２０１２年９月３０日（日）雨音の届かぬ場所で

台風につきゼロかも知れないと思っていたのだが、立ち寄ってくださる方がおありだ。予想していた以上に。と言っても、予想が随分低いゆえ、よそ様に比べればかわいい数字かも。なにはともあれ、ありがとうございます。こんな日なので、いつもより盛らせていただいた。つもりです。 　こんな日はちょっとくらいボリュームをあげても大丈夫だろうと思い、パラパラの午後は、ご希望のあったサックス特集をさせてもらった。若いころのペッパーさんとウッズさんと沙織さん。って、１６歳でデビューした沙織さんは今でも若すぎるけれど。 　若い時は、スピード感もあって豊かな艶やかさ。とはいえ、同じアルトでもそれぞれの音色に随分違いのあるのをお楽しみいただいたようだ。 　ボクものんびり過ごさせてもらいました。

２０１２年９月２９日（土）静かな夜に研いでいる

真夜中はまだ雨の音も聞こえず静か。 　さて、３０日はどのような天候になるのだろう。準備のことを考えると、なかなか悩ましい。風の強い中を歩かれる人は多くないはずだ。高齢の方もいらっしゃる。たくさん準備して、結局すてるようなことになるのももったいないと思うのである。 　今日は、事前のご連絡をいただいていたから、いつもより増やしてみたけれど、明日はいつもより減らしてみることにした。さて、台風の加減とみなさんの動向はどうなるのだろう。 　こんな楽しみというか、つらさもあるらしい。

２０１２年９月２８日（金）ながながと張られた糸に

朝方、瓶と缶をステーションへ捨てに行こうと玄関を出たら、蜘蛛の糸が顔に当たった。うーん不快。製造者を探したけれど、見つけることができなかった。糸を張るための距離はそこそこにあると思うのだが、高度な構築技術を持っているらしい。 　それにつけても、建物周辺の面倒を見ないと、蜘蛛はどこにでも進出するようだ。滞在時間が少ないというか、寝るために帰るようなものだから、生活感の薄いことが蜘蛛にもわかるのだろうか。 　それから１２時間以上経って帰宅。 　ナントお間抜けなことに、ふたたび玄関に張ってあった蜘蛛の糸が身体に。夜間ゆえ、こたびも製造者は発見できず。くっそー。 　明日の朝は覚悟しておくようにね。

２０１２年９月２７日（木）まだ秋は小さなサイズで

日が短くなって、夕方の６時を少しまわったころには窓ガラスの向こう側が暗くなっていた。さて、どうやって夜長を楽しむか。等と考えていた時、扉の方から鈴の音が聞こえてきた。 　先日バターが値上がりしたと思っていたら、お米屋さんから、次回の新米より１０００円ほど値上げさせてもらいますというご連絡をいただいた。３０ｋｇにつき１０００円のアップである。困るね。今年は米の出来がよくなかったのだろうか。精米代金を少し安くしてくれるらしいけれど。 　アメリカの小麦も雨不足で値上げされるらしい。同じように大豆も品薄で味噌や醤油の値上げもありそう。サラダ油も。 　小さな値上げの秋があちらこちらに散見されるのだった。ホント、どうやって楽しめばいいんだか。

２０１２年９月２６日（水）剥がした器にのこりたる

今年は、陶器やガラス製品等を結構買わせてもらった。少しの時はそれほど思わなかったけれど、それなりの数があると、剥がしにくい価格表示のシールが気になる。国産のもののなかにも剥がしにくい商品があったけれど、多くは海の向こうのというか、国境の向こう側の製品。 　安くあげるのが目的だろうから、最後の仕上げの価格シールも安い糊を使っているということか。紙ははがれても、接着剤部分が残っていると、完全に取り去るのは結構たいへん。つるんと簡単にはがせるものに出遭うと心が晴れやかになるという安上がりなオヤジである。 　それにしても、深海にだって潜るし宇宙にだって行って帰ってくる時代である。高度な技術をもちながら、どうしてすべてのシールが簡単にはがせるものにならないのだろう。

２０１２年９月２５日（火）雨のあがった坂道を

準備中は、CDプレーヤーに差し込んだままになっているUSBから音楽が流れてくる。飽きもせず、みゆきさんとたくろうさんばかり。元気の出るというか、労働意欲や生きる意慾が高まると思いこんでいる曲を並べている。最初の曲はふたりのデュエットの曲。とりあえずこのふたりがいれば、ボクにはじゅうぶん。日本語の歌は。 　お客さんがいらっしゃると、PCからの邪魔にならない音源に切り替えるのだが、本日の最初のみなさんは、入店されるなり「うわあ、たくろうだがー。」 　お聞きすれば、たくろう世代なのだとか。なかには、たくろうさんが大好きという方も。じゃあ、このまま流しておきますね。 　『たどり着いたらいつも雨降り』。

２０１２年９月２４日（月）午後になってもくずれずに

今までは店をあけるころに花が萎んでいたノーリアンズ･ブラックが、ランチタイムが終わるころになっても朝顔の形を保っている。一気に涼しくなったおかげである。みなさんにも少しだけ楽しんでいただけそうだ。 　彼岸花がきれいですねえとおっしゃる方も。屋内に飾ってあっても大丈夫なのだろうか。昨日は小さな蕾だったけれど、明日辺りが見ごろのようだ。 　そんな本日、車検に出していた車が１０日ぶりに帰ってきた。さすが１５年目。ブレーキ修理やら、修理箇所等の明細書は１枚でおさまらない。それだけでなく、代金も近年の中では最高値。東北へ行ったのを最後に、めっきり遠出の減った車輌である。わがやの物語がけっこう乗っかっている箱だが、おわかれの時期が近いようだ。 　わかれることはつらいけど、しかたがないんだきみのため。ん？きみのためだっけ？

２０１２年９月２３日（日）だれに見られることもなく

墓参りはきょうしかできそうにない。 　いつもより早く起きて、わがやの墓のある場所へ向かった。蕎麦畑を越えて到着。よく見ると萎れている彼岸花もある。が、多くはつぼみ。彼岸花の満開と墓参はセットだった時期が多かったような気もするけれど、今年はこれからが見ごろのようだ。蕎麦の花と一緒にどうぞ。 　鉢植えのわがやの彼岸花も、まだ土と雑草がはびこっている状態だ。ここから葉っぱより先に花芽の方が伸びてくるのだから、不思議な花である。部屋に飾ると怒る人もありそうだが、あまり人目に触れそうにない場所の彼岸花を手折らせてもらった。 　彼岸花を眺めつつ、ジャズでもどうぞ。

２０１２年９月２２日（土）ビートルズはまだ知らぬのに

まだひとけたの年齢の少年とリンキン・パークのライブDVDを鑑賞。といっても、少年が希望したわけではなく、無理矢理付き合わされたのであるが。いい迷惑だったことだろう。なにしろ、リンキン・パーク。スクラッチ操作を行うDJつきの、ヘビーでラウドでラップ風もあるアメリカのロックバンドである。それを、限界ギリギリの音量で。外に出てみると、空気取り入れ口あたりから音が漏れている。 　カットがすばやく切り替わるシャープな映像や、アリーナの大観衆のノリノリ映像等にビックリしたことだろう。世の中には、こんな変わった音楽もあるんだよね。 　まっ、好きなのはポケモンらしいけれど。

２０１２年９月２１日（金）アガパンサスの咲いていた

班長さんが、「ここの駐車場を避難場所にさせてもらいましたので、ヨロシク。」とおっしゃる。最終的な避難場所は近くの小学校らしいが、災害発生時の一班内のみなさんの１次的避難場所として利用されたいのだそうだ。海や地中からの大波がやってきたりした時の、ご近所のみなさんのとりあえずの集合場所。 　それはそれは。大した面積でもないのに、そんな役のたちかたがあったらしい。うちが役に立つことがあってなにより。ありがたいことである。 　当初はもう少し狭いはずだったんです。例外を認めてくれない特定行政庁さんのおかげで、狭くなったのは別の部分。おかげで、クルマのスペースは広くなったのでした。 　なかなかよい判断をされたらしい。

２０１２年９月２０日（木）朝顔がまだ咲いている

「あら、どうされたんですか。」 　平日なのに、おばあちゃんとお孫さん。 　お聞きすれば、大学に爆破予告があり、お孫さんが通っている学校がお休みになったのだとか。 　おかげで、子どもの国へ行かれたり、お食事に出かけられたりということらしい。おつかれさま。なにごともなくて幸い。 　そんな予告があれば、学校が休みになったり、子どもの国が忙しくなったり、当方にも影響があったりするのだった。他にも、色々と困ったりおいしかったりすることがあったのかも知れない。 　くれぐれも変なことを学習しないようにね。

２０１２年９月１９日（水）不意に来るものであるから

配達の方が玄関に。昨日の急な土砂降りで、バイクが転倒してしまったのだそうだ。大丈夫でしたの。 　で、路面に放り出されたアマゾンのメール便が雨に濡れてボロボロになってしまいましたというお詫びにいらっしゃったのだった。現物は、別の方がお詫びと一緒にお届けしてくださるらしい。随分、恐縮されているので、どんまいどんまい、どうせ大したもんでもないですしね。 　ということで、その後わざわざ別の方がメール便をおもちくださった。水に濡れたメール便の周囲がめくれそうになっていて、なかなかボロボロ。雨に濡れるとよくあることなのだそうだ。 　再発送してもらえますけどとおっしゃるが、中の二枚組はケースが壊れているわけでもなく、のーぷろぶれむ。気にされませんように。 　そういえばきょうは自転車とクルマの衝突現場にも遭遇した。安定の悪い二輪車は要注意。原付レベルしか乗らないけれど。

