<畜産の将来について> |
肉用牛肥育経営安定特別対策事業、通称新マルキン事業についてお伺いします。
この事業は、国費、生産者の積立金と県の助成金によって造成された基金を県畜産推進機構が管理し、肉用牛生産時に粗収益が生産費を下回った場合に、その差額の8割相当を肥育経営農家に補てんする事業で、肉専用種、交雑種、乳用種が対象品種です。つまりこの制度は、肥育経営農家にとってみれば全国統一の保険制度のようなものです。ところが、肥育経営農家に補てんされるべき金額のうち、乳用種において、ことしの1月分で1頭につき9,100円、2月分で5万3,500円、3月分で4万6,300円が減額されていることが4月になって判明しました。肥育経営農家にとって、この制度は命の綱のような制度ですが、なぜ乳用種でこんな事態が起きたのか、その原因について知事にお伺いします。
続いて、鳥取牛、鳥取和牛というブランドについてお伺いします。
鳥取県は、鳥取牛、鳥取和牛という相対的なブランドと過去の経緯からそれぞれの地域に残る美歎牛、東伯牛、東伯和牛、さらには大栄牛など地域独自のブランドがあり、それぞれ固有の団体が持つ販路で、みずからのブランドの確立のために懸命な努力がされています。
過去の代表質問の中で、鳥取牛、鳥取和牛という相対的なブランドと地域ごとの独自のブランドとの整合性をどう図り品種改良、肉質の向上化、販売戦略等をとられていくのか議論したことがあります。
当時の答弁としては、全体のレベルを上げて県下の改良を進め、肉質向上を図っていただき、そしてPRや消費拡大にも力を入れることによって両方が鳥取のブランド名として定着し、それが評価されていくよう努力すると答弁がありました。今でも県としてその方針に変わりはないのか、お伺いします。
続いて、鳥取和牛オレイン55についてお伺いします。
昨年の2月、今鳥取一押しの銘柄牛肉として、鳥取和牛オレイン55が大々的に発表されました。一般的な牛肉の品質評価は、霜降りの状況や鮮やかな肉の色といったいわゆる見た目の評価が通常でしたが、新たに見た目に加えて、おいしさの評価の指標としてオレイン酸の含量55%以上を明記するという画期的なもので、このことは牛肉界の常識を変えるとも言える革命的な取り組みで、私は大きな期待と評価をしていました。
ところが、昨年の夏ごろからぱったりと鳥取和牛オレイン55の声を聞くことが少なくなってきました。鳥取県牛肉販売協会のホームページも、更新がとまったままです。強いて言えば、琴浦町で取り組みが進められているグルメストリートで耳にする程度です。鳥取和牛オレイン55の販売戦略を今後どう構築されていくのか、知事にお伺いします。
さらに、ことし開催される和牛長崎全共でも、オレイン酸の含量が和牛肉の一つの評価の選択肢として注目を浴びることと思いますが、県として和牛長崎全共をきっかけにどのように鳥取和牛オレイン55を売り込む方針なのか、知事にお伺いします。
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●知事答弁 |
新マルキン事業については、鳥取県の畜産推進機構が基金を持っていて、そこで新マルキン事業と言われるような価格安定制度をつくっています。この制度設計自体はそんなにまずくはなかったと思うのです。平成21年ころまでの状況と変えて、平成22年か23年以降だったと思いますが、民主党さんのほうでいろいろなところにてこ入れをする一環として、この新マルキン事業についても制度改正を図られました。その中で、新マルキン事業については従来入っていなかった物財費を、従来は家族労働の部分だけでしたが、物財費を対象にするなどして、かなり補てんの額はふえたわけです。ただ、その分基金をしっかり積まなければいけなかったのですが、残念ながら昨年度については国のほうの予算枠の関係があり、そこのところが積み切れていなかった。県のほうでは農家負担を軽減しようと、農家負担の一部について県のほうも出させていただくような軽減策をとってやってきたのですが、残念ながら震災の関係もあり、それから輸入牛に押されたということもあったようですが、大分値段のほうで下落が見られたと。そうして価格補てんが十分できなかった、これが農家に大変な御迷惑がかかったということで、残念な状況だと思います。
詳細については、部長のほうからお答えしたいと思います。
次に、ブランド化についてお話がありました。
