いなばにあん 時々嘘つかないTOPへ
my foolish heart

「べんとーさん忘れてもかーさん忘れるな」,雨と無知との遭遇いなばにあん いの の日記。

2012年6月30日(土)ひと気なき通りを見つつ 
 わが家から500円玉がなくなった。
 あっ、盗難にあったというわけでなく、徐徐に枚数が減っていって、とうとう空っぽになってしまったということ。
 そこそこの枚数はあったと思っていたのだが、ポケットにも引き出しにも残っていない。困った。あしたどう過ごせばよいだろう。なにしろ明日は、ご近所の幼稚園のお祭りなのだそうだ。バザーにもお誘いを受けていたりで、なんだか500円が必要な気がしたのだった。
 とりあえず、100円玉をかき集めてみることにした。が、わが家のことである。こちらも少ない。硬貨の大切さをしみじみ感じたのだった。
 あっ、もちろん紙幣は最初から少ないのが、ちょっと残念。 

2012年6月29日(金)ピーラーで削っておりぬ 
 よかですねえ、ボーナス。いゃあ、たいしたことないですわ。久しぶりにお会いした方に。
 人をうらやんでも詮ないことである。ひたすら自分の業務に打ち込もう。と張り切ったのだが、昨日と打って変わって、まったり加減。大波小波の生活なのだった。これじゃあ、サーフィンはできないぜ。
 そんな本日のいただきものは、ピーマンと赤カブ等。ありがとうございます。とはいえ、漬け物にできるカブ系はさておき、大量のピーマンをどうやって調理すればよいんだか。日付が変わるころも試食担当中である。
 なにはともあれ、ボーナスのないわが家は、ピーマンだけは豊富にあるのだった。

2012年6月28日(木)朝顔のつぼみの太る 
 キュウリを持ってきてくださる方がふたりも。自分のうちにキュウリができる頃はスーパーで15円だからありがたみがない等とおっしゃりながら。いえいえ、我が家は、ただいまキュウリが何本あっても困らない状況なんです。絶賛受付中。ということでありがたく頂戴した。
 イボイボというか、とがっていたりするとことが苦手で、キュウリがきらいというご家族もいらっしゃるのだとか。それがあるから、新鮮さの証明だと思うのだが、新鮮ではない熟した方がお好みなのだろう。
 我が家の庭にも2本だけキュウリを植えている。ボクのいちばん近くで結実している無農薬有機肥料キュウリ。おいしくないわけがない。って、他の人の味覚とは違うと思うけれど。。

2012年6月27日(水)空梅雨の砂丘の空を 
 夕方の散歩を日課としていらっしゃるご近所のおねえさま方情報によると、昨晩、ホタルが一匹飛んでいたのだそうだ。
 ホタルと言えばきれいな川が必要な気もするのだが、どこら辺の川に生息していたのだろう。なにしろ、場所は乾燥地研究所に至る、両側は砂地の道路なのである。
 いまだかつて夜の砂丘付近でホタルを見たことはないけれど、観光客の滅多にいらっしゃらないさびれたこちら側にホタルが飛べば、結構みなさんが夜の砂丘を散歩されるようになるのではないか。砂丘に舞うホタル保存会をどなたかつくってください。
 どこかから捕まえてきた一匹のホタルを、砂丘で解放してやったというようなことではありませんように。

2012年6月26日(火)門灯の消された家の
 ここのところ帰宅時間がちょっと遅い。ご近所のおばあさんが、あんたげがいつまでも暗いから、なんだか遠くて行ってしまったようで寂しいとおっしゃってくださる.
 サービス残業が続いているので、眠るために帰るような家である。窓も締め切ったままゆえ、なんだか部屋の匂いが淀んでいるようでもあるし。もう少しすれば早く帰れるようになると思いますので、家の暗いのは我慢してやってください。
 滞在時間が短くなると、家を維持していくのも大変である。ひとり暮らしのご近所のおばさんが、鍵ひとつのアパートやマンションに住めば、ずいぶん楽になるのにとおっしゃるのがわかるような気がするのだった。

2012年6月25日(月)途中から常体になる
 近所の公園の脇というか、厳密に言えば公園内のようだが、いつのまにか大きなリサイクルボックスが建てられていた。
 町内の有志の方々が、利便性やいろいろの活動の運営資金にあてようとお考えになられたようだ。それに待ったコール。ご近所の方々にしてみれば、そんなところにダンボール等回収の巨大ゴミ箱を設置されると、火災の危険が高まるのではないかというわけである。
 自分のことで手一杯で詳細を知るよしもなかったけれど、回覧板が回ってきた。何項目かに渡って、町内会長に経緯や説明文を求められた方々がいらっしゃるようである。その結果、撤去ということになったらしい。
 すべてのみなさんに満足や納得していただくことは難しい。小さな町内会であっても。いわんやランチや政党であっても。って、話が飛躍しているけれど。

2012年6月24日(日)木のない場所の風に吹かれて
 どこへ出かけるでもなく、引きこもり生活をしている。気持ちよい外の空気も知らずに過ごしていたのだった。
 テレビも点けないから、動くニュースをここのところ見ていない。新聞とネットの情報だけの生活。かといってそれでなにか困るわけでもなく、並んでいるトピックのどれかをクリックする気も起こらない。疲れているせいか、感度が落ちているせいか。
 こんなことではいかぬ。と思い、読みかけになっていた本のページを久しぶりにめくってみたのだった。たった20ページ。感度を上げるのに、もう少し時間がかかりそうである。

2012年6月23日(土)コンビニの明るい窓に
 QUOカードという耳慣れないカードを江戸での葬儀の茶の子としてもらったのは、もう10年近く前のことだ。メール便をお願いするくらいで、コンビニではほとんど買い物をしないから、相変わらず馴染みがないのだが、わけあって購入することになった。
 いちばん近いローソンへ。在庫は8枚しかないそうな。
 近くのファミマへ移動。カード類は置いてないらしい。さらにそのご近所のファミマへ。「ファミマでは置いてあるところは少ないですよ。」とのこと。
 その通りを進み、右折しても左折してもローソンはある。右方面がわが家。その店でなかった場合、引き返して左側のローソンへ向かわなくてはいけない。人生は博打と思いつつ、左折した。安全策の遠回り。弱気の虫が騒いだのだった。18枚あった。目的を達する枚数ではないが、とりあえず購入。
 3軒目のローソンへ。一枚もなかった。最初に左に曲がっておいてよかった。
 結局、最初のお店に戻って不足分を包んでもらうことになったのだった。ローカルゆえの品揃えの悪さなのだろうか、いったいにどこでも人気のない商品なのだろうか。

2012年6月22日(金)例外をさがしています
 もたもたと準備をしていたころにおふたりさま。
 これはこれは。ドイツのカブリオレが駐まっている。クルマにお詳しい方で、日本で乗るなら、やっぱり日本のクルマがよいとおっしゃる。なかでも、○○○とKカー製造の○○○○がいいですよ、とのこと。
 いゃあ、わが家はまさに○○○と○○○○ですよ。○○○はもう14年乗っていますし、○○○○も10年くらいになりますよ。
 よく売れているものに良いものがあるというのはそれほど間違ったことではない、ということもあるらしい。
 例外をめざしてみたいものである。

2012年6月20日(水)ペンを持つ指の白さに
 いつからこんな高給取りになられましたの。気持ちだけでいいんでね。持って帰ってね。押し返したと思っていたのである。帰ったあとに片付けをすると、印刷物の下に、なにやら怪しげなものが。やられた。すっかり安心しきって喋っていたのがよくなかったようだ。若いお嬢さん達もなかなかである。もうホントに、かまったりいじったりしていただきませんように。
 そんなみなさんにご迷惑をおかけしているこのごろ、今日は行政の窓口二か所へ。7種類ほどの書類の提出予定だったが、受理されない案件もあって、ちょっとがっかり。
 いずれも、どう書けばよいのかわからない箇所のある書類だが、これくらいのところは人に聞かなくても書けるだろうというところだけを書いて、あとは窓口の方に教えてもらった。聞くにかぎる。らくちんらくちん。

2012年6月19日(火)意味は不明の言葉であるが
 牛のジャケットって珍しいなあとおっしゃりながら、LP盤を手にとってご覧になっている。「オデオンかあ」とも。ボクよりは若い方だから、出あいがなかった1枚なのだろう。
 わが家には、この牛のジャケットのLP盤は4枚ほどある。国内盤と輸入盤と、むかしプレゼントした1枚もなぜかわが家にあったりするのだった。回収に成功か?
 変わったアルバムジャケットが多かった当時はそれほど変なジャケットとは思わなかったけれど、LPジャケットに乳牛1頭が大きく写っているというのは、ジャズアルバムを集めている人などには相当風変わりに見えるに違いない。
 ヒプノシスなんですけどねなどと言っても、ジャンルが違えばまったくご存じない固有名詞のようだ。
 40年前から部屋を暗くして聴くのがこのアルバムの決まりだった。この歳になってもまだ暗い部屋で聴いているなんて。『原子心母』。

2012年6月18日(月)シンビジュームの葉の裏に
 帰宅して玄関を見ると、花をつけているシンビジュームの葉に大きなナメクジがいた。先に片付けなくてはいけないことがあって、再び玄関の外へ出たときにはお姿が見えなかった。殺気を感じて急いで逃げたのかもしれぬ。懐中電灯をサーチライトのようにしつつ、探索活動。
 いたいた。
 少し離れた葉っぱの裏に。よくここまで短時間で動いてきたねえ。ナメクジも結構逃げ足が速いらしい。足がどこにあるんだか。

 ベース奏者の演奏を流していたら、ピアノはだれですかとお尋ねになる方が。ベースソロの曲もあるアルバムで、ほとんどベースばかり聴いていてピアノに関心がなかった。見当もつかない。PCに放り込んだデータゆえ、データもわからないし。すいません、まったくわかりませんです。
 CDも近くに置いとかないとなあ。

