公益財団法人 鳥取県環境管理事業センター

産業廃棄物Q&A

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“産業廃棄物”ってなに?

“産業廃棄物”とは、事業活動から出るゴミ(20種類)のことです。つまり、家庭から出るゴミなどの“一般廃棄物”以外のものです。
→ 産業廃棄物の種類

それじゃあ、自分たちには関係ないんじゃない?

こんなモノも産業廃棄物
家の建て替えで出る建設廃材、農業用の廃ビニールなど身近なところから出るものも“産業廃棄物”として処分されます。わたしたちの生活に必要な、服や自動車などのいろいろな製品、食料品などを作る過程で”産業廃棄物”は発生します。

“産業廃棄物”は1年間にどれぐらい出ているの?

鳥取県内の平成26年度の1年間の総排出量(農業を除く)は『約595千トン』です。
平成25年度の「約581千トン」に比べて「約14千トン」増加しています。
→「産業廃棄物実態調査」(平成26年度実績)の結果について

“産業廃棄物”は誰が出しているの?

鳥取県では「建設業」、「製造業」、「電気・水道業」の上位3業種で全体の約92%を占めています。

どんな種類の“産業廃棄物”が出ているの?

鳥取県では「がれき類」、「汚泥」、「木くず」の上位3品目でが全体の約76%を占めています。

“産業廃棄物”はどのように処理されるの?

発生した“産業廃棄物”は工場内などで原材料として「リサイクル」されたり、水分を取り除いたり焼却したりして量を減らします。
そのあと、種類ごとに分別されて、専門の収集運搬業者によって、そのままリサイクルできるものはリサイクル工場へ、できないものは『中間処理施設』か『最終処分場』へ運搬されます。
処理フロー

『中間処理施設』ってなに?

砕いたり、焼却することなどによって、廃棄物の量を少なくしたり、無害化したり、リサイクルするための処理をする施設です。

『最終処分場』ってなに?

中間処理によって生じた燃えがらなどの、どうしてもリサイクルできない廃棄物を『埋立処分』するところです。

『埋立処分』の方法は?

“産業廃棄物”の『埋立処分』の方法は、次のようなものです。
埋立処分解説図

どこで『埋立処分』しているの?

鳥取県
現在、産業廃棄物については県内に『安定型処分場』は数カ所ありますが『管理型処分場』は1カ所もなく、県外の処分場にたよっています。
しかし、最近では「もう、他県の廃棄物を受け入れる余裕はない」と断られはじめています。

産業廃棄物処分場がなかったらどうなるの?

県外の処理施設に運んで処理しなければならないため、運搬費等の経費が割高となり、事業者の経営を圧迫するなど本県の産業活動に重大な影響をおよぼすこととなります。
また、不法投棄による環境の悪化が心配されます。

じゃあどうするの?

センターでは、不法投棄などの不適正処理から環境を守るためにも、また、県内産業を支えるためにも、県内における『管理型最終処分場』の確保を目指して事業を行っています。