,どこを探しても見つからなかった。
 いやあ,若い人にもそんなことがあるのかねえ。鍵を左手に持って鍵を探したり,胸ポケットに入っていた携帯を探し回るのはオヤジだけかと思っていたよ。
 こんな時うちの母は,「ヤカンをぐるぐる5回まわして口が向いた方を探しなさい」と言うんですけれど,ヤカンはないですよね。いや,探せばあると思うけれど,ヤカンを探す時は何のお告げに頼ればいいの。

2009年6月4日(木)追いかけないとはじまらぬ
 帰宅途中に,ジョアンナの姉妹に遭遇した。色は深いブルーに見えたが,何しろヘッドライトをそろそろ点灯しようかという19時20分のバイパス高架下だ。詳細は不明である。ナンバーがどこの陸運局発行なのかもわからなかった。謎の117なのだ。運転席にいたのは,若い男性のように見えた。いい趣味ですなあ。
 117グループのみなさんの中には,すれ違った車のあとを追っかけて行くアクティブな方もいらっしゃるようだが,Uターンするのも難しい状況だったので,ボクは見送っただけ。行動力も根性もないのである。
 あとを追っかけないと,すれ違っただけでは恋は生まれないぞ。今度遭ったら後について行ってみるかと思ったりするけれど,ストーカー規制法は大丈夫か?

2009年6月3日(水)洗っても落ちぬものありて
 「よく働くわねえ」という言葉をボクに言う人はあまりいないと思うのだが,久しぶりにお局さまからほめてもらった。今日はお局が仕事で,ボクは休日である。
 買い物を済ませ,晩ご飯の準備をしてから畑へ。タマネギやラッキョウを掘った。ノーリアンズブラック4世の植え替えや,ジョアンナのドレスアップなども。日の落ちる頃は,唐鍬が壊れるまで竹の根っこと格闘し,夕食後にラッキョウを漬け,その後,懐中電灯の明かりで掘りたてのタマネギのヒゲ根切りを行ったのだった。「よく働くわねえ」は,この時のお言葉である。指先はザラザラ。
 それにしても,ラッキョウを漬ける時に触った鷹の爪は強力である。ついついいつものクセで鼻に指を突っ込んだら,これがもう大変。しっかり指を洗ったつもりだったのに,大量のカプサイシンは簡単には落ちないらしい。鼻がヒリヒリした状態で,休日が終わっていくのだった。働くのはほどほどにした方がよさそうだ。

2009年6月2日(火)その席はつれがくるので
 ホテルでコーヒーをいただきながら,関西からいらっしゃった方のお話を聴く会だった。最近は,安全志向の傾向がみられるらしいとか。って,何の話やねん。
 よくもまあ,さまざまな角度からお調べになられていますねえ。とはいえ,結局,人生はギャンブルであるというような内容なのかも知れないなと思った。福本伸行さんの『カイジ』とか,『銀と金』のようなコミックを読むのも役に立つような気がしたのである。
 それにしても,飛行機とか交差点とかホテルとか,さっきまでいた人が急にいなくなるという理不尽なことが続く。『イキガミ』のような理不尽さもイヤだが,それでも24時間あるだけ良いのか。って,どっちもイヤだなあ。
 平凡であっても,平和な日々が続きますように。

2009年6月1日(月)金管楽器の咆哮も
 週末の飲み会を支えに今日もがんばった。とはいえ,どちらかというと,二次会に行く予定にしているお店の方を楽しみにしているという支えである。最初の会場から遠いのが,ちょっと残念。という,現実逃避の日々なのであった。
 そんなわけで,ここのところ,夜はめっきり静謐ECMを贔屓に過ごしている。もしかすると,最近の業務のせいではなく,歳をとったからかも知れない。このまま,ブルーノートやプレスティッジの聴けない身体になってしまうのだろうか。ちょっと心配である。
 念のため,リッチー・バイラークさんのピアノ・ソロの後,ティナ・ブルックスさんのクインテットを流してみた。大丈夫だった。身体も心も動いていた。音楽が好きでよかった。

2009年5月31日(日)朝顔の咲きたる頃の
 昨日も今日も終日勤務し,休日なしでよく働いている。とだれも言ってくれるわけもないので,とりあえず自分でアナウンスしておくことにした。自分を誉めてやるのは,自分くらいしかいないものである。
 そんな忙しくしている我が家に,今年のしゃんしゃん祭はいつ行われるのかというお問い合わせがあった。夏休みのご計画を立てていらっしゃる方がおありらしい。うらやましいことである。
 いやあ,当方も,どういう法則で開催されるのだったか,よく理解していないんですわ。ということで,調べてみたら8月8日(土)と9日(日)らしい。前倒しの方が都合の良い方がいらっしゃるのだろうが,なんだか中途半端な時期だ。
 盆の前後を1週間日本の夏休みにする,というような公約をされるところはないだろうか。1票入れますぜ。

2009年5月30日(土)触れられてふるえておりぬ
 17台の琴の演奏を聴かせてもらった。
 シングルトーンののどかな演奏かと思ったら,三重奏曲だった。ハーモニーが美しい。低音パートも高音部も豊かな表情で,重奏感あふれる演奏である。音のそろいだけでなく,指先や動作もそろっているので,視覚的にも美しい。
 弦の音はいいねえとあらためて惚れ直した。ギターでもチェロでも琴でも,弦のふるえる音を聴くと共鳴するパーツが身体のどこかに埋め込まれているらしい。ふるえることによって表現されるものや,見えてくるものがあるのかも知れない。ロストロポーヴィチさんのチェロの演奏を聴きながら,宿題に取り組んでいるのだった。

2009年5月29日(金)朝顔は膝の高さに
 ちょっと遅い時簡に帰ったら,ご近所の若者と遭遇。
 「いつもこんな時間ですか?遅いですねえ」
 「いやあ,今日はスタンドに寄って,灯油を買ったんですわ」
 見れば灯油缶をお持ちだ。
 「ストーブですか?」
 「寒がりがひとりいましてねえ」
 ということで,朝や夜にお母さんがまだストーブを使っていらっしゃるのだそうだ。確かに,なんだか朝晩は寒く感じることがある。とはいえ,ストーブをつけるほどでもないので,よほど薄着でいらっしゃるのかねえなどと話したのだが,そういえば我が家も,毎晩布団乾燥機を使っているのを思い出した。他人様のことは言えないのであった。

2009年5月28日(木)スローな歌を聴きながら
 フィル・ウッズさんの『THE CHILDREN'S SUITE』が届く。SUITEが付くと,なんだか期待するのだが,A.A.Milneのポエムにインスパイアされたという作品は,ボーカルがたっぷりである。おまけにビッグバンド編成。フィル・ウッズさんのロング・ソロはほとんど楽しめない。高齢のウッズさんはこんなこともやっておきたかったのかと思うのだけれど,表現する側がお考えのことと,聴き手が期待していることとはかなり距離があって,ちょっと期待はずれだった。
 結局,10年前に大西順子さんとのワン・ホーンアルバムを聴いて今日の終わりにした。新しいことをしようとしているわけではない。けれど,メロディアスで緊張感のある演奏だ。艶っぽい『ラウンド・ミッドナイト』を聴いて,最後はスローでこぶしの効いた『これからの人生』。
 ワンホーンで歌い上げるところがフィル・ウッズさんのいいところだ。というのは聴き手の勝手な思いで,何歳になっても新しい表現をされようとするところを評価すべきなのだろうか。

2009年5月27日(水)傷口の治る早さも
 ここのところ,ちょっと忙しく働いている。職場を出てから自宅に帰り着くまで,2時間かかったりもする。帰宅してからも,業務関係にかける時間がほとんどで,自分の時間がとれない。懐中電灯を点けて,野菜についているナメクジや池のカエルを探しに行くことが,心落ち着く時間だったりする。って,どんな心なのかね。ああ,締切が。
 そんな今日は,41歳でお亡くなりになったという方の話題があった。40代というのは,人の亡くなる年齢ではないよねえ等とシマで話したら,ボクの近くの席の方が,私の母も42歳で亡くなったんですよとおっしゃって,ビックリ。早くに親を亡くした者同士で,勤務時間後のひとときを過ごしたのだった。誰でも,先に亡くなった親の年齢を超えることができるかどうか,ちょっと心配するものらしい。ふたりとも,無事通過していたのだけれど..。