2012年6月17日(日)ラップをかけた皿をもち
 清盛がはじまるようなころ、いちどお帰りになった方がふたたびお見えである。手には小皿をお持ちだ。アルコールを摂取された方のために、何かありませんかとのおたずねである。アルコールも甘いモノもお好きな方らしい。
 基本的にやっていないんですけどねえ。と言いつつ、せっかくの小皿。適当なモノを見つくろわせてもらい、お持ち帰りいただいた。よい関係のおふたりなのであろう。
 子どものころ、村の中に豆腐屋さんが何軒かあった。お使いで、鍋やボールを持ち木綿豆腐を買いに行かされたものだ。そんな、容器持参の買い物を思い出したのだった。よい時代である。
 容器を持ってきてくださるようならいいですよ。というのもありかと思ったりしたのだった。
2012年6月16日(土)これが最後の予定とありぬ
 ろくなものを食べていないせいか、やせましたねと言われることが増えたような気がする。今日もおひとりからそのように。
 ここのところの不規則な生活が原因だと思うのだが、実は体重計に乗った本人も驚いている。前回よりさらに1kg減少し、ここ30年ほど縁のなかった20代前半の体重になっていた。いゃあ、ビックリ。
 最近は、太めサイズのジーンズやそれに合わせたベルトだったから、穴がちょっと足りなくなった。
 そういえば、夏に実施するらしい高校の同窓会の案内ハガキが来ていたなあと思いつつ、ベルトを少し切ってみたのだった。

2012年6月15日(金)買い物カートにまたがって
 とりあえず明日の準備を片付けてから書こうと思ったら、すでに日付は変わっていた。忙しいのを眺めているのは面白いというお嬢さんにからかわれつつなんとか無事に終了した。まっ、人は慣れる動物らしいから、もう少し日にちが経てば、なんとかなるだろうと思うことにしたのだった。
 買わなくてはいけないものがあるのだが、大概のお店は閉まっている。さいわい夜11時まで営業しているお店がある。10時を過ぎたころに買い物へ出かけた。普段はあれこれ悪く言うことのあるスーパーだが、ありがたいことである。ゴメンナサイもう悪口は言いません。
 それにしても、食料品売り場には小さなお子さま連れのご家族がいらっしゃる。明日が休日だからなのだろうか。わが家の子ども達が子どもだったころは、夕食を食べながらでも眠っていたのに。目のかたいことである。

2012年6月14日(木)その名には興味のなくて
 看板をバカにしてはいけないのである。知らない人がおふたり、突然いらっしゃった。しかもさっきつけてもらったばかりなのに。それ以外のお知らせはなにも出していないのである。
 「お知り合い?」と尋ねられたけれど、こちらこそあなたのお知り合いかと思ったよ。
 お聞きすれば、市内からクルマでたまたま通りかかられたらしい。関係者以外の方が通行する通りとは思えないのだが、看板のせいで、わざわざクルマを駐めて入って来られたようだ。勇気がおありですねえ等と、当方の事情をよく知っているわれわれから見れば思うのだが、知らない人には看板があるんだから当たり前のことなのだろう。
 そんなわけで、真空管に興味を示されたり、大音量のジャズを楽しまれ、いゃあいい日に当たったもんだねえと財布をお仕舞いになりながらお帰りになっていかれたのだった。ありがとうございました。

2012年6月13日(水)冷たい石にかこまれて
 お待たせしました。って、朝顔の話です。意外に早くアメリカッ子も花を咲かせていたのだった。あっちはなかなか開かないけれど。
 そんなわけで、ノーリアンズブラック7世のファーストブロッサムである。咲いたのは玄関の小石の中だ。岩場。土も栄養分もほとんどないような荒れ地のような場所である。
 たくましい猩猩草に囲まれ、そんなところに朝顔の蔓が伸びていたとは、ご存じなのはお釈迦様くらいだろう。クルマの後部が邪魔をしているから、気がつきにくい場所なのである。
 陽が射してきて、その深いブルーに赤みがかってしまっているけれど。

2012年6月12日(火)この次のことを思いつ
 そのうち、タマゴはタマゴ屋さんから売ってもらうというお約束になっているのだが、今日のところは最寄りのスーパーへ。例によって、1000円の商品購入で、タマゴ1パックが格安料金の日なのである。アバウトな頭の中の電卓処理で、ほぼ3パックは買えるだろうという程度の商品をカゴに入れた。
 レジにいってちょっとビックリ。一番最初にカゴから取り出したのはタマゴ2パック。それを安い料金で入力されたのである。どゆこと。普通は、他の商品の小計を済ませ、所定の金額をクリアしているのを確認してタマゴ料金を入力するんじゃないの。
 なんだか、カゴの中はそれくらいは超えていますよと思ってくださっているようで、気持ちがよい。
 カゴの中をザックリと見て、まず2000円分は入っているだろうと踏まれたのか。さすがはプロ。カゴの中は小さな商品が中心で、知らない人が見れば3000円とは思えないようなカゴの中なのにである。
 なかなか心憎い配慮のレジのお嬢さんなのだった。まっ、最初から3パックだともっとすごいと思うけれど。

2012年6月11日(月)カタバミとドクダミの葉の
 今シーズン最初の朝顔が昨日開花した。今日はふたつめが開花。国産種のピンクである。国産種は種を収穫することもなくなったのだが、こぼれ落ちた種が勝手にあちこちで芽を伸ばしている。この辺りは、ドクダミとオランダイチゴとカタバミの激戦区なのである。早く花をつけて、種の保存を図ろうとしているのかも知れない。けなげにがんばっているのである。
 一方、もう7世になったノーリアンズブラックは、鉢に植え換えられ、ただいま葉を大きくしたりツルを伸ばしている最中である。花を咲かせようとする気配はまったくない。さすがアメリカ産、タフである。というか、守られて大事にされているという余裕か。
 この春、宮城県からやって来た友人に7世の種を託した。車で新しい土地へ運ばれた種はすくすく育っていることだろう。

2012年6月10日(日)気の滅入ることを好みし
 玄関のチャイムがなった。朝8時。たしか日曜日だったはずである。どんなご用件なのだろう。早起きの働き者の方は多いのだった。
 今日は大安なのだそうだ。で、そういうものは午前中がよいというお考えのみなさんのようだ。わざわざありがとうございます。当方は、六曜も午前中もまったく頓着しないタイプなんですよねえ。
 乱読だった時代、珍しく洋物のレイ・ブラッドベリさんとE.S.ガードナーさんに夢中だったことがある。SFというかファンタジーと法廷もの。どちらもてっきりご高齢の方かと思っていたのだが、ブラッドベリさんは80年代にも作品を発表されて、あっまだ現役の方だったんだと驚いたことがあった。無知なことであるが、ネットで簡単に調べられる時代でもなかったしね。
 最後に買ったのは2005年のハードボイルド三部作復刊本。『DEATH IS A LONELY BUSINESS』を少しだけ読み返してみた。死ぬときはひとりぼっち。まっこと。

2012年6月9日(土)おさなごは眠りたるまま
 いつもくだらないから、前日なにを書いたのかすぐには思い出せないことが多いのだが、とりわけ昨日はなんかを書いたよなあくらいしか思い出せない。何時にアップしたんだっけとページを確認したら、2時41分になっていた。読みながら、こんなことを書いたんだっけと思ったりしていたのだった。すいません、飲酒落書きでした。
 学生のころ、どうやって高円寺のアパートに帰ってきたのか覚えていないことが1回だけある。朝目が覚めたとき、生きていることに感謝したほどだ。帰巣本能というやつだろうか。昨日はどうやって帰ったかは覚えているけれど、どうやってなにを書いたかはよく覚えていないのだった。うつらうつら書いたらしい。
 きれいな壁があるとなにかを書きたくなるような落書本能が内在しているのかも知れない。

2012年6月8日(金)目立たないようリアルに詠めば
 空は雨がいまにも降りそう。地面ではタマネギのすべてが倒れている。タマネギを収穫してやった方がよさそうだ。軍手をはめて。
 その後の、茎と根っこを切るのも結構いい仕事である。ということで、ほぼ一日の大半がタマネギ三昧で終了したのだった。
 その前に、スピーカーをアンプに接続した。ウーハーのエイジングに結構かかるらしい。明日からガンガンかけます。そういえば、シャックリも30分くらい止まらなかった一日だった。
 そんな今日は、擬人法は成功しないことが多いので、それにチャレンジする場合は覚悟するようにねとか、道具立てを増やしてもリアリティがないと困るなあというようなお話しも出たのだった。
 みなさんと会話をする時間は刺激的だなあと思ったのだった。

2012年6月7日(木)当番に加わりたいと
 朝早くからチャイム。まだ顔のつくりが済んでいないのに。って、つくるところはそれほどないのだが。町内の班長さんだった。ご出勤前の町内のひと仕事のようだ。ご苦労さまです。
 どのステーションにもゴミ清掃当番表があるのかと思ったら、他のステーションでは、ステーションに近いおうちの方がいつも清掃されているのだとか。この辺りは、そんなステーションが多いらしい。
 わが家の近所は、100歳でお亡くなりになったおじいさん謹製の、絵馬の形を大きくした美しい当番表が使われている。当番表が回ってくるから、清掃の仕事をみなさんが忘れずにされるのである。よい仕事をされましたなあ、おじいさん。そんないいものがあることを今年の班長さんはご存じなくて、ご自分でいつも近所のステーションを清掃されていたらしい。
 まっ、それはそれでみなさんが喜んでいらっしゃるとは思うけれど。で、ご用件は?

