01'北海道編123456789101112

7月27日
4:30、寒さに目が覚めた。 炊飯器のおっちゃんがメシを炊きつつ窓を全開にしてたからだ。 昨日コンビニで買っておいたパンを静かに食べながら身支度をはじめる。

小1時間ほどで荷を積み終える。 他の人が起きてきて「もう行くの?」って顔をしてる。 6時過ぎ、見送られながら出発する。 早起きしちゃったので襟裳岬周りで西へ向かうことにする。

市内のR236に出て南下する。 かなり前倒しなので進路上にある幸福駅にでも寄ってみようか。 しばらく走って目に付いた”旧愛国駅”から寄ってみる。 ところが駅舎の開くのは7時。 どうしたもんかと思ってたら係りの人が開けてくれました。 凄く見たかったって訳じゃないけどこういうのは嬉しい♪

朝日です。5:00くらいでも日の位置はすでに高い。結局早起きさせられちゃったなぁ。

愛国駅跡。開店?前にもかかわらず管理人さんは駅を開けてくれた。感謝!
7時、幸福駅。 売店の準備をしていたおっちゃんと二人きりだった。 しゃべり好きなんだろう、色々話しかけてくる。 ちょっと手前にカニの家って言うRHがあることをいまさら教えてくれた。 今年リニューアルしたらしいが今回はもう無理だよ、おっちゃん。

出来たてホカホカの切符を買って、幸福駅をあとにする。 R236に戻り、海が見えるまで直線をひたすら走る。 忠類のホクレンで給油して、しばらく走るとようやく海が見えてきた。

R336に入り海沿いをしばらく走ると”陸フンベの滝”の標識が目に付いた。 探しに国道を逸れたら迷ってしまった。ただのフンベの滝で写真を撮って本格的に黄金道路を行く。 海岸の岸壁を縫うように走る曲がりくねった道が続き、いまだに工事中のところも多い。 道の所々に昆布採取用の軽トラが停まっていたのが印象的だ。
庶野から国道を離れ道道34号線に入ると風景が一変します。 浜沿いのまっすぐな道になる。 百人浜の駐車場で一息ついているとチャリンコのお兄ちゃんにカメラマンをお願いされた。 自分の足でそこに来たという記録なんだろう。

写真を撮ってあげた彼を追い抜いて襟裳岬へ。 到着すると結構な風の出迎えを受けた。 単車を停め、展望台に向うと周り一面海!「あぁ、水平線がまるいっ」 霧の日も多いらしいが、今日は快晴&微風。時間があればその辺で寝ていきたいくらいだ。

強風体験の出来る風の館は今回は余裕がないのでパスだ。 岬の先端で写真を撮ってから駐車場に戻る。 ふと隣を見るとまだGETしていない黄色の旗を指した単車が停まっていた。 ライダーもいたので話を聞いてみると結構旗ネタを聞くことができた。

幸福駅跡にて。ホームにポツンといるのは蝦夷リス。電車の中から出てきたコイツは写真を撮った直後に林の中に消えていった。

フンベの滝。滝?・・・滝なんだよね?道路標識無かったら素通りしてしまいそう(^▽^;)
襟裳岬を後にし西へ向かう。 この時点で11:00、出発が早かったこともあってだいぶ前倒しで動けている。 道道34号線からR336に戻り、海沿いをひた走る。 この辺りから競走馬の牧場が目に見えて増えてくる。

”日高牧場”に寄ってみる。 入り口に看板を立ててあるってコトは結構規模の大きいトコかもしれない。 案内所の看板らしきものを見てみるとちょうど昼休憩の時間帯らしく、人気がない。 厩舎の向こうに作業をしている人がいたので、声をかけて見学して回る。 カメラ片手に一番近い柵沿いにいた2頭の栗毛に近付いてみる。 見た感じ若そう。来年デビューの2歳馬くらいかな?おびえるそぶりもなく顔を突き出しフンフンとにおいを嗅いでくる。かわいいなぁ。
丘のほうに登って牧場を見下ろすと太平洋を背に牧草地が広がり、凄くいい眺めだ。 「ダビスタみたいだぁ」 ココからも夢を背負ったサラブレッドが送られてるんだろうなぁ

丘の方は柵越しに親子の馬が何組か放されていた。無邪気に走り回る仔馬の傍らを見守るかのような母馬。 見慣れない人の姿を見て警戒しているようです。 柵に乗り出して見ていると仔馬は寄って来る。母馬は守るかのように間に割って入る。 「とって喰やせんがな・・・」