やはり鳥取は和牛のふるさとです。また、乳牛についても、白バラ牛乳といったようなすばらしいブランドもあります。もともと役牛として育てられてきた牛を肉牛として転用するという経過があり、そういう畜産の文化の中からホルスタイン種を導入して、大変に大規模な、そして品質の高い乳生産を続けてきた。それは、ブランドとして価値があるものだと思います。
ところが、肉という観点でいくと、なかなかこれまで評価が市場から与えられてこなかった。それを変えようとして、平成に入り鳥取県でも鳥取和牛、また鳥取F1牛、鳥取牛といったようなブランド化を鳥取の肉の販売推進協議会のほうで制定されて、一つの統一ブランドをつくろうとやってきました。ただ、これについてはいろいろな議論が実は販売現場でもあって、今でも万葉牛としてブランド化して売っている業者さんもいますし、東伯和牛というようなブランドとか美歎牛、米育ち牛とか、いろいろなブランドが使われるというのが併存するようなことになっています。要は、農家の付加価値が高まることを目的とすればいいのだろうと思うのです。そういう意味で一番高い値段がとれる方策を考えていく。私たちとしては、ロットが小さいもので市場での評価ロットが整わないことから、ある程度ロットをまとめることは上策だと思いますが、ただ、農家さんだとか販売業者によってそういう独自ブランドをつくる動きも、決して全部否定し去るということにもならないだろうと思います。
そういう意味で、議員がおっしゃったように併存するといえば併存するわけですが、一番追求したいのは価格のところです。価格的に反映される一番いい方策を求めようというのが本意です。その意味で、私どもとして今挑戦を始めたのがオレイン55というやり方です。この鳥取和牛オレイン55は、オレイン酸の含有量が高いということで健康にもいいし、食べた後の何というか脂の残るような感覚がない。それから、悪玉コレステロールと違って善玉のほうですので、そういう意味で今の時代の潮流にも合う。おいしさもうまみ成分としてある。そういう意味で脂の質という今までにない観点を取り入れたわけです。これに鳥取県の試験場のほうでもその検定を始めたわけですが、正直申し上げて、これはヒットしたと思います。議員のほうから夏ぐらいからちょっと聞こえが悪くなったというお話はあるわけですが、実は「料理通信」という雑誌がありまして、こちらのほうに昨年末掲載されました。そこにはカリスマシェフとして今割りと人気のあるリオネル・ベカさんという、東京の銀座でエスキスという料理店も事実上束ねておられますが、そういうシェフが来られまして、「料理通信」のほうに鳥取和牛オレイン55の記事を載せられたのです。その後、結構引き合いが来ており、要は高級志向のレストランのところで結構出てきていると。数はふえています。従来と違い効果があったのは、鳥取和牛ということを名乗りたいという、そういうお店が急増しています。それはオレイン55にやっぱり引っ張られてだと思います。特に私どもとしては、今ロットが余り大きくないので、首都圏のような情報発信力のあるところを中心に今出していますが、一定の成果は得られつつあるかなと思います。
さらに議員のほうから、和牛全共もあるわけだからというお話がありました。確かに和牛全共は近くなっていて、今、私どもも、いわば緊張感のある準備をしつつあります。今までのところ、勝安波といったような新しい種雄牛の関係もあり、割りと値段も出るような牛ができてきています。今は内部を調べる調査もできますので、結構有望な区もあるという状況が見えてきていますが、ただ、これからそういう和牛全共がある。
今回の長崎全共では、鳥取県のほうで頑張ってきた脂肪の質というところの賞が出ることになります。脂肪も今までは、サシが入っている、脂肪交雑がどれほどあるということがBMSとして評価されるだけだったですが、脂肪の質というものが評価されるようになってきました。そういう機会をとらえて、長野県と大分県と共同して、長崎全共のプレイベント的に──プレイベントというか、我々の牛のブランド戦略でもあるのですが、長崎全共の前というタイミングをとらえて、9月ごろに東京で共同イベントをやろうではないかと。我々としてはオレイン55を持っていき、例えば長野ではプレミアム牛というのを今やっていて、東京のレストラン展開を図っているのです。そうした他県とも共同して、今までの牛の単に脂肪のサシが入っているだけではないですよと、肉質として脂肪の質というようなことが評価される時代になりましたよということをアピールするイベントをしたいと考えています。
