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『愛犬家通信ふりふりテ〜ル』2006年1・2月号

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愛犬家通信ふりふりテ〜ル2006年1・2月号
あけまして おめでとうごさいます。
昨年末から、いきなりの積雪に驚かされ、予定外のことで時間や体力を消費させられた方も多いことでしょう。加えて、インフルエンザで寝込む人も続出と聞き及びます。この冬もなんとか元気で乗り越えたいものですね。
私の愛犬ベンケにも ハプニングがありました。1月8日(日)に店で失神してしまったのです。いつも、彼と一緒に出勤してから、開店前にドッグフードをふやかすのですが、それを待つ間の時間に、それまで横になっていたソファから降りようとした彼の下半身がふらついたかと思ったら、そのままドタリと床に倒れてしまいました。すぐに起きあがるものと思ったら、なんと目を開けたまま意識不明になっているではありませんか。びっくり仰天の私は、為す術もなく、必死で彼の名を呼び、首の後ろをたたきながら揺すりました。一瞬の処置の遅れが生死を分けると判断し、掃除機を引っ張り出しました。痰が気道をふさいだに違いないと思い、一刻も早くそれを吸い取ろうとしたのです。が、コードを電源につなごうとする手も、狼狽のあまり、思うように的をとらえることができません。やっとスイッチを入れた頃に、彼は、もうふらりと起きていました。私は、老人が喉に餅を詰まらせるという事故をイメージしていたのですが、どうやら呼吸は楽にできている様子。意識は戻ったものの、心なしか目線に力が感じられず、再度ぶっ倒れたら今度こそ逝ってしまうと思った私は、自分の方が急も絶え絶えに獣医さんに電話での指示を仰ごうとしました。しかし、不運にも日曜日のこと、電話で対応してくれるところはなく、泣きたい気持ちでした。が、幸いにも一軒だけ話を間いてくれるところがあって、今回は多いに助かりました。普段かかったことがないにも拘わらず、その先生は、飼い主の私を落ち着かせる口調で、犬の状態を尋ねてくれました。当のベンケは、ほぼいつもの通りに戻り、急いで駆けつけてくれた隣の大家さんを出迎えて、「いや〜、どおも」とばかりに尾を振っています。電話の向こうで先生は、急性がないようだから応急処置をするまでもないとおっしゃり、まずは安心。こんなことがあったというのに、すっかりふやけきったドッグフ ードを、今や遅しとばかりにがっつき、すっかり落ち着いた様子のベンケを、大家さんと親切な近所のお客さんが取り囲んで見守ってくれました。まさか、病気知らずのベンケが、いきなり気絶するなんて、全く「想定外」の出来事で、すっかり動転してしまいました。□の中はからから、心臓はドキドキ。私の方が危なかったくらいです。ベンケの身体は しかし小刻みに震え、体温は明らかに低くなっていました。前述の方々が毛布をかけたり、身体をさすったりしてくれたおかけで 午後には 体温も回復し、さっきの出来事が嘘のような平静をとりもどしました。連休が明けるのを待って、動物病院に受診したことはいうまでもありません。元気そうに見えていても、彼の老化は確実に進んでいるようです。血液検査とレントゲンという最低限の診断手段にとどめて頂き、身体の現況を知った上で、今後も私なりの考えでケアをしていこうと思っています。老犬の身体に負担のかからぬ手段で少しでも長く、少しでも楽に健康を保ってやりたいと、心から願う私です。