2009年5月26日(火)歌詞は知らぬメロディを
 ヨーロピアン・ジャズ・トリオというのは,20年以上続いているらしい。オランダのトリオである。馴染みのメロディを演奏されるので,ついついつき合わされてきた。日本のプロデュースなので,その辺の商売がお上手である。ストーンズもあれば,アバもあって,ビートルズもある。
 今回は,日本のメロディである。
 『いとしのエリー』とか,『いい日旅立ち』とか,『翼をください』とか,『川の流れのように』とか。全体的にスローな,夜のイージー・リスニングという感じである。すぐ飽きるかも知れないと思いつつ購入したのだが,お局の好きな『見上げてごらん夜の星を』もあったりするので,今のところショック・アブソーバーとして役に立っているのだった。

2009年5月25日(月)薄いグラスに注ぎたる
 ありがたいことに,記念日にワインをくださる方が何人かいらっしゃる。お局のご友人でICU(国際基督教大学)の近くにお住まいの方からは,ICUワインが届く。
 ICUを卒業後,南アフリカでワイン醸造所を経営している方がお造りになったというワインである。サザンクロスならぬ,「武蔵野クロス」というネーミングだ。
 濃厚で芳醇なフルボディとあるけれど,ライトでクセの少ない飲みやすいワインである。購入するアルコールは発泡酒という生活の身には,ちょっとレアで贅沢な気分にさせられる1本なのだった。
 奈良からは,スペイン産もいただいた。こちらはさらにレアな商品である。もったいなくて,記念日が過ぎてもまだ開けていない。何か次の記念日はなかったっけ?と探している。貧乏性である。

2009年5月24日(日)椿象の群れる葉に向け
 プランターのジャガイモにメタリックな椿象が大量に発生していた。窒素分を減じてやらなかったせいで,葉っぱが生い茂っている。風通しの悪い葉っぱは過ごしやすいのだろうか。トマトにもいたことがあるので,ナス科の植物が好物なのかも知れない。そんなわけで,ちょっとだけ消毒した。
 椿象がカメムシと読めるようになったのは近年のことである。普通,亀虫だろうと思うのだが,いかなる語源なのか。春に発生するからか,椿の香りに似ているのか,それとも椿油の匂いか象の匂いだゾウというわけか。
 まっ,どうでもいいけれど,ナス科の野菜を食べるとあんな匂いを発生できるようになるのだろうか。ボクは,そのまんまトマトも,ベイクドポテトも,麻婆ナスも好きだ。前世は椿象だったのかも知れない。悪いことをしたね。

2009年5月23日(土)天敵はわりと近くに
 『スペイン』を聴きながら,ランチを食べさせてもらった。500円でお釣りのくるランチである。『スペイン』は,通常のアルバムではなく,いなばで行われたライブの私家版録音だ。
 ボーカルは越智順子さん。ドラムスがすごい。「嵐を呼ぶナニワのリキヤ」こと,東原力哉さんである。ドラムスを聴く『スペイン』なのだった。
 そんなお店の入り口にあるパトライト(回転灯)が,昨夜何者かに盗まれていた。人通りの少ない場所にあるお店だが,そんないたずらをする者はいるらしい。
 それにしても,そんなものを盗んで,何に使うのか不思議だ。とりあえず,タダであげるといわれてもボクはいらないけどな。

2009年5月22日(金)雲も演じる五月の空に
 日中も夜もよく働いたというか,充実した一日だった。帰宅したら,とっくに「探偵!ナイトスクープ」は終わっていて,池のカエルはにぎやかである。まだパートナーはできないらしい。
 今夜は,菊池ひみこさんの演奏を聴きに行ったり,いまそかり。写真家の池本さんとのコラボである。写真を見ながら,即興演奏を行うという趣向なのだった。あのお店で,あんなにお客さんがいたのを見たのは初めてである。約100人。チーフにお聞きしたら,通常のライブは30名程度とのことだったから,いかに盛況だったかわかっていただけるだろう。何しろ,ボクは3時間近く立ちっぱなしだったのである。
 ブルージーなECM系のピアノソロを聴かせてもらった。世の中にピアノのうまい人はたくさんいるけれど,自分にしか表現できない世界を持っていればいいじゃん,というスタンスの方の演奏だった。
 すごい人として独立するには,自立することが大切なのである。

2009年5月21日(木)マシンの前で待っている
 18時前に銀行出張所のATMへ。お局さまへの御用金の準備である。カードを入れて操作中,女性が立ち去った隣のATMが,ピコピコだったかブイブイだったか,うるさい。なんやねんとのぞき込んだら,現金取り出し口が空いたままである。えっ,取り忘れ?
 見れば,お札がぎっしり。というほどではなく,2枚だけ入っていた。しかも,残念ながら野口さん。なにが残念やねん?
 とりあえずATMから現金を取り出し,自分の払い出しの操作をしながらインターホンで連絡をしようとしたら,使っていたATMが途中で止まってしまった。お支払いできないらしい。なんでやねん。インターホンでの連絡は,取り忘れの2000円の件だけでなく,ATMの不良も加わったのだった。
 出張所には女性3人しかいらっしゃらないようだ。得意分野ではないのか,25分経っても解決できない。結局,本店から男性行員がやって来て,カードを取り出してくれた。すでに40分経過。こんなことで危機管理は大丈夫なのだろうか。
 さて,改めて隣のATMで御用金の引き出しである。3回やったけれど,いずれもインターホンで連絡するようにと言う指示だ。なんでやねん。お兄さんにチェックしてもらう。どうも磁気の情報が破壊されているようだ。再発行には印鑑等が必要である。45分ほどATMコーナーにいて,お金を手にすることなく手ぶらで帰ったのだった。
 2000円を取り忘れた方は,いつ思い出すのだろう。と思ったりしたが,結局,ふたりとも何のために銀行へ行ったんだったか。

2009年5月20日(水)免疫の少しつきしころ
 去年は箱根だった全国お局クラブの集会は,今年は京都が会場である。1年に1度のことなので,それはそれは楽しみにしていたのに,ナント今回の騒ぎで,中止にしようとおっしゃる埼玉のお局がいらっしゃったらしい。罹患すると,周囲に影響を与える立場にあるということが中止理由のようだ。学校等はさておき,小さな趣味の集団でも,このように中止の判断をされるところが多いのだろうか。JRやホテル業界もお気の毒なことである。
 そんなわけで,のんびりと過ごそうと思っていた週末の予定がくるってしまったのだった。代わりに穴埋めをするように責められるし。お気の毒なのは,JRやホテルだけではないのだ。お局さま方には大概のウィルスの免疫ができているのではないかと思うのだが,ただの思い込みだろうか。
 そんなところへ,懐かしい人からの記念日メールが届き,少しご機嫌がうるわしくなったお局である。

2009年5月19日(火)砂土を水で流して
 帰りにスーパーに寄ったら,漬けもの用の洗いラッキョウが野菜売り場に並べられていた。漁港でも,ラッキョウ切りのお仕事がはじまったというお知らせもいただいた。
 我が家の猫の額のラッキョウ畑はまだそれほど大きな実をつけているようには見えないけれど,エシャロットとして植え付けたところから1株だけ抜いてみた。もちろん本物のエシャロットではなく,ただの早獲りラッキョウである。20個近い鱗茎をつけていた。
 とりあえず生のままの今どれエシャロットにマヨネーズを塗り,紫の茎の辺りまで丸かじり。舌にくる苦味とシャキシャキ感がほんのり初夏である。スライスしたエシャロットに鰹節としょう油をかけるのは,明日の楽しみということにした。

2009年5月18日(月)海面を越えればそこが空である
 アゴが出回りはじめた。ちょっとまだ小ぶりである。刺身と山椒味噌で焼いてもらったものを食べさせてもらった。刺身もまったりおいしいけれど,シーズン最初のアゴは,毎年山椒味噌と決まっている。これを食べると初夏を感じるのだった。
 実は,アゴだけでなく,地元近辺で獲れたニシンも塩焼きで食べさせてもらった。近年は,いなば界隈でもニシンが獲れるようだ。アゴより大柄なのに値段は安い。鮮度もよさそうだが,身の締まり加減がいまひとつに感じられた。
 ニシンを初めて食べたのは,30年ほど前の東京の新高円寺近くのお店で,世の中にこんなおいしい魚があったのかと感激したものだ。北海道で食べたら如何ばかりであろうか。
 残念ながら,その時のニシンには遠く及ばなかった。アゴの方が断然おいしい。泳ぐだけでなく,空も飛び回っているから,身体の締まり具合が他の魚とは違うのだろうか。さて,次のお楽しみはアゴの子である。

