04'北海道編1234567891011121314

7月17日
酒が入っていたせいもあって4時の目覚ましを速攻で止めて寝入る。 5時過ぎに身を起こし外に出ると隣に停まってた単車がもうない。 「早ぇなぁ・・・」のらりくらりと荷造りをして、6時前に出発。天気は悪くない。 コレなら花も綺麗に撮れるだろう。 10分ほど走ると、ファーム富田に着いた。

こんな早い時間にもかかわらずバズーカを装備した人たちがたくさんいた。 彼等がいるなら"朝日が映える"というシュチュエーションは間違っていないだろう。 単車を停めて歩きながら片っ端から花を撮る。 PC上で確認しないとわからないけどいい感じだ。

しばらく撮って回るが、接写以外はどう待ってもフレームに人が入ってしまう。 待てば待つほど人も増えてくる。 カメラを構えてシャッターチャンスを待つ自分も、きっと誰かのフレームに入っているのだろう。 人がはけるのを諦め、次に行く事にしよう。 駐車場に向かうとすれ違いざまに観光バスが入ってきた。 時計を見れば7時チョイ前。売店の開店時間が7時だった訳はコレかぁ・・・

ファーム富田にて
カメラマンの朝は早い

ファーム富田にて
ナニを飛ばすんだろ?
富良野を横切り、斜状路を越え、演習場方面に向かう。 裏道を使って南富良野に出て狩勝峠を越えるつもりだ。 朝早い時間だったが、演習中なのか陸上自衛隊の車輌と頻繁にすれ違う。 結構景色がいい道なんだけど立ち止まって写真を撮りにくい雰囲気だ。

麓郷に出た。はじめは素通りするつもりだったが、ロケが終わってちょっと変わっているかもしれないし、少し覗いてみることにしよう。 点在するロケ地を写真を撮りながら転々とする。 石の家は9時からで見れず。 拾ってきた家は中に入るのに\200かかるんだと・・・パスしときゃよかったかな?

道道253号線を下っていく。 道は綺麗で景色もそこそこのこの道、ライダーは通ってないけどレンタカーがたくさん通る。 そこそこペースの上がるライダー向きの道なんだけどなぁ。 調子に乗って飛ばしていたら青旗がすっ飛んでいた。 探しに引き返して拾って先へ進む。 はためきで千切れた旗って旅の相棒みたいで愛着わくんですよ。
R38→R237と進んで中山湖へ向かう。 湖畔に沿う道道465号線は少し路面が荒れているが単車向きの楽しい道だ。 車も少なく、ヒラリヒラリと駆けていく。

湖畔を抜けるとR38に突き当たり、道の駅が目に付く。 「一息つくにゃいい時間か・・・」8割ほど埋まった駐車場の隅の方に単車を停める。 ラベンダーソフトが目に付いてしまったので捕食。 ホントはファーム富田で食うつもりだったけど店が開いてなかったのだ。 ココのは香りが強くて味が良くわからない・・・ブルーベリー系かな?

陸上自衛隊演習場への道 富良野を見下ろす

道道235号線 やけに空が高い
道の駅を出て西へ。 ジャガイモ畑の広がる単調な道をちんたらと進む。 道民ならぶち抜いていきそうなペースだったけど何故か抜いていかない・・・「なんかいるんかな?」 ちょっとだけ身が締まる。

流れのままに狩勝峠に出た。 今回は霧が出ていないので展望台に寄ってみよう。 売店の近くに単車を停めて展望台へ向かう。迎えてくれたのは微妙に霞んだ十勝平野だった。 前回よりはるかにマシだけどテンションがあがらない。 それなりに撮って駐車場に戻った。

売店に入って夕張メロンソフトをパクついていると単車の隣にDT125が停まった。 身なりはロングツーっぽいけど積荷が少ない。 不思議に思い話しかけてみると昨日飛行機で来て4日間2万円でレンタルしたんだそうだ。 焼尻、天売に渡るつもりだそうだが、あいにくそっちのネタは持ってない。 「・・・そのスケジュール、キツくないです?」 わかっていても強行軍で行くしかない社会人のつらいところか。
迷いなく南富良野方面に下っていった彼を見送り、自身は十勝方面へ走りだす。 広くて大きなカーブが続くが交通量があってスピードは出ない。 下りきってからの直線もその流れでゆっくり走る。っても80以上は出てるんだけど。

