いなばにあん 時々嘘つかないTOPへ

my back pages「べんとーさん忘れてもかーさん忘れるな」の,雨と無知との遭遇いなばにあんいのの日記。

2009年12月31日(木)つぎつぎと壁にぶつけるフレーズの
 注連飾りを取り付けていない。一夜飾りは誠意がないらしいが,付けないよりはよいだろうと思い,ホームセンターへ行った。まだ午前中だというのに,すでに半額である。いいのか,そんな罰当たりなことをしても。罰当たりはいやなので全額分払いますと言ったら面白そうだと思いつつ,もちろん半額で買った。半額で買って,大晦日に付けるんだから,災いが入りやすい家かも知れない。まっ,受容の精神は大切である。来るものは拒まず。
 という,相変わらずいい加減な心持ちで今年も終わっていくのであった。とはいえ,今日は今年の中で驚異的に最良の一日だった。こんな日が一年続けば,今とは違う生活をしていることだろうという奇跡の日である。お局を真面目にサポートしながら,それ以外の時間はひたすら自分のために使った。自由に使える時間があるというのは幸せなことだとつくづく思ったのだった。
 なにはともあれ,今年もおつきあいいただきありがとうございました。みなさまにも良い年になりますように。

2009年12月30日(水)酔狂に過ごしておりぬ
 寒空の下,若者と鍋をつついて野外忘年会である。というか,寒さに負けそうな気持ちを高めるための景気づけ。あるいは一味同心。あるいは賑やかなのが好きなだけの集まりかも知れない。
 豆乳鍋とかチーズ鍋等,要望はいろいろあったけれど,オジさんの趣味にさせてもらった。みんなよく食べたねえ。残った食材が我が家の晩ご飯の予定だったのだが,今日はふりかけで食べることにしたのだった。
 その後,年賀状を片づけ,餅つきにもお付き合いして,今年の残り時間はすべて自分のために使えそうである。
 達成できていない目標がひとつ残っている。達成できないのが目標というものであるという考えもちらついているが,除夜の鐘が鳴るまで諦めずにがんばってみることにする。

2009年12月29日(火)タコメーターはあてにならない
 業務で停めていた車の周りにオジさん達がお集まりになっている。久しぶりにきれいにしてやり,お出かけをしていたのである。
 「いやあ,この車に昔乗っていたんだよね」
 「えーっ,当時は高かったでしょう」
 「ちょっと,乗ってみてもいいかな?」
 「どうぞ,どうぞ」
 「頭が天井につかえそうですなあ。オートマなんだねえ」
 「パワーミラーなんです」
 などと,見ず知らずのみなさんと少し楽しむことが出来た。スポーツをしていらっしゃるみなさんだが,車もお好きらしい。マニアックな話をされる方もおいでだった。
 年末であっても自分の楽しみに時間を取れるというのは幸いである。みなさん,とっくに年賀状なんかは済ませていらっしゃるのだろう。
 すいません,ボクはこれからなんです。

2009年12月28日(月)さすがに眠れぬ夜でした
 時々ランチを食べさせてもらっていたお店の閉店日である。オープンしてから43年目。22歳で始められたお店である。開店時,食器は東京の中里まで買いに行かれたのだとか。小さなお店だが,それなりにこだわりがおありだったのである。マスターは60代半ば。早起きをして久松山に登るのが趣味の頑強な方だ。
 「まだ10年くらい大丈夫でしょう」
 「いやいや,どうせやっても70歳くらいまでですで」
 美しいうちに整理されたいらしい。
 「昭和50年代がいちばんよかったですなあ。ダイエーがトポスになったあたりから,悪うなったような気がしますな」
 席に座れば注文をしなくても料理のでてくる便利なお店だった。これからはどこかのお店で注文を考えなくてはいけないらしい。面倒くさいことだ。
 いざやめるとなると,ゴールデンスランバーは現れず睡眠不足だとか。何にでも終わりがあるけれど,終わりはつらいね。美しいうちにといわれても,すでに美しくなくなっているような気がするボクはいつ腰を上げればよいのだろうと不安になったのだった。
 何はともあれ,長い間お疲れさまでした。

2009年12月27日(日)波の生まれしあたりから
 晴れていたけれど,海は波がちょっと高い。波が生まれた辺りから海岸部までほとんど白一色である。思わず車を停めた。ご本人は,SWEEPING SOUNDとよばれていたようだが,ジョン=コルトレーンさんのシーツ・オブ・サウンドという言葉が思い浮かんだ。帰ったら,久しぶりにコルトレーンさんを聴くことにしようと思いながら,波を見ていた。それほど白い海だった。
 コルトレーンさんのアルバムで学生時代にいちばんよく聴いていたのは,『オレ!』である。ベースの音とラテン系のメロディが気持ちよい。繰り返して3回も聴いた。シーツの手前のサウンドである。
 その間,昔のPCでビルダーが使えるようにセッテイング作業をしてみた。10年以上前のメモリ128MBのデスクトップだ。CDドライブの調子が悪い。スタートアップを掃除し,ソフトも最小限にした。無線LANもできるようになった。さて,たまったゴミを送信してみることにする。久しぶりにアップできれば御慰み。
 そんなことをせず,ゴミだらけの部屋のSWEEPもした方がよさそうな気もするけれど。

2009年12月26日(土)ひとつだけよむことにする
 視界の悪い一日だった。この時期には珍しい黄砂らしい。長く洗車もしていない車を,せめて年内にきれいにしなさいよという配剤なのかも知れない。
 昨日の最後に飲んだブラントンと帰宅後のシングルモルトが効いていて,貴重な週末だというのになんだかだらだらと過ごした午前中である。それでもこっそり職場へ出かけると,裁判所前や検察庁前には,三脚に乗せたカメラを担ぐ人や放送車の上に乗っている方が多数。顔なじみなのだろう,みなさん和やかで楽しそうだ。くだんの女性達の取材らしい。他人の不幸というか落ちていく様を楽しんでいらっしゃるようにも見えるみなさんである。ごくろうさま。
 勉強会や忘年会もつつがなく終了。自分だけだとひとりよがりになるところを,みなさんからいろいろ教えていただくことによって気づきや発見につながるのだなあと,改めて感謝したのだった。
 言いたいことがありすぎる。いかに言わないか。ひとつあればよいのである。もっとシンプルに。

2009年12月25日(金)サンタクロースの来ない朝
 ミスチルの次は,お局さまご依頼の「クリスマスの約束」だ。今年は『22分50秒』らしい。小田和正さんのTBSのライブの今年のメインの曲名である。前日の失敗を反省し,ブルーレイとDVDの2本立てで予約録画しておいた。と思ったら,DVDの録画モードがファインになっていて,メイン曲途中の『ジュピター』が終わったあたりで切れていた。録画の予約は余裕をもってやらないといけないのである。
 結局,こちらも,ブルーレイでコマーシャルをカットして,DVDにVRモードでムーブである。このままでは台所で視聴ができない。ミッションの完了にならないのである。ビデオ化ができるのかどうか不明だが,「ムービーライター」の最新ヴァージョンを注文することにした。ちょっとデジタルがきらいになっている。
 なにはともあれ,バンドエイドのような今回のステージはちょっと画期的である。後々まで語り継がれるのではないか。

2009年12月24日(木)イブはやめてと提案を
 ミスチルのライブがあるのだそうな。若者からご連絡をいただいた。録画の依頼である。深い事情があって,WOWOWに加盟している。そのWOWOWがライブの生放送をするのである。
 番組録画は,通常,ビデオかDVDに,だれが設置したんだかプロテクトをはずす装置を経由して行っている。もちろん画質が落ちる。せっかくのご依頼である。画質の良いブルーレイのHDに予約録画した。
 さて,DVDにムーブしようと思ったら,ビデオモードではダビングできないらしい。結局,VRモードで落とすことにした。しかし,これではご依頼されたお嬢さんのおうちのDVDではたぶん再生できない。ソフトで対応できないかと,古い「ムービーライター」をインストールしてみた。VRモードのDVDのビデオ化はできないようだ。新しいヴァージョンを買わなくていけないのだろうか。
 デジタルで便利になったことも多いけれど,著作権保護のためのコントロールも簡単になったようで,ちょっと困るな。

2009年12月23日(水)届くまで歌など読みて
 古いPCを引っぱり出したり,ケースを外してメモリを交換してみたりしながら,とりあえずの復旧作業。何とか立ち上がって1時間ほど使っていると,自動停止。当分立ち上がらなくなる。わがままなやつである。
 安定動作は期待できそうにない。通販のPCを注文しておいた。XPの場合は,最大メモリが4GBだそうな。HDDは500GB。6〜7年前に買った現行機種の5倍以上である。
 すぐに届けてくれればよいのだが,これから海外で生産をし,配達できるのは2週間後である。来年の業務がはじまり,忙しくなったころに設定をしなくてはいけないらしい。安物買いにはこれくらいの我慢がつきものなのだろう。

2009年12月22日(火)キスをしている崖の上
 今日は,忘れてもよいことは早く忘れてしまいましょうという会である。肩が凝っていて,フィジカル面でもかなりストレスが溜まっている。PCのストレスもあるし,理性的に過ごさないと,なにを口走るかわからない状態である。
 さいわい,ご近所になられたみなさんがやさしい方ばかり。ちやほやしてくださったので,凝りがほぐれたのだった。ありがとね。マイケル・ジャクソンを熱く語る人もいらっしゃった。休暇を取って映画を見に行かれたらしい。やるねえ。で,いつからのファンとお聞きすると,亡くなってからとか。まっ,いつからでもいいよね。
 「接吻というタイトルの絵を知っていますか?」
 「えーっと,エゴン・シーレじゃなくてクリムトの?」
 「それですそれです」
 図柄や構図がいたく気に入られたらしい。
 「あれって,崖の上なんでしょ?」
 「あぶない淵にいるから美しいのかも知れませんなあ,というかみんなあぶなかったり明日をも知れぬ暮らしをしているんかもだよね」と,いくら飲んでもパソコンのことが忘れられないのだった。

2009年12月21日(月)反乱は突然である
 使っていたPCをそのままにして席を外していたらPCが消えていた,ということが何度かあった。メモリを増設し少しスピードは速くなったけれど,そろそろ寿命がきているのかも知れないと思いながら付き合っていたマシンが,とうとう反乱を起こした。作業画面に辿り着くまでにフリーズしてしまう。
 どのキーを押しても反応がない。結局,主電源を押すしかない。何度か押しているうちに,ディスプレイには縦縞が走りゼブラ状態になった。とりあえず,HDDのバックアップは取っている。新しいマシンを物色してみることにしたのだった。

2009年12月20日(日)沈黙の続く会議の
 来年は班長や理事がまわってくる年らしい。その班から会長等の三役候補も1名出すのが慣例である。三役は,あれこれ理由をつけみなさん回避されることが多い。中には町内会を脱退されたりとか。そんなわけで,前任班長との関係性で,わが家が班内の三役候補として町内に届け出られたのだった。
 町内の8名が集まり,今日は三役を決める会合である。会長・副会長・会計・監事2名の計5名を決定する。ここのところ,クジで決めることが多いらしい。室町幕府6代将軍決定時のようないい加減なことである。
 前段にあれこれあったり沈黙が続いたり。結局は今年もクジ引きになった。8名のうち3名は,外れというか当たりというか,来年はなにもなしである。外れますように,当たりますようにというわけのわからない願いもむなしく,折りたたまれた紙に文字が書いてある。...。監事だった。
 会長候補も副会長候補もボクより若い方がご当選。会長候補者は,「あぁ,宝くじを買っておけばよかった」とおっしゃり,副会長候補者は,「今年はくじ運がよかったんだけどなあ」とこちらも苦笑。みなさんよろしくお願いしますね。
 とはいえ,任期は1年でほとんど再任はなし。連続性に欠けるこんな決定の仕方で,町内の発展は大丈夫か?