2009年5月17日(日)ネットワークを使わずに
 いつか我が家のスピーカーを作っていただきたいと思っているタイガー山根さんの,自作バックロード・スピーカーを聴かせてもらった。スピーカーはフォステクスのバックロード専用の限定版20cmフルレンジ・ユニットである。本来は,4wayシステムのミッドバス用にお作りのようだが,単体でも迫力十分だ。なにしろ,箱の重量は,ほぼ大人ひとり分。何枚もある重たい合板を貼り合わせる作業は,ボクのような集中力も根気も体力もない人間には無理である。お疲れさまでした。
 ブライアン・ブロンバーグさんの『HANDS』をかけてもらった。ベースの音しか入っていない作品である。20cmのスピーカーとは思えないしっかりした低音で,真空管アンプのせいか,まろやかで聴き疲れしない。ネットワークを介さないスピーカーも結構楽しめるのだった。
 もちろん,38cmウーファーとの4wayでも聴かせてもらった。一段とシャープな音になって,ふくよか。スタンダードが上がると,我が家のセットがオモチャに感じられてしまうのであった。つらい。

2009年5月16日(土)小雨の中のできごとは
 「こらー,まてーッ。」
 ホームセンター入り口の苗売り場でヤーコンやアピオスを眺めていたら,走って出てきた5〜6人の中学生を追っかけて,お店の制服を着ていない40歳前後に見える男性が出てきた。そのまま全力疾走すれば追いつくのが難しそうだったけれど,全員自転車置き場で御用になった。乗ってきた自転車で帰ろうとするところが,かわいい。その割には,素直に事務室へ行こうとしなかったようで,私服の男性に何度も大きな声で怒鳴られていた。画像に記録されているだろうに,ごまかそうとしてたようだ。子どもである。
 苗売り場にも5〜6名のお客さんがいたのだが,状況はよく分かりながらも,みなさん振り返ってそちらを見るわけでもなく,苗を手に取ったりしてさりげにチラ見だ。さすが,こちらは大人の対応である。
 やがてミニパトが到着し,おまわりさんが事務室方面へ消えた。世の中には怖いモノがあるとか,ミスった時の対応を学習するよい機会である。真面目な大人になるようにね。

2009年5月15日(金)朝昼晩と求めておりぬ
 久しぶりにハードに過ごした。帰宅後も業務の続きである。ディスプレイを見ている時間が長かったので,眼の疲れと肩の凝りがなかなかきつい。目薬をたらし,スポーツ用品屋さんで買った肩ほぐしグッズでくつろいでから,今日の食べたら書けよである。
 相変わらず,ウゲゲゲッとカエルがうるさい。ボクは深夜と朝だけのうるささだが,昼間もうるさいらしい。そんな我が家のことを若い女性にお話ししたら,いやあ過日,私もひどい目に遭ったんですとおっしゃる。
 それは夜中の自販機のお話だった。たんぼが近くにある自販機でカフェラテ系のボタンを押し,取り出し口から缶を取ろうとしたら,きゃあビックリ。周りにびっしりとカエルが張り付いていたのだった。よく見れば,自販機全体にカエルが張り付いていたらしい。カエルが苦手なお局さまなら,その場にへたり込みそうな光景である。田舎の自販機は誘蛙灯なのであった。
 さて,カフェラテはどうなったのでしょう。

2009年5月14日(木)恐竜の滅びし後も
 闇が来る前の空の蒼い頃,駐車場に到着して車から降りたら,顔の近くに黒いモノが飛んできて当たりそうになった。ちょっと飛び方が不自然だったけれど,ツバメかあと思いながら歩いたら,ハウスの辺りでまた一羽を発見。
 なんとコウモリだった。一羽ではなく一匹である。というか,二匹いたけれど。
どこ,どこ,どーこから来たのか黄金バーットである。
 ツバメのような美しい飛行ではなく,蝶のようなヒラヒラ系の不安定感のある飛び方だ。育苗ハウスの脇の,農機具の置かれた出入り自由の大きな倉庫で生活しているらしい。
 子どもの頃は,洞窟にビッシリと逆さにぶら下がっているのを見たこともあるし,職場にもいた。そう珍しくもないのだろうが,タヌキや大きなカエルやコウモリまで集まってくる暮らしやすい土地にボクは住んでいるらしい。黄金バットがカエルをどこかへ連れて行ってくれるとよいのだが。

2009年5月13日(水)裾分けの煮付けの蕗に
 夕食にはご近所からのいただきものがたくさんあった。水蕗と山蕗と筍とスナップエンドウである。それぞれ別々の方からのいただいたらしい。水蕗はあっさりとした煮付け,山蕗は佃煮系の甘煮,筍は煮付けとそれぞれ調理済みである。
 我が家とは少し違う味付けだ。いずれもちょっと濃いめ。我が家はどうも薄味らしい。庭にある太めの里の蕗はそれほど食べたいと思わないのだが,おいしく味付けしてある細い蕗は,珍しさもあってか,なんだか豊かさを感じる。
 さすがにスナップエンドウは調理はしてないけれど,ヘタとスジをむいた状態でくださったのだとか。いずれも,お局のお局のような方達だ。年輪を感じるひとひねりである。
 我が家からはコシアブラのおにぎりくらいしか提供できなかったようだ。という,2009年,田舎の春の終わるころのお話。

2009年5月12日(火)鳴き声の止む時のある
 久しぶりの雨だ。ありがたい。植え付けてから現在まで強風もなく,紐で誘引している野菜苗は順調に成長している。夏野菜の植え付けは,GW後半でも大丈夫だということがよくわかった。早くから苗を並べるホームセンターに乗せられることはないのである。
 そんな湿度の高い今日は,殊の外,池のカエルがうるさい。しかも複数の鳴き声が聞こえてくる。今日は合コンかね。久しぶりの雨をボク以上によろこんでいるらしい。困った連中だ。なにしろ,昨年は,小さな池がオタマジャクシで真っ黒になったのである。
 鳴き声がうるさいのは我が家は我慢できる。というか,するしかない。けれど,ご近所のみなさんは,「ねれんやないか」と思っていらっしゃるのではないか。周辺は高齢の方も多く,就寝時間が早い。夜の8時や9時に部屋の明かりが消えるのである。なのに,カエルは,23時を過ぎても0時を過ぎても,バックロードホーンから流れるヘビメタのようにうるさい。みなさんが,暗い部屋でカエルの鳴き声に耳をふさいでいらっしゃるかも知れないと思うと,胸が痛む。
 鯉はカエルの卵を食べるらしい。池にいるのはメダカと金魚である。カエルには何の恨みもないけれど,ご近所のみなさんの安眠のために鯉を放流するかと思うのだった。しかし,泥沼のような池でも鯉は活躍してくれるのだろうか。

2009年5月11日(月)迷宮を通り抜けたる
 バックロード・スピーカーをお作りになった方から,試聴のご案内をいただいた。38cm3wayの隣に,20cmバックロード用フルレンジを自作され,ミッドバスとして置いていらっしゃるらしい。ナント贅沢なことであろう。ボクには,バックロード・スピーカーだけでも十分のような気もするな。
 相当迫力のある音にちがいない。いちど自分の耳で聴かせていただきたいものだ。お局様と一緒にどうぞというご案内もいただいたので,小田和正ジャズヴァージョンを流しつつ,現在洗脳中である。
 「今流れている音より,10倍くらい迫力のある音で聴けるんだよ。」などと。
 重低音用チェック音源は,ブライアン・ブロンバーグさんの『HANDS』がよさそうである。我が家でしっかりチープな音を聴き込み,その違いがよくわかるようにしておこうと思っているのだった。

2009年5月10日(日)閉じて守りしもののある
 雨がなかなか降らない。水をやっていない畑のジャガイモは脱水状態のようだ。さすがにかわいそうなので,今日は水を少しだけかけてやった。悪いね,砂地で水道もないから,水はアラブ並みに貴重なのだよ。
 ベランダに置いているプランターのジャガイモは,たっぷり水をやっているからだろう,夕方になると朝見た時よりも葉っぱがグングン成長している感じ。手をかけてやることは大事なのだった。
 とはいえ,プランターのジャガイモは,芽が出てからまだ日が浅い。昼間は横に葉を広げているのだが,かわいいことに,夜になると葉を立て,あたかも眠っているように見えるのだった。夜はまだ寒いので,若い芽を守ってやっているのだろう。ベイクドの楽しみだけでなく,ジャガイモは夜眠る?というような観察もできるプランター栽培である。

