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『愛犬家通信ふりふりテ〜ル』2006年4月号

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愛犬家通信ふりふりテ〜ル2006年4月号
マーフィーファミリーが 鳥取市吉方町の現在地に開店してから4月9日で1年が経ちました。おかげさまで、新しい出会いにも恵まれ、楽しいお店、落ち着けるお店を実現しているつもりです。
「わんわんおやつ市場」という名前より、マーフィーファミリーという名前の方が通りもいいようですが、おやつ市場を始めた当初よりおやつの種類も増え、フードにも選択肢ができました。加えて、新年度からは、愛犬の健康志向をより意識した商品構成を目指していきます。市販で出回っているもの、あるいは、動物病院などで売られているものとはひと味違うホリスティックケアの視点に立脚した商品、身体に優しい自然素材の製品を積極的に取り扱う予定です。化学物質だけに頼らずに、自然治癒力を応援する優良商品を開拓するのは、わくわくする作業です。緊急時の応急処置に伴う投薬や外科治療はやむを得ませんが、長期に渡る化学薬品の投与は、その副作用や身体が受けるストレスを懸念する声も多く、実際、お店に来られた飼い主さんとの雑談から、ステロイドや抗生剤はなるべく避けたい、とか、習慣的投与は拒否したい、とか、自然に治癒できる方法に期待したい、などという意見や希望を予想以上によく間きます。同時に、医療費がかさむと家計にも響くという実情を訴える声や、動物病院では手作り食にほとんど理解を示して もらえないし、食べ物と病気との因果関係については詳しく説明をしてもらえない、という意見も実に多いことに、飼い主の抱える悩みや、現代医療への不満を垣間見る思いです。
もちろん、東洋医学やホリスティック医療も万全とは言えず、それを実行したからと言って必ずしも期待通りの成果が得られるわけではありません。しかし、治療法や病気との取り組み方は 決して一つではないはずです。たとえば、獣医師から処方された抗生物質を与える場合には、それによって炎症を抑えたり、生命の危険を脱することはできるでしょうが、腸内のバクテリアが打撃を受けるという現実もあるようです。そのために、ヨーグルトやビール酵母のような腸内バクテリアの維持に務めるものを補うというフォローが必要なのです。また、薬品によっては、悪い臓器を修正する一方で、解毒機能を果たす肝臓や腎臓の仕事量(負担)が増える結果、それらの臓器が本来の能力を発揮できないほど疲れてしまって、健康維持に問題が生じることもあるそうです。
漢方とて、対症療法中心の西洋医学と違い、じんわりと時間をかけながら身体全体の回復を図るという本領を発揮するといえども、体質や個人差をふまえずに既成概念で均一的な選択をすると、全く作用しない場合もあるといいます。身体に優しい、というか、身体に合った療法を見つけるためには、飼い主も平素、愛犬(愛猫)をよく観察し、最適な方法を選べるだけの実績を作っておく必要があると思います。他力本願だけでは、満足のいく健康を獲得できない気がします。愛犬の食餌に関しても同様に考えると、ドッグフードだけというのは、やはり他力本願であり、「個」を無視した姿勢に他ならないと思えるのは私だけではないようです。そういう考えは徐々に広がり、医食同源、薬食同源の視点で あらためて 愛犬の食生活を見直すのも非常に大切なことです。それは、人間の家族の健康に目を向ける好機にもなります。この記事を、気持ちの「冷食」から「温食」に切り替える契機としていたければ幸いです。

