01'北海道編123456789101112

7月22日
6:30、起きるとすでに3人分の布団が部屋の隅に積まれていた。 車庫に行ってみると停まっていた単車もない。 立ち上がりが早えぇ。

とりあえずは「北の国から」のロケ地から行ってみることにする。 昨日「面白くないよ」と言われたけど話のネタにはなるでしょ? R38を標識に従い進み、ほぼまっすぐの道を緩やかに走る。 周りには小麦畑が広がり、いかにも”北海道”な道を走っている気にさせる。

マップルには六郷の森しか載っていないがロケ地そのものは近辺に点在している。 最初に寄ったのは六郷の森の手前にある「ラーメンの食堂」 立ち止まったのは偶然だったが、話を知ってる人にはたまらんらしい・・・ほとんどの人が写真を撮っていく。

ロケ地に向かう途中にて。いい感じの宿ですが周りにはひたすら森が広がります(^▽^;)

「北の国から」のロケ地にて。こっから先には行けませんでした。
次、未舗装路を少し走って六郷の森へ向かう。 観光地である事もあって、広目の駐車場には観光バスが停まっていた。 こりゃ早々に退散した方がよさそうだ。

カメラ片手の人に混じって森の奥に入っていくと見覚えのある光景か見えてくる。 五郎の石の家だ。 シリーズ通してまったく内容を知らない自分にもココはわかる。 見に来てる人で「北の国から」を見ていない不届きモノは僕だけかもしれない。

売店の脇で一息ついて次は麓郷展望台に向かう。 麓にあるジャム園でおみやげを物色したあと、未舗装のあぜ道を展望台に向けて丘陵を駆け上がる。 眺めはかなりのモノだ・・・ドラマを見てなくてもこの景色は見に来る価値がある。
それぞれを見て回っていると結構時間を食う。 午前中に温泉に向かうつもりだったがどうあがいても無理な時間。 道道253号線から山を下り、富良野平野の東9線を旭川方面へ走る。 この道、交差するすべての道が遠くの山際まで伸びている・・・「すっげぇ・・・」

11:00過ぎ、上富良野で給油して道道291号線を東に丘陵地を緩やかに上っていく。 平坦に見えるが徐々に肌寒くなり高度が確実に上がっている事を実感する。

十勝温泉の入り口にから曲がりくねった道に変わった。 急勾配に駆け上がる道を鼻歌交じりに走っていく。 立ち止まって振り返ってみれば富良野が一望できるいい道だ。

道道253号線にて。シャッターを切るのをちゃんと待ってくれました(笑)

十勝岳温泉にて。正面に見えるのは十勝岳・・・よくぞこんなところに風呂なんぞ造ったもんです。
上りきった先の十勝岳温泉は十勝岳が眼前に見える露天風呂になっていた。 曇っている事を除けば写真とほぼ変わらない雄大な眺めだ。 男湯は低いトコにあり、女湯と外からはのぞかれ放題になっているが、この景色の前ではどうでもいいことに思える。

風呂から上がり、外で涼む。 日差しが柔らかく、風もひんやりしていて気持ちがいい。 いい時間なので下の階の食堂で山菜ソバ頼んだ。 広い窓際で下を見下ろしながら食べるとただの山菜そばもやけに旨く感じるから不思議だ。

旭川方面に向けて十勝岳を下り、吹上露天の湯に寄ってみる。 せっかく来たんだし色々入っとかないとね。 ここは十勝岳温泉とは違い、完全混浴の露天風呂で脱衣所も丸見えだ。 でも、それは眺めのよさの裏返しでもある。
早々と風呂から上がり道道966号線を下ります。 温泉で火照った体から熱を奪っていく風がなんとも心地いい。 十勝のなだらかで広大な景色を眺めながら走り、写真も撮っていく。

来た道を引き返すのも芸がないので、マップル無印の道を通ってみる。 コレが大アタリ。 車は来ないは道は広いは景色はイイはで言う事ナシだった。

共同利用模範牧場を過ぎたトコでグローブが片方ないことに気付いた。 シャッター切りにくいので右の方はタンクバックに挟んでたのがどっかで落ちたらしい。 グローブは2組持ってたので何とかなるけど愛着もある。 悩みながら走った挙句・・・探しに戻ろう。 美瑛市街手前から来た道をカッ飛んで行く。

