04'北海道編1234567891011121314

7月18日

RH一福
4時の目覚ましを止める。 外から雨音が聞こえてくる。 雨音を聞きながらウトウトしていると屋根を叩く音が徐々に激しくなってきた。 「大丈夫か?今日」

5時頃がピークだったろうか。 6時半を回る頃に身を起こし外に出ると、もう路面が乾き始めていた。 半乾きの洗濯物を取り込んで荷を下へ運ぶ。

7時過ぎ、足寄に向けて走り出す。 道道286号線に入り、緩やかなカーブの続く変化に乏しい道をひたすら走る。 ほとんどの人はR242を使うのだろう。 20キロほど走ったが対向車はなかった。
R242を横断し、道道499→道道770と進む。 利別川を囲む水田を右手に見ながら道道499号線を進み、裏道を抜けて道道770号線を北上する。 なだらかな上りがひたすら続く。 雨雲を追う方向なのか、空を覆う雲が厚くなってきた。

R241に出て、見覚えのある道を下っていくと足寄市街が見えてくる。 線路をまたいで少し走ると足寄駅に着いた。 正面には去年泊まった大阪屋食堂。 道路拡張で立ち退きの話があるらしいが今年はまだやっているようだ。 店の横に5〜6台単車が停まっていた。

足型工房 足寄に足跡を残す

白藤の滝 熊が出そうで早々に退散
ホームを覗くと向こう側に足型工房が見える。 ホームを横切ってプレハブの中を覗き込むと人影はない。 開くまであと20分程あるようだ。 単車を工房前に回して待ちながら次のルートでも練ることにしよう。

ぱらつく雨を仰ぎながら待っているとホーム越えて来たおじいさんが工房を開けて準備を始めた。 中へ入り確認すると下準備にちょっとかかるので、プレート用のデータを書きながら10分ほど待つように言われた。 手付きがちょっとプルプルしてる。 専属じゃなくて持ち回りでやってるらしい。

練りおわったセメントに足を押し付ける。 作業はあっけなく終わった。 この足型は郵便局に向かう新しい道路のあたりに埋められるらしい。 撮った写真を送ってくれるらしいけどやっぱまた見に来なきゃね。 セイコマで朝メシを食ってR241を東へ、阿寒湖方面へ向けて走り出す。 燃料がヤバ目だけどマップルにあるホクレンまで持ってくれるか?
無事に給油し山間の道をさらに登っていく。 雲は低く視界も悪くなってくる。 雨に追いつかないように白藤の滝に寄って、しばらく走るとようやく阿寒町に出た。 さすがに足寄町はデカイ。 足寄峠を越えると低い雲は抜けてきた。 とりあえず雨は降らなそうだ。 前回買い損ねた土産を買いに阿寒湖に下っていく。

前回マリモを買った店に寄ってみると、あの時の店員さんがいた。 少し話してあの時勧められたマグネット状のアクセサリーを3つ買う。 覚えてるのか覚えてないのか・・・聞くに聞けず微妙な感じだった。

阿寒湖をあとにし、双湖台に寄る。 ほんのちょっとしか走ってないが、日が照らない上に空気が湿っていて寒かったのだ。 今回は前回ハッキリ見えなかったペンケトーがよく見えた。 写真を撮って、売店で串じゃがを買って暖を取る。 ホクホクでうまい♪

阿寒川 橋の上だけひんやりしてた

串じゃが ホクホクでおいしい♪
下にある駐車場でお気に入りのFJRが停まっていたのでオーナーに声をかけた。 連休を使って札幌から走ってきたそうだ。 「楽でいいですよ。北海道には合ってますよ、この単車」って言ってた・・・羨ましい。

R241を下っていく。 結構なワインディングだが車に詰まってペースはイマイチ。 早朝に登って来れればイイ感じかもしれない。 道がなだらかになりしばらく進むと弟子屈の飛行場が右手に見えてくる。 管制塔もない小さな飛行場だ。 ココまで来たってコトは弟子屈市街も近いってコトだ。
弟子屈を通過しR243→道道13号線と進む。 ココからは丘陵地帯をまっすぐ進む北海道らしい道がひたすら続く。 行き交う車のペースがとんでもなく速い。 写真を撮りつつ、計根別のホクレンまで進んで給油する。

進路を北に変え、道道505号線から裏摩周へ向かう。 この辺はだいぶ雲が抜けていたが道道150号線に入るとまた空は雲で覆われはじめた。 平坦だった牧草地に起伏が出始め、徐々に森の割合が多くなる。 高度を上げるごとに湿度が上がっている様に思う。 「ダメっぽいな、こりゃ」

道道13号線 こんな風景が続く

裏摩周 30分粘ってこのザマ・・・
清里峠のトンネルを抜けると霧が広がっていた。 ダメモトで裏摩周展望台に行ってみるが、かなり深い霧。駐車場にはカッパを着たライダーもいた。展望台までほんの2〜30mの距離だが、霧にかすんで見える。展望台に登ってしばらく待ってみるが、湖面は拝めなかった。

気を取り直して、神の子池に向う。森の中をしばらく下り、看板に従いダートを走る。 フラットダートと聞いていたけど、交通量が多過ぎて不規則な轍になっいて走りにくい。 着いた駐車場には観光バスが停まっていた・・・「そりゃ荒れるわ・・・」
神の子池は想像していたよりずっと開けていた。 日が翳っていたし映えのある写真は撮れなかったけど湧水を見てると敬われた理由が良くわかる。 が、さっきの観光バスの運んでいたのは写真愛好家のツアー客だったらしい。 池のいたるところに陣取って写真を撮っている。 台無しだ。

北周りでR391に出て屈斜路湖のほうへ向う。 ずっと曇っていたのか、だいぶ気温が低い。 身を固めて走りようやく湖畔の川北温泉に着いた。 セイコマに寄って目星をつけておいた蜂の家に電話してみるとすぐ近くだった。

神の子池 人の多さに幻滅する

川湯温泉公衆浴場 \200也
表の食堂で手続きを済ませ、とりあえず冷えた体を温めに公衆浴場へ向う。 安かったけどかなり古い。 オケもなく蛇口も少なかったので体を洗うのに苦労する。

宿でもらった割引券で飯を食って部屋に戻る。 初北海道というライダーが2人増えていた。 若い方はテント生活の孤独が嫌になってRHに来たんだそうだ。 もうひとりは沖縄ナンバー。 北海道走っててはじめて見たなぁ。

彼らが飯に言ってるあいだ、日記を書ききってシュラフにもぐりこむ。 早朝の摩周を見に行くためだ。

走行距離 269.6km(1889.1km)
使用金額 足跡 \3000
コンビニ \410
土産 \1800
蜂の家 \800
公衆浴場 \200
山菜ラーメン \720
コンビニ \370
(^_-)v ライダー 23(76)人
チャリダー 4(11)人

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