2009年12月19日(土)踏まれし雪は汚れておりぬ
 「お嬢さま」方がお歌いになるキャロル等を聴かせてもらった。清々しい歌声である。雪の降った日だというのに,用意していたプログラムが足りなくなるほどの盛況だ。撮影担当と打ち上げの送迎係とDVD制作をさせていただいた。普段お世話になっていることを思えばおやすい御用である。ギブアンドテイクテイク,えびせんで鯛焼き。
 そんなわけで,今日はビールも飲まず,ひとりで鍋を作って食べたのだった。ネギたっぷりのひとり鴨鍋。お局さまの方は,先日青山で食べたのと遜色ない料理だったわよとご機嫌である。よかったよかった。
 夜の道路にはお酒の入った方が信号に関係なく飛び出してくる。隣の車線を走っていた車は,急いでいらっしゃるようでどんどん距離が開く。この時期の車の運転はいつにも増して丁寧に走った方がよさそうである。

2009年12月18日(金)たぶん彼らは知らないだろう
 片付けることはいくつか残っているけれど,とりあえずここまできたらあとはクリスマスと年賀状作成である。クリスマスも近いというのに,まだクリスマスの音楽をほとんど流していないのだった。年賀状は輪をかけてなにもしていないけれど。まっ,そんなわけで今日は夜中までロックン・クリスマスである。
 クリスマスの曲といえば,なにをおいても『Do They Know It's Christmas?』だ。1984年や2004年のすべてのヴァージョンを聴くというのがクリスマスのお約束である。抑制された感じでアコースティックに始まっていくヴァージョンがいちばん好き。
 お局さまの場合は,小田さんの『約束』の方に関心がおありらしい。そういえば,若者からは,24日に行われるミスチルの生中継の録画を頼まれていたのだった。
 それぞれの流儀で,仏教徒はクリスマスを過ごすのであった。

2009年12月17日(木)冬の夜更けにふさいでおりぬ
 ここのところメインのPCの調子がとても悪い。いきなり仕事をやめて画面が消えてしまうし,メールは受信できない。保存するためにフォルダの階層を降りるのに,1フォルダ5分はかかるというわけのわからない状態である。もちろん,ビルダーなどのソフトが立ち上がる時間も5分ほどかかる。もう,今の時代に対応できない能力なのかも知れない。
 おまけに,製造会社から手紙が届き,「電源ユニット内部の接続コネクター部分におけるトラッキング現象により本体背面の排気口付近から発煙・発火の事故が発生したので,マシンを梱包して送り届けるように」という連絡もあった。
 そんなわけで,ここのところ,アップする時間は日付が変わってずいぶん経ってからになってしまっている。ちょっと睡眠不足気味。週末は部屋の整理だけでなく,PCの整理もした方がよさそうである。

2009年12月16日(水)安物を買うクセのある
 GSでガソリンを入れてもらった。
 「この3〜4日,一日中タイヤ交換ですよ」とおっしゃる。今日は50台ほど交換されたらしい。
 「明日は積もりそうだから,今日のうちに換えておいた方がいいですよ」
 「そう思って,油圧ジャッキを買いに行く予定なんだよね」
 「ホームセンターなんかで売っている安物は,すぐに壊れるって話ですよ」
 「使うのは軽なんだけどねえ。安物ってどれくらいよ?」
 「ウン千円というようなんですかねえ」
 そんなアドバイスを受けながらも,行ったのはホームセンター。5980円のものが売り切れていてさらに安ものしかない。一緒にクロスレンチも買って,5000円でお釣りがくるという安物買いである。
 みぞれ降る中,フード付きコートと懐中電灯で,21時9分に作業開始。左手で,軽く車が持ち上がる。ラクチンである。車載のチープなセットとは大違い。とはいえ,ちょっともたつく場面もあって,終了は21時41分。1本に8分ほどかかった計算である。レースのスタッフにはなれそうにないのだった。

2009年12月15日(火)みぞれ降るバス停に立ち
 仕事が一区切りついた19時前にメールの着信。
 「タイヤ交換してほしいので,少し早めに帰れませぬかな?」
 「...。」
 週末にかけて雪マークが出ているのだそうな。「いつもお世話になっているGSも,今日はタイヤ交換の車でいっぱいだったわよ」とか,「先日の土日に換えた人が多いんだって」とおっしゃる。
 こんな日のために油圧ジャッキを買っておこうと思っていたのに,忘れていた。外は寒そうだ。パンタグラフ・ジャッキのレンチを回す気分にはなれない。ちょっと疲れ気味なので,今夜は勘弁していただけないだろうか,お局さま。
 ということで,明日は油圧ジャッキとレンチを買うことにした。

2009年12月14日(月)三段組で書かれたる
 探し物をしていたお局さまが懐かしい代物を発見した。『我家大画報』である。いゃあ懐かしい。地元の方にはお配りしなかったけれど,県外在住のお友達などに強制的に送りつけていた,B4版の大きさの,わが家発行の家庭新聞である。
 大雪が降った1983年の創刊だ。時々休みながら,月1回のペースで4年間続いたらしい。送りつけられたみなさんは迷惑なことだっただろうが,今となってはわが家の貴重な資料というか,物語の一部である。
 ちょうどビデオクラブを作って月1回会合をしていたころだったのを,記事を読んで思い出した。若いのはボクだけで,ほとんど年配の方だったけれど,みなさんご健在だろうか。ソニーのB5やベータームービーを担いで撮影してきては,NHKの投稿コーナーにテープをお届けしていたのだった。
 子ども達に語っていなかったこともたくさん書かれていて,これを読めば親の苦労を少し理解してもらえるかも知れない。なんでも活字に残しておくものである。

2009年12月13日(日)追肥はロックを聴きながら
 午前と午後にわけて,タマネギやラッキョウの追肥作業を行った。今年は,タマネギ専用有機入肥料にしてみた。窒素・リン酸・カリは,5・9・5の割合である。10kgが1280円。
 ご近所の方がおふたり作業をしていらっしゃった。
 「よーけ,植えんさったなあ。何本植えんさっただいな」
 「800本ちょっとですけど」
 「収穫しても日持ちせんだらぁが」
 「まっ,小さいですから一日に3個でもいけますしね」
 「紫は収穫後はうまいけどなあ。そがにタマネギが好きなだかいな」
 などと,お姉さま方にからかわれながら,肥料をやった。
 話が一段落してからは,デジタル・プレイヤーに入れた『アームズ・コンサート』等のロックを聴きながら作業をした。スイングしながら肥料をやっている男を見て,お姉さま方は呆れていたことだろう。
 8ビートを聴きながらの作業はてきぱきと快適である。ロックもワーク・ソングなのだった。

2009年12月12日(土)抱擁の最初はたしか
 お局さまが年に数回?緊張する一日のひとつで,ここ数年,夜のフォローの必要な日なのだが,今日はノープロブレムだったらしい。めでたい。平和な夜を過ごすことができているのだった。こんな年も珍しいので備忘として記録しておくことにした。
 平和なので,少しコミックを整理した。いつの間にか,谷川史子さんの単行本が大量にたまっていた。オヤジが読むような作品でもないと思うのだが,お描きになる細めの線や,関係性を問い続ける登場人物が,樹村さんの作品に登場する人達に似ている気がしているのだった。
 『P.S.アイラブユー』のカバーの女の子は「菜の花畑シリーズ」の森ちゃん達のように見えるし,『積極』のカバーは,朝日ソノラマの愛蔵版『トップレディカラーシリーズ』に良く似た雰囲気だ。谷川さんも,樹村さんがお好きなのではないだろうか。
 そういえば『積極』は,河野裕子さんの短歌にインスパィアされたと思われる作品である。短歌が使われるコミック作品というのをあまり知らないけれど,河野さんの短歌からも,谷川さんが描かれた作品からも,抑制されたたっぷりの切なさが伝わってくるのだった。いいうただなあ。

2009年12月11日(金)そうですか満席ですか
 小さな忘年会の開催話があった。来週末である。急いで会場探し。不景気とはいえ,師走後半の金曜日である。みなさんが希望されるようなところはすでにどこも満席だった。電話をかけたお店は8つ。まいった。
 個室だとか女性のためのこじゃれたお店とかはあきらめ,大陸系や島系にも電話をしてみた。
 30分ほど電話を前に予約状況を確認した結果,やっとテーブル席が確保できた。いやあ,席があってよかった。
 と思ったのだが,これだけふさがっているところが多いというのに空いているお店というのはどうなのかね,と小さな疑念もわき起こったりしたのだった。

2009年12月10日(木)暗闇にまなこをあけて
 「えっ,今,たすけてーって言わなかった」
 「いゃあ,なんだか言葉の中身は聴き取れなかったけれど,女の子の声がしたね」
 「やっぱり聞こえたわよね,どこからの声かしら」
 「裏の方からのように聞こえたけどね」
 しばらく静かに耳を澄ましてみたけれど,そのあとは何も聞こえなかった。
 丁度,寝ようと思って布団に入った1時10分のことである。つれあいもまだ眠っていなかったらしい。さらに何か聞こえてくれば起きてみようかと話していたのだが,人の声も物音もサイレン等も聞こえてこなかった。
 事件ではなく,家の中でちょっとした突発的なことが起きたのかも知れないねえと話ながらいつの間にか眠っていた。とりあえず備忘のために。

2009年12月9日(水)布団の中で動かずぬにいる
 まだお若いのに,ぎっくり腰になって今日で2日目の方がいらっしゃる。風呂にも入らず,トイレは難行苦行。これで3回目のギックリだとか。ようそんなことを3度もされましたなあ。初日とほとんど進展がないらしい。まっ,3日はおとなしくしないとね。
 ベッドであまりに静かなので,ご家族はどうかしたのではないかと心配されたらしい。そりゃあ寝返りをうつのだって大変なんだから,静かになりますわな。
 空のバケツを持ち上げただけで腰がくだけたのだとか。くしゃみひとつでぎっくり腰になったことのあるボクは他人事とは思えない。とりあえず,車の座席に腰痛対策クッションを置くことをお勧めしておいた。
 要を痛感されたらしい。