なんて名前の河かもわかりませんが水がめちゃ青いです。降りれれば水辺に行きたかったんですが・・・

気付いて引き返せばすぐのトコに落ちていました。感動の再会です(^▽^;)
吹上露天の湯から来た道を下ると気付いたトコの少し前の道端にタイヤの跡のついたグローブを見つけた。 半ばあきらめていただけにすごく嬉しい。

道道966号線にを下りながらコレからどうするか考える。 天人峡に行くつもりだったけど時間的にだいぶ微妙。旭川方面の宿のメドすら立ってないし。 走行考えているうち分岐の目印にしていたホクレンが見えてきた・・・えぇい、行ってまえ!

道道212号線を東へ、北海道特有の長い直線を進む。トリップメーターを見ていると3キロ以上のますっぐが続く。 ん?・・・なんか変だ。マップルだと忠別ダムが左に見えるはず。 疑いつつも先へ進むと、とうとう道が未舗装になった。 「熊が出没しています」という看板が立っている。 こりゃ完璧違うわ・・・
長い直線を再び引き返し、他に道が無いか畑で作業していたおじさんに聞いてみた。 マップルを見てみると道道212号線に抜ける道があるように見えたから。 でも結局、もと来た道を戻る以外に道は無いんだと。コメントに隠れたトコに辺別川を渡れる橋がないんだと。

来た道を引き返し、天人峡を目指す。 GASもだいぶ少ないがココまで来てあきらめるのも癪だし。 怪しくなってきた空模様に背中を押されるように道道212号線を走る。 開けた川沿いの道はじきにダム湖のそこに沈むんだろう・・・この辺ってダム必要なの? 新しい道から沈み往く道を眺めながら山間部へと走っていく。

旭岳温泉との分岐を過ぎれば森が深くなり、大岩、峡関壁、長城壁、立琴の岩といった岩壁軍を過ぎると目的の天人峡が見えてくる。

美瑛市街にて。思わず撮ってしまった一枚・・・ココほんとに日本?

敷島の滝。18:00頃のため人影はなし。噛み砕かれたかのような流木に肝を冷やして早々に引き返しました。
すでに17時過ぎ、小雨も降ってきているから長居はできない。 単車を停め、掲示板に従い、早足で羽衣の滝に向かう。 滝を望めるポイントまでの道は整備されていて歩きやすい。 程なく羽衣の滝に着いた。 落差があって上がる飛沫が幻想的な雰囲気を作っていた。

写真を何枚かとってさらに奥の敷島の滝にも行ってみる。 けど、こっちは獣道。 流木とかに何かしらの爪痕があってなんか出そうだ。 敷島の滝は幅があって迫力がある。 滝の近くまで行ってみるとデカイ何かの足跡を発見・・・そそくさと立ち去ることにした。

駐車場に戻り、お土産屋さんで話を聞くと朝早くと夜は水を飲みに熊が降りてくることがあるんだと。 笑ってるけどもう18時なんですけど?肝が冷えた。 慣れって怖いなぁ
カッパを着込んで旭川へひた走る。 市街地に着く頃には真っ暗で位置が良くわからない。 雨も止みそうにないのでラーメン村でラーメンを食べることにした。 何件かの中から比較的客の多かった「山頭火」に入り、チャーシュー麺を食べる。 うまいけどありきたりか?

宿探し、旭川に見当たらなかったので比布のぶんぶんハウスに向かう。 R40を走り比布駅を目指すとす1時間弱で到着できた。 車庫にはたくさんの単車が停まっていた。

中には20人以上のライダーがいた。 ココの施設は綺麗で、シャワー、ランドリー付き、しかもタダ!そりゃ多いわ。 拠点にしてる人も何人もいるらしく片方の部屋で遅くまで騒いでいる連中もいた。 フェリーで見た顔も2〜3人いた。

ぶんぶんハウス。10:00に閉まりますが、そこは持ち回りの管理人さんの気分しだいのようです。

走行距離 330.4km(1178.1km)
使用金額 凌雲閣 \800
山菜そば \550
ジンジャー \160
山頭火 \900
ジュース×2 \240
ピースサイン ライダー 24人

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