平成17年9月定例会代表質問(平成17年9月26日)No.11
<芝について> |
関西における公園や野球場、ゴルフ場、道路ののり面などに使われてきた芝の大半は鳥取県の芝でした。今期、セ・リーグで優勝が確定的な阪神のホームグラウンドである甲子園球場でも、以前は鳥取県の芝が使われていました。 このように、鳥取県の芝の生産高は一時、日本一でしたが、バブルが崩壊し、ゴルフ場への取引が大幅に減少するとともに、公共事業が縮減される中で出荷数量、生産額とも全国3位と、大変厳しい環境に置かれております。 しかし、芝の栽培は、生産者組合や専門企業等が民間主導の中で生産指導から販売まで主体的に行い、厳しい難局を乗り切ろうと、品質管理を徹底しながら努力をされています。県としては、園芸試験場が雑草の除草剤試験に携わる程度であり、他の農産物のように深いかかわりはありませんでした。鳥取県においては、芝は主要農産物であり、生産性を高める技術とか品種改良、販路の拡大等に、県としてももっと後押しをすべきではないかと思いますが、知事の所見を求めます。 |
●知事答弁 |
鳥取県の特産品の芝の問題ですが、本当に鳥取県の特産品として、芝というものをもっと強調してもいいのだろうと思います。ぜひこれからも、鳥取県産の芝についてのPRなどについては、積極的に協力していきたいと思います。特に最近の事情の変化でいいますと、学校の校庭を緑化しようと、芝生化しようではないかという動きが出ておりまして、県内でも、これは公立ではなく私立ですけれども、1つ、芝化するところも出てきております。これはいろいろ意見もあるのだろうと思いますけれども、これから一つの方向として、校庭の芝化ということがあるのではないかと思いますので、そうなりますと、県内産の芝の需要というものもフィールドがふえるのではないかと思っております。そういうこととあわせて、県内産の芝を宣伝していけば、より効果的なのではないかと思います。また、試験研究の面でも、今までも若干やっておりますけれども、これからも生産者の皆さんの御意見なども伺いながら、できることを取り組んでいきたいと思います。 |