01'北海道編123456789101112

7月19日

想像していたよりもはるかに穏やかだった日本海。
翌朝、肌寒さに目覚める・・・5時也。 気が高ぶっているからかなれない冷房のせいか? 外に出ると生暖かくも心地よい風が頬をなでていく。 見上げれば雲間に空が除く程度・・・遠くに見える陸地は能登半島かな? 一通り船内を見て回って2度寝する。

9:30、さすがに周りが騒がしくなり身を起こしていると船内アナウンスから船長挨拶なるものが流れてきた。 「そんなんあるんかいな?」 内容は予定云々で特に面白味はない・・・あっても困るけど。

しばらく地図を見ていると正面にいた青年が声をかけてきた。 荷物があっさりしていたが彼はビラーゴに乗って札幌まで行くんライダーなんだと。 話しついでに一緒に食堂で飯を食うコトになった。
彼は京大生で去年の夏にも高山植物を見に来たそうで、お勧めを聞いたらしきりに礼文島の「なぎさ」と言う民宿を勧めてくれた・・・住み込みでバイトしてたそうだ。 食事が済むとお互いそのまま3度寝に突入。まだ半分だよ・・・

いい加減、寝続けるのに飽きる。 「風呂にでも行こうか」この船の風呂場は2等客室と同じ階にあった。 以前の経験から水場は下の方にあるんじゃないかと思っていたけどそうでもないらしい。 10人程が入れそうな風呂の湯船は手足がメイッパイ伸ばせて気持ちがいい。

風呂から上がり、地図を片手におおよそのプランを練ってみる。 行きたいトコがたくさんあってどうしても無謀なものになってしまう。コレもまた楽しい。

持ってきた地図はこの2冊と高速でもらえるアレ・・・デカイ方は帰りの船までケースの奥底にしまわれることになります。

北海道の街明かりと稜線の漁火です。どの辺か分かりませんが、入港の6〜7時間前なので奥尻あたりかと・・・
窓辺に陣取っていた外人さんがビールを片手に帰ってきて誘ってくれた。彼は京都市内に下宿しているらしく、チャリンコで大雪山まで行って登山をする予定なんだと。 その対角線上に陣取っていた二人は韓国とドイツからの留学生でこれもまた京都の高校に通っているらしく札幌の両親の知り合いに逢いに行くんだと。 韓国人の彼は母国で日本語を学んでいて、流暢な日本語をしゃべる。びっくりだ。

もう一人、船室の角にいた陰気な感じのおっちゃんが輪に混じる。 この船には何度も乗っているらしい。裏話みたいなことを良く知っていた。 この輪の中にいた外人さん達は一応日本語でしゃべっていたけどそのおっチャンだけはかたくなに片言の英語を駆使していた・・・なんでだ? それぞれ国のの習慣とか環境の話で盛り上がって意外なところで異文化交流してしまった。

走行距離 0.0km(340.0km)
使用金額 昼食代 \850

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