もしも愛犬が行方不明になったら

愛犬家通信ふりふりテ〜ル2006年1・2月号
愛犬の姿が見えなくなて心配された経験はありませんか?
先般、雪でぐちゃぐちゃ状態の道路の中央付近に、脚の不自由な犬が居るという通報を受けて、お隣の大家さんが外へ出ると、見かねた通行中の人が道路端に置いたとみえて、動くこともできすに救助を待っているような様子の哀れな犬が居たそうです。とりあえず保護したので、まずは見せましょうと言って大家さん夫妻が箱ごと連れてきた犬は、体重7sほどの小さな柴系の雑種でした。後ろ足が麻痺していて、他人の我々が抱いても嫌がるそぶりも見せず、されるがままになっています。どうやら老犬のようで、こんな身体で捨てられたのかと思うと本当に気の毒でなりませんでした。一応、警察に通報したものの、一定期間を経ても飼い主が現れないと、自動的に保健所送りになるのを知りながら身柄を引き渡すのは気が進まず、相談の結果、そう長くもなさそうな余生を、マーフィーで交代で世話しようかということになりました。早速、電気座布団やら毛布で彼の居場所を作り、おむつを当てたり食事を与えたりして一落ち着さしたころ、玄関先でおしっこをさせようとかがみ込んでいるところに、背後から声をかける人がありました。それは、その犬の飼い主だったのです。偶然の発見でした。なんと、昨夜から行方不明で探 していたというのです。ということは、その子はその身体で雪の降る中を、よくも無事で居たということになります。聞けば、ひたすら探し回っていたところだそうで、警察に尋ねるということを思いつかなかったと言います。こういう話は時々聞きますが、愛犬が居なくなったら、まずは保健所と最寄りの警察(または市警など地元の警察署)に問い合わせをすることが大切です。保健所では収容したら三日ほどで処分されてしまうことが多いので急がなくてはなりません。悲しい話ですが、やっと保健所に問い合わせたところ、処分されたあとだっということもありえるのです。愛犬が失踪したら、自分の足で探すだけでなく、必ず、保健所と警察に連絡しましょう。
で、前述の下半身不自由な子「コロちゃん」は、予想外に早く飼い主さんの所に戻っていきました。保護した時、あまりの寒さに、大家夫人がコロちゃんに着せたご自分のティーシャツは今、私の普段着となっています。なによりでしたが、ちょっと呆気ない結末でもありました。

犬の名前

モモ、ラン、ナナ、ハナ、この名前は、私の調べでは、愛犬(♀)の四天王といわれるものです。他に、性別に関係なく、クッキー、ラッキー、ハッピー、ジョン、ロンなどが、いわゆるよくある名前です。名前は誰にでも覚えやすく親しみをこめて呼んでもらえることが大事です。長い名前や格調が高すぎる名前は、呼ぶ方にもためらいがあります。
因みに、私が愛犬につける名前の多くは、おそらく100頭に1頭も居なさそうなものです。雑種のテコは不景気の最中に拾ったので、景気のテコ入れをねらったものですし、ウエスティーのカバは、「かわいいな」を文字って「カバチーナ」を略したものです。ちょっとイタリア風ですが実は日本語バリバリ。過去には、慈母観音からとった「ジーボ」や、達者であるようにとつけた「ターシャ」などがあります。他には、実現していないもので「ブーカ(部下)」や「ギャンバレイ(頑張れ)」などがあります。名前はオリジナルで考えるとけっこう楽しいものです。「既製品」ではなく、手作りの個性あるものが、やはり、うちの子という愛着が生まれる起点になると思います。日本語を文字ってもいいし、過去の有名人や英雄の名でもいいでしょう。マーフィーファミリーの番頭ベンケは、お察しの通り「弁慶」がベースです。当時こだわった画数の関係で2画減らす必要があったので、音のイメージに影響のないよう、短くしただけのものです。言うまてもなく、彼は、私の用心棒とまではいかないまでも、いつでも どこでも同伴して相棒を務めてくれています。個人的には、私の好みは和風です。おしゃれな名前は 呼ぶのに面はゆいので、つける勇気はありません。素朴で、ちょっとひょうきんな名前、呼ぶたびに自分が楽しめる名前。それが、私の愛犬の名前に対するこだわりです。
これから新たに愛犬を迎える方には、是非オリジナル色あふれる楽しい名前を付けてあげていただきたいですね。

同じものばかり食べさせていませんか?