２０１２年９月１８日（火）道路を白くする雨に

敬老の日なる祝日は終わったけれど、きょうも、おじいさんとばあさんと一緒に来店されたお嬢さんがお食事のあとに料金のお支払い。先日、お母さんと一緒にいらっしゃっていたお嬢さんだ。ご自分が食事をされてみて、おじいさんやおばあさんと一緒に食事をしてもいいと思われたのだろう。ありがとうございます。 　ここのところ、連日、高齢の方とご一緒の若者の姿を見かけている。支払いは、きまって若者である。「年金が少ないんだから。」などと添えて。 　核家族をつくったものは、やがて同じように核家族をつくられるものかと思っていたけれど、お年寄りを大切にする若者も多いのだった。 　こんな場面を目撃できる場があればこそ。

２０１２年９月１７日（月）やめられぬものがあるから

矢野さんのアルトが流れる中で、アート・ペッパーを聴かせてくださいという方が。奇遇ですねえ、ボクもペッパーさんは大好き。そんなわけで、ゴメンね矢野さん。 　「どれにしましょう。」 　「カムバック以前がいいですなあ。と言っても、『ミーツ・ザ・リズムセクション』は飽きたから、『モダン･アート』で。」とのこと。 　御意。 　『ミーツ・ザ・リズムセクション』経由でそれより古い『モダン･アート』というパターンはよくありそうですよね。ボクはその間の『アート・オブ・ペッパー』（オメガ・セッションズ）も好きなんです。ちょうど学生だったころにLPが発売されたんですよ。明るいのになんだか哀しみも感じられるフレージングがいいですねえ等と、敬老の日の夕方が過ぎていったのでした。 　ペッパーさんの１０枚組が１２００円足らずで買える時代になってしまいました。

２０１２年９月１６日（日）この秋も予定通りの

クラプトンさんや中島さんがお好きだという方が、熱心にスピーカーに耳を傾けてくださる。かつて、ご自分でも箱をおつくりだったらしい。コーラルのフルレンジ。液晶の画像を見せてくださる。ちょっと個性的ななつかしいベージュのコーンだ。 　そんな方が耳を傾けていらっしゃるのは、８ｃｍのスピーカーである。８ｃｍとは思えない低音だとか。昨日、ないすぐれーと喜んでくださった音源を流してみたのだった。お聴きいただきありがとうございました。 　さて、中島さんは３９枚目を来月発売されるらしい。ソロアルバムの多いクラプトンさんもかなわない数字だ。とりあえず、来月のお楽しみのひとつ。

２０１２年９月１５日（土）はるかなる土地のことばで

お祝いのメールもいただいたり。ありがとうございます。 　はじまりの３０分前に外へ出てみると、道路の脇にお座りの方がおふたり。声をおかけすると、ちょっと早く来すぎてしまったのでとのこと。すでに暑い。どうぞどうぞ。お聞きすれば、９２歳のお母様が当地までバスでやってきて、当地にお住まいのお嬢さんとご一緒に歩いて来られたのだそうだ。 　３カ月めはそんなありがたいスタートだった。 　やさしいみなさんにお集まりいただき、ワイワイのお昼。 　夜は、ご予約をいただいていた馴染みのご家族の慰労会もあった。賑やかに楽しまれたようだ。よい終わり方だと思っていたら、お客様が。食事ができるかどうかお尋ねである。ご本人が食事をされるのではなく、ご近所で遭遇された外国人が食事をされたがっているのだとか。 　キャンプ場にお泊まりの方が、食事場所を探されていたようだ。どうぞどうぞ。ワイン等もあけながら。流れている音楽がよいと喜んでもいただいた。望外の楽しい３カ月めの夜だった。 　おわりの時間はとっくの昔。

２０１２年９月１４日（金）はじめれば終わりのときを

玄関のチャイムが鳴った。時計を見ると８時前。世間のみなさんのところには朝が来ているらしい。 　わが家のことが耳に入ったとのことで、お心遣いをいただいた。ありがとうございます。 　わが家から海方面へ向かって２００ｍほど先のおうちにお住まいの方だ。家数にすると１０軒ほどむこう。わが家しかご存じないので、あちらではなくこちらまでいらっしゃったようだ。 　明日が、始めてから丁度３カ月め。３カ月かかって２００ｍほどフロンティアが進んだというか、１０軒先までの伝言ゲームの成功らしい。 　前線を延ばしていくのはなかなか大変なことである。

２０１２年９月１３日（木）カラオケで歌いたりしは

１０時ころは、おおむね準備でバタバタしている。仕事はだんどりのものである。そんなバタバタ時にご入店の方々が。グラウンドゴルフでひと汗流されたあとらしい。お食事のようだ。モーニングはやってないのかとお尋ねになる。いゃあ、朝は苦手なんですわ。 　せっかくのお立ち寄りである。コーヒーくらいならということで、お座りいただいた。真空管を懐かしがっていただいたり。北島さんやちあきさんをお聞きなのだそうだ。 　あぃゃあ、ここには欠片もありません。ぬるいジャズバーションが１曲あるだけですよ。『与作』。 　それでも、続かないといけないから他の人を誘ってまた来るよとおっしゃってくださる。ありがとうございます。 　朝型にした方がたくさん集まっていただけるのかも知れない。

２０１２年９月１２日（水）土砂降りになる前の

先日の土砂降りのすごさというか、ひとつぶの雨から土砂降りまでの時間の短さ等を話していたと思うのだが、どういう経緯だったか、「いぎす」の話になった。この辺りのスーパーでは、最近はあまり見かけないのだそうだ。 　懐かしい。そういえば最近食べていない。 　ボクの中では子どものころからの当たり前の海藻だったのだが、東部育ちの方は、あまり馴染みのなかった食材らしい。中部や西部の海岸には多かったのだとか。はじめて見た時は、羊羹かと思われた方もいらっしゃった。 　育った場所は東部だと思っていたけれど、西に近い東部ゆえ、マージナルな場所だったのかも知れない。 　都市部の料亭等で使えば、ヘルシーな珍味になりそうだ。 　「いぎす」が食べたい。

２０１２年９月１１日（火）歩いて帰る人たちを

向かい合ってお話が弾んでいるように見える。毎日ご一緒に暮らしていらっしゃるのに、よく続くなあとうらやましく思っていたのだが、こんなところにこんなお店ができたおかげとおっしゃる。儲かりそうにないのにようこんなところにつくられましたなあと褒められたりして。褒められたのか？呆れられたのかも知れない。何はともあれ、今日がお誕生日で、ご家族でお祝いの集い。 　できてから５０年近い住宅地なのに、挨拶程度のつきあいが多く、込み入った会話をする人が少ないのだそうだ。って、ボクもだけれど。ここに来る人との会話で、つきあいも変わっていくんじゃないかなと期待してくださっているようだ。 　で、他にもご夫婦がいらっしゃって、いつもは並んでお座りなのに、今日は向かい合わせ。こちらも活発な会話が続いている。 　少しは喜んでもらっているらしい。

２０１２年９月１０日（月）チケットはプリンターから

フェルメールの東京での展示ももうじき終了のようだ。先日見学へ出かけたけれど、あまりの行列ぶりに結局見学をあきらめた、というご連絡をいただいた。さすが北のモナ・リザ、パール・イアリング。 　２９日からの神戸はそんなことはないんじゃないのと思ったりもするけれど、念のために前売り券を買って、チケット購入窓口に並ぶ時間を節約しておくことにした。ネットで注文。 　無事購入が完了したのだが、チケットは自分のプリンターで印刷するらしい。えらい時代になったものである。インクジェットではなんだかありがたみがないような気がしたので、レーザープリンターで印刷してみた。４０年前のピンクフロイドの半券を大事にしている者からすると、なんとありがたみの薄いチケットであることよのう、因幡屋。 　それにしても、次の日の準備があるというのに神戸まで行っていてよいのだろうか。本当に行けるのか。行列は大丈夫なのか。

２０１２年９月９日（日）稲刈りをした次の日に

昨日今日と、高校時代のお友達が気を遣ってくれる。今日は桃や梨まで持って来てくれて。 　間際には、いかなる季節であっても桃を口に当ててくれというボクの家族への願いを知ってくれているのだろうか。まだ間際であって欲しくないけれど。一度に梨と桃を味わわせてもらうという僥倖。ありがたいことである。 　同級生のなかには、つい最近のネタでだれかを俎上に乗せるケースもあると思うのだが、そんなことにはいっさい触れないところが大人である。まっ、ボクのような男に気を遣ってくれる人は、よほど人間ができているのだと思うけれど。 　資格試験の帰りだったのだとか。昨日の農作業のせいで、ペンを持つ手が震えたらしい。えらいなあ、受験なんて。ボクはもう何の試験も受けることはないだろう。合格していますように。

２０１２年９月８日（土）近づけば止む音のある

一日の散文の書き散らし上限に達しましたので、本日はこれにて。と書き出してみたけれど。 　なにもかも片付けたのちに、放送されるという『海炭市叙景』を見て休もうと思っていたのである。 　が、予定通り進むわけもなく、散文も映画も中途半端。映画が終わったころに２つめの散文もやっと終わり、残ったのが本日のログ。で、もう寝ますと思った次第。 　戸を開けてみるとスズムシが賑やか。外だけのことかと思ったら、歯を磨こうと思った洗面所辺りもことのほかうるさい。鏡に近づくと止んだ。どうも室内からの鳴き声のようだ。洗面台の裏にでもスズムシの家族が棲んでいるのだろうか。まっ、テンのような小動物も天井裏に潜り込むくらいだから、スズムシ一家が潜り込むくらい造作もないことだろう。 　ホイホイにひっかからないようにね。