2009年12月8日(火)イマジンばかり聴く夜は
 『イマジン』を聴く夜である。オリジナルを聴いて,ゴンサロさんを聴いて,最後は日本女性のピアノをしんみりと聴いてとりあえず終了。
 ジョン=レノンさんが生きていれば69歳らしい。『ジェラス・ガイ』や『マザー』など,40歳までに随分赤裸々な歌詞をお作りになっていた方だ。健在で高齢になっていたら,さらに自分に素直な気持ちの歌が作られていたのではないか。残念なことである。
 理解力がなかったころは,軟弱な歌をお作りになることよのうと思っていたのに,いつのまにかジョンさんの歌詞がよくわかるようになった。歳を重ねれば嫉妬心やマザコンはどうなるのだろうと思ったりするのだった。想像してみることにする。

2009年12月7日(月)スライドショーのBGMに
 8インチの液晶デジタル写真立てをもらった。コンセントを使わなくてはいけないのが不便である。自分ではちょっと買う予定がなかったけれど,いただきものとなると話は別である。早速使わねばなるまい。
 PCに保存してある画像をとりあえずUSBに落とし,台所のテーブルに置いてみた。わが家の古いPCの画面で見る画像より,かなり美しい。お局さまは日付が変わっても液晶を眺め,すっかりお気に入りのようだ。
 それにしても,やっぱり邪魔なのがコードである。ちょっと置き場を選ぶ商品だ。エネループという便利な乾電池のあるご時世である。消費電力を抑え,乾電池で作動するようにしてもらえないだろうか。今以上に売れるようになると思うな。

2009年12月6日(日)沈む夕陽を追いかけて
 冠雪の富士山がとてもきれいだった。ビールの酔いが醒めるまで窓の外をながめていたら,そのうち徐々に昼が夜になっていった。なにも考えずに窓の外を眺めるのも楽しい。
 農村地帯の民家の屋根の輪郭が闇に包まれ壁の白さだけになり,最後は家のありようもよくわからなくなった。京都に近づけば明かりの灯った電飾の風景である。
 乗り換えた列車では,一段と暗い外のせいか列車内が明るいせいか,自分の顔がよく映るようになり,外を眺めるのはやめた。普段見えている鏡より巨大な姿見状態である。喉の辺りに皺が増えたなとか,くたびれた顔だなとか,ローカル線の夜の列車の窓には現実がより残酷に映っているような気がした。

2009年12月5日(土)雨の夜にふたりで誓う
 奇蹟的存在の奇蹟の祝福に青山や西麻布へ行った。仲良くするようにね。生憎の雨だったが,日付が変わる前の西麻布は雨もあがっていて,ヒルズ界隈も渋谷も新宿も人であふれている。日付が変わるというのに,都会のみなさんはお元気なことである。
 1時前に24時間営業のスーパーへ寄り,果物やパン等を物色した。以前は鳥取産の鰺が売られていたけれど,今回は,鮮魚も野菜も果物売り場にもいなば産はなかった。地元を離れると,ついつい郷土愛が出てしまうのだった。
 そういえば,ぶらっと入ってみた青山のケーキ屋さんのケーキは,ひとつが700円台。おいしいからなのか,青山だからなのか。ケーキ1個でランチが食べられるじゃんなどと,地方出身者は値段と美しいケーキと見回しただけだった。青山や六本木をありがたがる人間にはならないようにしようと,ぶどうが食べられなかったキツネのつぶやきである。

2009年12月4日(金)のぞみの席は先頭の
 武家諸法度は「毎歳夏四月中に参勤致すべし」であるが,12月だというのに,今年はこれで3回目の参勤交代というか,江戸参りである。
 相変わらずみなさんが,「飛行機で行かないんですか」とおっしゃる。「歩いて3週間かかったことを思えば5時間はすぐでっせ」と,これもいつもと変わらぬご挨拶である。車中で読書もできるし,短歌が1首くらいできるのではないかと思うのだ。
 ということで,国元をちょっと留守にします。

2009年12月3日(木)夜露に濡れた枯葉を掃けば
 通勤路の桜土手の枝の葉がなくなりつつある。歩道や車道にはたくさんの落ち葉だ。そんな道路の途中で,枯葉を掃いている方がいらっしゃった。先日は,小さな女の子も手伝っていた。自宅前の桜並木の歩道と車道の隅にかたまっている枯葉を掃いていらっしゃるのだった。鳥取市指定の大きなゴミ袋は枯葉でふくらんでいた。
 けれど,自宅前の枯葉を集める人は少数のようで,他の歩道や車道は枯葉でいっぱいである。行政がやってくれるのをお待ちなのかも知れない。自分ちの桜の木ではないしね。
 とはいえ,人の家の前までは掃かなくていいけれど,せめて自分の家の前を時々掃くくらいの余裕は持ちたいなと思ったりもする。春も秋も自宅で桜を楽しませてもらったんなら,片付けくらいはしてもいいと思うのだ。雪が降った時の雪かきのようなものかも知れない。もちろん,雪かきに比べれば随分楽だ。そんなことをするために生きているような気もするのである。

2009年12月2日(水)遠くでは煙が上る
 久しぶりに空を眺めたら,月がきれいだった。満月のように見えた。人は空ばかり見ていると中島さんはおっしゃるけれど,空も見ていない生活を少し反省した。
 本日持ち帰った業務を夜のうちに片付ければ,少し楽になる。もうひとふんばりだ。というか,週末も業務があるけれど,もっと優先順位の高い私用があるのだった。とりあえず今夜が頑張りどころ。
 といいつつ,ロック・アルバムのレビューを眺めたりしている。写真だけでなく,油絵風やコミック・イラスト・コラージュ等があって,ジャケットの自由度の高さが感じられる。ついついジャケ買いである。
 とりあえず,BIFFY CLYROの新作などをカゴの中に。風を感じるジャケットが好き。

2009年12月1日(火)どれを運ぶか考えている
 これから食事をすればおやつになるような時間帯だ。というわけで今日は昼食を食べずに済ました。そんな疲れたいち日を終えて帰れば,ご褒美のようなお届け物があって,たいへんおいしい晩餐会をさせていただいた。ありがとうございます。拾ってくださる神もあるのだった。いなば生まれでよかった。
 今年も残り1か月である。正月に立てた目標を実現するためには,少しペースをあげなくてはいけないようだ。気合いを入れ直した。
 世の中にはもう来年がはじまっていることもたくさんあって,1か月後にはじめても手遅れの場合がある。そんなわけで,今日から来年に続く負荷をひとつはじめてみることにした。年の初めの負荷以外に,年の終わりに新たな荷物が加わった。なにかを捨てなくてはしんどそうだ。日付が変わるころのルーティーン・ワークが削られるんだろうなと思いながら今日を仕舞うことにする。

2009年11月30日(月)スローな曲の声はかすれて
 「昨日はMISIAのライブだったんです」
 「それはそれは。おじさんはエブリシングしか知らないよ」
 「MISIA世代なんですよね。バラードは泣けますねえ」
 今日のランチは外食だった。ラジオからブルーコメッツや小川知子が流れるお店のカウンターで隣り合わせになった,顔馴染みのお嬢さんとの会話である。MISIA世代というのがあるのか。残念ながら,ボクは中島みゆき世代である。話の接ぎ穂がみつからないのであった。もう少し世界を拡大しないとね。
 ということで,MISIAに名前が似ている(どこがやねん)SOPHIE MILMANの『TAKE LOVE EASY』を流してみた。表も裏も趣味の悪いジャケットである。が,ややハスキー系のボーカルもそれにからむクリアなベースも心地よい。ミルマン世代に入れてもらえないのが残念である。

2009年11月29日(日)アメリカの先住民を
 ノーザンルビーとシャドークィーンを掘ったついでに,アピオスや山芋を掘ってみた。ヤーコンはまだ黄色い花をつけているので,もうしばらく放置してみることにした。山芋は30cm足らずだが結構太い。次の鍋の際のお楽しみである。
 本日の芋類収穫で面白かったのが,アピオス。数珠つなぎに実がついていて,ネックレスになりそうな芋だ。「芋づる式」の王道である。ピンクや臙脂が美しい豆系の花だ。マメ科のイモ?ネイティブ・アメリカンがお好きだったらしい。王道の食べ方がわからないので,とりあえずムカゴと同じように昆布・煮干し・鰹節で丁寧にダシをとり,砂糖としょう油で煮付けてみた。
 「どうよ?」
 「わざわざ栽培して食べたいというほどでもないんじゃない。まっ,ヤーコンよりは芋の感じがするわね」
 食べてみる。
 「うーむ」 御意にござります。
 とはいえ,小さい割にアクが強いのか,いつまでも口の中に何かが残っている感じがする。結構,自己主張の強いやつである。カルシウムや鉄分も多いらしい。少しタネ芋に残しておくことにした。

2009年11月28日(土)好きなのはウッドベースと
 JAのお店に自然薯や山芋が売られている。おいしい果実をくださったつれあいのお友達に送ればどうかと思ったのだが,お聞きすれば山芋はきらいなのだそうだ。すりおろしても,からみついてるねっとりさが苦手のようだ。どうせなら,サラサラの長芋の方が良いらしい。
 人の好みはわからないものだ。山芋より長芋が好きな人がいるとは思わなかった。すりおろし,ボタン鍋にでも入れて食べさせてあげたいと思ったのだった。松葉蟹よりも沢蟹とか,伊勢エビよりザリガニの方がよいという人もいるのだろうか。世間は広すぎてボクにはよくわからない。
 柚子もお好きなのだとか。また,今日も柚子の収穫である。ミカンよりお好きなのかどうかは確認しなかったけれど。

2009年11月27日(金)イーバンクワルツ支店に
 少額の振り込みをすることになって,ご案内の口座名を見てびっくり。JNBの「やぎ座」支店の普通口座に振り込むようにというご案内である。JNBのワンタイム口座には,そんな支店名があるらしい。やぎ座だけでなく,さんかく座とかじょうぎ座とか,ウメもサクラもモミジもある。
 なんだか,時代の流れについていけなくなっているような気がした。JNBの口座の残金が少ないので,地方銀行から振り込んだ。ATM画面の操作でそんな支店名がでるのだろうかと思ったが,いなかのATMにもしっかり「やぎ座」支店が画面に出てきた。新しい支店が作られるたびに,ATMも対応しなくてはいけないだろうから大変そうだ。
 などとJNBの口座に驚いていたら,イーバンクにはジャズ支店やロック支店やサンバ支店があった。楽しい時代になったものである。