あなたは、愛犬に食べさせるものに、どれぐらいの関心と意識をお持ちてしょうか。お客様の中には、いろいろなタイプの方がおられます。
1.フード以外は買わない
2.いつも同じおやつだけを買う
3.新商品に興味を持ち、試してみる
4.いろいろなおやつを代わる代わる買う
など、お買い物のパターンにも個性が出ます。
たとえば、ドッグフードだけでは理想の食事とは言えないという情報に反応し、他の食材を試したがる人もあれば、断固としてドッグフードー筋の姿勢を変えない人もあります。また、ドッグフードの銘柄ひとつでも、何年も食べ慣れたもの以外には全く興味を示さない人、ある程度の期間を経ると他の銘柄に替えてみる人など、これまた2タイプに分かれます。長期問同じものばかり食べていると、アレルギーが出たりするという説が有力です。肉でも、鶏なら鶏と決めずに、牛、馬、羊、鹿、などを交代で与え、時には魚などを与えてみてもいいでしょう。動物蛋白は肉だけでなく、魚、卵、乳にも含まれています。愛犬が気に入ったか らといって、ずっと同じものではなく、愛犬の好みを開発したり発見したりするのも楽しいものです。フード以外のものを与えると、フードを食べなくなってしまうという人もありますが、少なくとも我が家の犬どもは、日替わり手作り食だけでなく、フードも問題なく食べてくれます。また、フードを豆腐などで和えたり、無塩のだし汁や豆乳でふやかすだけでも喜んで平らげます。
愛犬家通信ふりふりテ〜ル2006年1・2月号
要は、飼い主の工夫次第でどうにでもなる話です。季節の野菜、地の野菜、台所の余材などをうまく利用して、飼い主の思いこみや怠慢による「偏食」をなくすことが大切ですね。しかし、率直に言って、手作り食は安くつくというものではありません。やはり、残り物だけては充分なバランスが保てないこともありますので、意識的に材料を購入することも多くなります。ドッグフードより、むしろお金がかかると思った方がいいでしょう。私の提案としては、一日二回食であれば、一回は良質のナチュラルドッグフードを使い、一回は動物蛋白60%、植物系30%、穀類・その他10%という割合の自然素材食を与えてみるというものです。あるいは一週間に時々でも手作り食を与える、土日など休みの日にそれを与える、など、方法はいろいろあります。一年中、食器にカラカラと味気ない音をたてて出されるドッグフ ードだけというのは、物理的にも、飼い主、愛犬、双方の心理面でも、心の通った健康な食事とは思えません。
最近読んだ本で、獣医師による著書と、人間の著名な外科医による著書の中に、偶然にも同じようなことが書かれていて、なるほとと思ったことがあります。それは、ストレスが長期に渡ると免疫力が低下し、ついには病気の誘発につながるというものです。たとえば、愛犬が好まない食べ物を強いられたり、食事に関してマイナスな状況が続くと、それがストレスとなり病気になることは充分ありえるということです。あなたの愛犬は、毎日繰り返される食事に、どれほど幸福感を味わっていますか? 獣医師の処方食を数ケ月続けても効果が見られないという場合、ひょっとして、それは食事自体が精神的にマイナスに作用し、免疫力 が下がるという皮肉な結果の現われかもしれませんね。どうか、食事がブラスに働いているか、精神的にも前向きに機能しているか、今一度見直してみて下さい。

外で暮らしている子たち

犬は外が大好きでしょうか。どんな寒さも平気でしょうか。吹き付ける風雨は大丈夫なのでしょうか。
夏の暑さは気の毒だけど、冬はむしろ犬にとって最高の季節なんて勘違いしている飼い主さんも居るようでとても残念です。実は、私も、十数年前にはそういう感覚でした。現に、入り□の大きく開いた犬小屋に、せいぜいボロ毛布をひいてやるぐらいの配慮しかせず、どんな猛吹雪だろうが、氷点下の夜だろうが全くおかまいなしだったのです。悪意はなく(もちろん殺意などあるわけはなく)、犬に保温は不要だと信じて疑わなかっただけのことです。しかも、愛犬は極寒の朝も犬小屋から出てきて、尾を振ってくれたので、元気なのは当たり前と思っていました。しかし、今の私には、あの頃の養育管理を再現する勇気もありません。確かに、当時極寒の外で飼っていた子は病気ひとつせず、何度も過酷な季節を生き続け、18才の天寿を全うしてはくれましたが、黙って耐えてくれていただけだったのだと思えるのです。彼は寒さで死ぬことはなかったとはいえ、どれほど耐え難き寒さに耐えてきたでしょうか。おそらく、寒さに耐えるということだけでも大変な体力消耗を強いられたに違いありません。さすがに晩年には室内に入れて保温に配慮してやりましたが、もっと若いうちから寒さへの配慮がなされていれば、あるいはもっと長生きできたのかもしれません。
愛犬家通信ふりふりテ〜ル2006年1・2月号
保温の配慮や室内での生活を、過保護だの甘やかしだのといって嘲笑したり批判する人もあります。彼らは、冬の寒さも犬にとっては耐性を育む大切な(必要な)条件であると主張します。そういえば、何年も前、私は岡山の寒冷地といわれる田舎の集落を冬に通った時、庭先の犬小屋で飼われているキャバリアを見かけたことがあります。その子はまぎれもなくキャバリアですが、その毛吹きの豊かさは尋常ではありませんでした。自然は、彼を豊かな毛で覆うことで彼の耐寒性を作り上げてきたのでしょう。温かそうというより むさ苦しいという感じでした。その子がすぐに凍死することはないのでしょうが、不必要であるだけでなく、過酷な我慢を強いるのは後年の健康を左右するのではないでしょうか。
どの子も冬の寒さから守ってあげてもらいたいと思います。
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