ISOとは
製品規格としてのISO
  “イソネジ”の名で有名なネジのピッチの規格
    イソネジ
  世界中どこでも利用できる“クレジットカード”
   
  全世界共通“非常口”のマーク
    非常口
     
マネジメントシステムとしてのISO
  マネジメントシステム(仕組み)として代表的なものは以下のものがあります
   
  • ISO14001(環境マネジメントシステム)
  • ISO9001(品質マネジメントシステム)
  • ISO/IEC17799(情報セキュリティマネジメント)
    今後、労働安全衛生、会計管理やHACCP(食品衛生管理)の発行も有ると考えられます
     
EMSの国際規格化の背景
  地球規模での対応が必要
  法規制の強化だけでは支えられない
  あらゆる会社が環境への影響を自覚した自主的な取り組みが重要
  1980年代後半から地球環境問題の重大性の認識が広がる
  1996年、ISO14001の発行
     
ISO9001とISO14001の違い
  ISO9001 と ISO14001 の違い
     
ISO14001業種別の傾向
 
     
ISO14001認証取得の推移
 
     
自治体の主な取得の現状
  国内:18,085件(2004/7/10現在−JAB HPより−)
  公共行政での認証取得:516件(2.9%)
  都道府県での認証取得:32都道府県
  ISO14001の特徴的なことは、行政自らが取得して企業に取得を促している
  鳥取県内での公共行政の認証取得(予定)11.3%
   
  • 鳥取県庁、西伯町、郡家町、鳥取市、名和町、日南町、北条町、三朝町、(岩美町、倉吉市)
     
企業のISO14001認証取得の背景
認証登録に伴う、理想と現実
  認証登録の目的
   
  • 社会的責任を果たす
  • 企業イメージの向上を図る
  • 地球環境に配慮する
  現実は取得費用をペイできない
  維持に高い費用がかかる
   
  • 定期審査費用、維持に関する社内の人件費
   

・・・・認証登録企業でISO14001を維持することへの疑問が生じている・・・・・

 
     
ISO14001の精神
  EMSはまず環境法規を遵守し、自社の出来ることから環境負荷を継続的に削減していくシステム と浅く・シンプルに捕らえ、見かけ倒しで内容の薄い「守りのシステム」を構築している
  例えば、省エネや紙の削減だけに終始・・・・
  これは、ISO9001と同様、認証登録の維持に 目的を見つけた、「バッチを守るだけ」のISOである
     
ISO14001の本質 PDCA
  EMSの本質・・・PDCAで汚染の予防
   
  • 「継続的改善による体質改善 のマネジメントシステム」
  • PDCAの活動で組織が行うべきこと
    →経営改革の自主活動---(新しいビジネスチャンスへの移行)
    →コストダウン設計---(軽量、小型化等による省資源製品など)
    →技術革新---(省資源化の企画、エコ製品の開発など)
    時代の変化に対応できる企業のみが生き残れる、「PDCA の活動」はコストダウンと技術革新により、儲け続ける仕組みが潜在的に組み込まれている
   
中期の経営ビジョンが必要
  PDCAは計画とのギャップの改善進捗管理であり、3〜5年後など将来の会社のビジョンをできるだけ具体的に意識する
 
     
経営者の誓約(コミットメント)
 
     
マネジメントシステムとは?
  環境マネジメントシステム
   

Environmental management system : EMS

  マネジメントシステムとは
     
PDCAで進捗度を判定と目標
  進捗度不明の目標:
    目標値の達成は手段・方策のプロセスの結果であるが,しかし結果の目標値だけでプロセス管理の無い目標値では精神論になり改善・再発防止が出来ない
  進捗度のわかる目標:〔方策展開した目標の管理〕
    目標の結果を出すために行う方策がある目標値
 〔方策展開した目標の管理〕数値化できる達成目標と日程計画の目標を達成の為に・・・
 業務プロセスの実施手段・方策を設定管理する
    ※PDCAは中小企業の経営に欠落している
     
