政権交代したときに、早期開通は絶望かとマスコミの皆さんに書き立てられましたが、中国横断自動車道姫路鳥取線が予想を裏切る形で工事が順調に進み、予定どおり平成24年中に供用開始の見込みとなりました。山陰道の赤碕中山インターから名和インターの8.6kmにおいても、平成25年度中に供用開始される予定です。
このように高速道路が整備される中、平成22年3月には姫路鳥取線の一部が供用開始されたことに伴い、災害発生時の緊急交通路の確保、重大事故発生時の迅速な対応等に対処するため、高速道路交通警察隊鳥取分駐隊が結成され、旧河原町にあるJA研修センターを仮事務所として借り受け、業務が行われています。次々と高速道路が供用開始される中、いつまでも仮事務所で業務することは限界があるだろうと思います。
特に県東部には、一定の区域を広域的に活動している高速道路交通警察隊、さらには交通機動隊、自動車警ら隊がありますが、それぞれがばらばらに拠点を起き活動しておられます。
すべての機関に共通しているのは、白バイやパトカーを常用しており、緊急走行等特殊な運転技能が求められている部署であること、そして、県議会でもその対応が求められているところですが、県警職員による公務中の交通事故防止の観点からも、基礎訓練機能を備えた施設が必要な組織です。情報伝達の一元化や情報を共有しながら円滑に業務を進めるため、施設を統合した新たなる拠点を整備し、県民の負託にこたえられるよう、それぞれ業務を遂行すべきと考えますが、本部長の所見をお伺いします。
また、県警職員の公務中の交通事故防止の観点から、定期的に自動車操作訓練ができるようにすべきで、個々の職員が気をつける運転技能を再認識する研修の機会を設けたらと思います。もし基礎訓練機能を備えた施設の必要性をお考えなら、施設の活用方法等について本部長の所見をお伺いします。
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