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『愛犬家通信ふりふりテ〜ル』2009年9月号

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ふりふりテ〜ル2009年9月号 今年の夏は エルニーニョが原因なのか、不順な天候に困惑でしたね。
特に、農作物への影響は甚大なようで、生産者の皆さんにはさぞかし落胆なさっていることでしょう。被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、先日、NHKの「クローズアップ現代」という番組が「ペットが泣いている」という題名で放映した衝撃的な内容に、かなりの反響があったようです。
まだまだ規制が緩い(甘い)日本のペット産業の非情な舞台裏と、愛護心を欠いた飼い主の実態を露呈するものでした。私は、こういう番組を見るにつけ、犬を求める人に、もっともっと保護犬に目を向けていただきたいと願う気持ちが増すのです。
番組では、もう不要だと保健所に持ち込まれたダックスや雑種の犬が映され、命の期限を迎えた子達が最期の「箱」に入れられ、運命のボタンを押されるシーンには声をあげそうになりました。
年間10万頭にも及ぶ命が こうして消されていくのです。しかも、ほとんどが心ならずも最も苦しい方法でです。私は、それを犬のアウシュビッツと呼んでいます。かつて愛犬と呼んだ犬が、なぜ「アウシュビッツ」で悶絶の最期を強いられなくてはならないのでしょうか。
熊本などいくつかの県では、行政がこの子達を生かす手立てを考え始めたという話題が一筋の光ですが、日本やアメリカなど、ペットショップで生体の展示販売が公然と行われている国での課題はたくさんあります。
また、ブリーダーと名乗っていても、その多くは繁殖家ではなく、繁殖屋が商売最優先で横行している現状にも、我々消費者が厳しい目を向けて、命の扱いを熟慮する必要があります。
なぜ、このように命に対していい加減な感覚が平気でまかり通るのでしょうか。番組中、犬を持ち込んだ人を説得しようと試みる職員に対して、「犬より人の命が大事でしょ?」と食ってかかる飼い主が出てきましたが、今の世の中、小さな命ぐらい犠牲になってもしゃあない、という荒んだ風潮になってしまってるのかも知れません。確かに、住む家すら確保できない人が増えてる現状下では、犬猫の命どころじゃないということなのでしょうが、だからといって、始末する以外にとるべき手段はないのでしょうか。本当に胸痛む番組でしたが、この現実を一人でも多くの方に知ってもらいたい、伝えたいと思ったのでした。
この手の番組を「かわいそうだから見ない」という人にも、是非、犬猫を愛しく思う者の連帯感で 小さな命を救う手段を考えていただきたいと思います。

里親募集サイトについて

マーファイーファミリーのホームページから「いつでも里親募集中」のサイトに入ることができます。(当店の看板犬チーバは、このサイトで見つけて引き取りました。)
トップページの右側にバナーを設置しています。当店のトップページを開く度にランダムに里親募集中の犬・猫の写真が表示されていますので、そこをクリックして頂くと、詳細がご覧いただけます。

二頭目をお考えの方、また、新たにワンちゃんを迎えたいと計画中の方、是非、この善良なる「いつでも里親募集中」のサイトを覗いてみて下さい。毎日、全国で1,000頭前後の犬たちが 迎えてくれる新しい飼い主を待っています。
真面目に小さな命を 守ろうとする熱い訴えに、お気持ちを向けていただければ幸いです。
健気で無垢な犬たちが 今度こそ幸福になれるようにと願わずにはいられません。

ドッグラン 芝生まっ盛り

昨年の4月に撒いた芝の種が、この梅雨の期間中にぐんぐんと成長して、あれよあれよと言う間に、一面が緑で覆い尽くされました。
まだわずかな禿げの部分があるものの、凄まじい繁殖力で、広いドッグランがついに緑の絨毯を敷き詰めたような絶景となりました。まさに、理想のグリーンガーデンです。
先般も夕暮れのトワイライトドッグランで愛犬たちを遊ばせながら、バーベキューを楽しむご一家がありましたが、なかなか楽しそうです。沈む夕陽を背に 夏休みの想い出づくりができたことでしょう。
芝生の管理は、素人ながら、芝生の神様ニール=スミスさんに教わった通り、水やリ(ほとんど雨のおかげで省略ですが)、そして芝刈りを週一回以上はして、保全に努めております。少しでも気持ち良く使っていただくために、こうした努力は欠かせません。
手間はかかっても、無邪気にエネルギーを発散する犬たちの嬉しそうな笑顔を見るのが張り合いになります。
梅雨前後にたくさん棲息していた甘蛙たちも、今やほとんど姿を消して、梅雨明け直後から既に赤とんぼが飛んでいます。蝉の音も、そろそろ夏の終わりを告げている音色に変わってきたように感じます。
これから、秋にはドッグランご利用の方が増えてくるかと思います。
お申し込みはお早めにどうぞ。
電話 0857-82-1681

モミエちゃん、ありがとう

先日、精米所の前で、顔にもみ殻をくっつけた生後一ヶ月ばかりの負傷子猫を保護しました。
かかりつけの動物病院が休診なので、最近開院されたばかりの病院に搬送しました。
どうやら、カラスにつつかれて、首の皮膚も壊死、片目も陥没、極度の脱水と栄養失調もあり、頻繁な消毒と強制給餌が必要とのこと。まさに瀕死の重傷です。
家では、とても手間がかけられず、先生に預けて帰りました。
しかし、不幸にして、状態は好転せず、先生も三日間、懸命に看護して下さったのですが、三日目の夜に 我々が面会のため到着する直前に息絶えました。
先生は その子をきれいに洗い清め、醜い目もとを修正し、庭で摘まれたと思われる色とりどりの花を盆に載せて用意して下さっていました。「一緒に飾ってあげましょう。」と、我々「遺族」と共に花で飾り、道中お腹が空かないようにと、キャットフードを紙に包んで枕もとに添えて、一緒にその死を悼んで下さいました。
望まぬ命がこうして野生動物の餌食になる例は多く、生きながら食われる残酷な死を避けられない哀しい命が、我々の知らないところで、この先もどんどん生まれるのかと思うと哀れでなりません。
せっかく生まれながら、このような形で消えて逝く無力な命を思うと、悔しいやら腹が立つやら・・・・・。
しばらくして 先生からのお手製と思われる絵葉書が届きました。先生と受付の方がそれぞれに手描きで、この子を保護したことへの感謝と激励の言葉が書かれ、労が報われた気がしました。
この子には「モミエ」と名をつけて、店の前のモミの木の根元に埋葬しました。
モミエちゃん、ごめんね。そして、ありがとう。
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