ISO14001規格構成の特徴
  PDCAサイクル
    規格の構成にPDCA サイクルを組み込む
    要求事項を理解し、規格に沿って業務を行い、PDCAサイクルでの経営をすると
   ・・・継続的な儲けに繋がる経営にできる
     
環境目標達成のストーリー
 
     
 
     
ISO14001要求事項の概要
  規格要求事項とは
   
  • 最低、必要な「やらなければならないこと」
    これをShall項目と呼ばれている→52個
  • ISOはWhatを要求しており、How(方法は企業が決める)は規格は触れていない
  ISO 14001の構成
   
  • 序文、適用範囲、引用規格、定義、環境マネジメントシステム要求事項(4.1〜4.6)
     
鳥取県環境管理システムの概要
  規格の種類:T種・U種・V種の3ランク
   
  • T種:TEASの概要・・・〔ISO14001に準じる〕
  ISO14001取得を目指す中小企業
   
  • 環境影響評価ISO14001と同等・文書類を簡略化
  • 内部環境監査→最高責任者が評価実施
  • 審査:無料・・・・〔県の環境規格で無料は鳥取県のみ〕
  • 有効期間:1期3年,最高2期〔6年〕
  • メリット:鳥取県の建設業格付けで点数を加算、鳥取県でグリーン用品の優先購入
  ISO14001の効果的な取得に大変有効
     
業務プロセスを比較する
 
     
具体的な取り組み1
  環境方針
    自社の環境に関するポリシーはなにか
  環境側面
    どんな活動が環境に影響をおよぼしているか
  環境法規
    環境関連で守らなければならない法規は何か
  環境目的および目標
    2年後・3年後に何をどの様にしてどれだけ 改善するのか
  環境マネジメントプログラム
    今期の改善スケジュール、実施の方策と日程を決める
  緊急事態
    緊急時に環境に影響をおよぼす設備や原材料はないか
   

具体的な取り組み2

  マニュアル・規定づくり
    推進チームによるシステム構築
  勉強会
    ルールを知り、自分は何をしなければならないのか自覚
  削減活動
    社員が全員一丸とならないと目標は達成できない
  検証活動
    目標通り、うまくいっているか
  是正活動
    不適合となる箇所の発生原因を除去する
再発防止と改善をおこなう
    勉強会以降は、社員の取り組み
     

EMS要求事項を業務の流れで捉える

  環境方針
     

jicca の提案

  8〜10ヶ月間で認証取得
-----短期決戦・集中型
  効率改善の仕組みを組み入れる
-----EMS の本質を考えたシステムに
    環境という言葉に捕らわれず、PDCAで目標達成の仕組みとして使用
  中間監査〔模擬審査〕による診断
-----jicca の他のコンサルタントが有効性を診断
     

EMS認証取得計画

 
     

環境関連の主な法規制

  環境基本法:環境にやさしい社会を築く為の枠組みを示す法律
  廃棄物処理法:分業者に委託しても最終処分まで確認の法律
  廃掃法:廃棄物の排出を抑制処理及び清掃に関する法律
  消防法:火災を予防し、警戒及び鎮圧し、被害を軽減する法律
  循環法:廃棄物は発生源の抑制を最優先にした、循環型社会の法律
  再生資源利用促進法:資源化・長寿命化による廃棄物の抑制法
  循環有効利用促進法:廃棄物の有効利用の促進の法律
  グリーン購入法:国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律
     

マネジメントの基本 5s

  PDCAサイクル
  5SのPDCAは仕事の段取りを計画的に実施して、その結果が良かったかどうか点検して、改善する。一言で言えば、仕事の段取りのやりっぱなしを防ぐためのしくみ
     

5s---躾の充実(Action)

  5Sの躾は整理,整頓,清掃の3現,3即,3徹を反復して「継続的改善」が出来るよう訓練する。
   

・・・@現場A現物B現実・・@即時A即座B即応・・@徹頭A徹尾B徹底

  手順遵守でミス防止,良品を安全に提供し続ける
   
  • 教育は、手順の説明-------(手順を頭で理解する)
  • 訓練は、手順の反復練習で継続-------(手順を体で覚える)
  上司の熱意と部下の謙虚さが、職場を変える
  「決まりを守る」「決まりを変える改革の姿勢」を作り上げる事
     