曲がろうと思っていた道道75号線の道をパスしてしまい、GSの脇で道を確認して引き返す。 曲がりしな、停まっていた軽トラのおっちゃんが 「この上で張ってるから気ぃつけな」 とわざわざ窓を開けて教えてくれた。 キコキコとハンドルを回して窓を閉めるおっちゃん。 バイザーを跳ね上げて 「ありがとうございます」 と礼を言って慎重に坂を上っていくと登りきった死角にレーダーが据えてあった。 「あっぶねぇ〜」 そろそろと通過してミラーを覗き込むと後続車が誘導されていた。 もし道を間違わずに進んでいたら誘導されていた可能性が高い。 ホント、感謝感謝!だ。

直線の多い道道75→道道133号線をかなりビビリながら進み、十勝牧場へ向かう。

麓郷の森 轍のうねりが足をすくう

道道253号線 森と丘陵が続く
並木道の脇から牧場に入る。 行き交う車もなく、木陰で休むデカイ馬と戯れる。 逃げようとしないのはこの陽気のせいだ。 風もないので走っていないと汗が出てくる。

展望台に着いた。 誰もいない。 木々が少なくなっていて前回よりも見晴らしがいい。 駐車場脇の木陰がなんとも涼しげだ。 昨日は酒が入っていて日記を書いていないのであそこで書いていくことにしよう。 次に単車が上ってくるまでの1時間、ココは自分だけの場所だった。
上がってきたライダーも気持ち良さそうに見えたのだろう、話しかけてきた。 これから釧路まで行くつもりだそうだ。 「ちょっとキツくないです?」

先に展望台を下り、柵沿いで馬の写真を撮っているとさっきの人が下ってきた。 上ってくる時は馬の存在に気付かなかったらしく、100頭以上はいるであろうばんえい馬の群を間近に見て、喜んでいるようだった。 「ここは水場があるので粘ってればたいていさわれるんですよ」

並木道で写真を撮って帯広へ向かう。 R241沿いのホクレンで給油し、車群に混ざり市内へ進む。

狩勝峠 もう少し抜けてほしいなぁ

十勝牧場 お気に入りの場所
帯広に寄ったのはふくだメロンに貼ってあった牛トロ丼の店とメディアの補給が目的だった。 が、市内を適当にうろついてみてもそれらしい店が見つからない。 それならばと向かった六花亭も結構な行列。 店の前で地図を広げ進行方向にある"一福"に向かうことにした。

来た道を引き返し、道道73号線から池田市街へ向う。 水田に囲まれた道を流れに乗って淡々と進む。 バイパス的道なのかそれなりの交通量だ。 R242に突き当たり、マップルに示された付近を探すが一福は見当たらない。 電話をかけて確認すると誤記載だった・・・モノが古いので仕方ない。 言われるまま進むと難なくたどり着くことができた。

オーナーのいる"中川"で手続きを済ませ、豚丼を注文する。 程なく入ってきた客も豚丼食ってお泊りだと。 明日明後日でラリーの選手権があるらしく彼の他にも今日はそっち系の人が結構泊まっているらしい。
道を渡って向かいのRHへと荷を運ぶ。 2階建てで部屋数も多く、布団もある。 居間はココの常連らしい人たちでにぎわっていた。

教わった清見温泉へ単車を走らせる。 公衆浴場っぽいが池田市街を見下ろすロケーションの湯船がイイ。 湯気で曇った大きな窓が薄暗くなるまでゆっくりと浸かった。

宿に戻ると酒盛りが始まっていた。 こっそり上に上がって、たまった洗濯をしながら日記を書く。 他の人達は盛り上がっていたけどなんか入りにくかったなぁ・・・

清見温泉 銭湯っぽくない

走行距離 245.8km(1619.5km)
使用金額 ラベンダーソフト \300
夕張メロンソフト \300
一福 \300
豚丼 \630
洗濯 \200
コンビニ \310
(^_-)v ライダー 8(53)人

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