2009年5月9日(土)やがてかたちのきえてゆく
 GWにどこにも行かなかったので,夜の砂丘へ観光に行くことにした。砂丘のキャンプ場は,正規の駐車場に車が埋まっている程度で,今夜はサイトに余裕がある。子ども達は,春の花火を楽しんでいた。
 世界砂像フェスティバルに向かう海岸沿いの道路はすべて駐車禁止である。会場の駐車場も少なそうだ。裏からまわって行くことにした。ラッキョウ畑から見る漁り火もきれいである。
 さて,フェスティバルの当日券。1300円。
 ...。
 通常は20分ほどと思われる河原から砂丘まで,GW中は2時間以上かかった方もいらっしゃるとか。そんなに苦労してやって来てもらって,おひとり様1300円とは,恐縮である。阿漕なことよのう,因幡屋。
 太陽の下で見れば,風雨の影響を受けたところも目に付くのかも知れないが,ライトアップされた状態だと,細かいことは抜きで雰囲気を楽しむことができた。フライング・ダッチマンは,砂とは思えないようなシャープな表現である。優勝作品は,同サイズのレプリカを毎年広場に残してはどうだろう。って,今年限りのイベントか?

2009年5月8日(金)月満ちる夜のテーブルに
 最近あちこちのお店でコシアブラを見かけるようになった。「油芽」等と書かれ,わずかばかりのパック詰めに200〜300円という値段がついている。群生している山へ行けばいくらでも採れるから,お小遣い稼ぎになるのだろうか。
 そんなこともあってか,この時期,ボクしか採る者はいなかったと思われる杉林の中のコシアブラが荒らされていた。といっても,もちろん自分の山ではない。山の持ち主が下刈りついでにお採りになっただけなのかも知れないから,えらそうなことは言えない。それにしてもかなり広範囲に渡っての根こそぎ状態で,ご近所にお裾分けレベルではないような気もするのだった。先っちょのおいしそうなところは少しは残してほしいな。
 そんなわけで,採集してきたコシアブラは,少し開き加減の芽が多い。テンプラ少々と,コシアブラご飯にしてもらった。出汁とみりんと薄口しょうゆと酒で炊いたご飯に,ごま油で炒めたコシアブラを合体。口の中に森の香りの広がる一品というか,クセになりそうな香りで,弁当にも使える優れものである。
 先に芽を摘んでいた人があればこその楽しみ方ができたのだった。

2009年5月7日(木)古い車を動かせるのは
 世間の大型連休中,出かけた先で知らない人から2回声をかけられた。一度目は車に乗ろうとした時に,もう一度は車から降り時に。ほとんど雨が降らなかったので,買い物などはすべて117に乗って出かけたのだった。
 「懐かしいなあ」
 「ほしかったんですよねえ」
 「メンテが大変でしょう」
 「マフラーは新しいけど,部品があるんですか」
 「丸目ではないんですねえ」
 「新しい車はお金を払えばなんとかなるけど,数が少ないんだろうからなあ」
 どちらも,年の頃は似たような方である。後ろをみたり,前にまわったり。最近の若者には車にそれほど関心のない人も多いらしいが,昔の若者の楽しみは,車やオーディオや三角ベース野球くらいしかなかったのだろうか。
 それにしても,助手席にはお局さまが乗っていたこともあったのだが,どうも眼中に入らないらしい。117よりもっと年季がはいっているんだけどな。

2009年5月6日(水)クランクをまわせばなにか
 連休中,毎日職場に顔を出した。おかげで,ぎっくり腰を心配していた腰が快調だ。階段があればこそである。
 さて,スーパーに買い物に行ったら,「隅の方で,おじいさんは見ているだけで,おばあさんがジャッキ・アップしていたわよ。パンクしたんじゃない」とお局さまがおっしゃる。助けてあげないの,というニュアンスが込められているようだ。どれどれ。確かに,駐車場の一角でおばあさんがジャッキ・アップしていた。おじいさんは立って見ているだけである。
「なんじゃい,そちはそれでも男かあー」
などと言うわけはなく,「パンクですかー?」
「さあさあ,ワシが肩を痛めてましてな」
 .....。
 世の中,自分の狭い思考範囲で物事を判断してはいけないのである。それはそれは。おばあさんに代わってジャッキアップをした。失礼だが,どうも安物のジャッキのようで,クランクがとても重たい。おばあさんでは大変である。
 大した仕事ではないのだが,感謝していただいた。人助けと言うより,お局さまのためである。情けは人のためならず,お局さまのためなのだった。きっと,よいことがあると思うな。

2009年5月5日(火)ポットの苗の先端を
 階段トレーニングのおかげか,腰の調子も大分よくなったようだ。とりあえず,今日の職場は早めに切り上げさせてもらい,GWに取り組もうと思っていた自分の仕事や頼まれていた仕事を片付けた。よい仕事をしたとまではいかないが,終わればこっちのものである。
 夕方は,お向かいのハウスの苗生産のおじさんから,ミニトマト等の苗12鉢を1500円で分けていただいた。接ぎ木してあるしっかりした苗も多いので,大変格安である。
 「やっぱ,消毒をしないとダメですよねえ。」
 「あたりまえだわいや。ここになるまでに3回くらい消毒しとるだぁで。」
 「えぇ,そんなに消毒してるんですかあ。」
 「なんだぁ虫の食ったのが安全ちゃあなことを言うだらずがおるけど,売り場に置いてみいな。きれいなのから売れていくで。ほんに,かばちばっかりだけ。まぁ,消毒はさておき,朝出勤する前に苗を見てやるとか,愛情をかけたげんさいな。百姓は365日一所懸命やっても失敗することがあるだで。」
 ははあ,御意にござります。ボクには厳しいが,野菜には愛情をかけるおじさんなのである。
 「大体,忙しいもんが自分で作らんでも,百姓が作ったのを買やあええだがなぁ。」
 .....。
 そりゃあ,その方が立派なのができると思うんですけどねえ。まっ,ままごと遊びをしてみたいんですわ。という,家庭菜園夏野菜の部がしょんぼり始まったのだった。

2009年5月4日(月)渋滞のコンバーチブルの
 今日もトレーニングのために職場へ。って,トレーニングがメインということはないけれど,今日は階段を三往復もした。休日に職場へ行く生活はしたくないのだが,まっ今年の業務はそんなこともしないといけないのである。いっそ,毎日出勤するかという,世間の流れに逆行するような今年の大型連休の過ごし方である。
 それにしても,あちこち車の流れが悪い。昼前に一度帰宅した時は,通常の2.5倍の時間がかかった。午後は,県外の皆さまがあまりお通りにならない裏道を利用して帰った。砂丘方面はどの道路も混んでいる。まったりと渋滞をお楽しみになるのが,大型連休の正しい過ごし方なのだろう。
 夕方の畑仕事を終え,砂丘のキャンプ場へ行ってみた。車が駐車場からあふれ,道路脇にも止めてある。テントは数える気がおこらないほどの密集状態だ。バーベキューをするのも窮屈そうにも見えるけれど,とりあえず,ようこそようこそである。近所を通る車が増えるくらいで,ボクには直接的な恩恵はないけれど,まわりまわってありがたいこともあるに違いない。とりあえず,キャンプ場近郊のコンビニやスーパーマーケットのみなさんは天気がよくてよかったと思われていらっしゃることだろう。
 小型でよいからボクにも連休をだれかくれないだろうか。

2009年5月3日(日)歩き方変えるしかない
 昨日の勉強会の椅子がソファだったせいか,その上姿勢が悪かったのか,腰がやや疲れ気味である。ちょっと心配。職場の業務へ出かけたのだが,ボクのメインの勤務場所は4階である。階段を2往復して,しっかりトレーニングをしておいた。家にいれば,一階だけですべてを済ませてしまうところだ。健康は階段から。『Stairway To Health』である。まっこと,ありがたい職場なのだった。
 今日は,お局さまのお友達が東京からいらっしゃって,歓迎会もあった。屋根をあけて,みなさんとドライブをさせていただいた。たくさんの女性に囲まれ,まっこと幸せなドライバーである。多分。
 そういえば何の休みだっけと考えたら,憲法の日だった。ベアテ・シロタさんに感謝する日である。とりあえず,樹村みのりさんの『冬の蕾』を読み返すことにした。

