平成12年9月定例会代表質問(平成12年9月22日)No.12
<養護学校の高等部の定員について> |
県立の養護学校の高等部は、以前皆生養護学校しかありませんでしたが、平成10年度までにすべての養護学校に高等部が併設されてまいりました。高等部の併設により、多くの皆さんが健常者の皆さんと同じように学習の機会が与えられ、それぞれ一回り大きく成長し、社会参加されてきました。ところが、来年度は2校で単一障害学級、1校で重複障害学級において高等部の入学定員を上回る入学予定者があると聞いておりますが、その対応策について、有田教育長にお伺いします。 |
●教育長答弁 |
障害のある子ども達が社会参加と自立を図るために高等部などの教育を充実することは、私どもも非常で重要であると考えております。 お話のように、来年度の養護学校高等部入学希望者は、9月現在では確かに2校で定員を上回っているようです。しかし、毎年の時期別の入学希望者を分析してみますと、今後さらに希望者は増加することが見込まれます。 議員は3点ばかりのあるべき姿といいますか、選択肢をお示しになりましたが、私どもは以前から、こうした関係の方々からの御要望を何とか実現しなければならないということで鋭意検討してきておりまして、特に一昨日もお話ししたように、本年度は小中学校課の中に特別の室を立ち上げて一生懸命対応しておりますが、結論としては、現在、こうした御要望にできるだけこたえるべく、高等部の定員をふやしたいという考え方で検討を進めているところです。まだ関係部局等との十分な結論を得るまでには至っておりませんけれども、現在私どもはそのような方向で検討しております。 ただ、具体的には既存の養護学校の定員を増やしたり、あるいは過年度に中学部を卒業なさった方々なども含め、資格をお持ちの入学希望者を全員を受け入れたいとする場合に、例えば必要な教員数、あるいは教室などの施設、こういったものも含めてどのような対応が必要であるのかということを、幅広く検討を進めなければいけないと思っているところです。 なお、長期的な鳥取県の障害児教育のあり方につきましては、本年度設置しております鳥取県障害児教育検討委員会で、障害のある子ども達の保護者や、あるいは関係者の方々の御意見を伺いながら、現在精力的に検討を進めているところです。 |
<養護学校の高等部の定員について>No.2 |
養護学校の高等部の定員についてですが、これは要望になろうかと思いますが、いずれにしても、定員を盾にして入学希望者を切り捨てることなく、高等部への入学については、すべての皆さんが入学できるよう最大の努力をしていただきたいと思います。有田教育長の方で御所見があればお伺いしたいと思います。 |
●教育長答弁 |
養護学校の高等部の定員についてのことですが、これは午前中にお答えしたとおりです。既に中学部を卒業している方も視野に入れながら、資格があり希望なさる方について最大限受け入れる方向で検討したいと考えております。 |