2009年11月26日(木)ハミングで積み重ねらる
 今さらスコット・ラファロさんでもないと思うのだが,1960年のビル・エヴァンスさんとのリハーサルの様子が20分以上収録されているアルバムが発売されている。ドン・フリードマン・トリオのおまけのように,エヴァンスさんとのリハーサル音源とインタビューが付けられているのである。そのリハーサル曲は『My Foolish Heart』。購入しないわけにはいかない。
 硬質なタッチのフリードマンさんとの演奏は,内容も録音も問題はない。しかし,エヴァンスさんとのリハーサル音源は,マスター・テープが変質しているのだろう。不安定な音の連続で,観賞用としては他人様にお勧めできない。けれど,ラファロさんやエヴァンスさんが好きな人には,演奏が作り上げられるプロセスもわかってとても貴重である。フレーズをハミングしながら,練り直されている。推敲をされているのだった。至福の22分44秒。
 「ボクの次の考えの読める奴だった」とエヴァンスさんがラファロさんを評したというのがわかるような気がする貴重な音源だ。ラファロさんは,たった25年間しかこの世にいなかったベーシストである。

2009年11月25日(水)つきささるような言葉を
 昼食をとりながら,「スタレビが来ていたんですねえ。」「ELTも1月に来るらしいよ。」などとお嬢さんと会話。中島みゆきが来たらいいですねえと,ボクがミユキストだとご存じの彼女がおっしゃる。
 「こんないなかにはみゆきさんは来ないよ。大体,夜会のチケットなんて1枚20000円らしいよ。どうやって手に入れるのかも知らないしね。まっ,ネットにはあるんだろうけどさあ。」
 というような会話をしていたので,オークションを調べてみた。結構,安い値段のものもあった。問題は交通費である。
 ということで,みゆきさんには興味のなさそうなお嬢さんにライブ映像をお渡しして布教活動をしてみたのだった。どこかのフレーズにひっかかってくれるとよいのだけれど。

2009年11月24日(火)新しき酒飲みて詠む
 柚子の豊作で思い出したのだが,そういえば枇杷も豊作だった。食べきれなかった枇杷はアルコールに漬けたのだった。ブドウの新酒をわざわざ買わなくてもわが家にも新酒があるじゃん。びわぬぼ。
 ホワイトリカーやブランデーに漬けた枇杷酒の日付を見れば,もう5か月が経っていた。それぞれが自分用に漬けているのである。とりあえず,ボクが漬けた2種類を飲み比べてみる。ブランデーに漬けたものよりホワイトリカーの方がちょっと上品な枇杷の香りだ。飲んだ後も,口の中に枇杷の余韻がしっかり残っている。
 氷砂糖は,1升につき250gに減らした。つれあいは手引き書通り750gのご使用である。甘すぎるような気がするけれど,さっ,とうかな。

2009年11月23日(月)棘に刺さりし実もありぬ
 豊作の花梨と柚子がなかなか減らないらしい。脚立持参で,本格的に収穫することにした。花梨のすぐ側にはナツメの木もある。つまり,今日は棘だらけの木を相手の作業である。終わってから腕を見れば,両腕に何本かの蚯蚓腫れが痛々しい。
 花梨の棘はさておき,ナツメと柚子の棘の鋭さは甲乙つけがたい。花梨が1トゲとすれば,ナツメは8トゲ,柚子は9トゲくらいか。しかも柚子は,枝の奥の立て込んだ場所に実をつけている。伸ばす指や腕に,容赦なく棘は防衛反応してくるのだった。予定より大幅に時間のかかる作業だった。
 家に帰れば,トロ箱でもらって困っているから,ちょっともらったってえなと,おつれあいのお友達が親ガニをくださった。ありがとうございます。外子と内子もおいしくいただきました。雑炊で満腹。
 もちろんおかえしは柚子である。いらないと思うけれど,わが家にはそれしかない。「カニでユズ」である。いや,割に合わないとか元がとれないとか苦労しても結果がでないことのたとえなんですけどね。

2009年11月22日(日)新しき酒をふたりで
 ボジョレー・ヌーヴォーを飲んだのに,それ以外のできごとを記録する方を無意識に優先していたようで,すっかり記録し忘れていた。というか,買い求めた今年のヌーヴォーはなんだかあっさり系で,ちょっと感激が薄かったような気がしたのだった。まっ,安物だったし。いい夫婦記念の,デュブッフさんが醸したというヌーヴォーを今日も飲ませてもらったが,これも渋みの少ないライト感覚の1本であった。
 そういえば,樽で飲ませてもらっていたころもあったなあ,と懐かしく思い出に浸ったりもした。ワインのおかげで出逢えたみなさんや,そこからさらに発展していったこともあることを思えば,ワインあればこその人生だったかも知れない。ワインの悪口は言えないのである。

2009年11月21日(土)大笑いしていたんです
 昼ころからちょっと身体がだるい。変なウィルスを防ぎきれなかったかも知れない。40歳をはるかに超えているので大丈夫ですよという声もあったが,ご参加のみなさんに迷惑が及んでも申し訳ない。お嬢さんにお借りして,午後の業務についた。
 給食当番以来のマスクである。メガネが曇る。だから嫌なんだよね。メガネが曇らないのにすればよかったですねとおっしゃるが,2枚ももらうのは申し訳ない。メガネを外したりつけたりしながら対応した。
 面倒なことに酒席つき。飲む時だけずらしつつ,無事終了。あまり飲まないようにしようと決めていたのに,思いの外酔っぱらった。楽しくてマスクの下で笑っていた。
 笑ったせいかアルコール消毒のせいか,帰宅したら元気になったような気がした。体内に入ったウィルスは笑いやアルコールに弱かったらしい。

2009年11月20日(金)振りまわす刃はきみを
 仕事は残っていたけれど,続きは明日職場ですることにして,今日は20時までに帰ることを最優先した。夜中に遊んでいるお局さまから,BSで放送される中島みゆきさんの録画を頼まれたのである。
 「銀の龍」は「戦闘機」で「命の砂漠」は「イラク」という解釈とか,風の中の「すばる」が「チーム」で砂の中の「銀河」は「組織」とか,「ペガサス」は「男性」で「ヴィーナス」は「女性」。中島ファンのみなさんは,歌の読みも深いんだなあと感激したのだった。いゃあ,放送時間に間に合ってよかった。
 そんな今日は,手書きで,「氷の女発」ではない気持ちのこもった手紙を2通ももらった。ありがたいなあというか,ありがたい仕事をさせてもらっているなあと改めて感じたのだった。
 縦の糸の「あなた」は,ボクに関わってくださったみなさんだったんだと思ったりもして,次から「糸」を聴く時はいちだんと内省的に聴けるような気がした夜である。

2009年11月19日(木)少し寒くて渋い柿
 どういう経緯でご存じだったのだろう。新潟にお住まいの方から,日本でいちばんおいしい柿と周りに話したので,「花御所柿」を着払いで送ってもらえまいかと,つれあいのお友達からご要望があったらしい。新潟にまで知られているのか花御所柿は。
 釧路出身の友達から,甘柿は平均気温が低い北海道では無理という話を聞いたことがあるが,新潟界隈もあまりおいしい柿がないのだろうか。つれあいはJAで送ってもらったらしい。4Lは9個入りで送料込み4100円だとか。なんだそりゃあという高さである。いなばの宣伝ゆえ着払いというわけにもいかなかったようだ。もらった人は1000円くらいにしか見えないのではないか。梨といい柿といい,送る方は甲斐の少ない果物である。
 ボクは花御所より,西条柿派である。そろそろシーズンも終わりだ。昨日は,西条柿で試作された落雁や砂糖まぶしや羊羹を食べさせてもらった。珍しい。新潟のみなさんに味わっていただきたいと思ったが,ボクはやっぱり少し固いあわせた西条柿がいいな。

2009年11月18日(水)やさしき者ほど傷つく浮き世
 勤務後に雨の中を1時間30分ほどドライブして帰宅。疲れる。首から肩にかけてどこを押しても気持ちが良い。できれば自分で押すのではなく,マッサージ・チェアにでもやってもらいたいものである。
 帰宅したら,中島みゆきさんの新譜が届いていた。2週間ほど前に映画『ゼロの焦点』の主題曲シングル『愛だけを残せ』が発売され,今度は,ミュージカル『SEMPO』−日本のシンドラー杉原千畝物語−と,『夜会〜夜物語〜元祖・今晩屋』からセレクトされたアルバムである。タイトルは『DRAMA!』。曲のダブりがないから,シングルとアルバムのどちらも買わざるを得ないという,なかなかエグイ商売である。
 映画の主題曲は,繰り返し聴かなくてもスウィート・スポットに入りやすい曲である。一方のアルバムの方は,すぐに馴染める曲は少なそうだ。何度も聴きこんでいくうちにジワジワと歌の良さが染み込んでくる作りの曲が多い。すぐに飽きのくるような曲が1曲もない。さすがである。
 『地上の星』で有名だからとか,棚から本マグロで話題だから聴いてみるかという人は,ドスの利いたうなり声や韻を踏んだ純和風風味の曲等にビックリされることだろう。ポップさを期待される人は近づかない方が安全である。
 なんだか,肩凝りが進んだような気もするが,2〜3日すればきっと気持ち良くなっていることだろう。いつものことである。

2009年11月17日(火)一心に口笛を吹く
 帰りに,狭い路地からちょっと大きめの道路にでたら,口笛が聞こえて来た。裁判所とか検察庁方面からお帰りの方のようだ。横断歩道を渡って,その人の少し後ろをついて歩くことになった。思わぬ男が登場したから,口笛をお止めになるのかと思ったが,後ろを歩くボクにはまったくお構いなしにメロディをお続けである。『兄弟仁義』のように聞こえる部分もあるけれど,曲名はちょっと特定できない。演歌系のようだ。
 周囲に人がいてもまったく音量が下がらない。で,これがとてもお上手である。メロディも安定しているし,高音の伸び具合も美しい。ボクの口笛も上手だと口笛のできないつれあいは言ってくれるが,ボクより6倍くらいはお上手である。ご本人もきっと自信がおありなのだろう。そういえば,以前ナイトスクープでも口笛ネタがあったなあと思い出しながら後ろを歩いたのである。
 この時間帯にこの通りを歩けば,また聞かせてもらえるかも知れない。日ごとに寒くなる夜の帰り道に楽しみができたのだった。

2009年11月16日(月)ペルソナにしているのだと
 思いの外寒い一日で,風邪をひきそうな予感。こんなことなら下着をヒートテックにしておけばよかった。急遽,職場のロッカーに入れたままにしていたカーディガンをジャケットの下に着込んだのだった。なんとか防御に成功したのではないかと思われる。
 みんさんに生八つ橋を食べていただいた。カキとかクリとかイモとかバナナとか。若者には,チョコ味の受けがよかったようだ。チョコッとずつ食べていた。
 そういえば,京都ではマスクをかけている人がとても少なかったような気がする。地下鉄での目分量だと4.5%くらい。ボクの周りのマスク着用率は結構高くて表情がわかりにくいのだけれど,京都のみなさんは免疫力が強いのだろうか。
 給食当番の時からマスクを息苦しく感じているボクは,おおらかな京都の空気がちょっと心地よかったりしたのだった。