2009年5月2日(土)連休の最初の夜は
 いつもより早く起きて,午前中に職場でひと業務。なかなか充実したGWのはじまりである。
 そんな日の午後は,ほぼ10時間の勉強会だった。今日は,遠くのみなさんもたくさん参加していただき,フルメンバーに近い集まりである。
 「リアリティを持たせるためにどういう場面を持ってくるか」とか,「自立することは頼ること」と言ったフレーズがボクの記憶に残っていた。
 都市部在住のみなさんには,「こごみ」がわからなかったり,「最終便」と言うのは,都会の飛行場近くにお住まいの方には特定するのが難しいことなのだ,ということがよく分かった勉強会である。

2009年5月1日(金)プラスチックのテーブルで
 中部へおでかけ。午前中の長かった講演のせいで,午後の部の開始時間まであまり昼食時間がとれない。
 「こんな時はカレーですかね。あそこのカレーはおいしいらしいですよ」と米子の方がお薦めになる店へ向かった。外食では滅多に食べないカレーを食べることになった。満席である。ラッキー,隣のラーメン屋さんでもと思ったが,店外の他店との共有スペースと思われるテーブルに案内された。出前をしてくださるようだ。商売上手である。
 お店の人にお聞きしたら,カツカレーが人気だとか。じゃあコロッケ・チーズ・カレーをお願いします。...。だったら聞くなよ。
 コロッケに,とろけるスライスチーズが巻き付けてある。スパイシーでコクがあって適度な辛さだった。我が家のカレーはまだまだである。次回は「甲イカのゲソフライカレー」を食べてみようと思ったのだった。
 マルタさんのサイン入りポスターが無造作に画鋲で留めてあったのが,なんだか切なかったな。

2009年4月30日(木)パセリとかトマトの苗に
 三日月の下,プランターや植木鉢のナメクジ退治をしていたら,隣家に人影。夜の10時。何しろ98歳前後のおじいさんとおばあさんだけのおうちである。就寝時間はいつも早い。8時を過ぎればいつも真っ暗なのだ。
 影の人物は,窓をたたいたりされていたようで,そのうち部屋の明かりが点いた。「まさるやがな,まさる。帰ってきたんや」という大きな声も聞こえてきた。おじいさんが懐中電灯を持って出てきて,何やら会話があった。夜の訪問者は家の中にお入りになったようだ。
 風呂上がりのつれあいにそんな話をしたら,「あら,子どもさんは娘さんだけのはずよ。誰かしらねえ。でも,おじいちゃんは普通のタマじゃないから大丈夫」って,どんなおじいちゃんやねん。なにが大丈夫やねん。
 PCの向こう側に見えるおじいさんの部屋の明かりは10時23分に消えた。高齢の方は少し気にしてあげないとね,というか,すっかり家政婦さん状態の夜である。

2009年4月29日(水)イノシシの食みし残りを
 宿題を済ませてからタケノコ掘りに行ってみた。それはそれは見事なほどイノシシが荒らしていた。先んずればタケノコも制すのである。人生早いモン勝ち。掘りまくった20〜30cmの穴の数は100を超えていそうだ。昨夜食べたと思われる新鮮そうなものもあって,結構上の部分は食べ残している。タケノコの上の方はあまり好みではないらしい。というか,皮が多いから面倒なのか。困ったことに,ボクと同じ好みである。タケノコは下の周りにイボイボがある辺りがおいしいよねえ,うり坊だかボタンちゃん。
 30分ほど斜面を歩き回り,彼らのお目こぼしの小さなタケノコ6本を掘った。残してあるタケノコの周辺には太い根っ子が這っていて,掘りにくいところばかりだ。まったく,食えない連中である。
 掘ったタケノコを抱えて斜面を降りる途中,もう少しで平地に着くと安心したのか,つれあいは斜面を滑り落ちてお尻が泥だらけである。99.9里をもって,半ばとせよである。イノシシは,人生の厳しさをいろいろと教えてくれるのであった。
 イベリコ豚ならぬタケノコイノシシはおいしいのだろうか。誰かボタン鍋に誘ってくださるとうれしい。

2009年4月28日(火)乗せ換えたハードディスクに
 ここのところ,ジャンクなミニノートLOOXの復旧に励んでいる。OSも入っていなければ,CDドライブは付いていない。バッテリーは数分しかもたなく,USBも認識しないというジャンクぶりである。
 とりあえず,CDドライブ付きの別のノートPCにLOOXのHDを格納し,OSやソフトを組んでみることにした。キーボード部分を開け,HDを取り出す。ここのところ,裸のHDを見慣れてきたので,なんだか怖いモノなしである。2000をインストールしてみた。無事終了し,LOOXにHD乗せ換えて走らせてみた。ロゴが出るところまで立ち上がった後,起動中のまま,青地に白のエラーメッセージが現れてフリーズである。残念。ドライバか何かの問題だろうか。
 あれこれ試した結果,98だとLOOXでも立ち上がった。しかし,外部とのデータのやりとりはどうすればいいのか。困った。
 と思っていたら,カードスロットルがついている。LANカードを差し込んでネットのメールでやりとりができるかも。HDを再び取り出し,エアステーションも組み込んだ。動作はすごく遅いけれど,つながった。とりあえず,老後の楽しみをLOOXで続けることができそうである。ジャンクなノートにすっかり遊んでもらったのだった。

2009年4月27日(月)全紙に焼かれし少年の
 写真の個展を開いていらっしゃる方のところへ表敬訪問。影が効果的に使われていますなあ等と作品を見ていたら,年配の女性が,どこかいい写真教室はありませんかねえとおっしゃる。まっ,ギャラリーを経営していらっしゃる方にお聞きしてくださいね。
 カメラをぶら下げた男は何かと怪しまれるようだが,カメラを向けたのが年配の女性であれば,写された方も抵抗が少ないかも。よい写真を撮るチャンスは女性の方に多い時代になってきているのかも知れない。
 その後,ホームセンターへプランター等を買いに行ったら,あらっ,レジに同級生の女性。「おばちゃんになられましたなあ」というような言葉はぐっと抑えて大人の対応をしたが,自分も立派なおじさんになっているということである。ちょっと寂しかったりしたのだった。
 さらにその帰り道の葬祭センターの近くには,元禄さんというおうちの葬儀の案内看板があった。初対面ですぐに覚えてもらえそうな苗字だ。うらやましいね。おつきあいしている人の少ない世間の狭い男なので,元禄という苗字に出会ったのは初めてのことだ。同級生とばったり遭ったりする狭い街なのにな。
 元禄寿司の関係者の方かと思ったが,残念,違っていた。

2009年4月26日(日)コーン紙の大きく揺れて
 ピアノトリオ等のベースラインを追っかけるのが好きだ。とはいえ,ベースだけのアルバムとなると,我が家にはデイブ・ホランドさんの30年以上前の『EMERALD TEARS』という作品しかない。これが残念なことに,指弾きばかりでなく,弓も使われれているので,あまり愛聴盤というわけでもないのだった。基本的にアルコは苦手なんです。すいません。
 さて,先日,ブライアン・ブロンバーグさんの,『HANDS』というアコースティック・ベースのソロ・アルバムが発売された。キングレコードさんの「低音」シリーズの1枚である。これはすごい。わが家のちゃちなオーディオでも,スピーカーの近くで聴けば,指の動きや弦の揺れている様子が感じられる。
 ジャコさんやビートルズやツェッペリン等の馴染み深い曲も多い。ベース・ソロばかりなのに,愛聴盤になりそうである。

2009年4月25日(土)いびつな形に切られたる
 勤務日である。楽しい夜間業務も済ませて帰宅したら,テーブルの上に大量のコンニャクが置いてあった。枚数にして,25枚ほど。総重量は4.5kg以上。コンニャク好きのボクのために,つれあいが作り方を教えてもらってきたらしい。GWは,コンニャク三昧である。
 備忘のため,習ってきたレシピを残しておくことにする。
 材料は,コンニャク生芋1kgに水3.6リットル,炭酸ソーダ45g,熱湯1カップ。
 よく洗ったコンニャクの生芋の芽や根をとる。生芋を適当な大きさに切り,水を入れた鍋の中で柔らかくなるまで煮る。その後,芋をミキサーにかけてのり状にし,鍋に戻してスリコギでよく練ってから,熱湯に溶かした炭酸ソーダを合わせて手早く練る。水で濡らしたバットに入れ形を整え,固まるまで置き,250gくらいの大きさに切る。熱湯で35分茹でた後,水にさらすと完成らしい。
 とりあえず,明日はすじ肉と煮込んだどて煮や,ピリ辛炒めで発泡酒が飲めるのではないかと思っているのだった。
 お世話になったおばさまに感謝。