2012年6月6日(水)外からはわからぬはずと
 それがお仕事とはいえ、なかなか熱心である。というかしつこい。人を替えてすでに2回めのご訪問だ。わずか1週間ほどのことである。
 ひとつ分は払っているのだから許していただきたいと言っても、割引もありますから等と粘られる。基本的にきらいなんです、見ないんです等と言っても通用するわけもなく、これはセットの見直しをした方がよいかも知れないと思ったのだった。
 それにしてもいろいろとお詳しい。その筋から情報が流れているのかとも疑って見たり。って、どの筋やねん。おかげで、楽しかったいち日の最後がちょっと不機嫌。
 まっ、なくても別に困らないからなくてもいいんですけどね。

2012年6月5日(火)カエルの声が重なって
 竹下さんがいらっしゃるのだとか。夜の10時までご飯はお預け。と言っても、監禁されているわけではないから食べればよいのだが、意外に律儀なのである。
 待っている間にナメクジ探し。懐中電灯を点けつつ。うようようよ。腰が疲れる。腰を伸ばして上を見れば、昨年大量に収穫できた桑の実が、今年はやや少なめで、そろそろ終盤のようだ。
 一方、葉っぱの成長は著しい。枝が横に張り出してくるから、歩くのに邪魔になる。ほとんど虫に食べられていない枝をバサバサと剪定鋏でカット。ミントや朝顔は虫に食べられまくっているのに、桑の葉を食べる幼虫がわが家にはいないようだ。というか、桑が好きなのは蚕くらいなのか。一般的にはおいしくない葉っぱなのかも知れない。

2012年6月3日(日)デザートが出てくるまでに
 撮影要員の任務完了。
 午前も午後も懐かしい方々とお会いさせていただく。午後は、お嬢さん達だったが、ボクと同じ年代になられた方もいらっしゃるらしい。懐かしい名前が次々と出てくる。そんなこともあったねえ。楽しい時間を過ごさせていただきましたよ。ありがとうございました。
 なにはともあれ、ボクと同年代ということはまだまだ若いということである。ご近所の90を過ぎたおじいさんからみれば、洟垂れ小僧と小娘のようなものだと思うな。命短し恋せよ亜麻色の髪の乙女。
 帰宅したら、宮城県からの小包が届いていた。伊坂さんが31日に来られましたということで、新刊のお届け物だった。ボクの名前まで書いていただいたサイン本。出身大学の先輩(なんの関係もないけれど)のレア本をくださる方もいらっしゃるし、ありがたいことだなあとしみじみ。大切にします。

2012年6月2日(土)エンジンのかからぬ車の
 お店から出てエンジンをかけようとしたら、異音が。キュキュキュキュッ。ランプもあれこれ点滅してエンジンがかからない。あまり回し続けるとさらに負荷がかかりそうである。休憩。バッテリーが上がったらしい。
 いつもお世話になっているモータースのおにいさんにレスキューの連絡。ちょっと時間がかかるようだ。さっきレジを済ませたばかりだというのに、再び店内に入って時間をつぶすことにした。おかげで購入予定のなかった商品を買うことになったり、新たな商品情報を教えてもらったり。とりあえず、バッテリーのあがった場所がこのお店でよかったと思うことにしたのだった。
 バッテリーを交換したのは5年前。しょっちゅうエンジンをかける車ゆえ、電圧が落ちているようだ。JAF扱いにしてもらって料金は無料。まっ、30年近く会員料金を払ってきたのである。たまにはこんなこともないとね。

2012年6月1日(金)どのように生きてきたのか
 細部に手を加えてもらったり線を引いてもらったり。とりあえずプロのされることは何の心配もないだけれど、そんなこととは別に、今日は忙しいいち日になる覚悟をしていたのである。
 が、意外なことに、朝から業務が思いの外順調に進む。サクサク。いままでの準備がよかったらしい。段取りが大事である。
 そんなわけで、新鮮な若芽を手土産の突然のお客様にも余裕の応対。念のためにとショウガまで付けてくださっていて、恐縮です。
 お世話になったご近所の方にもお会いしてみたいとおっしゃるので、ご案内。立ち会っていると、昔なつかしい方々のお名前がつぎつぎと出てくる。あぁ、あの方はまだご健在だったのかというようなこともわかったり。なにしろ、ご近所の方は90歳を超えていらっしゃるのだった。記憶がクリア。ひとり暮らし。買い物は軽自動車に乗って。趣味は野菜作り。
 どんな老後になるかわからないけれど、お手本にしたいような暮らしぶりなのだった。

2012年5月31日(木)ネットに入れて吊したる
 畑を見ると、倒れているタマネギが多い。それほど大きな玉をつけているわけでもないのに、いつもより倒れ方が早いのではないか。と思ってご近所を見れば、まだしっかり立っている畑もある。強壮剤だったり、ピラミッド建設労働者の給料として支払われたという説もあるタマネギだが、わが家のタマネギだけ根性がないのかも知れない。
 なにはともあれ、少しだけタマネギを収穫をした。スライスにし、オニオンドレッシングをかける。タマネギ三昧。血液サラサラ筋肉モリモリになってくれればよいと思うのだが、根性なしに拍車がかかるだけかも。
 さて今日のチェックは5分。これで4日連続である。のーぷろぶれむなれど、若干の注意をされてお帰りである。なにかひと言いわないと仕事をした感じのしない体質なのかも知れない。業務の報酬は昔ならタマネギ2個分くらいか。って、知らんけど。おつかれさま。

2012年5月30日(水)この曲が歯止めになりて
 JAZZRADIO.comは、PCに取り付けたおもちゃのスピーカーで聴いている。聴いているというより、PCで作業している時に垂れ流しているような状態である。低音もろくに聞こえてこないようなチープなジャズ。
 そんなJAZZRADIO.comであるが、PCのUSB経由でDACやアップコンバータを接続してもらったおかげで、きちんとしたスピーカーで聴くことができるようになった。ラジオとは思えない、クリアでパンチの効いた音。これだけでも生活できそうである。PC経由オーディオで聴く雑音のないラジオ。
 チャンネル数が多くて困るけれど、聴いているのはほとんどBass Jazz。低音が皮膚からしみる、ような気がする。
 そんな本日のチェックは11分で終わった。のーぷろぶれむ。久しぶりに、デューク・ジョダンさんの『No Problem』をCDから聴いてみたのだった。

2012年5月29日(火)真ん中を避けて進みぬ
 わずか2分ほどの距離ゆえどうということはないだろうと思ったのだが、ちょうどその2分の真ん中辺りで、激しい雷。ピカッという、遠くの他人事のような稲妻ではなく、すぐ近くに光や揺れを感じる稲妻。ちょっとビックリ。割合近いところに落ちたのではないか。あぶないあぶない。到着してすぐに、無事かどうかを確認する電話が入ったくらいである。
 宝くじも当たらない人生なのだから(買わないからだが)、雷がわが身に落ちることはないと思うけれど、それでもやっぱりもしかしたらという気は起こるものらしい。まっ、だから宝くじは売れるのだろうが。
 本日のチェックは20分間だった。昨日よりは長時間である。とはいえ、概ねフレンドリーなみなさんで、ボクにカミナリを落とされたりすることはないのだった。

2012年5月28日(月)ひとりでは運べないので
 いつもはカエルの鳴き声に頭を痛めているころだ。池の水を抜いたおかげで静か。と思っていたけれど、ジャングル地帯の光の届かなさそうな辺りから、小さな鳴き声が聞こえてくる、ような気がする。通りを隔てたむかい側の庭からも。みずたまりがなくても生きていけるのか、カエルは。ここのところ晴天が続いているというのに。
 と思ったけれど、考えてみれば、雨がふらなければ庭木に水を撒いているわけで、木が枯れないということは、カエルにとってもそこそこの湿り気はキープできているということかも知れない。草や花では頼りになりそうにないが、そこそこの茂みをつくる木の周辺で共生しているらしい。水やりは植木のためならず。って、まわりまわってなにかボクにもいいことがあるのだろうか。
 そんな日に、チェックは13分ほどで終了。とりあえず、なんとかなりそうである。

2012年5月27日(日)眠ろうと試みている
 花火の音で目が覚めた。15発。地域の運動会がおこなわれる日である。とはいえまだ6時だ。がんばってみようと思った。けれど、15分後にもやや小さめの花火の音が聞こえてきた。最初の小学校での花火を終えた花火屋さんが、少し遠くの小学校へ移動されて打ち上げられたのだろうか。あちこちで運動会らしい。合図のための花火の習慣はいつまで続くのだろう。
 そんなわけで、もう眠れそうにない。めずらしく早起きの休日にすることにした。早起きの人は朝飯前にひと仕事されるという話をよく聞く。がんばってみた。なにも生まれなかった、残念。やっぱり夜が好き。そうこうしていると、9時に電話のベルが。よかったら、これからお茶でも飲みにいらっしゃいませんかというお誘いである。早く起きていてよかった。よろこんでホイホイと。
 朝の4時台には起床されるという方だった。9時はもうお昼のようなものか。ボクに見せたいものを入手されたのだった。いゃあ、こりゃあこのままではもったいないですねえと思うのだが、なにもされないのだとか。人見知りをされる方なのである。残念。あれこれいただいて帰ったら、こんどは若者がわが家にやってくるという連絡があった。海を見に行った帰りだとか。
 あれこれ長かったいち日は、深く考えない言葉を発しているうちに終わりそうである。

2012年5月26日(土)ひと目みてわかることなど
 面倒なことをお願いしたら、2日後にはなかなか良い仕事をしていただいた。ぐっじょぶ。安心できる方らしい。すぐに5つばかりのお願いをする。
 1日あれば終了するのではないかと思っていたのだが、1週間経ってもご連絡がない。どゆこと。最初の仕事っぷりをみればそれほど面倒なことではないはずだ。忘れられているのかも知れない。念のために、問い合わせのメールをしてみた。
 問い合わせから1日経った本日夕方に、やっと回答があった。遅くなり申し訳ありませんとあるが、問い合わせ後に慌てて取り組まれたような仕事っぷりのようにも思える。第一印象だけで判断しないようにねということだろうか。
 体調が悪かったり、他の業務がお忙しかったりしたのだろうと思い込むことにしたのだった。

2012年5月25日(金)輪郭を聴き取りながら
 音質向上委員会によって、音楽を聴く環境が向上しつつある。PCからのデータ供給システムもほぼ完了。PCからは、インピーダンス75Ωの5C-FBの同軸ケーブル15mを使用してアップコンバータや増幅器等へ。USBケーブルは電力供給などでストレスがあるらしいが、デジタルは15mのケーブルを使ってもほとんど劣化がないようだ。ということを教えていただいた。お世話になりました。
 CDプレーヤーには、そんなことをしてもよいのかと心配するのだが、USBメモリーに保存した音楽ファイルをダイレクトに再生できる機能が搭載されている。気の毒にもMP3プレーヤーのごとし。
 結局、CDをプレーヤーのトレイに入れて再生するより、HDDとUSBメモリが音源の中心になりそうなのだった。USB入力をセットされたCDプレーヤーと同じように、かわいそうなわが家のCDである。