2009年11月15日(日)温室に鉢を運べば
 朝顔が咲いていて,プチトマトの実が赤い。とはいえ,朝顔はひとまわり小さくなっているし,プチトマトの甘さは夏に比べればちょっと落ちる。長い間楽しませてもらったけれど,寒さに強いモノしか生き残れない時期の到来のようだ。デンドロやシンビジュームもガラス箱に入れてやることにした。
 職場に顔を出した帰りに苗屋さんに寄った。まだ猩猩赤の苗がある。買わねばならぬ。帰宅後植え付け完了。これでタマネギは850本になった。
 そんなタマネギ苗横の柚子や花梨が今年は大豊作である。昨日はつれあいのお友達も収穫にいらっしゃったらしいが,どちらの枝にも黄色の実がまだたくさんついている。
 花梨は固いし柚子は酸っぱい。なくても困らない果実のようにも思える。利用する人は少なそうだ。とはいえ,わが家はどちらもジャムの材料である。寒い冬に身体をあたためる柚子湯や花梨湯にもなるのだった。
 そういえば,カメムシと枇杷も多かった。枇杷と柚子と花梨が豊作でカメムシの多い年は大雪になる,という言い伝えはなかっただろうか。心配である。

2009年11月14日(土)智慧の道転ぶ子のいて
 普段の行いの良いのを見ている方がやっぱりおありだったようだ。京都では傘をつかわずに済んだ。絶好の京都日和である。というのはもちろんボクだけでなく,みなさんにも絶好ということだ。地下鉄や私鉄はさておき,歩くのに疲れて車を使えば,道路は大変な渋滞である。
 「ちょっと遠回りですが三年坂経由でいいですかねえ」「ここが京太郎さんと山村さんの,裏が繋がっているとかの家ですわ」等というお馴染みの解説を聞きながら,裏道を通って渋滞を避けてもらったりしたのだった。
 もみじの葉っぱだけでなく,厚底のおこぼを履いた舞妓はんにも会わせていただいたけれど,坂のあたりは芋を洗うがごとくという状況である。
 今週も来週も,京都の道路や駐車場は車を駐める場所を探す車であふれかえっていそうである。行楽は,鳥取砂丘くらいにしておくのがいいんじゃないかな。

2009年11月13日(金)濡れた落ち葉を一枚拾う
 全国的に傘マークらしい。雨が良い天気のこともあるけれど,今回はちょっとボクには残念な天気。京都でどらサァヤを探してくるとか,もみじの葉っぱを拾ってくるというミッションなのである。とりあえず濡れたもみじの葉っぱを拾ってくることにした。他にも何かよいことがあるだろうか。
 ところで,この時期の京都で宿泊施設を探すのはなかなか大変である。予約したのは夏だったが,そこそこの料金で6人が同じ場所でということになると,会場に近いところにはほとんど空き部屋がない。結局,西院から少し歩いたところにした。なかなか楽しい物語の生まれた宿であった。3畳あるかないかという,過去に宿泊した施設の狭さを一段と更新した部屋である。ロビーで,他の宿泊のみなさんとくつろいで「探偵ナイトスクープ」を見ている時に,壁をゴキブリが這っている。広告をまるめて撃沈させたとか,なにしろ経営者はもうご高齢なので,お客の細かい面倒は見ていられないのである。ということで,楽しい京都の楽しい夜は更けていったのだった。

2009年11月12日(木)しなくてもよいことである
 業務終了後,2箇所を訪問。帰宅して食事をしたらもうこんな時間?という時間である。こんな生活をしていて豊かな物語になるのだろうかと思いつつ,残った業務を片付けたら,すでに日付が変わっている。
 受信トレイに45454というカウンターの数字の画像が届いていた。ありがとうございます。というか,まだそんな数字なのかよと思うのだが,それでも以前よりは少し数字が増えているような気がする。たまに訪ねてくださる方がいらっしゃるのだろう。
 なんだか立ち寄っていただくのが申し訳ないようなことであるが,極私的退屈生活ぶりを時々チェックしたり,面白いネタを提供していただけるとありがたい。57577くらいまでは行ってみたいな,と思っているんです。

2009年11月11日(水)大きな風を乗り継いで
 今日は傘が壊れた人がたくさんいたのではないか。あるいは,玄関や駐車場に壊れた傘が転がっていたおうちとか,傘が壊れて濡れてしまい眉毛がなくなってしまったという人もいたのではないか。
 朝も帰りも強風だった。ボクの髪の毛も通常よりたくさん飛んで逃げたような気がする。小型破砕ゴミ箱にも,傘が何本も捨てられていた。農家等には被害があったかも知れないけれど,少なくとも傘屋さんには慈暴風雨だったことだろう。
 そんな今日は,あれこれ記念日が設けられていて,樹村さんや関係者の誕生日だったりもする。この日に結婚した友人にはいなば珍味セットを送る日でもある。という毎年同じようなことしか書かない日に,暴風雨が少しアクセントをつけてくれたのだった。被害にあった方には申し訳ないけれど,とりあえず傘屋さんの他にもちょっとだけ喜んでいる人間もいるのだった。

2009年11月10日(火)ぬくもりがほしいのでなく
 今日は傘をさして,畑にすくもをまいた。糘とか粭と書くらしい。籾殻のことである。米の家というのは分かり易い国字だ。
 水はけのよい砂地である。タマネギ苗が乾燥しないよう,保水や保温のためにちょっとやさしくしてやろうと思ったのだった。ほしいのかどうか知らないけれど。
 農家には捨てるほどありそうな籾殻も、この界隈では貴重品である。JAは現在品切れ中。ホームセンターで買い求めることにした。ひと袋20リットルが398円だった。ひとむかし前のおじいさんやおばあさんが聞いたらびっくりする値段である。
 都市部ならさておき、いなばのような農村地でも籾殻が結構なお金になる時代である。世の中が変わればなにが売れるようになるかわからない。がらくたも捨てずにとっておくことにしたのだった。

2009年11月9日(月)間隔はこぶしをつくり
 タマネギ苗を隙間時間に分割して植えている。今日は小雨が降って大変良い天気である。帰宅後に,傘をさして懐中電灯を照らしながら200本植えた。終わった頃には雨も上がり,星が見える。これで今のところの植え付け本数は650本になった。とりあえず,早生のソニックに中晩生のターボと猩猩赤の3種類が揃った。苗の価格は,1本5〜6円である。
 作りはじめた頃は,ご近所のセミプロのおばさんに,あんたげはどれくらい大きなタマネギを作りんさるだいなとからかわれたものだ。間隔が広すぎたらしい。毎年植えるたびに間隔は狭くなって,今年は握りこぶし間隔がかなり守れたのではないか。なかなか無駄というか隙間の少ない植え方である。
 あれ、隙間が大事という話だったんじゃなかったっけ?

2009年11月8日(日)外見で選ばれゆく
 松葉蟹が解禁である。親ガニでも買うかと賀露へ行った。立派な魚屋さんではなく,いつも立ち寄るローカルな魚屋さんをのぞく。木製トロ箱に大ぶりの松葉蟹が何枚か入っている。甲羅が黒く汚れていたり,足がとれていたり。ジャンク扱いである。
 トロ箱の値段は3000円とか2500円とかである。安い。ちょっと枚数が多いけれど,動いているし,2日に分けても良さそうだ。立派なカニにはご祝儀の値段がつくのだろうが,解禁当初でもジャンク扱いは超格安である。都会にはもちろん送られないし,地元のスーパーでも販売されない。ローカルだから入手できるものは地元で消費しないとね。
 重さを量ったら,いちばん大きいのは738gあった。合計すると,1gがほぼ1円になる計算である。ミソもたっぷり詰まっている。カニはミソだねえ,などと言いながらカニしゃぶや雑炊を食べた。ローカルならではの至福を味わったのだった。

2009年11月7日(土)ラッキョウの咲きたる中に
 少し遅くなったが,ラッキョウの花見に行くことにした。砂丘を越え,湯山経由で畑へ向かった。途中,タクシーや放送局の車が,村の細い道路に5〜6台駐まっている。丁度対向車が来た。なんだよ迷惑だなあと思いながら,やり過ごそうと止まって右手を見たら,アパート前にカメラを抱えたみなさんの人だかりがある。これって,もしかしたら...。
 ということで,斜めの光を浴びるラッキョウの花や畑を眺めたり草取りをしているお嬢さん方と話し,来た道を帰った。アパートの前は相変わらずの賑やかさ。少しはずれたところでワックス掛けをしていたタクシーの運転手さんに尋ねてみた。新聞社が契約されている車らしい。
 「例の事件のおうちなんですか」
 「まだ犯人と決まったわけだないけ,めったなことは言えんだが。ところでそれは何年目だいな」
 「あっ,いや30年目です」
 「何キロ走っとるだ」
 「9万ちょっとです」
 「ええ車だなあ」
 って,さすがタクシーの運転手さんは身過ぎ世過ぎがお上手というか,プロである。大事なことは教えてくださらなかったが,砂丘の土産売り場から丘をひとつ越えればそんなことが起こっていたらしい。アパートの側にも,ラッキョウの花はたくさん咲いていた。新たな展開になった際に,そこからの映像が全国に流れるのだろう。わが家までたった5分の場所だった。

2009年11月6日(金)孤独の旅路を三人で
 とりあえず,ここのところの難所をひとまず安全に通過することができた。給料の範囲内の業務だけであれば難所でもないのだが,勝手に負荷を課していることがいくつか重なると結構ヘアピンだったりしたのだった。趣味の世界はすっかり後方に追いやられている。豊かな日々を過ごしたいものである。タマネギ苗を植えるとか。
 とはいえ,今週末も来週末も簡単な業務があって,ゆっくりタマネギ苗を植える日はまだ来そうにない。すき間時間を利用するしかなさそうである。豊かさはすき間にあるのだった。
 くつろいでナイトスクープを見た後は,Rachel Zさんの新作を聴いている。『I Will Possess Your Heart』という,ロックをアレンジしたピアノ・トリオ演奏だ。コールドプレイの『Viva La Vida』やニール・ヤングさんの懐かしの『Heart Of Gold』が収録されている。アリス・イン・チェインやザ・スミスの曲もあって,ロック系を取り上げることの多いレイチェルさんは相変わらずチャレンジングである。とはいえ,エネルギー溢れる元の演奏に迫るためには何かが足りないような気もするのだった。