1s---整理の実施(Plan)

  整理で職場の不要、不急の「物や資料」を排除する
   
  • ムダな「物や資料」を無くして管理する対象を減らす
  • 職場の業務の質で困っている事を洗い出す
  • 洗い出した内容を更に分類する〔不良の顕在化〕
  • 質で困っている事の発生率や頻度を記録する
  • 「赤札作戦」で不要,不急品の排除をする
     

2s---整頓の実施(Plan)

  不良の発生源対策〔再発防止〕を継続する上で、管理水準を下げずに簡素化する。
   
  • 業務効率改善のために整頓をする
  • 業務効率改善の「物&資料」の配置を軸に再配置をする
  • 人のムダな動きを無くす為の物&資料の配置を考える
  • 物のムダな移動を無くす為の配置を考える
  • 業務分析フローで業務動作や流れを見直す事が必要です
     

3s---清掃の実施(Do,Check)

  設備やファイルの・清掃・点検を実施する
   
  • 故障・不良・ミスの起る所、可能性のある所を指定
  • 清掃活動を継続し不良発生源をチェックリストにする
  • 不良の発生源を除去する〔再発の防止〕
  • 品質と清掃・点検の関係を分析し、管理点を示す
  • 清掃活動は清掃活動日報に記録する
  • 清掃と不良発生率、頻度の相関の定期確認をする
  • 組織の周辺も清掃で、地域社会と共存共栄にする
     

4s---清潔にする(Check)

  手順書化する。又は、既存の手順書の改版。
   
  • 3Sで管理する所 を決める
  • 3Sで管理する判断基準を決める
  • 3Sで監視する巡回の頻度を決める
  • 3Sの監視で異常を発見の場合の対処方法
  • 5Sの記録様式〔チェックリスト〕の指定
  • 組織周辺も3Sで清潔環境、地域社会に喜んでもらう
     

本来の環境負荷削減活動とは?

 
     

儲けるプラスの環境側面 とは?

  「ISO 14001のPDCAで現場のムダを省こう」
  公共工事の建設・土木での“3大ムダ”事例
   
  1. 「工期が長いことによるムダ」
  2. 「数量が多いことによるムダ」
  3. 「作業効率が悪いことによるムダ」
  プラスの環境側面の追求、効率の改善
  「利益率アップ=ムダの低減=環境負荷の低減」
     

進める必要のある活動

  プラスの環境側面への移行
    「紙・ゴミ・電気」の削減活動に加えて、環境を少しでも良くするために実施することがプラスの環境側面への移行である
  経営資源のやりくりの中でブラスの環境側面の移行がキーポイント
  審査機関のプラスの環境側面への対応
  lSO14001:2004はプラスの環境側面の役割を強調
  省エネ活動 (地球温暖化対策)
   
  • 企業活動でCO2’90年基準.....2010年までに12%削減
  • 過剰冷暖房の抑止.....1度節約は冷房10%暖房13%削減
  • ガソリン使用量削減.....―適正整備・エコ運転―
  • エコ住宅・高効率機器・エコカーの使用促進
  • 自社の販売商品リサイクル制度の企画
  • 電気製品の待機電力の節減
  • 太陽発電・風力発電・深夜電力の活用の検討
  • 節水マス・電力のピークカットの推進
  環境の改善業務をする(例示)
   
  • エコビジネスの推進(環境改善プラスの環境側面)
  • 省エネ製品&リサイクル製品の販売
  • 磁束活性水装置・青子除去装置・空気清浄機の販売
  • 生ゴミ処理機、廃樹脂の回収リサイクルチップ販売
  • ダイオキシン法適合の焼却炉・適合ごみ袋の販売
  • 太陽光・風力の自然エネルギー発電装置の販売
  • 顧客への環境改善情報,環境改善コンサルティング
     
     
   
   
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