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迷子札をつけましょう!

室内飼いだから関係ない?

皆さんの愛犬は、常に迷子札をつけていますか?
愛犬が迷子になる時はどんなときでしょう?
「外飼いの子が綱を噛み切って」「散歩中に」というのは容易に想像できます。
では、室内飼いのワンちゃんはどうでしょう?
「うちの子は家の中で生活しているし、散歩以外で迷子になることはない」と思っていませんか?
いやいや、家の中で暮らしている子でも、危険がありますよ!
例えば、花火。花火の音に驚いてパニックになった子が、逃げ出すということもよく聞きます。パニックになると「火事場の馬鹿力」で、びっくりするようなハプニングが起こりかねません。
テコが破壊したケージ うちのテコ(雑種メス)は、花火をはじめ、雷や雨の音などが大嫌い。ある日、ケージに入れて出かけましたが、あいにく雷が鳴り激しい夕立が・・・。帰ってみたらビックリ!ケージのドアが破壊されていました。どうにかして雷と雨の音から逃げたかったんでしょう。
テコはどこにでもいるような中型犬のメスで、言うこともよく聞く良い子です。まさかこんなことがあるなんて、予想もしていませんでした。もし、ケージに入っていなかったら、網戸を破って・・・なんてことになっていたかもしれません。
うちの子に限って大丈夫、というのは本当にあてになりません。
ある日突然、事故は発生するのです。
だからこそ迷子札は、散歩の時も、家の中にいる時も常に付けて下さい。

迷子になってからでは遅い!

我が家では、すべての犬を室内で飼っています。
おしっこをさせるために庭に出すのですが、庭から外に出る扉を閉め忘れているのに気づかないまま犬を庭に出してしまい、シロベエとクロベエが脱走したことがありました。
この出来事が、迷子札の重要性を実感するきっかけになりました。
2匹がいないことに気がついて慌てて外に飛び出しましたが、季節は冬。もう既に外は暗くなっており、手の届くところに愛犬が居たとしても見つけるのはできない状況でした。
夜中まで必死にあちこちを廻りましたが、見つけられません。
事故にあっているのではないか?イヤな想像ばかりしてしまいます。
迷子札もつけていない・・・。
その当時は、家の中だからと首輪さえも付けさせていませんでした。本当に後悔しました。
愛犬が迷子になったことがないと、あの重苦しい気持ちは理解できないかもしれませんが、とにかく後悔と悪い想像ばかりの毎日。身体はクタクタなのに、じっとしていられず、あちこちさがしまわっていました。
結局、シロベエは3日後の真夜中に自力で帰ってきましたが、クロベエはその後も行方不明。雪の降る日が続き、外の寒さ、空腹、孤独を思うと、本当に気持ちが沈みました。シロベエと一緒に帰ってこなかったということは、もうこの世にはいないのか・・・。後悔から、たぶんもう心から笑える日は来ないだろう、そんなことを考えていました。
脱走から9日目、クロベエは足を骨折して道路脇に座りこんでいるのを、知り合いの方に発見されました。
身体が痩せ、毛が汚れているその姿を見た時は、張り詰めていたものが一気に切れ、号泣してしまいました。クロベエを生きて返してもらった感謝と、怖い目にあわせてごめんね、そんな気持ちでした。
この脱走では、幸運なことに2匹とも無事に戻る事ができましたが、世の中には、放浪の末に警察や保健所に保護され、飼い主不明で殺処分されてしまう子がいます。
迷子札さえ付けていれば、殺処分を免れ、家に帰ることができるでしょう。
また、運よく親切な方に保護されたとしても、連絡先が分からなければ、そのままその家で飼われてしまうこともあるかもしれません。
以前、リードをつけてさまよっていたワンちゃんを保護したことがありますが、迷子札がないため飼い主さんに連絡ができず、警察に届け出ました。幸いなことに、飼い主さんが警察に問い合わせて来たので3日後におうちへ帰すことができました。しかし、これも、迷子札があればもっとはやく連絡がついたはずです。
そもそも、迷子札が無ければ、放し飼いの犬かな?とか、ノラ犬かな?で見向きもされずに終わってしまうかもしれませんが、迷子札がついているとなれば保護してもらえる可能性が高まるかもしれませんし、犬が苦手な人の場合は、とりあえず保健所や警察に連絡をしてくれるかもしれません。
「飼い主が必死に探しています!」というアピールをするためにも、迷子札は必要だと思います。
愛犬を必死に探し回る日々、心の休まることの無い毎日が永遠に続く事を想像してみるとゾッとしませんか? 迷子札を付けることで、愛犬が戻る可能性が高まるかもしれません。
今すぐ迷子札を付けてあげて下さい。