2012年5月24日(木)ソケットを交換したり
 久方ぶりのサービス残業。って、毎日ただのサービス生活だけれど。帰宅したら、22時をまわっていた。手の皮はむけるし、腰も少々痛む。身体が資本である。おまけに、昼食をとるタイミングを逃し、珍しく昼食抜きだった。立ちくらみも久しぶりの経験。。
 そんなわけで、体重計は、過去20年間みたこともなかった数字を表示していた。びっくり。もうそんな数字をみることはないだろうと思っていた数値なのである。ちょっとうれしい。
 とはいえ、活字は新聞くらいしか読まないというさっぱりないち日で、フレーズを探すどころでがなかった。身体も動かしつつ、創造的ないち日を送りたいものである

2012年5月23日(水)あげずともよい手をあげて
 老若男女のみなさまのお世話になりつつ、本日もあれこれよくはかどった。スマートなみなさんとの業務は快適である。
 いちばんお世話になったお嬢さんは、しなくてもよいのに、上司に相談をしに行ってくださり、当方の利益になるよう交渉をしてくださっている。彼女は声をひそめて相談されても、上司は大きな声で見解を述べられるから、広い職場に筒抜け。なんだかボクがゴネているように思われた方もいらっしゃるかも知れないが、すべてお嬢さんのご配慮なんです。すいませんねえ。
 「余計なお金を使われなくてもいいですもんね。」
 涙がでるぜ。
 結局、上司の方は常識的で自分に火の粉が降りかからないようなご判断。当然であろう。わが身が大事である。お嬢さんの好意は実を結ばなかったけれど、自分の前にいる人間が損をしないよう動いてくれる若者に、おじさんは見とれていましたよ。あなたにもよいことがありますように。

2012年5月22日(火)海に近づくひとのあり
 ものごとがいろいろと進捗。丁寧な仕事をしていただきありがとうございました。わずかに解決していないトラブルも残っているが、心当たりがある。明日、試してみることにする。
 そんなわけで、出費もあり、金融機関で珍しい体験もさせてもらった。えっ、たったそれだけで、そんなことがありますのという珍事。
 Bee Geesの曲のなかで飽きずに何度も聴いたのは、単調なリズムの『spicks and specks』。ロビンさんを偲び、とりあえず本日も5回ほどCDを聴いてみた。有名ヒット曲ではないけれど、中学生のころに買ったシングル盤は相当溝が薄くなっているような気がするのだった。遠くへ来たものである。
 カレイやハタに続き、本日は大きなアゴを3匹もいただいた。ありがとうございます。漁場で業務をこなしたご褒美にもらわれたらしい。うらやましい業務である。アゴの子はすでに食べさせてもらったけれど、本体は今年最初。まったりした刺身と、いつもの木の芽味噌焼き。あつあつのところを。
 濃いめの木の芽味噌にすこししびれるところがなんとも。

2012年5月21日(月)間引きたる双葉を
 日記が消えていた。
 最近、こんなことが増えた。ここのところ読み返しも丁寧にやらないし、更新も集中力を欠いているせいだろうか。この日になにを書いたかすぐに思い出せない。今日は23日なのである。
 しばらく記憶の呼び戻し作業。くだらないことばかり書いているからなあ。なかなか思い出せなかったが、そういえばわさび菜の間引きの話だった。
 葉っぱをよく噛んでいると、舌の先が成長したワサビ菜とかわらない辛みを感じたという話。いゃあ、なんとか思い出してよかった。
 ワサビ菜は双葉より辛し。で終わったような気がする。

2012年5月20日(日)成長はいびつであるが
 わが家にあまた育っている雑草のひとつがオランダイチゴ。大群を形成しつつある。葉は巨大化し、ランナーものび放題。たくさんつけている果実も赤くなりはじめた。肥料をやるわけでも下に藁を敷いてやるわけでもない。色が赤くなっただけかと思っていたら、なかなか甘い。自然受粉ゆえ大きさは均一ではないけれど。ケーキのためにスーパーで買った糖度12の「とよのか」にちょっと負けるくらいだ。
 水道に近い栄養分の集まりやすい場所がベースキャンプ地のせいだろうか。放置しているというのに、けなげである。とはいえ、エリア拡大が趣味で他の雑草と抗争中だ。三つ葉とセリが苦戦。ただいま庭は春の大戦の最中なのだった。
 雑草でベランダや庭を埋め尽くしたいというイチゴ好きの方がいらっしゃらないだろうか。喧嘩をせず、他の惑星でおだやかに過ごした方がよいと思うのである。

2012年5月19日(土)塩漬けの花びらは
 若者のつくったケーキを食べさせてもらったり、生演奏を聴かせてもらったり。残りはあと何年等ということをまったく考えることのない年代らしい。うらやましい。
 高校時代にケーキを作ったこともなければ、作ろうと思ったこともない当方は、そのでき具合にちょっと驚く。しっとりした食感で、甘さも抑えてある。高校生の男子も侮れない。
 クラシックやジャズは聴くけれど、ロックはクイーンくらいしか知らないのだとか。ロックを聴かなくても穏やかに過ごせる高校生活らしい。うらやましい。
 その当時にロックがなければ、もっと道を外していたような気もするオヤジだった。

2012年5月18日(金)土を集めてかぶせたる
 それなりにやることがそこそこあって、すっかりジャガイモの追肥を忘れていた。植えてからもう2か月が経つのだった。遅い植えつけだったから、よその畑に比べればまだかわいい状態だが、芽欠きをした方がよさそうなほど繁っている株もある。品種によって育ちに結構な差があるらしい。有機系の肥料をやり、芽欠きと土寄せを完了。
 ネットのニュースには、「鳥取県の扱いがひどすぎる件」という記事があった。砂丘しかないと思われているとか、その砂丘も緑化が進み職員が草むしりをしている等と、楽しいネタを提供しているようだ。
 そんな記事を書く人が、羽合市は合併で湯梨浜市となってしまって残念等と紹介するあたりが、まさに扱いがひどすぎるというか、本当に残念。

2012年5月17日(木)A面ばかり聴いていた
 素早いメールの返事。さすが大手。とはいえ、ちょっと割高のような気もする。もう少しリサーチをしてみることにした。
 真空管アンプの音を聴かせていただいた。小さなスピーカー2種類で。箱の大きさによって、でてくる音の余裕のありようの違いがわかる。
 どちらもくっきりとクリアだが、容量が小さいと、音量をあげれば高音がしんどそうに聞こえる場面も。小さなからだである。そのことを思えばじゅうぶんの働きをしていると思うけれど、入れ物は大切なのであった。
 ということで、本日の試聴盤のひとつはビル・エバンスさん。ボリュームをあげると、イントロのブラシワークが結構にぎやかく聞こえた。むかし、このブラシがきらいという女性がいたけれど、そのころから相当よい装置で聴いていらっしゃったのかも知れない。

2012年5月16日(水)手折りたる空木の枝を
 何社かの会社訪問。といっても、入社させてもらうわけではないから、ラフな格好で。愛想をふりまきながら対応させてもらったつもりなのに、ツボにはまるような営業の方がひとりもいらっしゃらなかった。ふりまき方がまだ足りなかったのかも知れない。
 玄関の自動ドアは手でも開かないお店があった。目のあった事務所内のお嬢さんは右手にまわるようにと手で合図をされる。今日は展示会だから営業はいないとかで坐ったままの対応。ご自分の事務処理の方がお忙しいようだ。パス。
 ネットにHPのあった会社は、質問フォーマットで問い合わせをしたら、自動返信メールが届いただけで、48時間以上経っても回答がない。さっぱり。
 頼んだ冊子をくださった女性のあとにやってきた課長さんは、「あっ、それは古いやつですわ。」と400ページほどの冊子に替えてくださった。なんやねん。大した客と思われていないのかも知れない。他にも何人かお話しをさせてもらったけれど、いゃあこんな営業もあるのかと少々驚いた。
 とりあえずコーヒーを出してくださったところへ、帰ってからメールをしてみたのだった。 

2012年5月15日(火)あれからの経緯を語る
 意外な方とバッタリ遭遇。金融機関の入り口で。最後にお会いした時からのお話を聞かせてもらってというか、喋り続けられるので、窓口が閉まってしまうのではないかと心配したのだった。が、別に金融機関の窓口でなくてはいけないということでもなく、支払いはコンビニでもいいらしい。便利になったものである。
 税金支払いの用紙に住所氏名を書いてくださいとか銀行は面倒。コンビニはそんな手間もないのだろうか。
 さいわい、一部の払込用紙を忘れていた。間抜けなことに、明細書だけ持参していたのである。明日にでも、税金のコンビニ支払いが体験できそうなのだった。

2012年5月14日(月)背景の空の白さに
 ニセアカシアのお花見へ行った。砂丘界隈をうろうろ。満開は過ぎているようだ。白い空の下に咲く白い花は、見あげると少々インパクトが弱い。色好きの方は藤に軍配をあげそうだ。
 けもの道を越えて到着したキャンプ場には、テントが三張り。降りそうな雨を避けるためか、みなさん周辺の松の木の下に張られている。夜になると風も出てきた。ワイルドな夜を楽しまれることだろう。
 隅の方には、つぶれて放置されたテントもあった。テントの外には長靴が2足。テントだった布きれに人間ひとり分ほどの厚みがあるから、中に何かがくるまれているかもというような妄想のおこる光景である。サイトの掃除をした方がよいと思うな。

2012年5月13日(日)かわいい嘘をわたくしに
 GAGAさん来日中で、もちろんいなばからお出かけになるお嬢さんもいらっしゃる。好きなことに精を出すというのはよいことだと思うな。さいたまでもどこでも。
 とはいえアリーナは高価。スタンドからの実物は相当小さく、奇抜な衣装も詳細がさっぱりわからなかったのだそうだ。オヤジのぼくはCDを聴くだけでお腹いっぱいですけどね。
 お金を使いすぎたせいか、そんなGAGAさんを聴く気がきょうは起こらず、あえて昔のヒット曲を編集してみた。過激な刺激より、身体が予定調和を求めているらしい。とりあえず、フリートウッド・マックの『Little Lie』ではじまる1枚にしてみた。GAGAさんに比べればおとなしいというかかわいい。女性ボーカルも結構遠くまできているようだ。

