平成24年2月定例会代表質問(平成24年2月27日)No.11

≪県内スポーツの強化育成について≫
<ジュニア期の選手強化>
 
 今日までの県議会の議論を聞いていると、大半の議員の皆さんが県内の子どものためなら少々お金がかかっても人材育成の観点から投資すべきという認識が共有されていると私は認識しています。さらに、子ども達の将来のために情熱と信念を持った指導者を教育現場に配置してほしいという強い願いがあるのも同じであると思っています。

 しかし、教育委員会は一人もクリアすることができないようなスポーツ・芸術の分野に秀でた者を対象とした選考制度の存在を盾に指導者の確保がなされていないように思いますが、教育長に制度の見直しを含めて、所見をお伺いしたいと思います。
 加えて、ジュニアの強化にとって欠かせないのは、小学校体育連盟や中学校体育連盟、高等学校体育連盟と教育委員会との密な連携ですが、何か教育委員会から伝達されたことを下請させられている感があります。これらの団体ともスポーツ離れをする子ども達のあり方、ジュニア強化のあり方など、もっと現場の声を聞きながら連携を深くすることが必要かと思いますが、教育長の所見をお伺いいたします。

●教育長答弁
 
 議員からは、小学校や中学校、高校の体育連盟は教育委員会から伝達されたことを下請させられている感じがすると御指摘をいただきました。決してそうではありませんが、そういうふうに感じられたということです。
 私も、ジュニアの強化には小学校、中学校、高等学校の体育連盟と連携を密接にとっていくことがとても大事だと思っていますし、また、効果も上がると考えています。また、ジュニアの強化だけでなく、子どもの心身の成長や発達という観点で、そうした各体育連盟の方々と幅広く意見交換することもとても大事だと思っています。先ほど競技の現場に出かけていって、競技団体とよりコミュニケーションを図っていきたいと申し上げましたが、体育連盟との関係も同じことで、今まで以上に現場の声を大事にして取り組みに反映させていきたいと考えています。