生理不順
生理不順は誰にでも突然おこりうるものです。
初潮以来ずっと生理不順の方もあれば、突然、生理の周期が乱れてくることもあります。
ストレスや環境の変化、過度のダイエットなどでホルモンバランスが乱れると、生理が不規則になることがあります。いつ生理がくるのかわからないとか、2~3ヶ月以上生理がないというような場合は、子宮や卵巣の病気が隠れている事もありますので、まずご相談下さい。
月経周期に伴う不快な症状について
・月経前症候群(PMS)
月経の1~2週間前よりの精神的なイライラや憂うつ、身体的な頭痛や吐き気等の事をいい、月経周期にともなうホルモンバランスの乱れによるものとされています。
・月経困難症
生理痛がひどい状態を月経困難症といいます。腹痛や腰痛だけでなく、頭痛や吐き気など、さまざまな症状を起こすことがあります。特別な病気がなく、生活環境が原因のこともありますが、子宮内膜症などの病気によって起こることもあります。子宮内膜症の場合には、放っておくと生理痛がひどくなったり、不妊の原因になったり、卵巣が腫れて手術をしなければいけない状態になることもあります。自己判断せずまずは診察を受けることをお勧め致します。
1ヶ月に1回月経はきますので、日常生活に影響をきたしたり、社会生活に影響がでる様では困ります。精神的にストレスをうまく処理する事も必要ですが、漢方薬からピルに至るまで各種薬による治療もご提案致します。
生理痛について
生理が始まる直前か生理中に起こる腹痛や腰痛、頭痛などを生理痛といいます。
生理痛の強さは個人差があり、あまり痛みのない人もいれば薬を飲んでも痛みがおさまらないほど痛い人もいます。
ストレスや生理痛に対する恐怖心など、精神的なことも生理痛の強さに影響します。
原因には、体質以外にホルモンバランスが崩れていることで子宮収縮が強くなり、痛みが生じることもあります。
また、ストレスや冷え性などで血液循環が悪かったり、栄養不足だったりすることも原因と言われています。
身体が冷えて血流が悪くなると痛みも強くなります。
保温性の高い下着を使う、腰や下腹部に使い捨てカイロをあてるなど下半身が冷えないように工夫しましょう。
また、適度な運動をしたり、ゆったりとぬるめのお風呂で温まるのも効果的です。
難しいことですが、生理痛を前向きに考えることも大切です。