２０１２年９月７日（金）瞬時の移動はできないけれど

初めての方の多い一日だった。高級外車の方もいらっしゃったけれど、なかには歩いて１分もかからないご近所の方が別々にということも。いゃあ、お待ちしていましたよ。というか、まだまだ時間が経たないとあり得ないかもと思ったりもしていたから、とてもうれしい。 　外からは中がほとんどわからない。やっているかどうかもなんだかあやふや。未体験の方には重たいドアなのであろう。あっ、押すのではなく引っ張るんですけどね、入る時は。 　中から開くのを待っていても、開けるのは朝顔に水やりをする時くらい。お送りする時と。自力で開けていただくしかないのである。 　ドアを開けてみましょうね。どこでもドアではないですけれど。

２０１２年９月６日（木）後ろ手で閉めたる扉

準備の忙しい時間帯に、そちらの筋の方が来訪。担当は若い男女である。いかほどいただきましょうかねえというのをお決めになるらしい。悪いことはしていないと思うのだが、なんだかドキドキするぜ。そんな動揺は隠し、堂々と話を聴かせてもらった。聴いているときだけ堂々オヤジ。 　今日にでも調査しサクサクと決めてくださるのかと思っていたけれど、いつが都合がよいのかを決めるだけなのだとか。電話でもよろしかったのに。知らない人は知らないと思うけれど。それにしても、わざわざおふたりでいらっしゃるとはごくろうさま。 　チェックには１時間ほどかかるらしい。日時はいつがよいと言われても、当方は他人様のご都合で働かせてもらう生活だ。生活のリズムは変拍子ゆえ答えにくい。 　とりあえず、比較的暇と思われる時間帯を連絡させてもらって、ただいま予習中。

２０１２年９月５日（水）土砂降りのなかに立ちたる

満開の白いサルスベリの花を見つつ、戸外でコーヒーや緑茶を飲ませてもらった。ぬれかりんとうや、いぶりがっこのようなものをいただきながら。サルスベリも道路側にボトボト落ちると掃除が大変だとか、歳をとると堪え性が低下するとか、見舞いに行かないのも見舞いのひとつとか。 　小学生が下校する時間に土砂降り。傘を持っている女の子は多いが、男の子は土砂降りの中に仁王立ちだったり、走って帰っていたり。濡れることにそれほど抵抗がないのか。女の子が傘をさしかけている場面を見なかったけれど、小学生のころというのは、そんなことが自然に出来なくなる時期だっただろうかとわが身を振り返ったりしたのだった。 　高架下に止まっていた自転車の高校生は、信号が青になると同時に土砂降りに飛び出していった。あほやなあと思うのだが、小降りになるまで待とうと思ったりするのは、すでにオヤジなのだろう。

２０１２年９月４日（火）留守電に沈黙のあり

初出荷と同時に送っていただいたようで、２〜３日前から、梨が到着したというご連絡が次々と。松葉ガニを遠くの皆さんに送るチカラはないから、１年に１回、梨で勘弁してもらっているのである。 　日照りによる影響がどうなっているのかわからないけれど、おいしい梨だったと連絡をいただき、ひと安心。なにしろ、当方は、きちんとしたおいしい本格的二十世紀梨というのを現時点でまだ食べていない。というか、贈答用レベルをいつも食べていないような気もしたり。昔、梨が当たり前のようにある生活を送らせてもらっていたのが懐かしい。万物はローリングストーンズ。 　先日、巨大な西瓜を複数の方から頂戴した。そんなわけで、わが家のフルーツはここのところ西瓜。たったふたりで毎夜かぶりついているのである。 　すでに秋を味わっていらっしゃる方も多いのだろうが、わが家はもう少し夏が続くのだった。

２０１２年９月３日（月）あえて地雷を踏みにいく

綾辻行人さんの、貪欲な創作活動のモチベーション維持の秘訣を教えてくださいという質問に、「借金があること」と回答する西原理恵子さんの新書！を棚に置いている。 　人生相談書。たぶん。 　いちばん最後の質問（角田光代さんを除く）に、担任がフレンドリーでウザいという女子高生の質問がある。 　で、回答。 　これはもうあなたの方が大人になるしかないですね。女の子は生まれたときからホステスなので、うまくあしらうことはできると思う。．．．その教室はあなたのお店です。そしたら、嫌な客はどうやってあしらう？嫌いなお客に「嫌い」って言ってたら、お店が回っていかないから。．．．先生はカネ払ってくれないけど、将来のための練習と思えば腹も立たない。．．．あなたは女優！１５歳なら立派にできるはずです。 　練習台にされていたのかも知れない。

２０１２年９月２日（日）真空管が温もるまでに

米子のジャズ喫茶って知っていますかとおっしゃるので、てっきり過日お邪魔したお店かと思ったのだが、そのお店ではなく別の店名をあげられた。残念、そちらにはお伺いしたことがないですねえ。 　その界隈で、うちのことをお聞きになられたらしい。 　「ジャズが聴きたかったんですけど。」 　「．．．．．。」 　ううっ。と、うなる日の多いことである。 　１００ｋｍ先にどのような伝わり方をしているのか。大体がゆるめで、普段からそんな大層な音は流れていないのである。どこかでバイアスがかかって伝わっているのだろうか。申し訳ないことである。 　お昼時のみなさんの邪魔にならないようにしていたつもりなのだが、そのような女性もいらっしゃるのかと思い、明日は少しジャズ度をあげてみることにした。よし、明日はコルトレーンを流すぞ。明後日はさておき。 　夕方は、硬貨によるインシュレーターをいろいろと試していらっしゃる方も。１円玉だけでなく、１円と１円の間に５円を挟み、１か所７円がよいのではないかというご助言を頂戴した。なかなかディープ。

２０１２年９月１日（土）トンネルは暗いのがよく

雪かきの話から、我が家の前の狭い方の道路の話になって、この道は下の村の昔の旧道につながっとる道路だけぇ、昔から狭かっただがと、昔のことをよく知っているおじいさんが教えてくださる。 　そのまま、昭和３０年代の話になって、当時のクルマや道路の話題が続く。 　あの鳥取砂丘のトンネルができたのも３０年代だっただないか。大林組の人が１ｍ１００万円程だって言よーりましたけどなあ。 　トンネルは何メートルありましたっけ？ 　２００メートルはあろうで。それにしても、もうちょっと明るくせんとイメージが悪いでなあ。 　御意。 　まっ、暗いトンネルを抜けると砂丘が明るく広がっている、というのも悪くないとは思うけれど。

２０１２年８月３１日（金）急落をよろこぶ人の

ウェストコーストや女性ボーカルがお好きな方が、今月と来月の限定盤発売が多すぎて困っているとおっしゃる。リタ・ライスさんとか、マーティ・ペイチさんの作品等いろいろ勧めてくださる。１０００円前後の価格設定。 　コルトレーンさんの『マイ・フェイバリット・シングス』が１０００円なのだから、これからジャズを聴こうかという人には財布にやさしい値段である。高値だったころのほぼ１／３の価格。かなしい。シャープさんの株主のお気持ちがちょっとだけわかる。 　そんな廉価盤のうち、どうしてこれが未発表音源だったのか不思議なのが、ウェイン・ショーターさんの９９９円の『エトセトラ』。ワンホーンでブイブイと吹いていて、これもよかったですよ等と、オヤジの会話をしていたのだった。

２０１２年８月３０日（木）したがえば楽なんだもの

コンビニでメール便のお願いをする。いつもとは違う、付近のなかではもっとも新しくできたお店へ寄ってみた。レジにだれもいない。しばらく待っているとお嬢さんがいらっしゃった。ボクのうしろに次のお客さんも。 　うしろに人がいなくても早く処理してほしいところだが、このお嬢さん、封筒のひとつひとつを厚さチェック用のものさしの中にお通しである。いつかどこかで見た光景。 　ううっ。「ねえ、それって見ても手で触ってもすぐにわかるんじゃないの、全然薄いのがさぁ。」と言いたくなるのをグッと抑えて、我慢した。立派な大人になったものである。その間に、書いたり貼ったりの他のお仕事をお手伝いをしようと思ったのだが、それはこちらの仕事ですからと、させてもらえなかった。ううっ。馴染みの店にすればよかった。 　まっ、決められた通りに真面目にやっている人に不満を言う方がおかしいのである。すいません。

２０１２年８月２９日（水）もうけにならぬ手間なれば

１００円玉がなくなった。夜遅くまでやっているスーパーでも１０枚までは交換してくれるのだが、金融機関へ寄ったついでに両替をお願いしてみた。 　両替には手数料が必要である。とはいえ、両替をしてもらうのは初体験。とりあえず１万円札を出すと、両替の手数料表を見せてくださって、５０枚以上から手数料が発生するらしい。伺った金融機関では４９枚までが無料ということである。 　手数料は大した額でもない。手数料を支払って全部硬貨にしてもらう方も多いのだろうが、貧乏性というかケチというか、なんだか両替で手数料を取られるということに慣れていないゆえ、堂々と、じゃあ４９枚をというお願いをして待機。セコい、というか無料でサービスを受けようとする厚かましいオヤジ。 　といっても、４９枚ということは５０枚になってしまうということである。結局、受け取った硬貨は、５００円玉と４５枚の１００円玉になった。 　無料は５０枚までにしていただけるとありがたい。

