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『愛犬家通信ふりふりテ〜ル』2007年7月号

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ふりふりテ〜ル2007年7月号 また、新潟で大きな地震がありました。被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。
私自身は今まで震度4以上を体験したことがありませんが、動物的本能というのか、とっさの瞬間には我が身をどう守るかで精一杯なものです。頭を保護するか、机の下にもぐるか。我が身可愛さで愛犬の安全にまで気が回らないとしたら、飼い主として情ない話です。小さい犬なら抱きかかえて行動を共にできるでしょうが、我が家のように5頭も居ると、全員を掌中に収めるのは至難の業です。心配なのは全盲の老犬です。敏捷に逃げてくれることを期待できませんし、混乱の中、思うように守ってやれないかも知れません。
日本に暮らす以上、こうした懸念は永久に払拭できそうもありません。
また、避難所にも犬を連れ込むことを制限されるでしょうし、まして、複数の犬を持ち込むなど論外だと言われそうです。以前は犬も生活用品も積める大きな商用箱バンに乗っていましたが、今の車では、犬を全員積むどころか、寝泊りも容易ではありません。愛犬を放ったまま、自分だけ避難所に行くのは精神的に無理です。しかし、非常時となると、そうは言っておれないでしょう。被災者とならぬよう ひたすら祈るしかありません。
私は幸いにして、天災による被災経験もなく、避難所暮らしを知らないので現状を知りませんが、飼い犬はどのように扱われ、管理されるのでしょうか。想像するに、やはり必要なのはケージでしょう。そして、何よりも犬自身がそれに管理されることを受け入れることのできる状態が必須条件となるでしょう。ケージに入ったことのない犬、慣らされてない犬、拘束に極端な拒否反応を示す犬などは、気が狂うほどのストレスを強いられることになります。
やはり、幼少時からケージが生活の一部といえるようなトレーニング(クレイトトレーニング)をしておく必要がありますね。そして、飼い主と離れるとパニックに陥る「分離不安症」を予防するためにも、子犬時代の訓練は欠かすことができません。愛犬の一生を預かる飼い主の責任は重大です。不測の事態も想定してしつけることこそが、ゆるぎない本物の愛情に思われます。「ケージに入れるなんて かわいそう。」と思っていては、非常時や留守中の安全を確保できません。いかなる場合にも愛犬には無事で居て欲しいと願えば、こうした訓練も肯定できるのではないでしょうか。

夏さ対策

ふりふりテ〜ル2007年7月号 毎度言うまでもないことですが、夏になると、とんでもない飼い主にびっくりさせられることがあります。愛犬の管理について全く知識がないのか、あるいは殺意があるのか、温度や日照に無頓着な方が現実には居ます。
特に健康を害している子、老犬の管理には十二分な留意を要します。食べ物の残りを放置しないこと、水分を補給する工夫をすること、活動(散歩)時間を考慮することなど、しっかりとケアしてあげて下さい。
因みに、水分補給に関しては、食餌そのものにも水分をたっぷり含ませるといいのですが、普段から水をあまり飲みたがらない子には、かつお節、鶏のダシ、とうもろこしなどのゆで汁を水代わりに与えてみるといいでしょう。味付けは不要です。
また、ノミ対策には食餌にニンニクを混ぜることをおすすめします。ニンニクは飼育指導書などにはタブー食品として紹介されていますが、少量なら大丈夫どころか、とっても役に立つ食品です。生のまますりおろして混ぜてあげましょう。免疫力も強化できます。ただし、貧血気味の子にはおすすめできません。「○○ライン」などといったノミ除け薬品に頼らなくても、我が家では十数年、ニンニクだけで対応しています。ノミを殺虫するほどの薬剤を愛犬に使う勇気はありませんし、なんの問題もなく暮らしていますので、おすすめする価値はあるかと思っています。

「ウイーン犬免許証」取得指導書より

以前話題にしたオーストリア・ウイーン市の犬免許証制度について、受験者(飼い主)向けの参考指導書を、ドイツ語専門の友人Tさんが、多忙な中、海外出張中にも携えて懸命に翻訳してくれました。その中の一部に、飼い犬には公共の場において口輪の装着が義務づけられているというものがあります。咬み癖の有無を問わず、そうするようにと指導されています。これは、犬嫌いの人への配慮でしょう。このように、犬愛好家の感覚を主にするのではなく、客観的視点で行動をとるようにというのは、ドイツもオーストリアも、犬を飼い主の家族という以前に、社会の一部と見ているということだ、と先日ドイツから戻ったばかりのTさんがおっしゃっていました。まさに、溺愛するのではなく、広く愛される存在で居させたいというドイツ的な愛情の深さが、ペットではなく、伴侶としての地位を守ろうとする力になっているように思った次第です。
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