平成23年6月定例会一般質問(平成23年6月17日)No.4

<ガイナーレ鳥取について>

 
 鳥取県内唯一のプロスポーツとして県民の皆さんから大きな期待を寄せられている中で、今年からJ2に昇格し、6月4日、鳥取のバードスタジアムで開催された京都サンガ戦では終始試合をリードし、ロスタイムで1点は失ったものの、2対1でホームスタジアムにおいて見事初勝利を上げました。
 先月の30日、政府へ会派「絆」として交付金制度の充実並びに見直しを求める要請に行きましたが、ちょうど前日の夕方、国立競技場でガイナーレと伝統ある東京ヴェルディとの試合があると聞き、県としても多くの資金を出資していることから、鳥取県のブースを調査しようと、政務調査の一環として行ってみました。
 会派の皆さんの中には余り熱狂的なガイナーレファンがいるのではなく、ただ私にとっては、国立競技場を30年前に走った一人のアスリートとして、とても懐かしく、感慨深いものがありました。ブースの調査が終われば帰ろうと話をしていましたが、降りしきる雨の中、スタジアムに響きわたるガイナーレ応援団の声援に導かれるようにスタジアムに入ってみると、東京ヴェルディの大応援団には及ばないものの、県人会の呼びかけで鳥取県出身者を初め県内からも数多くのサポーターが駆けつけ、アウエーの試合として義務づけられている500人を上回る600人余りの応援団が降りしきる雨の中で声援を送っておられました。試合はガイナーレが終始果敢に攻め、優位に進めてはいましたが、なかなか点が入らなかったのですが、参加した議員を初め私たちは、初めて見る生のプロサッカーに大変感激し、特に会派の会長である福間議員などは、改めてガイナーレ応援団の一員になられてしまいました。翌日の要望活動に向けた打ち合わせのため前半で競技場を後にしましたが、議員の皆さんもぜひ競技場に出かけ、生のサッカーを見ていただきたいと思います。
 ところで、肝心の質問に入りますが、鳥取県のブースについてですが、鳥取県の観光リーフレットを配布するだけでした。会場によってはいろいろな規制があり、思ったようなブースがつくれないという嘆きの声も聞かれましたが、改めてブースのあり方を積極的に検討を進めたらどうかと思いますが、知事の所見をお伺いします。

●知事答弁


 この国立競技場での試合、本当にいい試合だったのですが、残念ながら引き分けということになりました。もっと残念だったのは先週末のもので、2点リードをしていたのですが、最後にひっくり返されるということでの愛媛FCの試合でした。ただ、初めてのシーズンにしてはガイナーレは非常に健闘していますし、県民の皆さんも元気を出しておられます。徳島の知事が、最初のオープニングゲームですね、実は鳥取県は徳島で試合をしました。向こうが1対0で勝ったのです。試合が終わった後、出張中だった私のほうに徳島からわざわざ携帯電話をかけてきて、惜しかったたね、と言うわけです。余計なお世話だと思いましたが、ただ彼は、いいチームだなと言いました。ガイナーレが非常に健闘されてプレーもよかったということですが、あと、徳島の人たちはもう既にJに入って久しいわけですが、驚かれたのは応援団ですね、サポーターの皆さんの応援がすばらしかったと。それはこちらから出かけていった部隊も実はあるわけで、そういうことで、ガイナーレのチームだけでなくて、周りでそれをサポートして鳥取県のPR役を買って出ていただいていると、そういう面があります。

 国立競技場でのゲームのときも、鳥取県から観光パンフレットを配ったというお話がありましたが、実はそれ以外も、スイカとか地元の白ネギとか、こういうものの無料配布をしました。大変に好評でしたし、それから、パンフレットの中に企画として、その次のゲームは今度は東京ヴェルディが鳥取に来るゲームになるのですが、これは秋ですが、そのときにこのチラシを持ってきた人にはプレゼントを上げますよと、先着100名だかにプレゼントを上げますよということもそのチラシに書いておくわけです。これであちらの東京ヴェルディのファンの方が、では鳥取のほうに行ってみようかということになってもらいたいという考え方です。このように、ぜひガイナーレ鳥取、そのゲームだけでなくて、その周りでも盛り上げて、鳥取県のPRとか活性化につなげていきたいと思います。