いずれにしても、議員の御指摘のとおり、牛のブランド化を図っていくことは重要な課題で、一丸となって取り組んでいきたいと思います。
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●西山農林水産部長答弁 |
国内の大手の流通業者である全農ミートフーズに問い合わせて状況等を聞いておりますが、先ほども知事のほうから申し上げたように、ユッケの食中毒の問題、それからセシウムの汚染稲わらの流通等の問題で消費が冷え込んでいたと。それに加え、1月から3月については乳用種の屠畜の頭数が増加をしたと。それから、海外からの輸入量も増加したというような要因が重なって、供給過剰が続いたと聞いています。これによって、本年の1月から3月の間に乳用種の枝肉価格が大きく下落をしたということで、従来の過去の単価動向に基づいて積立金をしていますが、それを上回る単価の下落があったということで、支払い用の基金が枯渇をしたと承知しています。
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<畜産の将来について>bQ |
オレイン55の件で県の取り組みですが、見た目に加えておいしさの評価の指標としてオレイン酸の含有量55%以上を明記するという画期的なもので、牛肉界の常識を変えるということも言えます。本当に革命的な取り組みで、逆にこのことは肥育のあり方さえ左右し、和牛界の常識を変えるものと私は思っています。
和牛に限らず、他の肉用牛、要するにF1とか乳用においても、やっぱりオレイン酸の含有量が牛肉の新たな評価の仕組みとして定着してくると想定されるわけですが、県として、他の肉用牛でオレイン酸という新たな評価が取り入れられた場合どのように対応されるのか、知事の所見をお伺いしたいと思います。
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●知事答弁 |
これは生産者と話をさせていただいて、もしそういう取り組みをしようということなら、県の畜産試験場等でも協力させていただくべきだと思います。ただ、オレイン55については、県産の気高号の血統を引いているのでオレイン酸が高くなるという相関値がありまして、ホルスタイン種にそれがうまくつながっていけるかどうかというのはちょっと難しいかもしれません。現状を申し上げると、やはり、県内の乳用種はオレイン酸が大分低く出る傾向があります。F1ぐらいになってどういうような効果が出るのかなということもあるかと思います。オレイン55がだんだんとネームバリューをつけてくれば、鳥取のほうのオレイン55に次ぐオレイン55ダッシュみたいな、そういう牛の展開ができるかどうかということもあるかと思います。関係者とよく相談して協力させていただきたいと思います。
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<畜産の将来について>bR |
近江牛と名前がつけば、とにかく好不況に関係なく売れるという実態にあるそうです。鳥取県でもやっぱりそれぞれが一生懸命頑張っているけども、それぞれの地域ブランドだけでなく鳥取和牛、鳥取F1牛とか鳥取牛に統一しながら販売戦略をしていかないと、美歎牛といっても、鳥取県内でも知らない人はたくさんあるのですよ、東部だけですから。その辺をもう一度販売を図る意味で、私は検討する必要があるのではないかと思いますが、知事の所見をお伺いしたいと思います。
マルキン事業ですが、先ほどいろいろありました。しかし、本当に肥育農家に補てんされるべき金額が4月になって判明したということは、私は基金を管理している県畜産推進機構の怠慢だと思います。農家の皆さんも積立金を拠出している制度で、当然基金の状況は把握できたはずだと思います。減額された1月、2月、3月の総額は幾らになるのか、減額になったものが今後支払いされる見込みがあるのか、該当農家にどう説明されるのかお伺いしたいと思いますし、当然支払いされるべき制度ではないかと思いますが、基金がなくなったら支払いしなくてもよいという制度なのかなと、その辺を私は疑いを持っています。もしそういう制度だったら、そういうことが事前に肥育農家に説明をされていたのかお伺いしたいと思います。