2012年5月12日(土)すでに実をつけたる苗に
 夏野菜の苗の植えつけ完了。例年よりかなり遅いが、過日の強風で植えつけていた苗が折れてしまったという方もいらっしゃることを思えば、今年は遅い植え付けが正解だったようだ。
 夕方、「自称女子会」の送迎をさせていただく。哀しいお話しを語ってくださる方がいらっしゃるのだとか。ハンカチでは間にあわないから、バスタオルを持参するようにというお集まりらしい。
 そんな集まりの留守中に、別の女子会のお誘いと思われるような電話があったり。
 そうとう楽しいのであろう。日付がかわったくらいでは、帰る気もおこらないようだ。バスタオルだけで足りたのだろうか。

2012年5月11日(金)褪せもせず手書きの文字は
 休眠口座があるかも知れないと思い、通帳の整理をしてみた。なかには、最初の入金なし、0円で作られている通帳も出てきた。口座開設が簡単ではなくなった今から思うと呆れるような話だが、行員さんに頼まれて通帳をつくった時代もあったのだった。
 そんな古い通帳のなかに、21年前に吸収合併され消えた行名の通帳が出てきた。当然、合併当時に手続き等のアナウンスがあったのだと思うけれど、得意の放置プレイ。使用済みとか解約のスタンプを押されたその銀行の通帳はまだあちこちのご家庭に残っていることだろう。しかし、新品同様のままで健在の通帳はレアなのではないか。たまたま本日訪問された行員さんが帰られるときに、こんな通帳がありましたよとお話しをしたら、ぜひ今度ゆっくり見せてくださいとおっしゃる。高く買い取ってもらえないだろうか。
 そんな本日は、レアで貴重なもっと知性を高めないとねというプレゼントをいただいた。ありがとうございます。刺激的。大事にします。曾孫が50年後くらいに鑑定団にもっていってくれるかも知れない。って、曾孫まで続くのか。

2012年5月9日(水)拒否をしている機械の前で
 手数料を安く上げるため、振込にゆうちょ銀行を使わせてもらった。順調に入力を終えたと思ったのだが、最後のところで振り込みができないというメッセージが出る。さいわい後ろにだれもいない。再チャレンジ。同じだった。
 窓口のお嬢さんにご相談。答えはすぐに出た。振り込み制減額が10万円の設定だったらしい。身分証明書を提示すれば上限額をあげてくれるのだとか。お願いします。長いあいだ安物ばかり買っているのがバレバレである。
 さて、そんな今日は、ナント尾頭付きの大きな鯛2匹がやってきた。酒ノ津から届いたのだけれど、食べきれないからどうぞとのこと。とりあえず本日は刺身で食べさせてもらった。
 この辺りはゴミを勝手に投棄する人もいるようだが、お裾分けをしてくださる方もいるのである。いいことをしたり、ちょっと悪いこともしてみたり。どちらもそれほど距離を隔てているというわけでなく、ちょっとズルをしようと思う気持ちや、だれかに親切にしてあげようという気持ちは、ホンのわずかの差なのだろうと思ってみるのだった。

2012年5月8日(火)ありがちなだじゃれをなにか
 タフかつラフにというか、ほどほどの無理をしつついい仕事をしていらっしゃる方とお話。物事がよくわかっている人との話は楽しい。苦労を楽しむというか、困難は次にくる楽しみのためにあるのだ、きっと。
 さてそんな本日のいただきもの日記。
 稲藁に入った納豆である。
 わざわざ鳥取駅方面から。水戸にお住まいのお子さんが送って来られた一品を、すぐにわが家まで届けてくださったようだ。
 もちろん水戸産。「伝承納豆」と書かれている。現存品種の中で、水戸光圀さんが推奨した大豆にもっとも近い大豆で作られているのだとか。一粒一粒、噛みごたえがある。超高級品というわけではないかも知れないが、水戸からの直送品をすぐに転送してくださったのかと思うと、もう本当にありがたい。
 黄門様のようになにかチカラがあって、ボクに頼めば物事がスムーズに運ぶとでもいうのならわからないでもないが、白州に引っ張り出されるのがオチで、お返し等なにもできないのである。もらうばかりの毎日オヤジ。恐縮です。
 この勢いで?当方が困ったことになれば、みなさんの温かい手をさしのべてやっていただけるとありがたいなあ等と思っているのだった。まっこと不届至極。印籠が目に入らないオヤジである。

2012年5月7日(月)カタログをめくりし人の
 本日は、いつになくたくさんの方々の顔を見せてもらった。少人数やひとりの当方に対し、先方は数多。もちろん、たくさんのみなさん方から見られたということでもある。しげしげ、ジロジロのところもあったような。まっ、概ね好意的に対応していただき感謝申し上げます。
 もらうのが習慣になってしまっているような生活だが、本日のいただきものはタケノコの煮付け。もちろん、わが家にも作ってある。夕餉のメインは、タケノコの煮付けの味比べということになった。といっても、わが家は塩分や糖質を落としている薄い味付け。今までいただいた数々の料理の味付けから想像するに、味付けの濃い到来物の方がおいしいのではないかと思われる。そんな、わが家の料理人にとってはバッドな夕餉メニュー。
 そんなわけで、判定は予想通り?到来物。いゃあ、おいしい。こんなおいしい煮付けを作る人がご近所にいらっしゃるというのに、だいじょうぶかー。と心配をしたのだった。

2012年5月6日(日)この春を知ることもなく
 蚊が飛んでいた。部屋の中を。なかなか潜り込めない奥地の部屋だと思うのだが、探検心の豊かな個体だったのか。もうすっかり昆虫が活躍する気温になっていたのだった。見つけて驚いたとたん拍手をしてしまった。パチンと1回だけの拍手。パブロフである。ごめんね。今シーズン最初の蚊の殺生を記録しておくことにした。
 ほりたてのタケノコをいただいた。タケノコ山に行く時間がとれず、まだ今シーズンは未食である。と思っていたら、タケノコご飯をくださる方もおありだった。今日の帰宅は遅かったから、とても助かりましたよ。
 茹でた分は、木の芽和えと煮付けの2種。庭から山椒の新芽を摘んで、パチンと手のひらでたたいてタケノコの上へ。よい香りである。今年も、春の食材を楽しむことができた。
 今シーズンのタケノコを食べることができなかった人のことを思ったりしつつ、いただいたのだった。

2012年5月5日(土)およぐのぼりの見えない路地に
 ご近所の玄関先で、木香薔薇の大きな枝と格闘していらっしゃる方が。ひとり暮らしの女性である。折れていた幹の部分をのこぎりで切り取られたところのようだ。小さく切って、鳥取市のゴミ袋に入れるご予定とのこと。だったらボクがもらって処分しましょうか、ということで大きな幹を抱えて帰宅した。そんなことをしているから、皿が置かれたりするのかも知れない。
 かつてこの辺りは、木香薔薇を植えているおうちが多かった。棘がないから、玄関をアーチ状にされたりもして。やがて一軒あたりの車の台数が増えていったことなどもあったのか、たとえばすぐご近所にあった巨木も根元から切り取られてしまった。花のありようも時代とともに変わる。そういえば、ひとり暮らしの車のないおうちの玄関に木香薔薇が残っているなあ等と思ったりしたのだった。
 全部捨ててしまうのももったいない。去年、ご近所からもらった八重のミニバラもじきに根がついた。ミニバラ系の挿し木は多分簡単。花瓶にいれた残りの枝先を何本か挿し木にしてみた。木香薔薇で玄関にアーチをつくってみたいという方がいらっしゃらないだろうか。

2012年5月4日(金)用済みになりし器は
 巨大ゴミ箱の横に見慣れぬビニール袋が置かれている。雨にうたれつつ。いちおう、わが家の敷地内。どれどれ。なにやら皿とかカップが見える。紙ではなく、もちろん陶器。どゆこと。おそるおそる中身をチェーック。
 大きな洋皿から煮物の皿や小鉢など、100枚ちかい皿がはいっているように見える。使い込まれたのもあって、お宝をどうぞというわけではなさそうだ。巨大ゴミ箱の中ではなく、箱の脇に置いてあるというのは、ゴミとして捨てるのはしのびないので、使える人はだれかご自由にお使いくださいということだろうか。だれかってだれやねん。うちの敷地内ということはわが家のこと?あるいは、道行く人に、ストレス発散用としてご自由に割ってお楽しみくださいというサービスか。
 ということで、皿の必要な方はどうぞ。
 廃品回収とか古物商をしているオヤジと思われているのかも知れない。

2012年5月3日(木)見えない海の方角へ
 昨日よりさらに激しい雨。馬の背を見下ろせる場所へ行ったのだが、馬の背も海も、霞んでいてよく見えない。それでも、せっかくここまで来てもらったのだからと、馬の背が見える場所へ向かう。砂の美術館も、お土産物屋さん界隈も駐車場は満車だった。天気にかかわらず、連休後半の初日に砂丘へ行こうと決めた方がたくさんいらっしゃっるようだ。
 吹きつける雨の中、砂丘への階段をのぼる。ジーンズは膝までびしょ濡れ。入り口に立っただけで、砂丘見物は終了ということになった。申し訳なし。雨に濡れたラッキョウ畑がきれいだったことで、我慢していただくことにした。もう一度、いなばへ来るようにということなのだろう。
 お互い遠くまで来てしまったわけで、会えるときに会っておくことは大事だと思ったのだった。
 そんな午前や、実体のある表現が大事という学びの午後のおかげで、大型連休後半はもう十分楽しませてもらったのだった。みなさん、ありがとうございました。

2012年5月2日(水)豆腐竹輪をとりあえず
 あいにくの雨である。雨の夜、今日はじめて乗る車にはじめての道路。おまけに車はキャンピングカー。乗員のみなさんの不安を少しでもやわらげていただくため、お出迎えに行ってみた。とりあえず高速をおりる津山あたりまで。
 と思っていたのだが、車同士で遭遇するのは結構大変だということがよくわかった。
 車はなかなか大きい。保険が必須である。保険手続きは連休に入ってからではできないゆえ、車を入手後すぐに車検証をFAXで送り、今日から保険が適用されているのだとか。まっ、家だと思えば安いものだろう。東北のみなさんなのである。
 ということで、遠くからようこそようこそ。もうしわけないことに、宿泊はボロのわが家。もう少し遅い時期だったらよかったのだけれど。