２０１２年８月２８日（火）枯葉の目立つ木の根のあたり

夕方に外へ出てみると、怪しい風が吹いていて、空には怪しい雲。なんとなく、台風の前兆を思わせる。やっと雨が降るのではないかと思ったのだが、天気予報は今夜も明日もくもりである。天気を意識し始めたこの２か月ほど、大きな雨が降って、屋内に水気が持ち込まれた記憶がほとんどない。そんなわけで、２か月経ったとは思えないフロアにちょっと感心しているのだった。 　日付が変わるころには少し小雨がぱらついている。が、なんだか中途半端というか大降りは期待できそうにない。結局、弱っている場所へ今夜も夜中の水やり実施。とはいえ、夜中に短パンで外へ出ていて思うのだが、夕方の水やりよりヤブ蚊が襲って来ないような気がする。真夜中は屋外の蚊も眠っているのだろうか。 　大西順子さんが引退されるらしい。 　「結局既に存在するものを自分というフィルターを通して焼き直すだけだったようにも思われます。」「クリエーターの作品というより、研究作品といった私の一連の作品」等とあって、表現することの大変さが伝わってくる。おつかれさま。 　とりあえず、『ネヴァー・レット・ミー・ゴー』でも聴いてみることにする。

２０１２年８月２７日（月）賢い言葉をつぶやいて

パソコンの前に座り、ちょっと目を瞑ると、眠ってしまいそうな身体である。無理をして、目をあけている。が、目を瞑ることがこんなに気持ちよいとは。いかん。風呂に入ることにした. 　湯湯湯湯湯 　午前中は、生徒さんとご一緒のケーキ教室の先生。夜は、パン教室をされていたという先生とその関係者の方々のご来訪。みなさん、反面教師を学ぶフィールドワークに利用されているのだろうか。あるいは怖いもの見たさ？ 　とりあえず、大人の対応をしてくださったけれど、先生の車に同乗されて帰られた生徒さん達とどのような会話がなされたのだろう。と思っても詮ないことである。だらずのままで、今夜もＬｅｔ It Be.

２０１２年８月２６日（日）ゴールデンヨットをこねて

目の前の席で、野菜の中でいちばん好きなのはタマネギですよと、お嬢さんがおっしゃる。だよねえ。 　パン教室で、カレーチーズオニオンパンを作った帰りらしい。試食をどうぞということになり、パウンドケーキ型のなかにおさまっているパンを切り取らせてもらった。 　「あらあら、ひと切れがわたしの思っている長さより長いんじゃないの。」という心の声が聞こえてきたような気がしたが、ゴメンね。たっぷりいただきました。 　カレーパンとはいえ、、カレー粉が生地に混ざっているだけで、中にカレーが入っているパンではない。夏は発酵が楽で、簡単にできたのだそうだ。 　たっぷり入っているタマネギの甘さがよい。ぐれーとじょぶ。タマネギぎらいの方に食べてみてもらいたいものである。

２０１２年８月２５日（土）おかわりはいかがですかと

ピーマンやセロリならありがち。ホヤとかドリアンであってもわからないでもない。しかし、タマネギである。 　いや、タマネギがきらいとおっしゃる方が、本日はおふたりもいらっしゃったのだ。少ない来店数の中の２名というのは、なかなかの高率ではないか。タマネギは結構きらわれる野菜だったらしい。 　オニオンスライスが好きで1000本ほどの苗を植えている者からみると、ちょっとびっくり。生のスライスはさておき、カレーにもどんぶりにもハンバーグにももぐりこんでいるタマネギが大好きなのである。 　子どものころ、コンニャクが苦手という人とは暮らせないと思ったことがあるけれど、タマネギがきらいな人ともなかなか難しそうだ。って、あちらから避けられると思うけれど。

２０１２年８月２４日（金）おさなごを連れてくるのは

夕方までに来ていただいたみなさんは、すべて女性。日ごろからそういう傾向があるとはいえ、どこかに数名は男性も紛れているものだ。が、今日はさっぱり男性の姿が見えなかったのだった。 　かろうじて、夕方からおひとり様や商談の方がいらっしゃり、なんとかジェンダーの偏りを少しだけ解消することができた。 　この辺りには、定年退職された男性のひとり暮らしの方も多いと思っていたのだが、ひとり暮らしになられてからは、ご自分で台所に立たれることの増えた方が多いのだろうか。おばあさんはお茶を飲みに出かけ、おじいさんは自宅でお茶を淹れる。 　メニューを考えたり、味作りなども、頭を使う作業である。それはそれでよいことなのかも知れんなあと思ったりしたのだった。

２０１２年８月２３日（木）かならず髪に花をさし

懐かしいですねえ。この曲にインスパイアされて、短い自主映画をつくったことがありますよ。お客さんのおひとりが。流れていたのは、ママス＆パパスの『夢のカリフォルニア』である。 　このメンバーのおひとりがつくったのが、『花のサンフランシスコ』というほぼ同時代の曲。１９６０年代末。アメリカ西海岸。歌っていたスコット・マッケンジーさんが先日お亡くなりになったのだそうな。 　いずれも、中学生のころにドーナツ盤を買って繰り返し聴いた曲だ。ベトナム戦争とかヒッピーという言葉がすぐに思い浮かぶけれど、この時代の曲を聴いたイメージで映像化を考えられていた人もいたらしい。聴くだけの人間とはえらい違いである。 　それなら短詩型にでもできないかと考えてみたが、時間のロスだった。

２０１２年８月２２日（水）液体となって身体に

「いちいち言うよ！」 　この界隈で最近流行しているフレーズらしい。わが家にも導入され、時々使用されることも。 　歳をとったら丸くなるというのはどうやら例外もあるようで、そんな頑固なパートナーにちょっとしたミスや不満等を言うと、ご近所宅では冒頭の言葉が返ってくるのだそうだ。こっちだって我慢しているんです。そんなにうるさいんだったらこちらも「いちいち言うよ。」ということなのである。 　怖い。いちいち言われたあとのことを想像するのも、さらに怖いことになりそうである。 　トレメローズの『Silence Is Golden』を聴きながら過ごしている。

２０１２年８月２１日（火）たとえば枯れた百日紅

事件のあった地元の教育委員会は「いじめではなく、生徒間の暴力事象と考えている」としている。というネットの記事があった。 　読解力が低いせいか、発言の意図というかロジックがよくわからない。 　いじめは大変なことだが、この件は暴力事象なんだから大したことじゃないですねということか、それともいじめのようなかわいい事象ではなく、暴力なのでこれは大変な問題と考えているという意味なのか。あるいは、校内のできごとではなく外での暴力事象ですから、あっしには関わりのないことでござんすということか。 　失うモノが多いからというか、守らなくてはいけないことが多い場合は、簡単に非を認めたりせず、わからない言葉遣いをした方がいいよと子ども達にお手本を示されているのかも知れない。立派に成長した大人の姿なのだろう。 　大人になるには学ばなくてはいけないことがたくさんあるのだった。

２０１２年８月２０日（月）それぞれの算段はあり

研修やら出張やら合宿やら休暇やらで２週間程離れている職場に明日久しぶりにご出勤という方から、昨夜メールがあった。職場を離れすぎていて、なかなかお眠りになれないようだ。おつかれさま。って、うらやましいなあ。当方は毎日、職場に行っているんですけど。 　そんな方々が朝の業務を行っているころ、ボクはスーパーの買い物カゴを提げているという生活である。 　メモ用紙を見ながら、バルサミコはどこやねん等とウロウロしていると、声をおかけになる人が。最近顔を覚えさせていただいた方である。朝早くから買い物をされる方は結構いらっしゃるのだった。うーん、カゴの中身をしっかり観察されたかも知れぬ。 　さっ、はやく職場へ帰ろう。 　職場は意外に落ち着くのだった。

２０１２年８月１９日（日）棘のある果実に触れて

ありがたいことに、昨日、今日と、続けて野菜をいただきました。みなさん、食べる人がいなくてお困りなのだそうだ。相手を気遣っての言葉だとは思うけれど。なかにも、もらい手がないというようなご発言の方もいらっしゃる。気遣いすぎのような気もしますけれど。 　わが家は遠慮がないので、もう喜んでもらってしまいます。ナント、この２日間 で４軒からのいただきものなんです。感謝。共通している野菜は、真夏日のまっなすび。ナスはこの時期が最盛期なのか。夏野菜の中では、ボクは相性の悪い野菜で、他人様に差し上げるほど実がなって困ったということがない。それに比べ、みなさん相当ナス栽培がお上手らしい。 　そんなわけで、なにやらナスが多いですな等と、プレートを見て思わないでいただきたいのである。

２０１２年８月１８日（土）まどかなるふたりの席に

外は暑いらしい。連日のようにお世話になっている若者をひきとめ、むりやりサービスをさせてもらった。デートにでもどうぞとお勧めするのだが、男っ気ばかりで、なかなか出会いは難しいらしい。 　そんなわけで、若い男女というパターンは少なく、圧倒的に多いのが、お母さんとそのお嬢さん。さらにそのお子さんというケース。昨日から今日にかけて、若干の例外を除き、ほとんどがそのような方々だった。明るく元気にたくましい、ように見える。 　細胞分裂のような女性同士の席には、ボクにはうかがい知れないような濃密なオーラがあるように感じられるのだった。 　オトコはタコである。というか、カマキリのようなものかと思ったりしていた。