留まりたい気持ちを抑え牧場を後にし更に西へ。 静内が近付くと周りはほとんどが牧場。 それぞれの看板のデザインに個性があって結構面白い。  静内手前のホクレンで給油し、道道71号線を使って日高方面へ進む。

襟裳岬の最端。柱に置いたデジカメが落ちないかどうかヒヤヒヤして撮った一枚。結構な風だった。

R235沿い、日高牧場にて。好奇心で寄ってくる子馬に付き添う母馬。嗚呼〜☆
静内市街を内陸部に向けてしばらく走ると牧場に囲まれた桜並木が現れた。 御園の桜と言われていて1万本くらいあるそうだ。 この規模、日本じゃない。 直線の向こうがかすんで見えない。 「桜咲いてたら凄いんだろうなぁ、ココ」

並木道の半ばから左に折れ、山あいの道へ。 ココも周りはずっと牧場だ。 往年の名馬なんかも結構いるようでそれを示す看板が目に付く。

少し開けた牧場を通過しようとした時、視線を感じ振り返ってみると黒毛の馬がこっちをじっと見つめている。 引き返して単車を停めて近寄ると何事もなかったように水を飲んでいる。 「さっきまでの熱視線はナニ?・・・せっかく引き返してきたんだからなんかしてよ」
それを聞いたからかなのか、コイツは柵の向こうまで走って再び戻ってきて「どう?」って感じでこっちを見ている。 「走って見せてくれた?・・・ちょっともっかい走ってよ」 冗談気味に声をかけてカメラを構えると、さっきと同じコースをトットットット・・・と走ってまた戻ってきてまたこっちを見てくる。 「お前何言ってるんかわかるん?・・・名馬やなぁ」 実のトコ、これで餌をもらえることがあるからなんだろうけどなんだかうれしかった。

先を進む。 ストップ&ゴーを繰り返しながら本格的な山間部へ。 牧場地帯を過ぎ、山道を行くと、いきなり未舗装路になった。 地図が古いとタカをくくっていたが工事はぜんぜん進んでいないようだ。 道道80号線を抜けR237に出ると、ようやくピースサインを投げてくる対向車が増えてきた。

二十間道路の桜並木。まわりは牧場。桜が咲いてなくっても来る価値あり!ホント。

ゲート。こんなモノまであるなんて・・・なんか学校のような施設だった。
北上のペースは速い。 結構な勾配のワリにトラックも結構なスピードで走っている。 6日前に通過したR274との分岐店まで40分くらいで着いてしまった。

R274を西へ。 前回通ったときと違い、やたら混んでいる。 こんなの札幌市内以来だ。すり抜けながらメロン直売店に寄って土産を物色する。 意外に”夕張”と銘打ってあるものがない。 ブツに大差はないんだろうけど夕張って銘のメロンを送ておきたいトコだ。

トイレ休憩で大きめなドライブインに停まり地図を見る。 この時点で16:00、時間的に余裕はあまりない。結局道なりにあった農協で聞いたことのない産地のメロンを郵送し、札幌市へ向けてR274を下っていく。
札幌市内に入ると凄い混んでた。 道の傍らの交通規制の看板を見ると、花火大会があるらしい。 小樽までは1時間もかからないはずなので見て行こうか。 通りはすごい人出だ。 花火もビルの間じゃ音が聞こえるだけ。 勢いで寄ってみたがいい事はなかった。

2〜3時間停めていたパーキングの料金は\150。 混み合う市内をすり抜け、漠然と西の方に走りはじめる。 R5を風呂を探しつつ走る。閉店や地図の誤記際でだいぶウロウロさせられた。

結局ターミナル近くの健康ランドで落ち着いた。 すでに1時を回っていたが湯船にとっぷりと浸かった。 +αの深夜料金払って寝るだけじゃしゃくだし。 風呂から上がって寝床を探すが、時間が遅かったせいかスペースがない。 その辺のソファにすっ転がってすぐ堕ちた。

着いたのは夜中の1時、撮ったのは5時過ぎに起きてうに丼食いに行く前。船で寝れるから外で待ってる人もいた。

走行距離 541km(2805.4km)
使用金額 ソフトクリーム \250
めろん \8300
駐車料 \150
オスパ \2000
食料 \700
ピースサイン ライダー 45人
チャリダー 12人

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