2009年11月5日(木)熱望と名づけられたる
 なんだかんだと言いながら,結局ヴィーナス盤を時々聴く根性なしである。今夜は,エミール・ビクリッキーさん。同じチェコのジョージ・ムラーツさんがベースを担当しているピアノ・トリオ盤である。
 チェコの作曲家ヤナーチェクさんの曲がたくさんあって,極めつきの付録が『シンフォニエッタ』だ。以前の演奏をグリコのおまけのようにつけたちょっといやらしい売り方のような気もするが,その筋の方には,俄然興味がわいてくるアルバムではないか。お好きな方は,その筋の読書のお伴にいかがだろう。クリーヴランド盤だけでなく。
 そのことを抜きにしても,くっきりしたメロディーの曲が多く,録音のせいかピアノの一音一音がとてもヘビーである。ベース・ソロもたっぷりとってある。ベース好きや,ズシリと内蔵に響く演奏好きにも気持ちのよいアルバムだ。ジャケットはヴィーナスなのだけれど。

2009年11月4日(水)寒がりの人のいたのを
 寒い。が,灯油がない。とりあえず古い電気ストーブを側に置いている。とはいえ,足元に暖かさを感じるくらいで,何とも頼りないやつである。仕方がないので,アルコールで内部から温めている。
 灯油を買って来れば良いのだけれど,近所のGSは,どうゆうわけか木曜と金曜が安売りである。リッターあたり2円引いてくれるらしい。明日の夜に買いに行こうと思っているのだった。しっかり者である。どうしてお金が貯まらないのか,不思議だ。
 と思ったが,1缶あたりわずか36円のことである。シングル・モルトを体内に取り込んで寒さに震えているより,早く灯油を買ってきた方が安上がりだったかも知れない。

2009年11月3日(火)ネクタイで止められもせず
 久しぶりの学習会。日常では気づかない発見をみなさんから与えていただくレアな時間である。そんな場があることを,改めてありがたいなと感じさせてもらったのだった。
 わざわざ関西からいらっしゃる方もおありで,もちろん関西ならではの文化がいなばにも広がるのであった。ちょうど外が賑やかなころだったけれど,会場を提供してくださった責任者の方が,われわれのために近場の騒音を排除してくださったということも知って,ありがたいなあとも思ったのである。
 そんな今日学んだことのひとつが「抑制」だ。ついつい過剰になりがちな我が身を振り返ったのだった。どの辺りまで喋るか描くかという折り合いのつけ方の難しさというか,バランスのとり方に気をつけようと思ったのである。
 スマートなみなさんとの関係は面白い。世界を拡大できる場に感謝したのだった。

2009年11月2日(月)笑う日もある手紙も書いた
 朝からメールがあった。本マグロの話である。夫婦揃って中島みゆきさんが好きなのを知っている方からのお遊びだ。
 それにしても,本マグロって丸々1本の話なんですの。それとも切り身の話なのだろうか。本マグロが乗っている棚ってどんな棚やねん,と突っ込みを入れたくなるようなナイスなボケというか,ずらし加減である。
 今月発売される36枚目!のオリジナル・アルバムの販促用かと思われるようなタイミングだ。4日発売のシングルは,『ゼロの焦点』のエンディングに流れるらしい。よろしゅうございましたなあ。
 中島ネタが多いとお思いの方もいらっしゃるだろうが,ヴィニー・カリウタさんのドラムスをバックに何度もレコーディングしているというだけで,すごいなあと思っているのである。中島さんの曲はDVDで字幕を見て寓意を考えながら聴くのがいちばん身体に効く。そんなわけで,今夜はLAのスタジオでのカリウタさんとのセッションを見ているのだった。

2009年11月1日(日)百円は安すぎるかと
 ご近所の方とのご挨拶は,「さむーなりましたなあ」である。ということで,昨日,今シーズン初めての鍋を食べたと思ったら,2日連続の鍋系の夕食だった。皿洗いが楽だ。
 鍋は調理する時間がほとんどかからない。明日のおでんも作っておくことにした。おでんはボクの担当なのである。
 おでんといえば,ボクの場合はコンニャクだ。今日は3種類のコンニャクを入れてみた。500gが100円のものと,420gが188円のものと,300gが238円の3種類。つまみ食いをしてみる。食感がそれぞれ違う。高いモノの方が歯ごたえがいいような気がするが,値段によるバイアスのせいかも知れない。目隠しをされて利きコンニャクをすればどれもおいしいと答えることだろう。

2009年10月31日(土)白がきらいになってゆく
 日常的にプリンターで印刷している上質紙より,白さも厚さもはるかに上等な紙にペンで文字を書き続けるという業務をここのところ続けていて,眼も神経も疲れ気味である。紙の白さのせいなのか,老眼のせいなのか,あるいは間違えてはいけないという緊張のせいか,イライラ感が体内からわき上がってくる感じ。手書きはきらいである。ログが手書きだったら,とっくにこんなページは終わっていることはずだ。
 とりあえず,表面がつるつるした上等な紙を使わないで,もっと紙質を落としてくれるとうれしい。白は疲れるな。中には,薄いグリーンの紙を用意してくださるところもあって,ボクと同じようなご経験をされた方の配慮だろうかと思ったりもした。
 ボクの場合,手書き仕事は時間がかかるし疲れる。キーボード入力だと,時間は5倍くらい有効に使えそうだ。これだけPCが普及した時代である。プリンターで打ち出してもよい時代にはやくなってほしいものだと思っているのだった。とりあえず,その業務もほぼ終わりなのだけれど。

2009年10月30日(金)ロケンロールはノイズではなく
 とりあえず業務上のひと山を越えることができた。あとは来週1週間を乗り切れば少し楽になるような気がしている。とはいえ,帰宅をすればお勉強の締切も控えていて,何とかリミット数分前にクリア。タイトロープな日々である。
 こんな時は騒音の中に身を沈めるのが,高校生のころからのリハビリの方法である。
 夜中にAC/DCの『BACK IN BLACK』を流して,とりあえず気力回復を図ってみた。陰鬱な教会の鐘ふうのイントロからはじまるアルバムは,こんなテンポでええんかいというワンパターン・ロックの連続である。ボーカルの声がちょっと甲高いけれど,パワフルなドラムスやギターリフが心地よい。身体が動く。こんな音楽に身体が反応するというのは,まだまだ戦えるということかも知れないと思ったりしたのだった。

2009年10月29日(木)そのように育っておりぬ
 『ドラえもん』を調べることがあって,古本屋さんに寄った。よく売れた本だろうから,105円程度で山積みされているのかと思ったら,意外に少ない。20年以上前に発売されている定価360円の単行本が250円だった。けっこう高いのである。今でも買い求める人がたくさんいるということだろうか。
 たまたま並んでいた22巻と31巻を買った。
 調べたひとつは,しずかちゃんの入浴シーンである。その筋には有名な話なのかも知れないが,『ドラえもん』素人だったボクは,ちょっとビックリ。なんでこんなに入浴シーンが多いの。
 男の子も女の子も読むと思われる学習雑誌等に連載されたコミックだが,こうやって男の子はそんなふうに育てられていたのかと思ったりもしたのだった。って,どんなふうやねん。

2009年10月28日(水)この坂を越えればきっと
 薄く霞んだ大山を眺め,リターン。絶好のねずみ取り日和である。昼前に風車の街道を走ったら,関係者のみなさんが道具のお片付け中だった。おつかれさま。
 中部の部署は多発対応として今日はきっとやっていますよ,というご助言をいただいてから出発したので,想定内である。安全運転。12時45分に帰着。昼食抜きで午後の業務に就いた。ほぼ16時30分までノンストップである。
 とりあえず,ここまでつつがなくグッジョブ。とだれも言ってくれないので自分で書いておくことにした。さらに20時ころまで書類作成。
 そんなわけで,寒くなったけれど発泡酒がおいしい。コーヒーも飲んで,夜中にトイレに起きそうな気配。と思いつつ,やめればよいのに「西条柿」も食べてしまった。おいしい。幸せな気分である。が,朝までノンストップの幸せな熟睡の方を選択した方がよかったかも知れない。

2009年10月27日(火)快速の通過していく
 ここを乗り切れば少し楽になるのではないかと思われる10日間のはじまりである。業務上もプライベートも,多分今年のピークである。今日の営業終了時間は,珍しく9時を過ぎていた。
 中でも明日は,ちょっと狂気のというか阿呆みたいな一日で,米子へ行って1時までに帰り,緊張の午後を過ごせというミッションである。考えただけでも疲れる。
 ピークがもう少し低ければよいのにと思うのだが,隣に近江商人がいらっしゃれば,「あんたは今より低くなっても,同じようにもっと低くなればよいのにという男だよ」とおっしゃるだろうか。
 そう言われないために,とりあえず今夜は日付が変わってからも明日の準備をすることにした。こんなことをやっている場合ではないのである。
 われに七転八倒を与えたまえ鹿之助。

2009年10月26日(月)かわりばんこにするくしゃみ
 埃っぽいからか,夫婦でくしゃみが出る。
 きれいな空気にした方がいいんじゃないのというご意見があって,急遽,ネットで空気清浄機を検索してみた。が,普段から関心のない分野ゆえ,どれがよいのかさっぱりわからない。価格にも幅があって,それぞれの効果がどれほどのものか不明だ。
 もうちっと,ご使用のみなさんのお話を聞いてからの方がよさそうだねえということになって,喉にはかわいそうなことであるが,埃を吸い込みながら眠ることにしたのだった。
 といいつつ,月曜日の夜からワイパーシートで部屋の拭き掃除をしている。明日は,空気清浄機のリサーチをすることにした。

2009年10月25日(日)どうしてもほしくなりたる
 昼間,数時間自由にできた。そんなときは,ブロードウェイである。まんだらけの買い取りレジは混雑している。DVDやフィギュアや昭和のおもちゃなども台に置かれていた。オークションに出すよりも良い値段で買い取ってもらえるのだろうか。
 子どもさんと一緒にいらっしゃったお年寄りの方が,お店の角や前で退屈そうに立っている。ごくろうさま。こんなもんのどこがいいんだかねえと思っていらっしゃるような顔である。
 ということで,各種商品の現在の相場をインプットして回った。こんなことがそのうち骨董品巡りとよばれる日が来るのかも知れない。荷物をぶら下げていたので,商品をゆっくり取り出して丁寧に物色する余裕がなく,ちょっとアバウトな市場調査で終わった。
 輸入されたヒプノシスのジャケット集が投げ売りされていた。ボクに買われるのを待っていたのだろう。ありがたいことである。

2009年10月24日(土)退屈な秋の夜長に
 学生時代に住んでいた街に2泊した。利用させてもらっていた中華料理屋さんやハンバーグ料理屋さんは昔のままのたたずまいで営業をされていた。OKストアも昔のままである。もちろん,24時間営業のスーパーマーケットやビレッジ・バンガードは当時はなかった。変わったところも多いけれど,基本はあまり変わらないような気もした。24時間営業のビレバンがあれば,退屈な夜はボクはしょっちゅう寄っていたことだろう。今のみなさんがうらやましいな。
 2007年にオープンしたというロック・バーに入ってみた。週末の夜だというのに,客はわれわれだけ。AC/DCの大きなポスターが貼ってある。ツェッペリンの曲から取ったと思われる店名だ。マスターが何かリクエストをとおっしゃるから,じゃあ『幻惑されて』をとお願いしたら,元のタイトルは何ですかとお聞きになる。まじっすかあ,『DAZED AND CONFUSED』ですよ。ボクより若い方だ。そんな店名をつけるのであれば,『幻惑されて』の原タイトルくらい覚えていてほしいものである。ホント,幻惑された夜でしたよ。