２０１２年８月１７日（金）なにもいれずに飲みながら

ひきこもり生活ゆえ、外のことがよくわからない。世間のことをなにも知らんだろうと、時折教えてくださる方がいらっしゃる。ありがとうございます。 　ここのところのいなば界隈のイベントの集客状況はよくないのだそうだ。砂丘方面の美術館も、おいしく思っていらっしゃる方もおありだが、周辺の関係者のみなさんはそれほどおいしいわけではないのだとか。 　まんが関係も、電通が入っている事などもあって、出展者には１５％ほどの出店料がかけられているらしい。人出もそれほどよくないから、さっぱりらしいですよ等と。地元に入るよりも、外へもっていかれる方が多いということだろうか。 　ものごとには、さまざまな側面がある。いゃあ、イベント大成功ですよという方もそのうちいらっしゃるかも知れない。お待ちしています。

２０１２年８月１６日（木）コンクリートの欠片を集め

こんなことをやっていなければ相変わらずお会いしないままの皆さんだったと思うけれど、こんなことのおかげで、ありがたいことにたくさんのお嬢さんにお会いさせてもらった。 　幼少期にわが家でよく遊んでいた女の子や、高校時代にクルマであちこちお送りさせてもらった「尼の会」のメンバーだとか、デザインを考えてくれた絵の好きなお嬢さんとか。 　この辺りに、葡萄畑や空き地が多かったころ、猫を拾ってきてがれきの中に隠れ家をつくってかくまっていたり、危険な遊びをして先生から叱られたりした女の子ももう３０歳を過ぎたのだとか｡尼の会メンバーはさらにその上。あの頃が結構幸せな時代だったらしい。 　なにはともあれ、こんなことをやってみたからこそ。みなさん、お立ち寄りいただきありがとうございました。

２０１２年８月１５日（水）なぜここにいるのかという

タブレットに表示された地図を示しながら、この店はこの辺りですよね、砂の美術館へはここからどう行けばいいんですかとお尋ねの方がおありだった。県外の方かと思えば、米子の方なのだとか。 　地図を見ながら、子どもの国を過ぎた次の交差点を左折し、その次の常時左折可の交差点を少し行った右手ですよと説明すると、駐車場は大丈夫でしょうかとおっしゃる。砂の美術館にはたくさん駐められるスペースはない。美術館から少し走り、お土産物屋さんの駐車場に駐められれば無料で済むと思いますよ、公設の駐車場はお金を取られますからねえと、余計なお世話親切アドバイス。 　そんな砂丘にはじめて行かれる方なのに、どうしてこの場所にいらっしゃるのかがとても不思議。ランチのあとの会話だったのである。住宅街に迷い込まれたというわけでもなさそうだ。この場所にいらっしゃる理由をお聞きしなかったのが悔やまれるのだった。

２０１２年８月１４日（火）フレディは背中を向けて

ロンドンオリンピックの閉会式にニック・メイスンさんが出演されたらしい。知っている人しか知らない、メジャーグループのなかのマイナーな存在の方である。バンド名はピンク・フロイド。そこのドラマーである。もうおじいちゃん。ネットの動画を探してみた。 　演奏曲は、『あなたがここにいてほしい』だった。ビックリ。フロイドの有名曲。 　ウォータースさんやギルモアさんとではなく、若者との共演である。たまたまギルモアさんの演奏を見ていた夜だったから、若者達の歌う「ここにいてほしい」を比べると、切実感がさっぱりのように聞こえたのが残念。曲がよいので、まっいいんだけどね。 　「How I wish, how I wish you were here. 」と誰かから言われるような存在になりたいものである。 　それにつけても、閉会式の出場バンドに、ミューズやクイーンやザ・フーもあった。ザ・フーですぜ、旦那。ギターをぶっ壊すという伝説の。 　イギリスという国は、ホント音楽を愛する国なんだなあと思ったのだった。しかもジャンルにこだわらず。

２０１２年８月１３日（月）蜩は鳴くのをやめて

そんなわけで、菊の花びらが散りきる前に墓参へ。それなりに早い時間だと思っていたのだが、海水浴場付近のクルマは多い。時間を無駄にしたくないので、遠回りだが山の道を利用した。急がば回れ右。正解だった。スムーズに帰ることができ、準備にとりかかることができたのだった。 　口コミはゆっくりと広がっているらしい。高校時代の友人が遊びに来てくれた。かつてカウベルのコンクールで牛をもらったというお嬢さん達と一緒に。すごいね、優勝して牛一頭。ちなみにわが家の娘はかつて参加賞の銅賞。子守歌を元気に弾いていたからなあ。 　彼らがお帰りになるころに、久しぶりのどしゃぶりがあった。野外でイベントを計画されているみなさんには迷惑なことだろうが、稲や庭木にはまっこと慈雨。真夜中の水やりを免除してもらった。

２０１２年８月１２日（日）買い物カゴに落ちている

ゆっくり墓参りをする時間を捻出するのがなかなか大変そうである。とりあえず、いつでもすぐにいけるよう御供えや供花の花を準備しておくことにした。閉店前のスーパーへ。 　なんだか、この時とばかりのようだなあと思える価格設定である。市場原理神の見えざる手。えっ、これで３９８円？庭に咲いている花はなかったっけと考えてみるが、朝顔くらいしか思い浮かばない。ここで買っておくしかなさそうである。 　レジのおにいさんが、ゴムで留めた切り花の茎部分を手にすると、菊の白い花びらが何枚も落ちた。早く供えた方がよさそうである。

２０１２年８月１１日（土）点検を受ければそれは

生菓子の点検を受けた。とりあえず、合格らしい。お世話になったお陰です。ありがとうございました。 　オールドカーがご趣味の方もいらっしゃって、ありがとうございました。 　今日も夜はアフターアワーズ。通常とは違う、リラックスモード。ボクはリラックスが過ぎました。申し訳ありませぬ。 　なにはともあれ、いろんな方にお集まりいただくことができるというのはありがたいことだなあと、しみじみ感謝の気持ちに浸っているのでした。みなさん、ありがとうございました。

２０１２年８月１０日（金）キリシタンを取り締まる

お聞きすれば、もう棚経は済ませてもらったという方がおありだ。お盆のころは都合が悪いゆえ、１週間前に来てもらったのだそうだ。まだ上がいて、８月２日に済んだという方もいらっしゃるらしい。上得意様になると、それくらいの便宜がはかってもらえるものか。 　わが家は、いつも１４日の午前中だ。あちらのご都合に合わせてきたけれど、今年は少々都合が悪い。とはいえ、キャンセルというわけにもいかないだろう。ちょっとだけ早く来てもらうようにお願いしてみることにした。 　ここのところ最低賃金レベルしか包んでいない。上得意様リストには載っていないはずだ。そこをなんとか、今年ははずませてもらいますんで。って、スーパーボールを期待されても困るけれど。

２０１２年８月９日（木）どこかへ消えた

９日の日記が消えていました。 　さっぱり思い出せません。 　m(_ _)m。

２０１２年８月８日（水）収めたい気持ちのあれど

税務署から大きな封筒が届く。 　ダイレクト納付を利用してみませんかというパンフとか、マークシート風の所得税徴収高計算書の他に、３０Pほどの「源泉徴収税額表」という冊子が同封されていた。88000円未満の甲類は税額が０円からはじまって、１００万円以上あたりまでの月給別税額だとか、日給別税額が記載されいる。ちなみに日給最高は58500円。どんなお仕事をされている方なんだか。 　どんぶり勘定の生活を送ってきた者には、なかなか面倒そうだ。できれば全員が確定申告をするシステムにしてもらえないのだろうかと思ったりしたのだった。 　いずれにせよ、税務署さんが喜ばれるようなことにならないのが、申し訳ないことである。

２０１２年８月７日（火）返品係のメールには

プレーヤーにセットして再生ボタンを押しても反応が悪い。しばらく待っていると、再生できないメディアですとのお知らせが。どゆこと。商品の登録情報には、リージョンコードはリージョンフリー（全世界共通）と書かれていたのである。PCや他のプレーヤーでもチェーック。同様の状態である。こちらのハードの問題ではなさそうだ。初めてのことだが、カスタマーサービスにメールを送ってみた。 　夜の７時過ぎのメールである。明日以降の回答だろうと思っていたら、８時過ぎにはメールが届いた。はやい。不具合でご迷惑をおかけしお詫びいたしますとあって、交換商品の手配をいたしましたとも書かれている。不具合のある商品は、着払いで返送してくださいとのこと。 　はやいだけでなく、あれこれ言わずいさぎよい。地球上で最もお客様を大切にする会社を目指していらっしゃるのだとか。ミスの際の基本なのだと思うが、参考にさせてもらうことにした。

２０１２年８月６日（月）忘れずにまぶたを閉じて

今年は忘れず、静かに黙して過ごす時間をつくった。 　本箱に置いている雑誌を３冊ほど手元に持って来てお読みになっていらっしゃる方が。めずらしい光景である。ちょっとご年配の方。お声をかけると、ご自分ではまだされていないけれど、お好きなのだとか。ご興味がおありらしい。なんでも置いてみるものである。 　広告ページに掲載されていた入門書の一冊のタイトルをメモされている。自慢だが、ボクは入門書コレクターである。よろしければ、ボクが集めている中から適当な入門書をお貸ししますよとお伝えしたのだが、手元に置いておきたい一冊がおありのようだ。 　好きなものに投資するのも大事なことかと思い、余計なお世話はそこまでにしたのだった。

