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第30回 講演会 (平成21年5月23日) |
「環境とアレルギー」
石井 明 先生 (自治医科大学名誉教授)
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昔はアレルギーが少なかったが、現在では人口の3分の1を上回る。アレルギーは免疫と深い関係があり、免疫の過敏症がアレルギーとなる。衛生状態の改善で免疫反応が変化した衛生学説が有力。
アレルギー病の種類は吸入性アレルギーの気管支喘息、花粉アレルギー、アトピー性皮膚炎など。
アレルギーの原因として、スギ花粉のアレルゲンはスギ花粉、喘息のアレルゲンは家のゴミにいるダニなど。アレルギー病の対策としては、環境、毎日吸い込む空気の中の微粒子、原因となる花粉、ダニなどの生活環境の中のアレルゲンを減らすことが大切。床をフロアーにしたり、布団は内部まで水洗いするなど。
また、世界3大感染症、ATM(エイズ、結核、マラリア)のうち、石井先生の研究テーマのマラリアについても、ソロモン諸島の医療活動などの貴重なお話を伺いました。
福嶋佑二 記
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