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『愛犬家通信ふりふりテ〜ル』2006年10・11月号

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ふりふりテ〜ル2006年10・11月号
街も山里も 本格的な秋色に染まりつつあります。
昨今、我々犬好きが胸を痛めているのは、広島ドッグパークの惨状です。犬500頭ばかりが、動物ビジネスの崩壊によって、かくも悲惨な生き地獄を強いられたのは、人としても耐えられないことです。このようなことが二度と起きないことを切望するばかりです。
加えて、犬の処分頭数が最も多い県は島根県という結果が出ましたが、我が鳥取県も上から(ワースト)6番目だそうで、これまたお粗末な結果となりました。犬の存在が負担になった時、飼い主はいきなり最終手段を選ぶのでしょうか。保健所に持ち込む理由の一つに近所迷惑というのがありますが、それならその原因や解決法を、場合によってはお金をかけてでもなんとかできないのでしょうか。処分=死という悲しい方法を選んでまで、平穏な日々を手に入れることができるものでしょうか。ほとんどの場合、回避手段はあるはずです。たとえば、環境を変える、訓練士などの専門家に相談する、教育指導法を見直す、場合によっては 飼い主の生活そのものを見直す等の手を打つことは、愛犬を守るためだったら多少面倒でも金がかかっても、できないことはないと思います。 これが人間の子供だったら、あるいは老いた親だったらどうでしょう。手を焼くからといって、処分施設に「始末」を依頼するなんてことは 絶対にできませんね。児童相談所に行くとか、専門医に相談するとか、自分の仕事の時間帯や内容を変えるとか、いろいろな手段で問題を解決するために奔走するに違いありません。それが、動物となると、こうも簡単にあきらめてしまえるもんでしょうか。まことに不可解な話です。
動物を販売する業者側にも問題はあります。その個体にふさわしいお客を選んでいるのでしょうか。あるいは、売れ時に売ってしまわないと「不良在庫」になるから買い手の家庭環境や性質などを考慮なんかしていられないというのでしょうか。本当に、動物に対してはまだまだ後進国であり、未開の国であるわが国に、動物愛護の夜明けが一日も早く来て欲しいと心から願う今日この頃です。

「カイカイ(痒痒)シスターズ」のその後

先月号でお伝えした二頭の雑種犬のアレルギー性皮膚炎の食餌療法経過をお知らせします。
キツネ型のハナちゃんの方は、おかげさまで ほぼ100%完治状態です。タヌキ型のゴンちゃんとの相性が甚だよろしくないので、お先に「退院」してもらいましたが、その後も順調で、ドッグフードへの移行食段階となっています。
ゴンちゃんの方は、一ヶ月を経過した段階では、著しい改善が見られず、一時は落ち込んでいたのですが、その後も気長に食餌療法を続けるうち、やはり、少しづつ変化が見られるようになりました。尻の両脇にみられた脱毛に改善が見られ、腹や内股にも点々とあった湿疹が消えました。肘の赤みや激しい痒みからも解放されたようです。
食事は、白米、かぼちゃ、きのこ等を入れたおじやにムージュ米(玄米粉末)、ハトムギ煎粉、それに、おろした大根や人参、カツオ節、豆腐といったものです。それに、アルギチャンプ(海藻とユッカの粉末)、サーモンオイルビタミンC、グリーンミックス(数種のオーガニックハーブをブレンドしたもの)を添加しました。あえて、高価なサプリメントといわれるものを使用せず、地道に低タンパク食を続けました。
ふりふりテ〜ル2006年10・11月号
活発さも食欲も大変好調です。また、不必要に興奮して動き回るということもなく、落ち着いていられます。目にも力がみなぎって、欲や集中力もあります。人間に対する攻撃性は皆無ですが、未知の犬には警戒心以上に闘争心があります。一旦、慣れれば機嫌よく遊ぶことができます。
ハナちゃん、ゴンちゃんの二頭は、このように順調な経過をたどっていますので、里親募集を再開します。ゴンちゃんも、ドッグフードへの移行食、または併用食でも大丈夫だと思います。現在、移行食を始めるところです。室内で家族として受け入れてくださるご家庭がありましたら、是非ご一報下さい。マーフィーファミリーが命運をかけて(ちと大袈裟ですかね)取り組んだ初めての食餌療法実験犬ですから、この子達がこのまま幸福になるところをしっかりと見届けてこそ、この実験が終了、いや成功したと言えるでしょう。マーフィーの初代番頭犬ベンケが 天から応援し、見守ってくれたことにも深い感謝の気持ちを感じます。
ふりふりテ〜ル2006年10・11月号 なによりも、食べ物の力の偉大さ、自然の食材の強力さを実感したすばらしい体験でした。薬食同源といいますが、まさしく、医術に頼ることなく、こつこつと愛情と祈りをこめて作った食餌が、いかなる薬にも勝るということを思い知りました。ハナちゃん、ゴンちゃん、そしてどういう結果が出るか保証もないこの実験の申し出を快諾して2頭を預けてくださった保護者のIさん、そしてそして、体当たりで向こう見ずな実験を見えない力で支え、導いてくれた愛しいベンケ、ありがとう。感謝感謝でこれからも食の大切さを伝えていく使命を大切に頑張ろうと自信がつきました。
ハナちゃん、ゴンちゃんの毎日の食事の記録はブログにて公開していますよ。
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