平成24年2月定例会代表質問(平成24年2月27日)No.12

≪県内スポーツの強化育成について≫
<県内のスポレク祭のあり方>

 
 わかとり国体終了後、県民総スポーツを進めようと、それまで郡市対抗の国体予選で競技スポーツの祭典として開催されていた県民体育大会から、生涯スポーツ振興の一環として、多世代の人に参加していただける県民スポレク祭に平成12年から衣がえし、12年たちました。

 競技スポーツ愛好者として、私も県民体育大会を一つの目標としながら50代になっても出場していましたが、スポレク祭になってから、特に成年の競技スポーツ大会としては何かインパクトのない大会になったように思います。やはりチャンピオンスポーツと生涯スポーツを目的や目指すべき方向を同じベクトルで扱いながら開催してきたことに無理があったように感じます。
 確かに生涯スポーツは楽しいし、楽しさの余りのめり込んでしまう部分もありますが、大会の開催を否定するものではありません。しかし、あり方をいま一度検討すべきと思いますが、教育長の所見をお伺いします。

●教育長答弁

 競技スポーツの祭典であった県民体育大会から現在の県民スポーツ・レクリエーション祭に衣がえしてから12年が経過しました。この間、競技スポーツだけでなく、レクリエーションスポーツが県内各地に広がり、県民スポレク祭の参加者も毎年1万人を超えており、生涯スポーツの取り組みを進めていく上で大きな力になっていると思います。
 一方で、以前からそのあり方について議員御指摘のような御意見をいただいており、昨年度、各競技団体へアンケートを実施して、今後の県民スポレク祭のあり方について検討をしているところです。
 競技団体からの主な意見として、県民スポレク祭となって、普及という意味では成功しているが、競技力向上に関しては若干問題があり、チャンピオンシップを目指すことがあってもよい、あるいは、一つの大会で競技性とレクリエーション2つの性格をあわせ持つのは限界に来ている、もう少しすっきりさせたい、また、レクリエーションは生涯スポーツの中でこれからますます重要になってくる等、いろいろな意見がありす。こうした意見を踏まえながら、現在、競技性の高いチャンピオンスポーツの大会とレクリエーションスポーツの大会、それぞれの目的や目指す方向性を整理して、どのような開催方法が考えられるのか検討していますが、引き続き各競技団体の県民スポレク祭に対する考え方や具体的な開催方法について考えをお聞きしながら、できる限り早い時期に方向性を出したいと考えています。