このたびは乳用種でしたが、今後他の肉専用種、交雑種でも起こり得ることだと思っていますが、それらに対する今後の対応についてお伺いしたいと思います。
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●知事答弁 |
近江牛を例に、鳥取のブランド統一のお話がありました。これについては、先ほども申しましたように、それぞれの販売戦略もあってやっているところもあります。ただ、流れとして、今のオレイン55をきっかけにして鳥取和牛をむしろ表示したい、鳥取和牛の取扱店になりたいというところがふえてきているのは事実です。そういう意味でだんだん潮目が変わってくると思いますので、関係者ともよく話をして、消費者にとってわかりやすい、そしてブランド力のある産地を形成する努力をしていきたいと思います。
新マルキン事業については、詳細、農林水産部長からお話をしたいと思いますが、これは、制度的な問題があると思います。率直に申し上げて、特に昨年は制度的な問題だけでなく予算の枠の問題があったと思います。こういうことがあってはならないと思います。したがって、この議会明けにでも民主党県連さんともよく相談させていただいた上で、何かきちんとした要請活動を国のほうにもやっていく必要があると思います。
ただ、それだけでなく、これから畜産、特に乳牛の関係はTPPの問題などもあり、非常に皆さん神経質になっておられます。昨年の雪害のときも大変苦労された畜産農家も多く、畜産の堆肥舎がやられてしまった、そういう農家さんもいらっしゃいました。そのときもいろいろと議会のほうからも、県連からも御協力をいただきながら国に要請活動をしたりして、何とかそこを乗り越えていく努力をしてきました。今回のも一現象面だけでないかもしれません。今回、大分我々もわあわあ言ったこともあったかもしれませんが、予算的には去年よりは単価を伸ばしていますので、同じことは今年度は起こらないような仕組みになっているとは思いますが、十分注意深く推移を見ていかなければならないと思います。
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●西山農林水産部長答弁 |
新マルキン事業は、全国一律の制度になっており、全国の市況を全国団体の農畜産推進機構が計算して、その計算に1カ月かかるということで、一月おくれで補てんの状況が判明をするということになっています。ですから、1月の単価については3月になってからわかると、2月は4月になってからわかるということがありまして、時期の問題については、県の畜産推進機構を責めるわけにはいかないと考えています。
減額された1月から3月の総額は幾ら程度かということですが、減額の総額は3,280万円程度となっています。実際全額支払われると1億898万円という計算になりますが、7,619万円が支払われているという状況です。
今後支払いされる見通しですが、現段階では農林水産省のほうは、基金もないということがあり、制度上認めないという、今の方針です。これに対して要望していこうと県のほうとしては考えているということです。
当然支払いされる制度ではないかということですが、制度上は基金の状況に応じて減額支払いができるという要綱にはなっています。
事前に説明については、契約の時点でJAを通じて説明をしていると聞いているところです。平成22年にも同様に、金額は小さかったのですが、減額の期間が2回発生しています。
この4月に昨年の単価を基準にして、各畜種で相当積み立ての基準額が上がっています。可能性はゼロではありませんが、減額が起こるということはかなり考えにくい状況になっていると思います。実際4月の支払い状況が来ていますが、全額支払われているという状況です。
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<畜産の将来について>4 |
マルキンの話なのですが、やはりこれは肥育経営農家の皆さんにとっては一つのセーフティーネットなのです。セーフティーネットなら、それなりのセーフティーネットとしての機能を果たす制度にしなければならないと思うのです。今、県の畜産推進機構を農林水産部長はかばっておられましたが、1月で想定ができた話なのでしょう。私は、これはやっぱり県の畜産推進機構は農家の皆さんから目線が離れていると思うのです。しっかり農家を守るためにこの機構があるでしょう、それが本来の仕事でしょう。目線が離れている。やっぱりその辺はしっかりと総括しながら取り組んでいただきたいと思っています。