2012年5月1日(火)バッテリーをのせ替えて
 めずらしく、正月と盆とクリスマスを一緒にした日のイブのようないち日だった。傍のみなさんからは暇そうに見えているのだと思うけれど。まっ、近所の川の水鳥の水かきの如し。内部に入ればビックリされることだろう。たとえば、玄関を入ればすぐの廊下で電子レンジが55分間の作業をしていたり。って、なにをしてんねん。
 それでもすべて片づいたわけではなく、業務は継続である。明日からはさらに忙しくなるかと思うと楽しみ楽しみ。6日まではちょっと気がぬけないという、久々の緊張感をキープした生活である。
 唯一のんびりしていたのは、ガソリンとタイヤの空気圧の補給へ向かったクーペの運転時。この車では久しぶりですねえ、いつの製造でしたっけ、とGSのお兄さん。33年前らしいよ。えぇー、ボクより年上じゃないですか。えぇー、そんなに若かったの。失礼しました。緊張感がゆるみ、ついつい思っていることが出てしまったのだった。

2012年4月30日(月)特売の札の立てられて
 ここのところホタルイカを連日食している。ひところ100g58円になったこともあったが、特売品扱いとなって、本日は再び48円である。安い。もちろんあれこれ加工しやすい生もの。わが家から近いスーパー2店には、茹でたものしか売っていないのがちょっと残念なところである。
 そんなチープなホタルイカの横に、100g398円のアゴの子のパックが3つ置かれていた。出はじめゆえまだ高級品のようである。
 が、この連休の前半どこにも行かないで粛々とやるべきことをやっているご褒美に、とりあえず1パック買ってみた。すごい。といっても、いちばん軽い71gのパック。アゴの子は4つしかはいっていない。
 贅沢なんだかつましいんだか。

2012年4月29日(日)ソメイヨシノの返礼の
 ハナミズキが満開。と言っても、咲いているのはひとつだけである。ことしは、花というか苞葉がひとつしかついていないというレアなハナミズキ。雪で枝が折れたり、ほとんど日の当たらない場所にあるせいで、生育が相当遅れ気味なのである。それでも、葉っぱしか楽しめなかったことを思えば、濃い紅色の花(苞)をつけるまでになったかとちょっと喜んでいる。
 そんなわが家のハナミズキと対象的なおうちがある。わが家が回覧板をお届けするうちだ。町内では最大規模のハナミズキだろう。ホンモノの満開。回覧板をお届けし、しばらく眺めさせていただく。奇しくも春の勲章をいただかれたとか。いや、ハナミズキの栽培の功労ではなくて、そちらの業界で。おめでとうございます。
 巨木の花のひとつひとつは見ないけれど、わが家の4枚の花びら(苞)をつけたひとつはじっくり眺めてやったのだった。

2012年4月28日(土)道のない砂丘はどこを
 大阪から単身赴任中の方が、30日にご家族を鳥取砂丘までおよびになる予定なのだとか。この辺りは砂丘に近そうですねえとおっしゃる。近いというか、砂丘だと思っているんですけどね。砂の美術館というのは、どの道を行くのがいいんですかとも。いなば生活が相当浅いらしい。
 トンネル方面の坂はクルマがノロノロ運転のことが多いから、やめられた方がいいと思いますよ。この近くにクルマを駐め、向こうの土産物屋さんが並ぶあたりまで砂山を歩かれるとたっぷり砂丘が楽しめるんじゃないですかねえ等と、ちょっと無茶苦茶な役に立たないご助言をさせていただいた。実行されるとは思えない方だったので。
 そうそう、砂の美術館近くまでクルマで行かれる場合は、公営の駐車場ではなく、お土産物屋さんの駐車場に駐めるのがいいですよ。これだけは、役に立つと思うな。よい連休をどうぞ。ボクは草抜き。

2012年4月27日(金)廃棄物として運ばれる
 桑の巨木が1本、いなばの地から消えていた。夏になると歩道を黒く染めるほど大量の果実を落としていた幹である。それが切られ跡形もなくなっていた。跡地は耕され、丁寧に畝が作られている。夏野菜を育てられるようだ。ここまで放置されながら、大した役に立たない桑の木より、跡地に野菜でも作った方がよいとお考えになられたらしい。
 ボクが高校生だったころは、道路も歩道もなかった場所だ。市内から帰るときは遠回りをしていたのである。やがて、田んぼや葡萄畑だった場所に道路ができ、最近は新しい住宅も増えてきた。市内に近く、坂道もない。わが家界隈より、断然こちらの方が住みやすそうな場所になっている。うらやましい。
 そんな不便なわが家にある桑の木も結構な大木になってきた。この度切りとられた桑の枝をもらい挿し木に成功した、都落ちの子どもである。毎年たくさんの実をつける。この幹をやがて切ってしまう日が来るのだろうか。つらいな。
 その前に、どなたか挿し木で育ててくださらないだろうか。都鄙は問いませんけどね。

2012年4月26日(木)箇条書きの質問に
 質問フォームにあれこれとお尋ねを書き込んで送信したら、15分後にはお電話があった。すばやい。立川の方から。あっ、いなばの立川ではなく、武蔵の立川。お暇なのか、それとも日ごろから素早いレスを心がけていらっしゃるのか。よい心がけだと思うな。回答はメールかと思っていたのでちょっとビックリしたのだった。
 いろいろと脈絡もない質問や不安点を書いていたのだけれど、適切なご回答やご助言をいただいた。できませんという回答ではなく、前向きに解決方法を考えてくださるところが素人にはうれしい。プロはそうでないとね。スマートなお嬢さんのようだ。仕事のできる人との話は気持ちいいということがよくわかった。あちらにはご迷惑だったことだろうが。
 もっと長く話していたかったけれど、てきぱきと短時間で解決してしまったのだった。残念。

2012年4月25日(水)おとなしい性質なのに
 山椒の雄花が満開である。小さな黄色い花というか、むきだしのしべというか。そんな山椒の新芽を摘もうと近づけば、羽音がにぎやかである。ミツバチが活動中なのだった。山椒原料のハチミツはわが家の近くに溜めこまれているのだろうか。
 そんなミツバチを見ながらの新芽摘みである。枝の中にはアシナガバチも一匹いた。よく見ると、すでに直径3cmほどの小さな蜂の巣がぶら下がっていて、房の中には小さな卵も産み付けられているのだった。軒下の2つに加え、今シーズン3か所めの蜂の巣の発見である。
 ミツバチは小型ゆえ寛大に接している。しかし、アシナガバチは巣を作ったジャングルの枝の中からいきなり攻撃をしかけられたことがある。元々は有益な面もあって穏和な性格らしい。が、申し訳ないけれどわが家では駆除奨励種。武器が手元にない時は、地面付近に近づいた蜂に巨大な足の裏を落としたり。ごめんね。で、結構撃墜の名手のようにも思っているのである。昨日が3匹、本日は4匹。...。坂井三郎さんのように恐れられているのではないだろうか。

2012年4月24日(火)倒れた幹に触れて跨ぎぬ
 わらびをいただいた。いただき物のお裾分けらしい。もう少し伸びるまで待ちゃあえーだけどとわが家にくださったおばあさんはおっしゃるけれど、待っている間に他の人が採ってしまうかもしれないですしねえ。長さは15cmほどだが、極太。噛みごたえと、ほどよいぬめりが気持ちよい。
 この2・3日の陽気で、庭のコシアブラも新芽が開いている。低い山ならもう摘みごろだろう。車で8分の山へ行ってみた。ひとりで抱えられるかどうかという太さの檜や松がゴロゴロ倒れている。今年の雪は山の樹木にも相当きつかったようだ。
 コシアブラの巨木にはたくさん新芽があるけれど、枝のたわめようがなく、眺めるだけ。小さな木は、先っちょに新芽がひとつだけ。下刈りをされていて、ほどよい大きさの木が少ない。
 まぁこんな小さな新芽と、ご近所のおばあさんは驚かれそうだが、今のうちに採っておかないと他の人に採取されるかも、ということでご容赦を。

2012年4月23日(月)わずかに開いたすき間から
 強風でどこかへ飛ばされていたと思っていた収集車が回収しないゴミ袋は、レンタルゴミ箱のなかに入っていた。2袋とも。わが家が出したゴミ袋ではないけれど、強風のおかげでそんな収まり方になったようだ。最初にルール違反の投棄をした人がいて、自宅付近に飛んできた覚えのないゴミ袋を適当なところに捨てる人がいて、まっ自分の周りだけをきれいにしておきたいということだろう。 
 さて、そんなゴミ箱の横に駐めている車で出かけようとしてビックリ。運転席側のウィンドウを少し開けていたらしい。足元はもちろん、シートからダッシュボードからシフトレバーから、フロント側は砂だらけである。約束の時間が迫っていたので、砂だらけの車でのお出かけ。やっぱり、自分の周りくらいはきれいにしておきたいものである。
 世界を拡げるためにウィンドウを開けることは大切だが、望まないものまで入ってしまうこともある。閉めておかなくてはいけない時は、きちんと閉めておかないといけないのだった。

2012年4月22日(日)飛ばされもせず残りし石は
 3日の暴風もすごかったけれど、今日はその時よりさらに強烈な激風である。ブロックで止めていた門扉は開いてしまっているし、植木鉢の倒壊は多数。大きな鉢は割れ、植えていた植物の枝も折れたものがいくつか。たとえば「金の成る木」が植えてあった鉢だったり。縁がないからあきらめよということらしい。
 先日の暴風後再び庭に置かれていたご近所の水浴び用プールは、今回は通りの遙かかなたに飛んでいて、しばらくするとどこにもなかった。わが家の角に不法投棄してあった業者が持ち帰らずに残っていたゴミ袋2つも、どこかに飛び去っていた。どこかで迷惑をかけているのだろう。苗屋さんの作業用倉庫の扉も剥がされているし、クルマが倒れた被害や怪我をされた方もおありらしい。
 耳や口に砂がたまっていたけれど、それくらいで済んでさいわいである。

