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『愛犬家通信ふりふりテ〜ル』2007年6月号

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ふりふりテ〜ル2007年6月号
梅雨ですねえ。この時期には 昨年永眠した愛犬ベンケのことを頻繁に思い出します。
6月8日が中国地方の梅雨入りであり、同じくマーフィーファミリーの番頭だった老犬ベンケが倒れた「床入り」の日でした。
その日も 彼はいつも通り私と出勤し穏やかに看板犬を務めて帰宅しました。夕食も完食し、部屋に入って休んでいたのですが、食堂兼居間で歓談する家族の前に再び現れました。「あれ?どうしたのベンケ?」と問う私に尾を振るでもなく、淋しそうな顔で突っ立ったままだった時の目を忘れられません。彼は、自分の身体に異変が起きていることを訴えに来たと思われます。老化は徐々に現れていましたが、ある日突然、急に自分でもコントロールできないレベルになり、不安でならなかったのでしょう。それは、足の届く浅瀬で遊んでいたら、海流のしわざで突然足が届かない深みに身体がはまった時のような感覚ではないかと想像できます。ベンケは、何が起きたか分らない我々家族の見守る中、静かによろけて倒れこんでしまいました。とうとう、覚悟していた介護の日々がスタートしたと思いました。せめて15才までと願っていた長寿への夢が危うくなっていき、そのまま二週間後にうめき声を出すことなく、苦しむ姿も見せることなく、しぼんだ花が朽ちるように息を引き取ったのが6月21日でした。目指した15才の誕生日まで あと6ヶ月という寿命でしたが、彼は与えられた天寿を生き切ってくれたと思います。5年前に看取ったヤタローという17才の雑種もそうでしたが、せめて18才まで頑張れと思っても あと10日というところでこれまた一切苦しむことなく安らかに旅立ちました。老犬介護なんて想定したこともなかったのに、命あるものには必ず終わりが来るという無常の道理を、この子達を見送って実感し、別れが絶対に避けられない宿命だと身をもって学んだ次第です。
仏教でいう四十九日、初盆を済ませ、とうとう、今月は一周忌を迎えました。あの愛しい感触との耐え難い永遠の別れをしてから早くも一年かと思うと感慨ひとしおです。今は、苦楽を共にした愛犬の思い出を励みに、彼に喜んでもらえる生き方をしようと思う私です。

猫の里親募集中

ふりふりテ〜ル2007年6月号 あなたは犬派ですか?それとも犬猫両用ですか?
私は犬猫両用です。しかし、かつては断固犬派で、猫という動物に嫌悪感を持っていました。なぜなら、猫は他人の敷地に勝手に侵入し、ど臭い尿とウンチを置き土産にする、夕飯のおかずにと買っておいた魚を盗む、気に入らないとひっかく、あちこちで子を産んでは増やしてくれる、等等、ろくなイメージがなかったからです。しかし、ある友人の影響で、いや、誘導で、あるいは策略で、ついには猫好きになってしまいました。猫は害獣だと言いたいほど嫌っていた私が、猫は犬同様、いや、ある点では それ以上に我々を癒す才能があると思えるようになりました。かつての私からは想像もできない進化です。それまでの私のように猫嫌いの人でも、その魅力を知ったらきっと、神様が猫という生きものを地球に存在させてくれたことに感謝さえすることでしょう。そもそも、猫による被害に立腹する方々に是非とも解っていただきたいのは、彼らが悪いのではなく、彼らにそういう行動を許してしまうような飼い主が悪いということです。管理ずさんな飼い主こそが諸悪の根源というわけです。ですから、猫に「ワルモノ」の先入観を持たないようお願いしたいのです。猫自体に罪はありません。
前置きが長くなりましたが、猫を家族に迎えてみようという方、猫という未知の生きものと暮らしてみようかと思い始めている方、是非とも、保護活動によって救われた命を預かって下さい。猫は犬とは違った魅力を持っています。持ち味が違います。愛犬と共にほほえましく遊んだり寄り添って眠る猫の姿を見たら、小さな生きものの作り出す平和な世界に感動し、それを我が家で実現できる幸福感に満たされてこの上ない癒し効果を体感する喜びにあふれることでしょう。
因みに、猫を飼う利点をご紹介します。なんと言っても ネズミ、ゴキブリ、ムカデなどの不快生物が家の中に居づらくなります。犬と違って、猫は鋭敏に小さな生き物を捕らえます。次に、猫は適切な環境下に置かれれば、二、三日の留守番が可能です。犬の場合はそうはいきませんね。猫は犬のように気を遣うということがなく、お互い気楽でいられる関係が楽しめます。また、猫にもよりますが、犬と仲よくできる子がたくさん居ます。我が家の3匹の猫はどの子も犬に甘え、すり寄ってきます。多くの犬は、案外この異種なる動物と仲よく接することができます。異なる動物が仲良く身を寄せ合う姿には本当に癒されます。この光景を目にすると思わず笑みがこぼれます。
猫という動物を理解し、迎えてみようという方、是非ともご連絡を下さい。たくさんの猫ちゃんが 温かい家庭を求めて待機中です。面接を経てからのお渡しとなりますので、ご了承下さいね。犬を迎えるのは難ありという方にも 猫ならいいかも知れません。是非おすすめ下さい。

食餌の切り替えによる変化

私共の店では、食による健康作りをテーマとして、店主自身も愛犬を「実験台」に健康維持法を模策しています。以前からお伝えしていますが、ドッグフードだけの生活から食材そのものの添加、あるいは、全て食材調理だけのいわゆる手作り食へと移行していくと、愛犬の健康指数が徐々に上がっていく気がします。いや、間違いなくそうです。しかし、残念ながら、始めて間もない手作り食を すぐに断念してしまう飼い主さんもあります。それは、愛犬の身体に起こるマイナスの変化を前にして、すぐに「うちの子に合わない」とか「やっぱり、素人では無理だ」とか「かえって病気になるかも知れない。」などという負の結論を自動的に出してしまうからです。それに加え、不安という精神作用が、拒絶、否定を誘発するのでしょう。
ふりふりテ〜ル2007年6月号 確かに、ドッグフードだけを信じて食べさせている人、さらに、それ以外は「良くないかも知れない」という疑いと不安を持ちながら与える飼い主さんの場合、愛犬に解毒反応(好転反応)が現れるとすぐさま打ち切るものです。解毒反応とは、それまでの食生活によって蓄積された有害な成分が体外に排出される際に現れるもので、下痢、軟便、嘔吐、痒みの増加、発疹、頻尿などの症状をいいます。この反応はどの子にも現れるとは限りません。現れるとしても、食事の移行期だけで、遅くとも二週間もすれば落ち着きます。そうなると、今度は新しい食事の有益性が発揮されて、身体は本来の機能回復へと進んでいきます。以前お伝えした私の「実験犬」痒い痒い(カイカイ)シスターズの場合もそうでした。手作り食を始めると、さらに痒みが増して症状が悪化したかのように見えました。しかし、それこそが好転への道、つまり解毒反応だったというわけです。このことをご理解いただき、手作り食には 大きな気持ちと長い目で取り組み、希望と目標を持って、むしろ楽しむつもりで実行していただきたいと思います。勇気と熱意をもって取り組まれる飼い主さんが増える事を願っています。
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