オートミールはいいですよ

オートミールは、一般的によく普及した食べ物とは言えませんが、その優れた内容を知らないために、飼い主はもちろん、愛犬に試したことのない方がたくさんおられます。私の幼い頃、胃潰瘍で一週間ばかり自宅療養をしている父に、母が医者からすすめられたらしく、毎朝、オートミールを作って食べさせていたことがありました。その頃は関心もなく、家庭を持ってからも、オートミールを食事に使うこともなく歳月が過ぎていました。オートミール=病人食、という感覚でしかなかったのですが、後に、それは消化吸収が優れているから、胃腸の弱った人に良いということを知って多いに納得できました。しかし、オートミールの効能は、その原料であるオート麦にあるのです。先月号でご紹介したハーブの専門家(ハーバリストといいます)であるアメリカのグレゴリー=ティルフォード氏の説明によりますと、「高齢の動物や衰弱した動物に最適の神経系強壮剤です。気持ちの高ぶりや落ち込みを調整し、精神、神経系を正常にします。」などとあります。(参考:ペットのためのハーブ大百科)人間には、高タンパクで栄養に 富み、消化に優れているので弱った身体には最適の食事であるとされています。
箱入りのオートミールは、鳥取でも大きいスーパーマーケットなどで手に入ります。実は、私も、この冬体調を崩した老犬のベンケに1月下旬頃から、ずっとオートミールを与えています。加えて、最近手に入れた情報にしたがって、体内の老廃物を体外に排出するというゴボウも使っています。私の場合、土付きのゴボウを たわして洗った後、水に放っておき、翌日にアクごと茹でた水でオートミールを煮ます。このアクこそが解毒の素なのです。ゆっくりとかき混ぜながら3分ばかり煮ているとオートミールは簡単にできあがりです。それを人肌になるまで蒸らしたら、今度は人参をすりおろし、卵黄を入れて混ぜます。とろ〜りとしたオートミールには、牛乳を入れたり、豆乳を入れたり、山羊ミルクの粉を入れたりもします。時には、新鮮な水菜や人参の葉をみじん切りにしたものを混ぜ込みます。オートミールは毎朝与えていますが、なかなか快調です。また、店の奥にある小さな台所で、オートミールをかき混ぜ始めると ベンケは舌なめずりをしながらのぞきに来ます。冷めるまでは持たされることに慣れているので、ソファでじっと持っていますが、食器を持つと 目をきらきらさせて、「母ちゃん、早く早く」と訴えます。オートミールはステンレスの食器がぴかびかになるまでなめ尽くします。そのおかげか、最近ては動物病院に行く用事もなくなりました。
お腹の調子の悪い子や弱った子には 迷わずオートミールをすすめています。オートミールは原料がオート麦で、別名を燕麦(エンバク)といいます。食べ方としては(人間の場合)、塩で味付けして卵を落としたり、蜂蜜で甘くしてバターを落としたりする方法があります。あの「ところてん」や「くずきり」にも、醤油や二杯酢で楽しむ方法と、黒蜜で甘くしてお菓子のように食べる方法があるのと一緒ですね。
下痢の後や風邪などで体力が弱っている時なとには、またとない栄養食になります。大手のスーパーマーケットやデパートの食品売り場などで販売しています。

生肉好評です。

福島産馬肉ミンチ マーフィーファミリーでは、既製のドッグフードだけを与える食餌では不十分と考えています。いくら栄養バランスが計算されていても、製造過程で全て加熱されていることに致命的な問題があることに、以前は私 も全く気がつきませんてした。それを教えてくれたのは、書店で手にしたリチャード=ピトケアン氏の著書であり、本村伸子氏の著書でした。本村氏の著書は数多く刊行されていて、読むたびに興味をそそられ、ついには福岡まで講座を聴きにも行きました。(彼女は福岡や東京で、ドッグフードやワクチンの弊害を説いています。)確かに、トッグフード万能信仰はいまだに愛犬家の間に根強く浸透しています。トッグフード以外の食餌を与えるなんてとんでもない、栄養バランスがくずれて病気になったらどうする、と不安に襲われる人もたくさん居ます。なんせ、動物病院の先生をして、ドッグフード以外与えないで下さい、というのが常識になっていますから。で、ドッグフードの致命的問題ですが、それは、酵素の欠如です。免疫力の低下は、癌などさまざまな疾患を引き起こすと言われます。言い換えると、酵素不足が免疫力低下の大きな原因の一つだということです。
愛犬家通信ふりふりテ〜ル2006年4月号
加熱された食品には酵素の存在は期待できません。酵素を取込むために多いに活躍するのが生肉、生野菜なのです。私も、消化能力の衰えた老犬には、現在、ほぼ毎日生肉か生魚、ない時には、せめて生卵を与えています。免疫強化を念じながら毎日、心を込めて作っています、といっても、刻む、おろす、混ぜるだけの作業ですが。
生肉で最近よく利用するのが、「福島産の馬肉ミンチ」です。これは、どんな食材ともよくなじむので、混ぜやすい上、犬も猫も大喜びです。鉄分豊富で脂肪も少なく、大変ヘルシーですので、是非お試し下さい。200gパックで260円です。人間の食肉基準を合格した鮮度の良いものを仕入れています。一度買われた方のほとんどがリピーターになられるほとの人気商品です。

ゴボウもおすすめ

今、デトックスという「排毒」が流行語にもなっていますね。私に言わせると「出毒守」という当で字が浮かびますが、まさに、身体を守るための基本は排毒です。体内の老廃物を出すためには、それを助ける食品を摂ることが役に立ちます。なんと、その一つがゴボウだというのです。ゴボウは西洋ではバードックといい、立派なハーブなんだそうです。バードックの摂取により、老廃物が体外に出ると、肝機能、腎機能にもよい影響が現れ、腸内環境も改善されるので、皮膚疾患にも良い成果をもたらすとのことです。
実は、うちのベンケ(14歳)の朝ご飯は、このゴボウのアクで煮たオートミールなんです。毎日、排毒をイメージしながら作っています。ベンケにも「これをいただいで健康になろうね。長生きしようね。感謝しでいただこうね。」と言うのが「持て!」の合図の代わりです。わずかの「お祈りと感謝」の間も、ヨダレをたらしているベンケですが、一気にピラニア食いです。こちらまで 満足感にひたれるひとときです。余った茹でゴボウは持ち帰っで 他の老犬の食材になります。
あなたも、このゴボウでのデトックス、早速試してみませんか?(ゴボウは土付きのものをきれいに洗って使用します)
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