2012年4月21日(土)決定権を持っているのは
 暖かい。家の外に出ると、裏のおうち方面から赤ちゃんの泣き声がよく聞こえてくる。と思いつつよく聞けば、鳴き声は複数。赤ちゃんではなく、猫の鳴き声だった。
 アウフタクトの一発絶叫もあれば、途中にもういちどガツンと絶叫が繰り返されるダブル絶叫も。もちろん、大声なのに哀切感のある叫びもある。
 いつまで続けるねんとあきれるくらい延々である。絶叫、絶叫、絶叫フェードアウト再び絶叫、哀切、哀切、スリスリ。
 ワイルドな恋愛光景である。って、音声だけしか聞こえないけれど。それにしても、ほとんどギャヤーアァか、ウヮオーである。ニャンはどこへいった。ライオンやトラもネコ科というのも宜なるかな。
 そんなデスメタル系に対し、歌唱力をつけているウグイスはクールなボサノバのごとしの鳴き声を聞かせてくれる。
 草取りをしつつ、いいライブを聴かせてもらったのだった。

2012年4月20日(金)その花がほしいと子らの
 わが家で女子会(年齢制限があるのかどうか知らないけれど、みなさんお若い、ボクから見れば。)が開催されていた。後半、お白州に引き出され、尋問というか、いろいろご助言をいただいた。ありがとうございます。みなさんのおかげでわが家は成り立っております。まっ、ボチボチということで放免していただいた。
 放免後、栄養分のほとんどない砂地のニラに肥料をやった。これで、さらに太い茎に育ってくれることだろう。楽しみ。そこへ小さなお嬢さん3人とお母さんお2人がやってきた。こちらも女子会の帰りだろうか。お嬢さん達が水仙をほしがっていらっしゃるのだとか。畝一列分の水仙が満開なのである。
 隣の水仙はうちのじゃないけど、お隣のおばあさんとお会いすることがあったら断っておいてあげるから好きなだけとっていいよ。と、花盗人幇助というか教唆というか。
 お隣のおばあさんは、ボクが生まれた時からの長いおつきあい。現在体調不良で入院中だ。だれも畑の手入れをする人がいない状態なのである。畑でだれにも見られず枯れてゆくより、近くで愛でてくれる人がいることをお喜びなのではないか。
 ついつい女子会には甘いのである。って、男子会の帰りの少年達でも所望すればあげたと思うけれど。

2012年4月19日(木)雌ばかり詰められている
 紅茶のお勉強をしてみた。大ぶりのポットゆえ、たっぷり3杯は飲める量である。いろいろとレアなブランドも教えていただいたが、ワンポットが900円にちょっとビックリ。それでも相当安いらしい。紅茶はボクには向いていないような気がしたのだった。
 そんな高級紅茶よりホタルイカが安い。100gが48円である。150円分ほど買ったら、44匹もいた。って、ホタルイカの数え方は匹でよいのか。イカとつくのだから杯なのかも知れない。
 なにはともあれ、買って帰ったのはよいのだが、目玉を取ったり、せなかの軟骨を取らなくてはいけないのだった。だれもやってくれそうにない。自分でやるしかないらしい。こつこつ。
 富山で食べさせてもらった食べ方にしてみた。よくふくらんでプリップリである。かわいい割に濃厚。安くても、じゅうぶん真っ盛りの春だった。

2012年4月18日(水)成り行き任せがよいのだと
 「おばんです。」
 「おっ、ばんなりました。」
 「どうよ、進んでんの。」
 「まっ、ボチボチでんな。」
 「ところで、大型連休はなにか予定があるの。」
 「日によってだけどね。どうしたん。」
 「ヤフオクで落としちゃってさあ。」
 「なにを。」
 「いゃ、ホラあれさー、キャンピングカー。この先何年も生きるわけでもないしね。」
 というような大学時代の友人からの電話である。ベース車輌は、10年以上経過している三菱の車らしい。ついつい熱くなってしまったようだ。ネットを見れば、1万円からスタートしている車もあるが、落札額はいくらだったのだろう。
 落としたことをわざわざ連絡する電話でもないだろう。で、どこの車と尋ねれば、岡山県からの出品なんだとか。おばんですの地域まで陸送を頼めば、10万円前後はかかりそうだ。連休時に新幹線に乗って受け取りに行き、受け取った帰りに鳥取砂丘にでも寄ろうというようなご計画らしい。
 大型連休時の新幹線のチケットは大丈夫なのかとか、帰りの高速は渋滞が大変だろうな等と心配するのだが、連休中の楽しみがひとつ増えたのだった。
 それにしても、いちいちパートナーに相談しながら入札するわけでもないだろうから、落札後のご家族が円満なのかどうかがちょっと心配である。って、わが家に置き換えてみての話だけれど。

2012年4月17日(火)何を考えていたのだか
 17日分が消えていた。移動する際にヘタをうったらしい。
 ここのところ毎日ニラを食べていて、採っても採っても次々と新芽が出てくるというようなことを書いたよう気がするけれど、「そんな昔のことは覚えちゃいない。」

 「何を考えているの」
 「1フランの値うちもないことさ」
 「有り金全部はたいても聞きたいわ」
 と言ってくれる人がいるわけでもないし。

 とりあえずこの日が誕生日の人がいる。「君の瞳に乾杯!」


2012年4月16日(月)風に押されて門をくぐりぬ
 玄関で失礼するつもりだったのだが、せっかくだからコーヒーでもとおっしゃる。広大な築山のあるおうち。大した手土産でもなかったけれど、遠慮なく。大きなホーンのついたオーディオのセット。りっぱな応接ソファだ。6人も座ることができる。って、当たり前か。2人しか座れないわが家がおかしいのである。先日のお客さんは、椅子の後ろのシンバルに頭をぶつけられていたし。すいません。
 そんなゆったりした巨大なおうちで、おいしいコーヒーを飲みつつあれやこれや。昔はよかったね、のような。ついついお代わりまでいただいてしまった。
 帰りには野菜のお土産まで。これが見たことのないような巨大なブロッコリーやキャベツなのである。種から育てられたのだとか。ちまちま生活しているわが家はちまちま作物である。大きな1個より小さな10個。
 広いところで生活をしていれば、ジャガイモも一本仕立てにして大きな実が当たり前になるんだろうなあと思いつつ、大きな門をくぐったのだった。

2012年4月15日(日)唐揚げのパックの中に
 わがまま発表会の記録係である。
 あらどうしてここへ。懐かしいみなさんに遭遇。終了後、思いがけない昼間の花見をさせてもらった。近況を聞いたり聞かれたり。
 畑仕事やニラの移植を終えた後、せっかくである。夜桜も見物することにした。
 こんな日が来るとは思わず高校時代に毎日のように見ていた場所である。上まであがり、ひとりでは抱えられないいちばん大きな幹と思われる桜の木の下で宴会。といっても、クルマゆえノンアルコールである。去年は上野だったねえなどと話しつつ。
 Tシャツのうえにフリースと首巻きの軽装。風が出てきて寒くなった。けれど、強い風のおかげで、暗い空を見るとほんとうに粉雪のように散っているのだった。吹雪を見るのは夜がいいかも。

2012年4月14日(土)そうか少しはよいことを
 わが家には巨大な金属製ゴミ箱がある。周りで火をたけば、五右衛門風呂としても使えそうで、4〜5人ほどの人が一度に温まることができるのではないか。もちろんレンタルゴミ箱。満杯になると数万円のお金を払ってお持ち帰りいただくことになっている。
 1杯目はもっと早く満杯になるはずだったが、ゴミ箱の中のものを所望してくださる方があって、ずいぶん助かった。しかもご希望の方は他にもいらっしゃったのである。ゴミですぜ、ダンナがた。早い者勝ちになった。宝はゴミ箱のなかにもあるらしい。なにはともあれ、ありがたいことである。
 そのゴミ箱がほぼ満杯になり、いちど空にしてもらった。その空だったゴミ箱を今朝見れば、箱の隅にファンヒーターが置かれている。2台。なかなかすばやい。
 ゴミが山盛り状態の時には置く場所がなかったから、空っぽになったところでお捨てになったのだろう。だれかファンヒーターがほしい人は持って帰ってもらえないだろうか。なにはともあれ、ご近所のみなさんの役には立っているらしい、いまのところ。

2012年4月13日(金)舗装道路に重なって
 天気の良い日は、ご自宅の前の道路を箒で掃いていらっしゃる方と遭遇することが多い。本日も立ち話。挨拶の後、あの家の道路はなんとかならんのかいなとおっしゃる。敷地の角に立派な椿の木のあるおうち。道路に伸びた枝から、椿の花が散り落ちるのである。散った大量の花が道路を覆っているのが少々気になるご様子。かといって、他人が掃き掃除をするのもなんだかなあということらしい。
 先日の強風では、夏に子ども達が庭で水遊びをするプールが膨らまされたまま道路を徘徊していた。あまり細かいことに頓着されないおうちなのだろう。わが家であれば、時々は掃くかもしれないが、アスファルトに落ちた椿の花というのも、見方によればなにかの素材になるのではないか。
 あれはあれで風情があるんじゃないですかねえ、と箒をもっている人にお話をして帰ってきたのだった。近所にも世界にもいろんな方がいらっしゃる。

2012年4月12日(木)空を見あげることもなく
 声をかけてくださる方が。いゃあ、久しぶり。今はどちらでなどとお話しをする。農業生産品も販売していらっしゃるのだとか。保健所の許可もいらない加工食品もあるらしい。仕事が楽しそうである。そんな暮らしがよいな、ボクも。
 日中は、外をうろつき、わりあいよく働いたつもり。自分のためというわけではなく。
 夕方、ちょっと畑へも行った。桜は満開だが、ジャガイモの芽はまだ砂の下のようだ。せっかくである。タマネギの草取りをしておいた。抜くのは、スズメノカタビラやハコベなど。タマネギの根元にある草がよく育っている。どこにくっつけばおいしいかを知っているモノの成長は早いのである。って、たまたまおいしいところに種が落ちていただけの話だと思うけれど。生まれる場所は大事なようだ。
 草取りを終えて帰宅すると、夜の仕事のための材料がそろっていた。日付が変わるころにやっと業務完了である。

2012年4月11日(水)冬用のタイヤをはずす
 桜が満開だというのに、キッドのタイヤをやっと交換した。20分かかった。なかなかピットのみなさんのようにはいかない。それでも油圧式ジャッキと十字レンチがあればこそ。壊れやすいと言われたホームセンター購入の激安物の油圧式ジャッキだが、車体が軽いせいもあるのか、さっぱり壊れる様子がない。新品同様である。これで6回使用したから、1回の経費は500円くらいだ。元をとったようなものである。
 タイヤ交換でそんなことがあるのかと思うのだが、タイヤのナットを逆さまに取り付けてしまったというお嬢さんがいらっしゃる。今回がはじめてのタイヤ交換だったらしい。とがった方が車の外側になってしまったのである。ホイルが削れてしまい、交換に28000円かかったのだそうな。
 ちょっと痛いや等と言っている場合ではないけれど、無事でよかった。