農家の皆さんも、先ほどありましたが3,000何百万です、資金繰りが大変厳しくなります。そういう部分も含めて、県も対応していただきたいと思います
農林水産部は、次は長崎全共ということもあるわけですが、やはり畜産課の皆さんも森林・林業総室の皆さんに負けじと、今度はおれら頑張るぞという、部内でいい汗をかく、いい競争をする、そんな切磋琢磨ができるような環境づくり、これは部長に言ったほうがいいでしょうけれども、やってほしいと思います。これについて、知事の所見をお伺いしたいと思います。
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●知事答弁 |
新マルキン事業については、議員のほうからお話があったように、しっかりと現場の目線を大切にして運営されるように、これは県の畜産推進機構、JAグループの中にありますが、そちらともよく話をさせていただきたいと思います。
また、実際に経営がこれで厳しくなってしまって畜産経営が立ち行かなくなるということにならないように、いろいろと私どものほうでもフォローすべき施策について、さまざまな貸し付け、金融関係の事業、体質改善、あるいは経営基盤の強化、いろいろな方策をよく話し合い、フォローを怠りないようにさせていただきたいと思います。
また、シイタケについては、生産者も非常に頑張られましたし、私どもの指導に当たられた職員に対しても、心からねぎらい申し上げたいと思います。
おごるとなると公職選挙法違反になりますので、寄附禁止になるのでできないですが、ともかく今回はいい結果が出ました。次は植樹祭が控えていて、大体同じようなメンバーがこちらに向かっていくことになります。これを契機として、緑の波を起こしていければと思います。
また、全共との関係については、西山のほうから決意表明をさせていただきたいと思いますが、今非常に関係者の方も燃えておられて、それぞれの区の特徴も出始めています。4区であれば地元の系統を活用しながらということですが、私どもの農業大学校のほうもそれに一緒になり、県議さんも頑張っておられますが、そういうことでいい結果が期待できればというような区もあります。
それだけでなく、勝安波の関係で大分5等級がふえているのです、4等級、5等級の割合が。そういうことが今回全共にもあらわれてくれればなと期待をしています。これから8月にまた選抜もありますし、この間5月には赤碕のほうで選抜がありました。だんだん体制が整いつつあります。地域挙げて、前回の鳥取の和牛博を超える成績が上げられるように頑張っていきたいと思います。
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●西山農林水産部長答弁 |
現在、和牛全共に向けては、畜産試験場長が審査委員長等になっておりますし、畜産課、それから畜産試験場、各農林局の農業振興課、それから農業改良普及所、各家畜保健衛生所、農業大学校、一丸となって準備を進めております。前回の成績を上回るように、しっかりと頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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<最後に> |
冒頭もお礼がありましたけれども、最近、議会の答弁聞いていますと、いろいろお世話になりましたというふうなお礼が少し多過ぎるのではないかと思っています。それは、やっぱり時の自民党もそうなのです。政権与党は力いっぱいやらないといけないです。きょうはあえて言われましたけれども、責任でそれぞれ一生懸命やるのですよ、どこもが。あえてそれを議場で言われると、聞いているほうは非常に嫌らしく感じます。私どもを褒められても、私どもが嫌らしく感じるのです。それは当然、我々の責任でやらなければならないのです。汗かくしかないのです。そういう思いで我々は向かっているし、例えば次の政権はどうなるかわかりません。そのときはそのときでしっかりやってもらえばいいのです。改めて、あえて言うというのは、聞いていても本当に聞きづらい。ぜひともそれは胸にとめていただいて、今後の答弁の中で考えていただきたいということをお願いいたします。
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