２０１２年８月５日（日）鉢の枝から枯れており

庭木や鉢に水をやるのは、業務が終わってからである。大体、１１時を過ぎたころだ。朝でもよいのだろうが、なにしろ目覚めたころには結構な日ざし。ぬるいビールを飲ませてもらってもうれしくないだろうと、朝は日陰の植物に少々の水をやる程度である。疲れた夜も、あっさりめ。 　そんないい加減なことをしていたせいで、一部の庭木や鉢の葉っぱが茶色になっている。たとえば栗とかプルーンとか。熱中症のようだ。 　今夜はたっぷりやっておいたけれど、手当が遅くて、もう間に合わないかも知れない。 　屋外のことがリアルに想像しにくくなっていて、甘い水やりですましていた。もうしわけなし。

２０１２年８月４日（土）先に名前の浮かびきて

開始時間に間に合うかも。と思っていたら、ぎりぎり５分前に初めての方が。一気に、相当な遅刻になりそうな流れになってしまった。それにしても、今週は何組かの初めての方々がおありだった。どのような経緯でたどり着かれたのか不思議。どうやってたどり着かれたのかお聞きしてみたいと思ったり。なにはともあれ、お探しになりながらのことと思えば、これも相当ありがたいことである。 　そんなことで大幅な遅刻。 　その後、ひょんな展開で、名前当てクイズに遭遇した。２８年前のことらしい。苦手分野である。が、正解しないと帰してもらえそうにない。ヒントをいろいろだしてもらったり、あれこれ名前を言っているうちに、閃いた。 　しげちゃん！ 　ということで、無罪放免にさせてもらった。そんなことに時間をとっているうちに、迷子に。明日のことを考え、帰ることにしたのだった。 　意外に早く帰宅したので、今年のヒバクシャからの手紙を見ることができた。しみ込んでくる言葉があった。

２０１２年８月３日（金）あのビルのルーフトップで

お土産にもらっていたコースターを使うと、「ヘイ･ジュードよかったですねえ。」とおっしゃる方が。開会式を熱く語られる。YOUTUBEでチェック。随分お金がかかっていそうだ。 　ビートルズのアルバム・ジャケットの描かれたコースターである。反応のない方もいらっしゃるけれど、なかにはほしいとおっしゃる方も。そんなわけで、『Let It Be』やポールさんのライブ映像をサービスというか、主に自分が観ている。鳥取映劇で、『ウッドストック』と抱き合わせだったと思い込んでいるけれど、『小さな恋のメロディ』とだったかも知れない。あのころの上映記録というのを見せてもらいたいものである。　 　残念ながら、『Let It Be』はLDから落としたラフ映像。ここのところ何回も観ているけれど、それにつけても、記録されている日本女性はやっぱりすごい。あんな現場にいたんだからなあ。

２０１２年８月２日（木）私の敵は私です

業務はさておき、今週は相当いっぱいいっぱいの生活である。とりあえず、きょうを乗り切ることができて、あとは流れでなんとかなるだろうという楽観的予測。さて、大丈夫か。 　朝は、少々早めにいらっしゃった方も。 　つかれている時の営業前は、時々、『ファイト！』を大きなボリュームで流していることがあるのだが、「あら、懐かしい。」とおっしゃる方だった。ご存じの曲らしい。じゃあ、大丈夫だろうと思い、そのまま放置しておいた。 　が、余計なことを言ったと後悔されたかも知れない。なにしろ、そのあと『ファイト！』が、延々と続いたのである。ご本人だけでなく、たくろうさんや福山さんや槙原さんなど。「冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ」というフレーズを何度も聴かされ、辟易されたかも。 　失礼いたしました。そんな暗い場所なんです。

２０１２年８月１日（水）新しいカップを選ぶ

百日紅がきれい。というのは他人様のおうちの話で、わが家の薄桃色の百日紅は、花をつけるどころか、ここのところの日照りに苦戦中のようだ。水をたっぷりやっておいた。赤い花をつける枝からとれた種は、この春たくさん芽が出てきた。挿し木をしていた枝も順調に繁っている。百日紅の新規栽培は結構かんたんのようだ。 　さて、休日。それにしても、スポーツ番組をやっている局が多い。Eテレにチャンネルを変えてみた。論語の素読の声が聞こえてきた。 　子曰わく、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼（おそ）れず。 　幼稚園児のような子ども達が、『論語』のフレーズを覚えて、何度も唱えている。『こどもロンゴ』という番組らしい。ひとりひとりが当てられて唱えたり。すごいな。幼稚園児のころに、『論語』の素読をさせられていたら、違う人生だったかも知れないなあと思って見ていたのだった。 　スポーツを見ないでこんな番組を見ている人もいるんだ、とちょっとビックリ。

２０１２年７月３１日（火）チャンネルが多すぎるから

こんなアルコールを置きませんかとか、音楽を流すのであればこちらのパンフをどうぞというようなご助言というか、営業を受けた。この地域をウロウロしていて気づいたということは考えにくいシチュエーションである。どういう経緯で、たどり着かれたのだろう。 　わが家のアルコールの状況をご説明。ご納得のようだ。 　音楽も、装置を見られたり流れている今日の音楽の傾向から、時間をかけるのはもったいないと思われたのだろう。しつこい営業はされず、さわやかにお帰りだった。すいませんね、ご期待に沿うことができなくて。 　目立つところには貼っていないけれど、一応そちらの業界からいただいた小さな許可シールをピンで留めているんです。

２０１２年７月３０日（月）カウンターを好んで選ぶ

そんないい加減な仕事じゃダメだよと、その道の達人等からご助言がきそうな休み具合で、ちょっと心配なお昼である。なにしろ、週休３日。 　ありがたいことに、かわいがってくださる方や、新しい方と一緒の馴染みの方や、まったく存じ上げないおふたり連れなど、高校生から８３歳まで、望外の月曜日だった。 　３０年前と変わっていませんねえ等と、お戯れをおっしゃる方も。あの鋼のようだった髪の毛は、今やいちばん細い釣り糸のごとしというのに。 　営業用のパンフに紹介をというお申し出の方もいらっしゃったけれど、とりあえず、口コミやHPくらいでどこまでいくものかただいま実験中なんです。ということで、ありがたいお話も今回はご遠慮させてもらった。 　知らない方は、どうぞそのままで。

２０１２年７月２９日（日）とまらずに進むしかなく

なんということ。 　ひき逃げをしてしまいました。ごめんなさい。初めてのことなんです。 　「あぶない！！」と思い、軽くブレーキを踏んだのだが、後ろから大型車が追走しているのはミラーで確認済み。止まるわけにはいかない。そのまま走り続けたのだった。盛り土をして作った自動車専用道路。 　右の後輪が轢いたというのは、ハンドルを握る手や、シートから身体に伝わってくる感触でわかった。 　あんな小さな生きものでもこれだけの衝撃があるのか。 　だって、避けようがないですよねえ。等と、しばらくうじうじと落ち込んでいたら、左折しなくてはいけないところをそのまま直進してしまった。割合、ダメージをひきずる体質らしい。

２０１２年７月２８日（土）たわむれに記しておきぬ

昨夜の楽しいお話のなかで、重要事項の備忘として。 　比率は、１２対１８。あるいは、１１対１９とか、１３対１７。 　１２は身近な生活ベース。１８は、たとえばやわらかく。 　というような話だけでなく、音楽ネタも楽しく過ごさせてもらいました。 　なんのこっちゃという方が大半だと思いますけれど。 　ということで、ちょっと南方へでかけます。って、南十字星は見えないと思いますけれど。ほんのお隣まで。 　そういえば、１９４５年７月２８日は、大山口駅近くで、列車が米軍機に襲撃された日。死者は４５人以上。もう少し早く終わっていれば。というのは、鳥取に限らないと思うけれど。

２０１２年７月２７日（金）黄金比率があるんです

夏休みがはじまって少し景色が変化。小さなお子様連れの年配の方が増えてきた。なかには、ビールを注文される方もおありだ。少しは役にたっているらしい。きのうきょうは、日頃のご愛顧御礼感謝メニューというか、臨時休業が多すぎるお詫びのメニュー。 　普段から、残り物はほとんどでないけれど、きのうきょうはことのほかきれい。ありがとうございます。なかには、この子は家では野菜をあまり食べないのに、きょうは全部食べてさらに妹のまで食べましたと言ってくださる方もおありだった。 　去年の夏は、こんなお金を遣うこともなかったことですのに、今年はご迷惑をおかけしていますね。すいません。と言いつつお見送りをしたのだった。 　夜は、吉川さんとお話をさせてもらうというレアな時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました。

２０１２年７月２５日（水）噴出水とよばれたころに

暑い中、建物の内や外でお仕事をしていただく。汗を流しながらおふたりで。おつかれさまでした。最近は、休みなしで連日のお仕事なのだそうだ。土曜・日曜が特に忙しいらしい。 　終了後、冷たいモノでもどうぞ。 　と思ったけれど、大人のアイスコーヒーがない。そんなわけで、岩手県のお子さま用？マスカット・サイダーを飲んでいただいた。「懐かしい味ですなあ。」とおっしゃりながら。 　陸前高田産なんです。彼の地では、歴史あるサイダーらしいですよ。たまには東北や三陸のことでも思いながら飲んでくださいと蛇足。 　まっ、スカッとしていただけたら幸甚です。