2012年4月10日(火)週末の予定をかえて
 ご近所の小学校や中学校も入学式である。家の前を通る正装のみなさんに、おめでとうございますと声をかけた一日。桜土手を通れば、制服の新しい高校生も多く、あれやこれや一気に満開である。急遽、夜桜見物に出かけた方もいらっしゃるし。
 そんな陽気に誘われ、脈絡もなくレコード屋さんへ寄った。大学に入りたてのような若者2人がロックのレコード箱を物色していた。ハワード・ジョーンズとかカーズとか。めずらしい。だれかとバッティングすることはほとんどないのに。
 プレーヤーで聴くの?と尋ねてみると、カッコイイから壁に飾ろうと思っているのだとか。60年代や70年代のジャケットは楽しそうですよねえとおっしゃる。入学して友だちになりそうな同級生と時間をつぶしているようだ。懐かしいね。緊張の、学生1年目の春。
 結局、そこには欲しいモノがなかった。もう一軒のレコード屋さんをはしごすることにした。こちらにもナント先客2名。めずらしい。満開の桜のせいだろうか。

2012年4月9日(月)寒さのなかでたくわえた
 ここのところ何本も大根をいただいた。そろそろ終わりなので、食べきれないからどうぞというようなのもあって、なかには少し鬆の入っているのをくださった方もあるけれど、それ以外は概ねたいへん美味な大根だった。食感も甘さも辛さも気骨のあるやつ。雪の中の厳しい寒さに鍛えられたおかげであろう。暖かい土地では味わえない一品である。一部はビールを使った辛子漬けに。
 都会の高級料理は知らない。けれど、砂丘の砂育ちの掘りたて大根のおいしさはよく知っている。広いようだが狭いそれぞれの世界のなかで、それぞれの食べるものをおいしいと思いつつ食しているのであろう。
 さて、小さな世界に住むオヤジは、明日は萱草の芽を食べさせてもらうことにする。

2012年4月8日(日)校庭の隅の桜を
 祭り囃子が聞こえてくるうららかな春の日に、重大事件発生。だったけれど、とりあえずそれほど大事には至らなかったようだ。ひと安心。
 安寧は微妙なバランスのうえに成立しているのである。ルーティーン・ワークのなかにも危険は潜んでいるのだった。足腰を鍛え、大胆に繊細に腹八分目に医者いらず。
 頼まれた品物を買って帰ったら、ブルーのパッケージの商品でなければおいしくないとおっしゃる。20円安い方を買ってしまったのだった。レジのお嬢さんが、商品を袋にも詰めてくれる親切な人だったので、商品交換を頼んでみることにした。初体験。恥ずかしく思う気持ちがあまり湧かないというのはどういうわけだろう。遠くへ来たものである。
 あいにくレジのお嬢さんも商品交換は初めての事案だったらしい。詳しい人を呼びに走って行かれた。そんなわけで、別の方が彼女に説明しながら対応してくださったのだった。お嬢さんの対応能力がアップしたことだろう。
 きょうも誰かの役に立ったようだ。

2012年4月7日(土)下流の水で育てらる
 スーパーマーケットには、山の向こうから送られてきている安い野菜もあるけれど、寒さで鍛えられているいなば産の農作物の方がおいしいとおっしゃる方が。県内の農作物は県外で高値が付いているから、地元の流通分は少ないらしい。いなばのJAの野菜を、開店と同時にごっそり買われる八百屋さんもあるそうな。
 ボクには確認しようのない情報だが、いちおうJA関係運営委員の方のお話である。明日は地元の祭りだとか、タニシがなかなか田んぼに棲みつかないとか、米の農薬は2回程散布されるというようなことを聞かせてもらった。
 そんなわけで、ちょっとよごれた水になってしまう平野部より、清水がわき出るような山間部の米の方がおいしいのである。とはいえ、水のきれいなところの耕地面積は狭く、日照時間も短い。
 おいしい米はたくさん収穫できないということらしい。

2012年4月6日(金)選別の基準のことを
 契約しているプロバイダ経由のスパム・メールが随分減った。減ったというか、昨日も今日もゼロ。数年前、迷惑メールフィルタのシステムを変更したという連絡後も、タイトル欄に女性名の入ったスパムは大量に届いていた。知り合いとまったく同姓同名のこともあって、ちょっとビックリしたり。
 そんなスパムがなくなったおかげで、受信トレイに入ってくるメール数が少なくなった。なんだかさみしい気がしたりしているのだった。スパムも箱のこやし。相変わらず、ゴミ好きなのである。
 一方、フリーメールの本日の迷惑メールフォルダには、大事な用件のメールが紛れていた。広告もあやしい言葉も入っていない真面目な内容のメールである。どんな基準で迷惑メールフォルダに振り分けているのだろう。改行なしでぎっしり文字のつまった文章のせいだろうか。
 余白も大事なのかも知れない。

2012年4月5日(木)回避することのできない
 瓶に入った、つくしの佃煮というかしょうゆ煮をいただいた。岩のりが入っていたような瓶。それほど大きな瓶ではないけれど、押さえ込まれたつくしがたっぷり詰まっている。1週間程前に10本ほど摘んで来て今年も食べたことにしていたのだが、今回は一度に食べきることのできない量である。
 一本いっぽんが長い。もちろんはかまも取り除いてある。わが家では、つくしを摘んできてもいいけれど、はかまを取り除くのは摘んできた人というルールがあるくらい、はかまとりがいやがられる食材である。
 いちどに何本ものつくしをつまみ、ご飯にのせた。やわらかい食感と味付け。はかまを取るために随分時間をかけられたのだろう。小さな瓶にそんなご苦労が詰まっているんだなあと思いながら食べさせてもらったのだった。

2012年4月4日(水)自販機でカードを買いぬ
 朝方のコーヒーをおねえさま方と楽しませてもらったあとは、ランチをご一緒しませんかというご案内を別のお嬢さま方からいただく。食事に誘ってくださる方というのは上得意さまである。ありがたいことだ。そんな奇特な方々のお申し出を断るわけもなく、小さなお店へ。満席である。平日に自由な時間をお過ごしの方は結構いらっしゃるのだった。予約席へ。これくらいの小さなテーブルがほしいものである。お聞きすれば、ネットで買われたのだとか。
 みなさんと、ふむふむ、へぇえー、そうなんだーというような会話を楽しませてもらった。ありがとね。
 いいことのあとには少し気の重くなる出来事もあったりもしたが、ふたつよいことさてないものよ、なのである。とりあえずなんとかなるだろう。

2012年4月3日(火)折れることなく揺れている
 砂が顔に当たって痛い。耳には結構な量の砂がはいっていた。他地域の方によると、この辺りは格別に強風らしい。とはいえ、被害が当地に集中しているはずもなく、あちこちの被害がさらに明らかになっていくことだろう。
 わが家の庭には、隣家のテラスの屋根板が飛んで来ていた。どなたも住んでいない空き家。とりあえず屋根板は隣家に返しておいた。わしのことを思い出してくれというわけでもないのだろうが、久しぶりに100歳で亡くなったおじいさんを思い出したのだった。
 駐めているクルマに当たれば、わが家の今回の強風被害になるところだったけれど、幸いクルマの手前でとどまっていた。まっ、そんなわが家の被害より、隣家と同じような時期に作ったわが家のテラスの屋根が飛び、ご近所に迷惑をおかけするのではないかと心配したいち日である。

2012年4月2日(月)足跡の途切れた場所に
 新しい職場のご連絡や、新年度のご挨拶をくださる方もあったが、当方はいつもと同じルーティーン・ワーク。朝礼の挨拶のあとはジャガイモ畑へ。って、どんな朝礼やねん。
 じゃがいもは、まだ芽はでていなかった。というか、獣の足跡があちこちにあり、新しい大きな穴が何カ所か掘られている。種芋は保存食になっているらしい。イノシシのような大胆な掘り方ではなく、タヌキなどの小動物系のように思われる大きさ。
 すぐ側に住宅があるのだけれど、エサ探しに困ってのことだろうか。きみのために植えつけたのではないんだけどな。フレッシュマンだかウーマンが張り切っているのかも知れない。

2012年4月1日(日)嘘をつくことも忘れて
 もうスノータイヤでなくても大丈夫だろう。今日はタイヤ交換をしようと思っていたのである。が、右腕がとても痛む。二の腕はそうでもないが、手首から肘までが特に。一の腕とでも言うのかと思ったら、元はこちらが二の腕という説もあるらしい。まっ、そんなことはさておき、心当たりはある。ここのところのロングドライブのせいだと思うのである。
 運転の際は、右指はハンドルの1時あたりを握っていることが多い。結構、肩にも腕にもチカラがはいっていたのかも知れない。筋肉痛というか、腱鞘炎のような状態と自己診断。やわいというか役に立たない身体である。長距離ドライバーを長くつづけるのは難しそうだ。
 そんなわけで、もうしばらくスタッドレスタイヤで走ることにしたのだった。

2012年3月31日(土)いつやむかわからないので
 強い風雨。午前と午後のいちばんタイミングの悪いときにわが家の玄関を出入りされる方がおありだった。それぞれ5分か10分後にお帰りになれば傘もいらなかったのに。七難八苦を与えたまえというモットーの人生なのか。というか、多かれ少なかれ、大概の人が与えられたくないと思ってもいただけるものかも知れぬ。生まれたらついてくる七難八苦。って、ただの強い風雨だったというだけの話である。
 みなさん、この辺りは風が強いんですねえとおっしゃる。まあ概ねそうだとは思うが、今日の強風はここだけのことではないような気もするのだけれど..。念のため、西に向かって海岸沿いを走ってみた。歩道にたっぷりの砂が堆積している。歩道で砂場遊びができそうだ。
 歩道にたまった砂が勝手に海の方へ飛んでかえるはずもなく、どなたかが砂かきというのをされるのだろうか。大変ですな。

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