マーフィー流・迷子札の作り方

ネームタグ まずは、文具店やホームセンターなどでネームタグを購入して下さい。
我が家では、5色セットのものを使用しています。首輪や毛の色に合わせてコーディネートしていますよ。
ネームタグ ※購入の際の注意点
全面がプラスチックで覆われるタイプのものを選ぶことが大切です。
写真のネームタグは、プラスチックの蓋で紙を挟み込むタイプです。
ネームタグには、紙を差し入れるタイプや、紙を覆う部分がフレームとは別の透明フィルムになっているものなどがあります。
迷子札は、連絡先を書いた紙が落ちないこと、水に濡れてしまわないことが大切です。
きっちりと蓋のできるものを選びましょう。
ネームタグ まずは、付属の紙に連絡先を書きます。にじまないように、油性ペンで書いて下さいね。
我が家の場合、
<飼い主の氏名>
<電話番号(携帯番号)>
を書いています。
住所なども書き込もうかと思ったのですが、字が小さくなって読みづらいので、必要最低限の情報のみ書いています。
どちらかの面が汚れや傷などで読めなくなっても大丈夫なように、忘れずに裏も表も書きましょう。
ネームタグ 次に、瞬間接着剤(透明のもの)をプラスチックの蓋の内側(紙と接する面)に適量塗り、紙を挟んできっちりと蓋をします。
これで蓋が取れて紙が落ちる心配もありませんし、隙間から水が入り、文字がにじんでしまうのも防げると思います。
蓋をすると、中に塗った接着剤が全面に広がり、迷子札をがっちりホールドします。
ネームタグ これで完成と思いきや、いやいや、まだまだですよ。
念には念をいれ、次は、ネームタグとリングをつなぐ金具をペンチで外します。
ネームタグ なぜこんなことをするのかと言いますと、この真ん中の金具がゆがんだりすると、リングとネームタグが外れてしまう可能性があるからです。
せっかくの迷子札が放浪中に外れてしまっては困ります。
面倒ではありますが、真ん中の金具をペンチなどを使って外し、大きいリング(2重リング)を直接ネームタグの穴に通します。
ネームタグ これで迷子札の完成です。
背の高い子はこのまま付けていただいて大丈夫です。
ネームタグ 気を付けないといけないのは、背の低い子、首輪に付けたものをかじる癖のある子です。
背の低い子は、首輪からプラ〜ンとさがる迷子札が、食事の際に食器に入り汚れます。
かじり癖のある子は、迷子札がプラプラするのが気になって、迷子札をかじって壊しますので一工夫をしましょう。
ホームセンターなどで2重リングを購入し、もう一方の穴に通します。
首輪に2ヶ所留めればプラプラしません。
我が家のクロベエも、かじる癖があり、せっかく作った迷子札を壊してしまいました。2ヶ所で留めるようにしてからは口が届かないので壊されることがなくなりました。
ネームタグ 迷子札が取れてしまう可能性も考えて、鑑札や狂犬病注射の札も付けましょう。
また、首輪が抜けてしまったら迷子札も役目を果たせないわけですから、首輪が緩んでいないかを定期的にチェックしましょう。
迷子札を付けた首輪と、散歩用のリードをつなぐ首輪、2つの首輪を使い分けるのもいいかもしれません。
迷子札とは別にマイクロチップという手もありますね。
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