2009年10月23日(金)フロントガラスに朝の陽は
 家を出て東へ向かう。出勤時間の太陽の位置が低くなってきた。フロントガラスに強烈な光が飛び込んでくる。路地から広い道路へ出る際,正面の太陽がまぶしくて左右が確認しづらい。大きな通りに出ても,ビルが少ないので道路に影がなくまぶしい。これから晴れた日は太陽を意識する季節である。朝は東へ向かうのがつらい。
 さて,そんな今日は参勤交代でさらに東に向かうことになった。江戸時代の昔は3週間かかったらしい。ボクが学生時代はほぼ7時間。今は地上を走る乗り物に5時間も乗っていればる到着する。ありがたいことである。
 自分が運転するわけでもないし,もうまぶしくない時間なので楽しい東への旅である。そんなわけで,ちょっとだけ留守です。

2009年10月22日(木)ボリュームを上げるしかない
 2010年3月にAC/DCの日本公演があるらしい。まだAC/DCは現役だったのかと驚いた。不勉強なことである。1973年の結成だから,36年も続いているバンドだ。
 パートナーがAC/DCファンで,10月17日発売の先行予約チケットをすでに2枚購入されたのだとか。女性でAC/DCファンという方をボクはひとりも知らない。お疲れさま。カップルでAC/DCのライブに行くとどんなことになるのだろう。アルコールでも入れておかないとボクはちょっと照れるな。とはいえ,お好きな方は今回聴いておかないと,もうこの次はないのかも知れない。
 オーストラリアのヘビメタ・バンドである。CDを探したら,なぜか4枚もあった。最後に聴いたのはいつのことだったか思い出せないようないにしえのことだ。そんなわけで,夜中だというのに,ソリッドで激しいギターリフと金切り声のうるさいボーカルを聴いている。ヘビメタは大音量で。

2009年10月21日(水)バースからはじまる曲を
 見開き2ページにわたって,ヴィーナス・レコードのジャケット100枚がカラーで紹介されている。旧作が1500円の紙ジャケットとして再発されるのだそうだ。3〜4年前に発売されたものもあるから,2800円でせっせとヴィーナスの新作にお付き合いした人はちょっとおもしろくないかも知れない。
 それにしてものジャケット写真群である。エリオット・アーウィットさんクラスで揃っていればよいのだが,どうしてこんな写真をジャケットにというのもある。ミュージシャンは好きなのに,ヴィーナスのジャケットはきらいというジャズ好きもいらっしゃるのではないか。
 そんな今回の紙ジャケシリーズの1割以上を占めているのが,過日お亡くなりになったエディ・ヒギンズさんの作品である。何の冒険もないような曲の連続だが,オヤジの秋の夜長には少し心地よかったりする。紙ジャケ100枚の1番最初に紹介されているソロ盤の『ダニー・ボーイ』を聴きながら,今日の疲れをとっているのだった。

2009年10月20日(火)夜の路地には木犀の
 駐車場から職場までのおうちに植えられている金木犀が,どこでも満開である。わが家はそろそろ終わりだ。わが家より少し遅れた開花である。
 開花のための条件というのがあると思うのだが,おそらく気温低下が関係しているのであろう。ということは,標高24mのわが家界隈は,官庁街に比べると少し寒い地域ということか。朝夕は通常の逓減率をはるかに超えた気温低下がこの界隈では発生していたのかも知れない。って,そんなわけはないか。何はともあれ,ちょっと不思議である。
 8時ころに帰路についたのだが,甘い香りが切れたと思うと,また次のおうちから匂ってくる。秋は食べ物ばかりではなかった。屋根を開けて長距離を走るには少し寒くなったけれど,甘い香りを感じながら暗闇をゆっくりと自転車で走るのは,疲れた身体に結構心地よいのであった。

2009年10月19日(月)季節外れの果物を
 果物のおいしい季節である。たとえば西条柿。熟柿ぶりが進んでしまったもの5個が150円で売ってあったとか。全部食べると利尿効果が怖い。我慢して3個だけにした。固いのもいいが,ツルンと喉を落ちていくやわらかいのもいい。この時期はもっぱらそんな西条柿が食後のデザートだ。幸福なデザートである。
 そんなわが家に,ブドウを届けてくださる方がおありだった。ありがとうございます。ひとつぶが巨大である。巨大な甘さ。ひとつ食べただけで,幸福感の広がるブドウである。ひとりが一度に食べる粒はふたつかみっつにしておこうね,という貧乏性のわが家。
 今は昔,夏にミカンが食べたいという若旦那のために番頭さんが探し歩き,1個だけあったという老舗の果物だ。さすがである。
 病に伏したボクが,季節外れの桃や西条柿が食べたいと言った時には,ここで探してきてねとつれあいに頼んでおいた。

2009年10月18日(日)人待ち花と名づけらる
 日本画のグループ展会場へ行った。主催されている方とは30年以上のお付き合いである。ちょうどそのころにグループを結成されたのだった。新入会員もおありのようだが,初期の方は随分お上手になっていらっしゃる。当たり前のことだが,30年ひとつのことを続ければ,当然それなりのことにはなるのである。
 その方の作品のタイトルには,『人待ち花』とあった。もちろん,創作の花名である。描かれている花を見ると,そんな花であるなあと感心した。ひとつの表現に秀でてくると,他のこともいい加減なことでは妥協できなくなるのかも知れない。年齢はそれほど変わらない方のようだが,30年続けてきたことが何もない我が身がちょっと悲しい。

2009年10月17日(土)曲線を見つめておりぬ
 いつも通りの時間に職場へ。ほぼ勤務時間内まで働いた。ここのところ肩の凝る業務が多い。マッサージチェアがほしいと言い続け実現しない人生のような気がしてきた。
 じょあんなの後ろ姿が美しいと言ってくださる若い女性がいらっしゃった。オヤジのノスタルジーだけかと思っていたが,若者にもラインの美しさに共感される方がいたのだった。ちょっとうれしい。とはいえ,車種名はご存じなかった。じょあんなということにしておいた。
 同じ趣味のみなさんのメールでは,高速道路走行中にエンジンがストップしたとか,クラッチのロッドのコネクト部分がちぎれて立往生したとか,なかなか恐ろしいレポートがある。
 ここのところやけに調子の良いじょあんなであるが,車の30歳というのは人間なら持ち主の年齢のようなものか。かなり無理をして走っているので,本当はマッサージチェアをほしがっているのかも知れない。

2009年10月16日(金)東西の境界線は
 東部に来る度にトスクで何種類かの豆腐ちくわを買って帰るという方お二人と,東部勢3名との業務だった。休憩時間に,コーヒーを飲みながら豆腐ちくわ話になった。西部では,「丸合」系スーパーにちむら製が置いてあるくらいで,その他の豆腐ちくわは入手困難らしい。
 「あんなもんのどこがええの?味なんかないがよ」
 と,根っからの東部人が突っ込みを入れる。
 「えー,豆腐の味がしますよ。カレー味とか,ネギ入りとかも酒の肴にいいですし」
 「そんなのは,ばったもんというか,ジャンクフードちゃうの。それより,米子やったら,赤貝の醤油煮の方が肴になるがな。そういえば,茶碗蒸しには春雨を入れるだって?米子は」
 というような東西の食べ物に関する話題になっていった。若者西部勢に対し,東部勢は年配者揃いである。豆腐ちくわよりおいしいものを,ちょっとだけ余計に知っているのかも知れないのだった。

2009年10月15日(木)原液のままで使いし
 髪はもっぱら自宅で処理している。理美容のお店にはまったく行かないのだが,美容師さんが髪の毛の様子をチェックしてあげると強引におっしゃる。PCに接続したマイクロスコープを頭にくっつけてあちこち移動される。
 「きゃあぁぁ,そんなに髪の毛の薄いところを写し出さなくても」
 「いやあ,少しストレスが溜まっていますねえ」
 「そんなことが髪の毛でわかりますの?」
 「覚醒剤がわかるくらいですから。シャンプーは割合きれいに流してありますねえ」
 というような話の後,「シャンプーやリンスは農薬より毒性が強いんですよ。パーマ液やカラー剤はさらにその上ですしね。しない方がいいですよ」などというお話もお聞きした。あなた,本当に美容師さんですの?

2009年10月14日(水)曲名は番号だけの
 キース・ジャレットさんの『Testament』がやっと届いた。10月7日発売予定だったから,1週間の遅れである。随分早くから予約していたのだが,3枚組のピアノ・ソロ・アルバムがそれほど人気が高いのか。
 そういえば,12日発売だったトルド・グスタフセンさんの『Restored Returned』も,アマゾンでは「現在お取り扱いできません」である。世の中,ECMレーベルのファンが多いのかも知れない。いずれにせよ,最近では珍しいことに,ボクはどちらのアルバムも発売を楽しみにしていたのだった。
 とりあえず,即興とは思えないほどスムーズに次々とメロディが湧いてくるロンドンでのライブ盤を集中的に聴いている。CDだと何度も繰り返し聴くことができるけれど,もう二度と同じ演奏はなされない曲の連続だ。キースさんのおかげで,豊かな秋の夜長である。

2009年10月13日(火)邪魔になるものであるらし
 久しぶりにセカンドショップへ寄ってみた。まずはLP盤コーナーでジャケット買い商品を物色。相変わらずジャケットに直接値札が貼ってある。邦楽・洋楽が混在だ。ソフトを粗末にするハード屋さんでやっていけるのだろうか。掘り出し物のあろうはずもなく,ジャンク・コーナーへ。横置きされたデッキや安物のスピーカーが並んでいる。買う人はなかなかいそうにないラインナップだ。
 その後,各コーナーを物色したけれど,コストパフォーマンスを考えると購入する気のおこるものは何もなかった。ひょっとすると短歌が生まれるかも知れないと思いながら展示品を眺め歩いたのだが,これもほとんど収穫がなかった。残念。
 ということで数ヶ月前に開店したお店で口直し。こちらは,未整理のLP盤新入荷コーナーも自由に物色できる。クラクラ。煩悩のとりこになりそう。

2009年10月12日(月)ようするに楽しみなのは
 毎年のことだが,今年も四方竹をたくさんいただいた。秋に食べるタケノコの食感は格別である。しょう油や味噌の味付けで楽しませてもらっている。去年より1週間以上早いようだ。
 今日は,ご近所のおばさんからもらった今どれの里芋もテーブルに置かれた。子どものころはそれほど大した食べ物ではないと思っていたのに,そんなものをおいしいと思うようになった自分が不思議である。人の好みは変わるのであった。
 大粒の零余子はもう何度か食べたし,このあとはサツマイモとヤーコンと山芋が待っている。って,食べることしか楽しみがないのかね?