2009年4月24日(金)ゆつたりとしたテンポで歌う
 今月も,『DEAR OLD STOCKHOLM』が重なって発売されていた。ウォルター・ラングさんと,ストックホルム・ジャズ・トリオの2枚。どちらもヨーロッパ系である。夜中に聴いても,ご近所にそれほど邪魔にならないだろうという聴きやすいピアノトリオだ。
 そんなウォルター・ラングさんのアルバムには,美空ひばりさんの『リンゴ追分』が収録されている。もちろんスローテンポではじまるのだが,途中からドラムスがテンポアップして,リンゴの花びらはチラチラハラハラ風に吹かれて大量に散っていくのであった。
 そういえば,大西順子さんの『リンゴ追分』はどんなテンポだったっけ。と思って引っぱり出したら,最初のドラムス部分からすでに一工夫のアップテンポ。さすが。比べるのが間違っていたのだった。なにしろ,延々20分の『リンゴ追分』変奏曲である。
 次からは,『リンゴ追分』が演奏されているアルバムも買ってみようと思ったりしたのだった。

2009年4月23日(木)終わりたるモラトリアムの
 GWが近い。我が家に,いっしょに遊ぼと声をかけてくださる方もあったり,昔の方を偲ぶ会などのお誘いもあったり,お勉強もあったり,家庭内でやるべく業務もあったりで,結構立て込んでいるらしい。我が家のマネージャーによれば。
 立ち上がりから割合よく働いているので,ちょっとゆっくりさせてもらいたいと思っているのだが,スケジュールを調整していただけないだろうか,ジャーマネさま。落ち着いて取り組みたいこともあるんだよね。
 という,終わってしまえば,何をやっていたんだかという日々になるような気もする休日のことに思いを馳せている夜である。
 出しっぱなしにしていたバド・シャンクさんのケースをラックに戻したら,何故か,そばにデビッド・フォスターさんの『セント・エルモス・ファイアー』の入ったCDがあった。なんだか,かき立てられるような切ないようなメロディが懐かしい。よいGWになりそうな気がしてきた。

2009年4月22日(水)木管の楽器を抱きて
 バド・シャンクさんがお亡くなりになっていた。82歳。88歳のデイブ・ブルーベックさんも病気で入院中らしい。どちらもウェスト・コースト・ジャズで活躍されたミュージシャンだ。
 アート・ペッパーさんやフィル・ウッズさんには及ばなかったけれど,アルト・サックスばかり聴いていた学生のころのお気に入りのひとりだ。スマートで,切ないフレーズが思い浮かぶ。
 ただし,時々フルートを演奏されるのが,当時のボクにはちょっと馴染めなかった奏者である。特に,『ダニー・ボーイ』という曲名に期待して買ったら,フルート演奏で,とてもがっかりしたのを思い出す。アルバムには変化があった方がよい方もいらっしゃるのだろうが,ボクは融通がきかないリスナーなのかも知れない。アルトでやって欲しかったな,『ダニー・ボーイ』。
 とりあえず今夜は,『カル・テク』の『ヴァーモントの月』を聴きながら偲ばせてもらっている。

2009年4月21日(火)散らばりし素焼きの破片
 前回の強風時には,シンビジュームの鉢がたくさん倒され,花芽が落ちてしまった。昨夜は,室内に入れる等の対策を講じて準備万端で眠ったのだった。いゃあ,それでも強風のやつはすごい。庭の植木鉢は9鉢ほど倒されていた。ほとんどはプラスティック系の鉢だ。バケツやら収穫用のコンテナなども転がっている。どれほどの強風だったのだろう。
 幸い,我が家の被害総額は70円ほどである。農家のみなさんには影響はなかったのだろうか。
 近隣の道路には,ゴミの収集箱や植木鉢の破片が転がっている。そういえば,ブロックの上にたくさん鉢を置かれていた家だったなあ等と思いながら,路地を歩いたのだった。帰宅する時には,再び鉢がきれいに並べられていた。おつかれさま。
 風に吹かれてくらいならよいが,強風に吹き飛ばされてというのは嫌だな。

2009年4月20日(月)脇芽のあとも黒ずみて
 雨が降ってきたかと思えば,風もでてきてにぎやかな夜である。ほどほどの風にしてもらえないだろうか。
 標高24mの庭にあるタラもコシアブラも,食べる気の起こらないような枝振りである。春はすでに逃げる態勢のようだ。少し高地に行って採集することにした。車で8分走れば,150mほどの立派な山である。山桜はまだ花をつけ,コシアブラはちょうどおいしそうな芽が伸びていた。途中の道端にあったタラは,どの木もほとんどの芽が取られた後だったが,コシアブラはまったく手つかずである。ありがたいことだ。
 昨日,タケノコをいただいていたので,今日は,タケノコの煮付けと,コゴミとコシアブラのテンプラである。今年も,おいしいとれたての春を食べることができたのだった。

2009年4月19日(日)復元されしファイルの中に
 老後の楽しみ用に毎月の実況のメモをとっていたノートPCが,ハードディスクを認識しなくなった。大量のメモがHDに保存されている。このままでは,快適な老後を迎えることができないのである。HDのトラブル処理は一度経験済みだ。まっ,ケースを入れ替えただけだけれど。二匹目のどーじょを狙ってHDケースを買い,修復作業に挑戦してみた。
 ノートのHDDをはずす。ナスカの地上絵のような美しい配線のケーブル・アダプタが邪魔である。よくわからないけれど,このケーブルがあるとHDケースと接続できない。ブチッと引っぱってちぎり,HDD本体を直接ケースの接続部分に挿入した。USBでデスクトップのPCに接続し,様子を見る。認識した。ヤッホーである。で,くだんのメモ・ファイルを探すが,どこにもない。どゆこと。
 困ったあげく,久しく使っていなかったデータ復元ソフトを使ってみることにした。ファイルがかなり破壊されているらしい。どうか復元できますようにと願いながら,復元処理作業をお願いした。
 願うことは大事だ。いやあ,エライね,あんたは。もつべきものは,友と復元ソフトとわずかばかりのお金と想像力である。懐かしい実況中継メモ・ファイルが復活していたのだった。そんなわけで,きょうはすこぶる機嫌がよいのである。

2009年4月18日(土)うなだれてクロスロードに
 今日はお友達に大変お世話になった。というか,いい仕事をしていただいた。無理をお願いしても助けてくれる友達がいるというのはありがたいことである。感謝。
 という業務を終え,昼前に自宅に向けて走っていたら,バイパスの辺りから我が家の近所のさらに子どもの国方面まで,車がほぼ数珠つなぎ状態だった。初めて見る光景である。交差点には,おまわりさんも。砂像関係の渋滞のようだ。午後は,飛行場までつれあいを運ぶ予定になっている。搭乗時間に遅れると困る。予定していた時間より早く自宅を出た。残念,渋滞は終わっていた。砂像フェスティバルの開会式等が終わり,ちょうどみなさんがお帰りの時にぶつかっただけだったのかも知れない。おかげで,打吹公園だんごをゆっくり買うことができた。某大臣のまんじゅうは買わなかったけれど。
 夕方の砂丘方面の様子を観察に行ったが,砂丘の手前のトンネルを抜けたら,市内方面への車がつながっていた。左折して帰ることにした。晴れた土日の砂丘界隈は,当分,自転車がよさそうである。

2009年4月17日(金)座して向きあう動物の
 15時を過ぎたころの上空がにぎやかである。ジェット機が飛び交っている。18日にブルーインパルスの曲芸飛行があるらしい。
 「ああ,あのフライング・ダッチマンが優勝したという砂像の開会式ね」
 「30億円くらいするんでしたっけ1台が?」
 などとコーヒーを飲みつつ窓から外を眺めていたのだった。
 明日は,この界隈の車の通行量も増えるのだろう。
 というようなことを考えながら,フライング・ダッチマンと言えばトーキング・エレファントというレーベルが思い浮かぶなあと思っていたのである。共通しているのは,ingだけなのに。
 トーキング・エレファント・レーベルは,熱心にWISHBONE ASHのアルバムを発売してくれる,変わったイギリスのフォーク・ロック系レーベルである。クリアなギターのお好きな方が経営していらっしゃるのだろうか。なにしろ,1972年発表『百眼の巨人アーガス』の2008年ライブ盤を制作されているのである。右のスピーカーから聞こえる,還暦間近のパウエルさんのギターは昔と遜色のない音色である。
 『アーガス』のころのアンディ・パウエルさんは,まだ22歳。若い時からいい仕事をする人は昔も今もたくさんいらっしゃるのだった。