２０１２年７月２４日（火）小さな音で聴いていた

高校生がやって来て、ビートルズを聴かせてくださいとのこと。パソコン等で聴いているらしいが、大きな音で聴いてみたいのだろう。他のみなさんがお帰りになるまで、待機。３０分ほどで、貸し切り状態になった。 　『ハロー･グッドバイ』あたりからの曲を流す。いままで上げたことのないボリューム。外へ出て確認してみると、漏れてはいるがご近所に届くほどでもない。安心して、大音量で聴いた。 　身体が揺れるよね。 　『アビー・ロード』の後半を流すと、『ゴールデン・スランバー』が好きだと話してくれる。泣ける曲だよね。ボクと同じ趣味らしい。ＺＥＰもＳＴＯＮＥＳも聴きたいのだとか。 　いいなぁ、若者に接するのは。

２０１２年７月２３日（月）こんなにかたい皮をもつ

苗を植えたあとに一度肥料をやっただけだというのに、今年のミニトマトは大豊作。なにしろ、一回目の肥料をやったあとは、追肥をする余裕のない生活が待っていたのだった。わき芽かきも最初のうちだけ。そんなわけで、だらしなく横にも伸びた枝だらけ。水やりもおろそかになり、時には萎れたようになったこともあった。それなのに、枝には大量にミニトマトがなっている。 　ボクが余計な手を加えない方が、かえってすくすくと育つのかも知れない。余計なお世話をして、目の前のモノをダメにするというタイプだったのかも知れない。反省。 　とはいえ、市販のものに比べると、このトマトの皮が相当厚い。歯ごたえがありすぎ。とても他人様に食べていただくというわけにいかない。おいしいと思っているのはボクだけかも知れないという、わが家のミニトマト。

２０１２年７月２２日（日）おそらくゴミにわけられる

わずか３人のたたかい。ひとり落ち、もうひと方もそれほど粘られることなく、うんともすんとも。って、きょうもかい。ボキャブラリーが枯渇してきているらしい。 　なにはともあれ、想定内で終えることができた。 　さて、かんたん決済。と思ったら、想定外に手数料が高い。ここのところ、チープな場合は振り込みに出かける時間を考え、かんたん決済を利用させてもらっていたのだった。 　ATMのある郵便局は、市内には近接しているケースもあるが、市郊外には少ない。駐車場は広いのに、ATMがない当地の簡易局なのである。とーっても不便。 　そんなこんなのかんたん決済なのだが、今回の手数料は当地の最低賃金６４６円を超えている。 　明日の最初の仕事は最低賃金を稼ぐことらしい。

２０１２年７月２１日（土）壊れた箇所はわからない

帰宅したら、まずエアコン。 　と思い、リモコンの運転を押しても作動しない。液晶表示はでているけれど、どのボタンを押してもうんともすんともこどものとも。１５年ほど前に取り付けたわが家記念の一品である。留守の間に、壊れたらしい。 　とりあえず、椅子に乗って本体の応急運転ボタンを押せば稼働する。が、不便。ネットショップでリモコンの型番を検索してみるも、うんともすんともわらっていいとも。 　本体の交換時期か。と思ったけれど、念のためオークション。ゴロゴロ転がっていた。といっても１５件ほど。２４５円から３５００円まで。リモコン専門店というのもあるらしい。即決させてもらった。 　さて、そんな小物はともあれ、２２日は、ちょっとばかり気合いの必要そうな勝負の一品が待っているのだった。

２０１２年７月２０日（金）やりそうなことと言われて

開店とほぼ同時に銀行の窓口へ。受付カードを受け取ってからよばれるまでを待つ支店は避けて、小さなお店へ。朝の時間は貴重なのである。って、もう朝はとっくに終わっている人もいらっしゃるだろうが。 　ついつい気持ちばかり焦り、訂正印を２箇所も押した書類になった。お嬢さんの優しい笑顔がこわい。困ったオヤジと思われているのかも知れない。どこでも優美に行動しないとね。 　さて、用事を済ませてクルマに戻ると、どこにもキーがない。そういえば、書類を書く台に置いたような気がする。再入行。窓口のお嬢さんの笑顔をまた見ることになった。余裕がないとミス発生率は高まるのだった。 　とりあえず、二度も他人様を笑顔にしたよい朝だったと思うことにした。

２０１２年７月１９日（木）それでもホットを飲む人の

途中の雷雨でパッタリ途絶えたけれど、お越しの方によると、今日もなかなか外は暑いらしい。クルマの方はさておき、暑い中を歩いて来ていただいた皆さま、ありがとうございます。って、クルマの方も感謝してますけれど。 　テレビのニュースも見ない生活だが、週刊誌の見出しだけ眺めていると、文春が結構ネタの宝庫のようだ。どこから探してくるのか、野球の監督さんや東北の国会議員さんや大阪の特定行政庁関係の方のお話し。ボクなんかだと、しばらくは寝込んでしまって外を歩けなくなるような暴露話であるが、みなさんタフにそれぞれの業務をこなしていらっしゃる。 　監督さんや議員さんというのは、そんなうたれ強さがないとつとまらないものらしい。ここのところの真夏日くらいで根を上げたりはされないのだろう。 　それにしても、続報というか、他への広がりがあまりないような気がするけれど、メディアに後追いをさせないだけのパワーがそれぞれ働いているということなのだろうか。守ってくれる人がいるのだろう。うらやましいことである。

２０１２年７月１８日（水）歪みたるオルガンソロを

ジョン・ロードさんの死亡記事があった。ディープ･パープルのキーボード奏者。１６日にお亡くなりになったらしい。 　ディープ･パープルというと、リッチー・ブラックモアさんのギターやイアン･ギランさんのボーカルを思い浮かべる人も多そうだ。ヴァニラ･ファッジやクリームのパクリバンド的な存在と、あまり好意的とは思えないアルバム評を書いていた評論家もいたが、ボクはその酷評されていたテトラグラマトン時代が好き。そのころのディープ･パープルのクラシカルな音楽作りの中心だったのはジョン・ロードさん。どのバンドもあまりやらなかった方向性だ。実験的。だが売れない。 　結局、５枚目の『イン・ロック』を成功させたブラックモアさんが志向するハードロック路線まっしぐらになってしまい、徐々にジョン・ロード色は弱まっていったのだった。ブラックモアさんもクラシック系はきらいではなかったと思うけれど。 　そんな初期のテトラグラマトン盤が、高校生だったボクが初めて買ったＬＰ盤。大事な思い出の一品なのだった。 　とりあえず、ＤＰの中でいちばんたくさん聴いてきた１２分を超える『April』を流して、追悼の一夜にさせてもらった。

２０１２年７月１７日（火）そとの暑さを教えらる

腕の柔らかな箇所にきれいな直線が入っている。静脈にクロスして。チョコレート色である。仕事をしている証のようでもある。ただの無駄な動作の結果のような気もするけれど。今日は、指があっちっちっ。慣れないことはつかれるぜ。 　とはいえ、ものの位置がある程度かたまってきたり、展開が少し頭に入ってきて、慌てることも少なくなった。ような気がする。 　今日はとても順調だった。慣れたせいではなく、まばらだからだったようにも思うけれど。

２０１２年７月１６日（月）道行く人を眺めつつ

マイ箸をバッグからさりげなくだされるお嬢さんがいらっしゃった。慣れた手つき。普段から持ち歩いていらっしゃるのだとか。さりげなところがなかなか美しく見える。 　そういえば、先日は、持って帰るから洗ってくださいとおっしゃる方も。香りがよかったのだとか。こちらは、ちょっとだけむかしお嬢さん。よそからやって来て、当地にお住まいなのだとか。そんな頼み事ができるのもなかなか美しいような気もする。 　下手に格好つけたり見せびらかさずマイ箸をだしたり、気後れすることなく頼み事ができるのはいいね。ちょっと見習ってみるか。

２０１２年７月１５日（日）４時間が過ぎたるのちに

開店１時間前にドアをお開けになる方が。世間のみなさまは早くからご活動のようだ。って、わが家が遅すぎるのかも。準備万端にはほど遠いが、大事なお話をされる会合らしい。お食事でもないようである。準備と平行しつつ簡単なおつきあいをさせてもらった。 　そんなわけで、本日は、落としたい物件がひとつあったのだが、すっかり忘れていた。終了１時間前は覚えていたのに。昼間の締切より、真夜中希望。競争相手がいなかったのがさいわい。 　再出品されますように。

２０１２年７月１４日（土）日記の消えたいち日を

こちらに移動しなかったまま、この日のログを削除したようです。 　なにを書いたのかさっぱり思い出せませぬ。連休初日で、バタバタしていたようなことかも。 　そういえば、岩手から昔懐かしいサイダーが届いた日でした。ありがとうございました。そんなことを書いた日ではなかったと思うけれど．．。 　最近、こんなことが時々発生します。どうしたのでしょう。

２０１２年７月１３日（金）成分の主たるものは

「だらずって、なんですか。」 　プリントをお読みだった女性からご質問。８丁目にお住まいだとか。あら、いなばにお住まいですのに。お聞きすれば、いつごろ当地にいらっしゃったのかわからないけれど、ご出身は九州方面の方らしい。だらずは、九州では使わない言葉のようだ。 　そんな立派な意味があるわけもなく、全国共通語の似たようなニュアンスの言葉でご説明。 　よーそんなネーミングにされましたなあと、別の方からも先日誉められたというか、呆れられた。世間の皆さまからは、変だと思われているふしもあるらしい。 　そんない悪くないと思っているのは、本人だけかも。