2009年10月11日(日)脚立を伸ばす秋の日に
 メールの送受信ができない。サーバーがトラブっているようだ。とりあえず,業務はフリーメールで処理。
 日中は外の方が暖かい。テラスの椅子に座って読書をした。隣のおじいさんは,義理の息子さんと屋根に上がり,水漏れ箇所を修繕されている。全部お任せすれば良いのにと思うのだが,自分もやるのが元気の秘訣なのだろうか。もうじき100歳なのにすごいのである。
 お風呂側にある隣のおうちの金木犀はまだ咲いていないけれど,我が家の金木犀は満開だった。何にでも個体差というのがあるらしい。
 そんなわけで,ボクの好きな季節の到来だ。とはいえ,良い時というのは長く続かないのが残念である。ガンジーさんのように,明日死ぬように生きるのは難しいけれど,明後日はどうなっているかわからないというくらいの気持ちが必要かも知れんな,等と思いながら日なたを楽しんだのだった。

2009年10月10日(土)逃げてゆく雲の影から
 キント雲のような雲がたくさん浮かんでいて,雲を見ているだけで結構楽しめる一日だった。雲はアーチストである。
 そんな雲の多かった夕方,太陽が沈むあたりの雲が切れていた。砂丘では夕陽が見えそうだ。職場の帰りに,砂の美術館付近へ行ってみた。5時28分ころの夕陽はきれいである。ホテル泊まりらしいカップルなどが何組も写真をお撮りだった。うらやましいね,世間はブロンズ・ウィークらしい。
 砂の美術館は入館料が300円。この「砂漠の民」という作品は,道路から無料で鑑賞できる。本当は,もっとシルエット状態で夕陽がきれいなのだが,砂像中心に補正をかけて,作者に敬意を表してみた。

2009年10月9日(金)足もとばかり見ておりぬ
 寒い。つい先日まで,PCのそばには扇風機があったのに,今日は電気ストーブがほしいくらいである。カーディガンを羽織ったくらいではしのげないので,アルコールに温めてもらっている。
 温度計を見れば19度。それほど寒さに震える気温ではないような気もするが,身体がなまっているのだろうか。
 勤務帰りにメインストリートを通ろうと思ったら,「そこの自転車,降りて歩くように」というアナウンスをされた。明日からの「日本のまつり・2009鳥取」の前夜祭をやっていらっしゃるらしい。
 会期中には阿波踊りのみなさんも出演されるとか。女踊りの足さばきの美しさはフォトジェニックである。カメラをぶら下げて見学すると少し身体が温まりそうだ。って,どんな身体やねん。

2009年10月8日(木)シーズンの最初は白い
 強風の時は,畑の掘っ立て小屋が飛ばされるのではないかと心配しているのだが,幸い当地はそれほどの風ではなかったようだ。早く取り壊し,別の建造物に変わる日が来て欲しいものである。
 今日は殊の外よく働いた。みなさんより周回遅れになりそうだった業務が相当片付いた。豊かな週末を迎えることができそうだ。不謹慎ながら台風のおかげである。
 とはいえ,寒い中で業務を行っていたので,ちょっと体調を落としたような気がしている。季節の変わり目には注意をするようにという,ばあやの言葉を思い出したのだった。
 もうカーディガンを羽織るころだったっけと思いながら,今シーズン初めてのカーディガン着用の夜である。

2009年10月7日(水)野分立つ夜に聴いている
 どんなのがいつやってきても大丈夫と言いたいところだが,風雨の吹き込み具合によっては雨が入ってくるかも知れないという,安普請である。とりあえず,シンビジュームや朝顔の鉢をいつもの場所から避難させたり,門扉をブロックでブロックした。
 野分は肌寒さや心細さや人恋しさを感じさせてくれるらしい。とはいえ,こたびは野分以上か。時期も二百十日を大分過ぎているし。とりあえず人恋しいので,アーマッド・ジャマルさんのコロコロ『But Not For Me』を聴きながら過ごす夜である。
 日付の変わるころは,まだ雨が降っているだけだ。これから雨風嵐になるのだろうか。寝ている間にどんなことになっているのだろうと心配しながら,ちょっと疲れ気味なのでもう寝てしまうことにした。

2009年10月6日(火)トングを持ちて迷いたる
 ベンチに座って海を眺めながらお茶をした。サビキ釣りの方も4名ほどいらっしゃっる。釣果をお聴きしたら,「食いが悪いなあ」というご返事だった。毎日が日曜日になると,昼間から海辺のベンチに座ってお茶を飲んだり,釣りができるねえなどという会話をしていたのだった。
 お茶の前は,3人でセルフのうどん店に入った。行列が出来ている。
 「あれ,何だか変かも」
 「明るくなりましたかねえ」
 などと列に並んでキョロキョロしていたら,ナント,麺を自分で湯掻く場所がなくなっていた。
 「先月来た時にはあったんですけどねえ」
 ということで,麺打ちの隣で麺を湯掻いていたおねえさんにお聴きしてみた。自分で湯掻くのはもう古いんじゃないですかというご意見だった。自分で湯掻くのを不便に感じていらっしゃったお客さんもおありだったのだろうか。
 「1〜2カ所くらいは自分で湯掻くコーナーがあってもいいと思いますけどねえ」と要望を述べておいたけれど,ちょっとがっかりである。

2009年10月5日(月)メロディだけを聴いている
 秋の夜長用のロックとして,Leelandというテキサスのバンドのアルバムを聴いている。夜中にロックをかけるとお局さまがうるさいのだが,U2やColdplayをリスペクトしているというLeelandの音は,流していてもそれほど苦にならないらしい。ハスキー系の声も悪くないのだとか。
 Jesus,take me awa.とか,GodやMy Jesus.などといったフレーズが溢れている。バンドのみなさんは真面目なクリスチャンらしい。ロックを聴いてみたいけれど,パンクやヘビメタやハードなギターソロはどうも苦手で,という真面目な性格の方向きのロックアルバムである。
 そういえば,2週間に1度我が家にパンフを持って来てくださる真面目な方がいらっしゃる。あちらは,我が家をカウントされているのかもしれないが,実は我が家も彼女をカウントしているのだった。来る者は拒まずというマルコ教の教祖なのである。って,なんのこっちゃ。
 いつかこのバンドのアルバムを紹介してみることにしようと思っているのだった。家にいながらの布教活動である。

2009年10月4日(日)ひび割れは指の先から
 ジョアンナと10km走っただけで,今日はひたすらお友達はPCである。仕事に押されているのであった。とはいえ,肩が凝る。植木鉢や庭の草を抜いたり,肥料をやったりしながら休憩を入れた。勉強が長続きしなかった昔と変わらないのだった。水が冷たくなったこともあって,皿洗いの水の温度をちょっとだけ上げている。土いじりとぬるい水での皿洗いのせいか,手の指がザラザラである。
 こんなちょろい仕事でザラザラになるんだから,昔の農家のみなさんの指はどんなだったのだろう。野菜や米は大事に食べさせてもらわないとね。という日に,魚沼産のお米や米製品をいただいた。素性のわかっている新米は柔らかくておいしい。米製品は仕事が片付いた日にいただくことにした。

2009年10月3日(土)うまくいくのもしくじることも
 そんなわけで,今日は『Hey Jude』が流れている。仕事があるというのに,お局様の,衛星放送でビートルズをやっているわよというご案内に誘われ,貴重な時間が過ぎ去ってしまったのだった。
 とはいえ,かつてのソ連支配下のチェコスロバキアで,『Hey Jude』が民衆を励ます歌として歌われていたというのは初めて知った。『世紀を刻んだ歌』の再放送である。歌ったのはマルタ・クビショヴァーさんという女性だ。支配者に従うか,国外退去かという2択に対し,闘うという生き方を選ばれた方らしい。すごいな。
 『Hey Jude』のシングル盤は,遙か昔の中学生のころ友達に貸してもらったことがある。あんなに1曲が長いシングル盤は初めてだった。
 妻のシンシアさんからオノ・ヨーコさんへ走ったジョン・レノンさんの息子ジュリアン・レノンさんのために,ポールさんが書いた曲だ。とりあえず『ANTHOLOGY3』の,荒削りで短いリハーサル盤を聴いている。美しいバラードである。場面がひとつしか浮かばない歌詞ではなく,ダブルでもトリプルでもミーニングが感じられる言葉の使い方って大事なんだな,と思ったりした満月の夜である。

2009年10月2日(金)つまるところボクではなくて
 「モーニンってあるの?」
 ああた何年一緒に住んでまんねん。
 これでんがなと棚を探したら,飾りたくなるようなジャケットでもないのに,なぜかCDとLPで3枚もあった。
 という,読めばまず『モーニン』が聴きたくなるコミックが『坂道のアポロン』である。作者は小玉ユキさん。『光の海』・『羽衣ミシン』・『Beautiful Sunset』等,人魚がたくさん出てきたり,中学生をなめんじゃねえよというお話だったり,味わい深いテイストをお持ちの方だ。
 『坂道のアポロン』は4巻まで発売されている。小玉さんには珍しい長期連載になりそうな作品である。時代は1966年。ジャズ好きで,ボクよりちょっとお兄さんやお姉さん達のお話だ。『モーニン』の次に聴くことになるのは,チェット・ベイカーさんの『バット・ノット・フォ−・ミー』とか,エヴァンスさんの『いつか王子様が』。『バット・ノット・フォ−・ミー』は,アーマッド・ジャマルでもよさそうだ。
 掲載誌は「flowers」という女性用コミック誌である。少女漫画はあなどれないのだった。巷にはジャズ好きの女性が増えているのかも知れない。残念ながら,ボクの身近なところではあまりお見かけしないけれど。

2009年10月1日(木)モーニンを聴きながら読む
 いつにもましてクリアな感じがしない,重たい頭である。金曜の夜だけがとりあえず今の楽しみだ。早く来い来い探偵!ナイトスクープである。もうひとつの楽しみは,キースさんの新譜が近々発売されること。3枚組だそうな。慢性疲労症候群のあとのキースさんは,よりメロディアスでやさしい音を作り出されているように聞こえる。夏の疲れが残っているんだか,秋になったから疲れているんだかの最近の疲れた状態に栄養をもたらしてくれるのではないかと期待しているのだった。
 今月のディスクレビューに,『坂道のアポロン』のオリジナル・サウンド・トラック盤の紹介があった。サントラって,いつ『坂道のアポロン』は映像化されたのだろうと思い本文を読んだら,イメージ上のサントラ盤なんだとか。なんやねん,イメージ上って。まったくEMIのやることといったら,である。
 『坂道のアポロン』ってなんやねん。という話はまた明日。

TOPへ