2009年4月16日(木)ダッチオランダネーデルラント
 世界砂像選手権で優勝した作品のタイトルは,『さまよえるオランダ船』だそうだ。喜望峰沖で嵐に遭ったオランダ船が永遠に海をさまよい続けるというオランダの伝説を元にした作品である。
 フライング・ダッチマンのことであろう。懐かしいな。
 フライング・ダッチマンと言えば,ワグナーではなく,『この素晴らしき世界』をお作りになったボブ・シールさんが思い浮かぶ。1970年代にちょっと流行ったジャズ・レーベルをお作りになった方だ。ミュージシャンは,もちろんガトー・バルビエリさん。
 帽子とサングラスをかけた,怪しげで,ジャンクなミュージシャン扱いされるテナー・マンである。好きだといえばバカにされそうだが,1970年代のボクはラテン系哀愁のテナー・ブローにすっかりはまっていたのだから仕方がない。『アンダー・ファイヤー』と『ボリビア』は今でも時々聴くことがあるのだった。
 そんなわけで,ネーデルラントのマテイン・リガースさんの優勝を祝し,ガトーさんの『LAST TANGO IN PARIS』を聴いている夜である。

2009年4月15日(水)助手席に座ったままで
 倉吉までドライブ。ついでにオイル交換をした。4.5リットルで3100円。いつもニコニコ現金払いである。平日だからすぐ終わるだろうと思ったのだが,待ち時間と交換時間でほぼ1時間かかった。担当してくれた真面目そうな若者によると,土・日はもっと大変らしい。ピットには,オイル交換だけでなく,タイヤ交換の車がボクの前に2台もあった。助手席に乗ったままで作業の終了を待っている女性もいらっしゃる。
 ETCの相談をされていた人も2組あったけれど,店員さんにお聞きしたら,商品が不足しているので,下手をすると取り付けは夏くらいになるかもという話であった。
 ETCの車載器セットアップによって,財団法人・道路システム高度化推進機構に,システムセットアップ料金525円,カード発行料として約95円が入っていくのだそうだ。道路システム高度化推進機構は,国土交通省の局長さん等の天下り先である。世の中は,そんなふうにできているらしい。
 いつもニコニコ現金払いの車の方を安くしてもらえないだろうか。

2009年4月14日(火)ピックは使わないで弾く
 安物のブルーレイ・ディスク・プレーヤーが到着した。
 インタビュー付きで安価だったから購入してしまったジェフ・ベックさんの「Live At Ronnie Scotts Club」を見なくてはいけないのである。めったに見ることのできないジェフ・ベックさんのライブ映像が,たいへん美しい状態で収録されている。フィンガー・ピッキングやトレモロアームを多用する様子がよくわかる,極上のロック映像作品である。
 とても63歳とは思えない,若くてカッコイイ緊張感あふれる演奏だ。「スキャッター・ブレイン」も「ビッグ・ブロック」も何度もリピートである。ヴィニー・カリウタさんの激しく正確なドラムスや,21歳のタル・ウィルケンフェルドさんのメロディアスなベースが,ジェフ・ベックさんのやる気をかき立てるのだろう。ボーカルはとらずに,ギターに歌わせているのだった。楽しんでいるように見えるけれど,演奏中は客席を見る余裕はないらしい。
 ジミ・ヘンさんの演奏を見て廃業を考えたというジェフ・ベックさんの演奏を見て,ギター弾きをあきらめた人も多いのではないか。
 チャレンジングに好きなことをやっている人は,ホント若いね。

2009年4月13日(月)カートリッジにわずかに残る
 朝から汗ばむような暖かさである。上着を脱いで仕事をしてみた。肩が軽くて楽だ。いいねえ春は,と思っていたら,「灯油を買ってこないと,灯油缶はもう空っぽよ」と言われた。
 「えーっ,もうストーブはいらないんじゃないの」
 「何言ってるのよ,明日は雨になって寒くなるらしいわよ」
 にわかには信じがたいことである。
 疲れて帰ったあとにGSへ行くのも面倒だ。ファンヒーター内部にわずかに残っている灯油だけで,今シーズンを乗り切ることに決めた。天気予報が外れますように。
 これで,当分灯油の匂いをかぐこともなくなるかと思うと,ちょっと寂しい。

2009年4月12日(日)足の下にも地下茎は
 絶好のサイクリング日和である。ドロップ・ハンドルの自転車で,ツール・ド・イナバ河川敷コースに繰り出された方もいらっしゃったようである。おつかれさまでした。ボクは,アシスト付きの自転車がいいなあ等と,まっこと根性のないことなのだった。ということで,ホームセンター等の自転車売り場を覗いてみた。9万円前後で売られていた。まだまだである。
 自転車で身体を動かすのはあきらめ,草取りや部屋の片付けに取り組んだ。蔓桔梗やミントは,冬の寒さに負けることなく大量に繁殖している。蔓桔梗は紫の花が美しいけれど,繁殖力の旺盛な花は雑草,という勝手な定義で,あちこちに伸びている地下茎を抜きまくった。
 土をいじったおかげでザラザラの指である。根性があるのは,右手の指だけらしい。

2009年4月11日(土)シルエットの流れて写る
 先日の朝5時頃に,耕耘機と大型トラックの衝突事故があって,近郊のお年寄りがお亡くなりになった。5時は我が家にはまだ深夜だが,さあこれからがんばるぞという時間の人もいれば,疲れたなあという時間の人もいるのだろう。せっかくの春なのに。
 ビル・エバンスさんの『You Must Believe in Spring』を聴いているうちに,今年の夜桜も見ておこうということになった。センチメンタルな気持ちが増幅されるアルバムである。
 あちこちにブルーシートの敷かれた久松公園は,若者などで大変にぎやかだ。ライトアップされた仁風閣を撮ってみたら,充満していたバーベキューの煙も写っていたのだった。
 そんなわけで,来年の春がボクにも来ることを信じてもうひとがんばりということにした。 

2009年4月10日(金)足もとに飛び来たる
 桜の花を見に行った。
 高校のグラウンドで,新入生に対する校歌や応援歌練習が行われていた。新入生がいびられている姿が面白いのか,花見客と思われるみなさんも,グラウンド脇にたくさん並んでいらっしゃる。「Roman holiday」の昔に限らず,他人の苦しんでいる姿を見るのは楽しいことなのかも知れない。毎日,1時間ほど練習が行われていて,今日は3日目なのだとか。
 応援団の男子生徒はもちろんだが,チアの女子生徒のみなさんも,なかなか大きな声で新入生を鼓舞している。場面によっては,チアのみなさんの方が迫力ありそうにも見えた。新入生のみなさんは,ドキドキビクビクしながら,勇ましい曲を歌っているのだろう。
 花見を終えて帰るころ,ちょうど練習も終わったところだった。応援団長の終了の言葉があっても,新入生はすぐに終わった喜びを見せるわけでなく,しゃがんだり腰を伸ばしたり,それぞれの動作は何だかぎこちない。まだ,新しい人間関係に馴染んでいないからか。終わった喜びは,徐々にゆっくりと広がっていくように見えたのだった。おつかれさま。
 さて,いつまでこの伝統は継続することができるのだろう。

2009年4月9日(木)陶器に入れし補水液
 よく歩いた。
 それなのに,水分補給をしない午後だったので,今日の発泡酒はとてもおいしい。ご褒美にショートボディが追加である。その後コーヒーも飲んだのだが,それではきちんとした水分補給にならないとうるさい。血液がドロドロになってつまるわよ等と脅かす。
 そんなつれあいがここのところ愛飲しているのが,ドラッグ・ストアではちょっと探すのが難しいところに置かれている,オーエスワン(OS−1)という補水イオン飲料である。二日酔いにも効くらしい。
 医師から脱水状態時の食事療法として指示された場合に限りお飲み下さいとか,医師,看護士,薬剤師,管理栄養士の指導に従ってお飲み下さい等とあるけれど,我が家の場合は,つれあいの指示によって飲んでいる。大丈夫だろうか。