２０１２年７月１２日（木）まだそんなことをしている

「自分で掘りたかったかもしれんけど、忙しそうだから掘っといてあげたけ。」とおばさんがジャガイモを届けてくださった。ノーザンルビーとか、シャドークインとかインカのひとみとか。中心はメイクイン。それにしても小ぶりでかわいい。赤ければ、ミニトマトかと思うような小物も。 　そんな小さなタマも見逃さないで掘ってくださったようだ。「いゃあ、助かります。なにしろラッキョウの根切りをまだ毎朝やっているんですよ。ジャガイモどころではなくて。」 　「まだラッキョウですかいなあ。」「です。」 　そんなわけで、明日はどこかに小さなジャガイモが添えられているのではないかと思われます。お試しを。

２０１２年７月１１日（水）向かい合わずに坐りたる

休日出勤。お嬢さま方のご要望であるゆえ、よろこんで。そんな基本的に休日状態のところへ迷い込まれた、ご近所の昔お嬢さんのおふたり。待ち合わせ場所にされていたらしい。雨が降っているにもかかわらず、ありがとうございます。 　せっかくですからと、ご利用していただくことにした。とはいえ、ご所望の品を取りそろえることはできない。勝手にさせてもらってよかですか状態である。よかよか。ということでおまかせサービス。 　向かい合わせではなく、おふたりが並んでお座りである。仲がよさそうに見える。小津安二郎さんの世界のよう。横顔を見ながら話すのもよいなあと思ったのだった。

２０１２年７月１０日（火）いつになく弦をおさえてみたくなり

ほとんど屋内生活ゆえ、外の暑さを実感することができない。きょうは、冷たいものをお求めの方がいつもより多いから、相当暑かったのだろう。いつもは温かいものをお求めの方も、冷たいものだったのである。そんな、自然を体感できない生活をしていてよいのだろうかと、ちょっと心配。 　夕方には、畑仕事を終えたご近所のおばあさんから収穫したばかりのキュウリ等をいただいた。たっぷり汗をかいていらっしゃる。８０歳を過ぎた方のほうが、健康的な生活を送っていらっしゃるようだ。 　その他にも、本日は、ウェスのギターアルバムを置いて行かれた方や、汲んでボトルにいれた天然水をお届けくださった方も。飲料水検査成績書を一緒に添えて。まろやか。ありがとうございました。

２０１２年７月９日（月）土の見えなくなるほどに

薮萱草が咲き始めた。昨年、庭に避難させた１０数本。ほとんど、庭の隅に放り投げていたような扱いだったけれど、たくましい性質らしい。花が咲いているということは、もちろん蕾もたくさんつけているということである。今シーズン最初の薮萱草の蕾を茹でて食べた。 　疲れた胃腸やストレス、精神安定や貧血にもよいらしい。と思い込んで食べたのだった。明日は、精神が強靱になっていて、つかれを知らない身体になっていることだろう。楽しみである。 　薮萱草の近くには、バジルが大量に双葉というか六葉くらいをつけて成長中。苗ポットに入れれば、苗屋さんになれそうなほど。 　バジル苗をご希望の方はどうぞ。

２０１２年７月８日（日）いさぎよく地面に落ちて

ワサビ菜はフタバより辛いゆえ、虫は食べないのかと思っていたのである。それが、ちょっと目を離した隙にボロボロの葉っぱ。虫食いだらけ。 　葉を食べているのは、小さな黒い虫が多い。カブラハバチの幼虫のようである。 　つまもうとして葉っぱに触れたりすると、葉にしがみつくどころか、いさぎよくコロコロ地面に落ちていく。そして、しばらく動きを止めてじっとしている。死んだふり？狸寝入り？ 　土の上の黒は目立たないし、転がった土の上には葉っぱがあるから、探すのも面倒。なかなか賢い幼虫のようだ。 　無闇に抗うより、危険が去るのを静かにじっと待つのも、時に有効な方法らしい。

２０１２年７月７日（土）昔話をする人に

不真面目な営業中。趣味優先。申し訳ありません。 　留守の間にもお寄りいただいた方がおありだとか。すいません、月末もわがままな営業になりそうです。 　遠くの席にひとりでお座りになった方に、よろしかったらこちらへどうですかとお誘いしたら、気持ちよく移動してくださった。 　ちょうどそこへ、高校生が。歳の差６５歳ほど。おふたりで、そこそこの会話が続いたり、ボクともお話ししていただいたり。 　とりあえず、こんな一日が過ごせたということだけで、今日の前半はよかったなあと思ったのだった。 　もちろん、そのあとも得難い時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

２０１２年７月６日（金）記念日にするできごとの

東京でお生まれになって、疎開やらなにやらで、ただいまご近所にお住まいの方から、昔話あれこれ。市庁舎や原発などについても。 　東京大空襲の焼夷弾が雨のようだったというお話しや、その流れから、カーチス・ルメイなどについても。似たような立ち位置の方のようにも思える。音楽のご趣味はクラシックひとすじのようだけれど。 　カーチス・ルメイは、絨毯爆撃の立案をしたアメリカ軍人である。民家に焼夷弾を落とし、火の海にして住民の逃げ場をなくすという攻撃方法。不幸なことに、大成功だった。 　そんなアメリカ人に、日本政府は勲章を授与した。佐藤内閣。なんらかの裏取り引きがあったのだろう。ボクの少年期は、ずいぶんぬるい時代だったのである。 　そんなわけで、サラダ記念日どころではなかったのだった。

２０１２年７月５日（木）いまの暮らしに飽きたらきみと

すいませんねえいつもチャラくて、と謝ることが多い。そんな今日は、ロックが好きという方がいらっしゃった。おふたりだけの店内。じゃあボン・ジョヴィの『It's My Life』からいきましょう。いさんでかけたら、１分ほどでお客様が。なんというタイミング。ふたたび、心が清くなるような曲へ。 　心が洗われっぱなしの食器洗浄機のなかのわたし。 　夜は、お預かりしたDVDを見ることに。つま恋拓郎さん。『ファイト！』を歌っている映像や、飛び入りみゆきさんの『永遠の嘘をついてくれ』を流していると、素敵なお嬢さんが雨の中から傘もささずに飛び入り。 　最後は、『今日までそして明日から』のロング･ヴァージョンで終えた。ちょっとウルウル。明日からもこうして生きていたいな。

２０１２年７月４日（水）めざめよ！とタイトルにある

５時５５分にFAXが到着。世間は朝らしい。すいません、もうひと眠りさせてもらいました。 　１８６をおつけしてかけ直しをしてくださいというメッセージが対応する電話も２件。どちらもその後のかけ直しはなかったから、大した用件ではなかったのだろう。 　「あっ、そのパンフレットはいつも別の方からいただいていますよ。」という、若いお嬢さんの勧誘の対応。証券会社のセールスや、クール便で特産品をお届けくださる方も。 　午前中だけの留守番なのに、取り組んでいることが結構寸断される。そういえば、７月４日は独立記念日だねえ。自分の国の独立記念日はいつだっけ。４月２８日だったっけ。などと独りごちたり。 　お昼は、おひとりだけでランチを作っていらっしゃるお店へ。おひとりなのに、優雅な動き。さすがである。

２０１２年７月３日（火）あのころは急いでいたと

当店には珍しく男性の多い一日でした。いや、ホント。始まって以来。しかも適度な間隔で。 　朝方の雨で床の汚れを覚悟していたのだが、いつの間にか雨は上がっていた。今日も床はあまり汚れることなく、楽な掃除。珍しいことに天が味方をしてくれているらしい。閉店間際は、仲のよいご夫婦とそのお嬢さんが締めてくださいました。 　初めてお見かけする方もおありで、アナウンスしていないのに初顔の方がいらっしゃるというのは、大概がどなたかの紹介ということである。そのつながり加減がおもしろい。というか、ありがとうございます。きょうはふたりでワインを飲ませてもらいました。

２０１２年７月２日（月）この次は汚れたころに

梅雨時のことだったから、雨や泥ですぐに汚くなるなるだろうと思っていたのである。それが、思いのほかの晴天続き。昨日の雨も、午後からはあがってほとんど影響がなかったのだった。 　そんなわけで、今日までのところ、意外に初期状態をキープできているような気がしている。 　それが、明日からいよいよ雨続きらしい。残念。 　友人といらっしゃったお嬢さんが、床が汚れたころに家族とまた来ますと言いつつお帰りになられたけれど、明日明後日にはきっと汚れていると思うな。ぜひ、近いうちにおいでいただきたいものである。よろしくです。

２０１２年７月１日（日）ハゼと一緒に水槽で

ご近所に、川からとってきた小さな魚と一緒にオタマジャクシを水槽に飼っている男の子がいらっしゃる。まだ足は生えていなかったけれど、これから驚くんだろうな。昨日は、捕まえたダンゴムシをボクにくれようとする少女もいたし。いいね、好奇心の旺盛なころ。 　オタマジャクシやダンゴムシには興味がもてなくなったけれど、ここのところ、懐かしい方々と遭遇することが多く、ブランクの物語を聞かせてもらうのが、日課のことのようでもある。 　病気のことを泣いたり笑ったりしながら語る人、介護の苦労や、ハローワークでのエピソードを語るひと等。 　大波小波の日々をお過ごしなのは、ボクだけでもないらしい。オタマの変身に驚く時期がいつまでも続けいていればよかったのだろうけれど。。

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