平成13年12月定例会一般質問(平成13年12月10日)No.1
幼保二元制度について |
事前に通告をいたしておりますとおり、就学前の子供のありようについて一般質問をしたいと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、石原都知事のような態度でなく、片山知事なり有田教育長の忌憚のない御答弁をいただきたいと思います。 |
●知事答弁 |
今保育所と幼稚園の幼保二元の仕組みになっているのをどう考えるかということですが、私は今伊藤議員の御質問を聞いておりまして、そのお考えに全く同感であります。やはり世の中は随分変わったにもかかわらず、制度が追いついてないという一つの例だろうと思います。 |
●有田教育長答弁 |
就学前教育全体について、あるいはまた御説明できる機会があるかと思いますけれども、さきの9月県議会で松田議員の御質問にお答えしたように、共通して、私自身も学校教育を見ていますと、やはり学校に入ってくるまで、行政の所管は違っても、ともに鳥取県であればこそ、みんなが一緒に子ども達をより健全に育みたい、それがゆえに就学前教育の重要性を最近特に強く感じています。 |
幼保二元制度についてbQ |
先ほど知事の方から、保育所、幼稚園、一元的に扱えるところがあれば努力したいということでしたけれども、現在、現実的には確かに市町村は、力量的にはないのが現状です。特に保育所にあっては、県が補助金を交付している関係で、監査指導という形の中での点検指導が現実です。しかし、3歳以上児の幼児教育の適切な助言ができるかというと、私はそれはできないと思うのです。もしできないとする現状ならば、専門職の多い教育委員会に幼児教育の助言はすべて任せる、県は単なる補助金の有効執行に専念した方がいいと私は思います。 |
●有田教育長答弁 |
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幼保二元制度についてbR |
先ほど教育長の方から幼児教育専任指導主事の配置については前向きに検討しているということでしたけれども、やはり現実的に保育所の皆さん、例えば保育に対する助言を受けたくても、助言を受けるところがないというのが実態であります。先ほど知事も言われたように、保育所、幼稚園一元化できるところ、内容的に充実できるところはしたいということでしたので、市町村の力量を待ってもとても対応できません。今子ども達の教育は本当に待つことができませんので、ぜひともできるところから取り組んでいただきたい、そういう思いです。 |
●知事答弁 |
幼児教育、これは保育所も含めてですが、本来市町村で力量をつけていただくということが基本ですが、現時点の現状にかんがみ、また将来的にもそうだろうと思いますが、やはり助言を求める何らかの場所というのは必要だろうと思います。それはまさしく県の役割だろうと思います。これは教育委員会のお考えもよく聞いた上で、市町村の幼稚園とか保育所に幼児教育の面で助言ができるそういうスタッフなりをそろえることは、私も必要だろうと思います。 |