2009年4月8日(水)未使用のビデオテープが
 恐れていたことだが,ジェフ・ベックさんの映像ディスクが届いた。『performing this week』である。発売予定日を過ぎてもなかなか届かなかったので,ありがたく思っていたのに,とうとうご到着だ。
 安さに誘われ,何ヶ月か前にBlu−rayディスクを予約していたのだった。もしかすると,発売されるころにはブルーレイ・プレーヤーがどこかから届いているのではないかと期待していたのである。もちろん,そんなプレーヤーをくださる人はどこにもいらっしゃらなかった。
 クレジットを見ると,3時間以上の映像が収録されている。NHK BShiで放送された以外の演奏や,ボーナスとしてインタビュー映像もある。み,見たい。
 そんなわけで,ブルー・レイ・ディスクは1枚しかないけれど,再生する安価なプレーヤーを物色しなくてはいけなくなったのだった。
 ベータマックスとか,レーザー・ディスク・プレーヤーとか,悲しい運命になった装置もいくつかあるのだが,ブルー・レイ・プレーヤは長く使うことができるのだろうか。購入してもいないのに,そんな心配をしているのだった。

2009年4月7日(火)左手に花びらふたつ
 仕事で花見ができないだろうと,桜の花びらを届けてくれる人があった。ありがたいね。そんなふうに思ってくれる人のあることが。
 酔っぱらったおじさんやおばさんに話しかけられたりつきまとわれたりされたらしい。さすが桜である。花の下にいる人を少し変えてしまうのであった。ほぼ満開だとか。
 それにしても,ピンクは裏側に少しついている程度で,意外に桜の花は白いよねえ。とはいえ,木蓮の白さとは違うし,不思議な白というか桜色だねえ等と隣席の方と話したのだった。
 勤務後に,城跡界隈を通ってみた。街灯が少し邪魔しているような気がするけれど,ぼんぼりの灯りで見る桜は妖しくも美しい。駐車スペースはすべて車で埋まっている。週末の夜も人出が多くなりそうだ。
 にぎやかなところはあきらめ,夕食後に近所の公園付近へ夜桜見物に行った。誰もいない。結局,高台から街明かりを見ていた時間の方が長かったのだった。人の作ったものも,もちろん美しい。

2009年4月6日(月)蛍烏賊炙るコンロの
 可憐なホタルイカをたくさんいただいた。春の味である。富山が有名だけれど,山陰の漁港の水揚げも多いらしい。生きているわけではないので,沖漬けというわけにはいかないのが残念。
 プロは目もお食べになるのだろうか。素人の我が家は,毛抜きで目をつまんでから,しょう油の中にたっぷり「置き」漬けである。イカの香りが凝縮されている感じがして,つぎつぎと箸を出してしまうのだった。
 とはいえ,生に近い状態ばかりではちょっと心配。後半は,軽く炙って日本酒のお伴にした。さらに香ばしくなって,おいしい。
 冷凍にした残りは唐揚げの予定である。生でも煮ても炙っても揚げてもおいしいホタルイカなのだった。ありがとうございました。人に喜んでもらえる存在になりたいものである。

2009年4月5日(日)青空のもっと深くに
 青空である。その時間に空を見上げたけれど何も見えなかった。テーブルの下にはもぐらなくても良かったらしい。
 桜の並ぶ袋川土手にはたくさんの花見客がいらっしゃる。まだ満開になっていない枝も多い。本格的花見は来週ということにし,117クーペに乗って菜種島を見に行った。島が菜の花であふれているのかと期待したのだが,ところどころに黄色が見えるだけであった。菜の花を楽しむのは,河川敷の方がよさそうである。
 帰りは砂丘道路をドライブした。福部のラッキョウ畑の緑がきれい。そのラッキョウ畑近くのオアシス広場にたくさんのテントが張られていた。今日から,「世界砂像フェスティバル」用の砂像制作が行われているのだった。中には入ることができない。柵の外から眺めさせてもらった。電線が邪魔だと思うのは気のせいだろうか。
 開催期間は,4月18日(土)から5月31日(日)まで。テーマは「世界の童話」だとか。ただでさえGWのころは道路が混み合うのに,今年の砂丘界隈はいちだんとひどい渋滞になりそうである。

2009年4月4日(土)テーブルの下にもぐると
 今後のニュースにご注意をとアナウンサーは呼びかけるけれど,何を注意するねん。とりあえず,台所のテーブルの下にでももぐっておくことにするかねえ,と夫婦で話した。我が家のシェルターはテーブルの下である。
 「ところで,パジャマくらいは着替えておいた方がいいんじゃないの?」
 という,危機感のない朝の我が家である。
 その後ミサイルはどうなったのかということはほとんど気にせず,お勉強に没頭した,11時間。とても勉強になった。
 いつものメンバーに加え,大阪から飛び入り参加の方がおありだったのである。水玉模様のスカーフをされた,自分のスタンスは簡単に譲らない精神の素敵な女性だ。地方の小さな集まりで,こんなビッグネームと一緒に語り合えるというのは,レアなことである。ありがとうございました。初めて加わられた方もきっと喜ばれたことだろう。あなたもゲストに負けないくらい刺激を与えて下さいましたよ。未来のたっぷりある若者は羨ましいね。

2009年4月3日(金)われの野望はブリッジが
 PCに向かって明日の予習をしていたら,眠ってしまっていたらしい。
 「ブリッジで走るんだって。見て見て」
 というわけのわからない叫びで起こされたのだった。隣の部屋でTVを見ていたつれあいの声である。
 「なんやねん,瀬戸大橋で競争でもするんかいな」
 と思ったら,「ナイトスクープ」に出演している高校生が,ブリッジをした状態で走るのだとか。そんなことで起こさないでくれ。いや,起こしてくれて助かったよ。
 くだんの高校生は体操教室の小学生に負けてしまったけれど,いつかオリンピック競技になる日が来るのだろうか。そんな日が来たら,彼は「ブリッジ・ランニング」の創始者である。常識を破って,人のやらないことにチャレンジする姿勢は大切だと思うな。
 というようなことはさておき,予習である。テスト本番前夜になるとついつい眠ってしまっていたという自分に甘い姿勢は,昔から変わらないのであった。いちどブリッジでもして,姿勢を直した方がよいのかも知れない。って,上手にできるのかね?

2009年4月2日(木)すわえのつぼみを眺めつつ
 散った花もあるし,若葉の出ている枝もある。それでいて,まだ開いていないつぼみが大量にあって,今年の桜はなかなか登場のタイミングが難しいようだ。などと思いながら,袋川土手を出勤した。
 室内は寒かったけれど,外は日があたっていたようだから,昼間のうちに半分くらいは開いたのだろうか。まだ,ゆっくりと桜を見ようという余裕がない日々である。周りのみなさんとお話をしても,浮かない顔の人も多かったりするのだった。
 ここのところ,春になると,うきうき感より,学生時代の英語の授業で読ませてもらった,T.S.エリオットの『荒地』を思い出すことが多くなった。April is the cruelest month, である。思い通りにならないことも春は多い。まっこと,四月は残酷なのだった。
 ここのところ,MAE(メイ)やSOMETHING CORPORATEなどのEmo系のぬるま湯に浸かっていたが,久しぶりにDEEP PURPLEの3枚目の『APRIL』だけを繰り返し聴いて,切なさを増幅させている春の闇である。

2009年4月1日(水)付け替えた鍵の重さに
 土手の桜が見ごろになるにはもう少しかかりそうだが,新入社員のみなさんは,今日から春だ。そんな黒いスーツの若者とすれ違うおじさんは,ハイネックにフリースというラフな服装である。慣れないネクタイをダブルノットで締めていたころも懐かしい。
 玄関の鍵にトラブルがあって,市内の金物屋さんに来てもらった。我が家の玄関の鍵は旧タイプで,鍵の全部を交換しなくてはいけないらしい。対応はつれあいがしたのだが,修理を終えた金物屋さんは,玄関のことよりたまたまシートカバーを外していた車の方に関心がおありで,117クーペの話をひとしきりされたのだとか。
 「姿がええなあ」
 「交差点で止まってしまうんじゃないかと心配なんですよ」
 「そりゃあ,こだらかしながら走るですがな。こりゃあ,ご主人がいちばん大事なのはこの車だねえ」
 「えっ,私は二番目ですか」
 「あっ,いや失礼。でも,ワシならこっちですわ」
 というような会話があったようである。
 金物屋さんは間違っていると思うな,多分。

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