私たちは、「成熟」と言われる社会の中で豊かな生活をしていますが、その一方で、豊かさや繁栄の代償として、教育、環境、財政、産業などいろいろな分野で数多くの「負の遺産」をつくり出してしまいました。今、その「負の遺産」が21世紀を生きる子どもたちに大きな負担として押し付けられようとしています。「現在」に責任を持つ私たちは、この「負の遺産」の解決が待ったなしに求められています。私は、そのために、多くの汗を流すことを決意しています。

@ 安全、安心、信頼に基づいた共生のまちを                                    
  福祉、医療、防災、生活など人として暮らしていけるシステム(セーフティーネット)を整備し、地域の人たちがお互いに助け合い支え合うコミュニティーづくりを推進します。
A あらゆる差別を解消し、人権尊重の社会を
  多くの人々の努力にもかかわらず、まだまだ部落差別をはじめとするあらゆる差別が残っています。現存する差別を常にチェックし、その解消のための活動をより強め、人権が尊重される社会の早期実現に努めます。
B 子どもの個性が輝く教育を
  修学前を含めた子どもの教育環境の点検を保護者や住民と共に進め、その中から、学校、地域、家庭における教育環境整備計画をつくり、子どもたちの個性が輝く教育の実現に努めます。
C 地域の産業を再生し、生き生きとした鳥取県を
  画一的な産業政策から地域の特徴を生かした農林漁業政策への転換、中小企業の振興支援策づくり、空き工場等の活用策づくりに努め、若者が安心して就労できる職場の確保に努めます。
D 地方分権を推進し、地方が自立できる時代を
  上意下達のシステムと指示待ちの政治風土の克服、自立できる行財政制度の改革を進めるとともに、情報公開を一層進め、住民の行政、立法への参加を盛んにして、真の住民自治の確立に努めます。