01'北海道編<1<2<3<4<5<6>7>8>9>10>11>12
7月23日 | |
![]() 比布駅。この辺では駅舎にお店が入って代理駅長をやっているトコが多いそうです。 |
6:30、出発する電車の音に目が覚めた。窓越しに稚内へ向かう宗谷本線が通過していく。天気予報は道内ほとんど雨。思えば汽笛の通りがいい。ほとんどの人達は空を仰いで寝袋に戻っていく。 ぱらつく雨を背に荷造りをはじめる。時間のある人達は何人かで旭川見物に行くらしい。自分も含め、時間に余裕のない連中は止みそうにない雨の中、彼等に見送られていく。ここの利用規則で9:30に掃除とあったのでそいつに参加してから出発することにしよう。 「気をつけて!」10時前、管理人さんの粋な計らいで1日開きっ放しになったココに留まる人達に見送られ、一路オホーツク海側を目指し走り出す。 |
出発してすぐのホクレンでとりあえず給油し、道道296号→道道101号を使い、紋別へ向かう。激しい雨のせいか交通量もまばらな道を慎重に進む。101号線は山深い道。こんなトコで一人でスッ転んだら洒落にならない。グリップの甘くなりつつあった両輪を踏みしめるようにひた走る。 山の中しばらく走り体も冷えてきたので、地図にあった「ドライブイン亀千」に寄ってみることにする・・・休みだった。腹も減っていたし、コメントのジンギスカンもちょっと気になっていたのにそりゃないよ。この交通量からすれば経営者の判断は大正解なんだろうけど、なんだか納得いかない。 文句言っても仕方ないので来た道を引き返し、道道61号線を東へ、上紋峠を越えて滝上町方面へ向かう。 |
![]() 道の駅オホーツク紋別にて。祭に使うものを展示しちゃうなんて・・・スケールでかいっ(^▽^;) |
![]() オホーツクタワー。下の方は水中水族館。維持費考えればあの入場料も仕方ない? |
峠を越えると雨脚も弱まってきた。ペースも上がる。農園沿いの様な景色の61号線を走り、R273沿いにある道の駅へ着いてみると・・・ココも休みだった。 閑散とした駐車場でマップルを広げる。この先もなだらかなR273はやめて道道932号→道道306号を走ろう。このルート、緩やかな丘陵地帯を抜けるかなり景色のイイ道だった。 直線の多いR273をしばらく走り、道道713号線に入る。港方面にある道の駅へのショートカットだ。 ちょっとした山道を抜け、広がるのは・・・霞みまくったオホーツクだった。これはこれで情緒がある・・・と思おう。 道の駅はお約束のように休みだった・・・一応幹線道路沿いなんすけど?網走まではあと3箇所道の駅があるみたいだけど、アテにゃならんなぁ。 |
道の駅からちょっとのトコにあるオホーツクタワーに寄っていみる。いい加減走り詰めだったし、眺めも良さそうだしね。港湾の防波堤の先にあるタワーまでてくてく歩いて行く。「んでもタダっちゅうコトはないよなぁ・・・」 入館料は\1200だった・・・微妙やぁ。悩んでいたらすごい尿意に襲われたので、入ってみることにした。濡れねずみ状態だったので、差し出したお金は財布の色に染まりしっとりしていた・・・なんて客だ。 カッパを預けて中を見て回る。最上階の展望所、天気が良ければ言い眺めだろう。下の階は流氷情報の展示。エレベーターで一気に海面下へ移動するとこぢんまりとした水族館になっている。展示されているのは近海に生息する魚。華はないけど個性的なヤツばかりだ。 |
![]() 水替え中の一コマ。ホントはもっと寄り添っていて妙にコミカルでした。 |
![]() タワーへの回廊。右手の水槽にはアザラシが二頭放されていました。呼ぶと答える(かも)と看板にありましたが人目が気になって呼べなかったですね(^▽^;) |
ココのメインはクリオネ。展示用の水槽内にも何匹か漂っていた。カメラを構えて姿を追うが背景の白さと被写体の小ささと動きの早さにまったく追い付けない。未熟ながらピンボケだらけだ。 お土産を買ってタワーを後にする。次来るときははれててほしいもんだ。防波堤の下側を通ると通路の途中に柵で区切られた水槽があった。アザラシだ。サービスのつもりか狭い水槽の中を巧みに泳ぎ回る。あぁ、そんなに動き回ったら撮れないって。 紋別を出発しR238を東へ。牧草地帯を緩やかにアップダウンを繰り返しつつ走る道を往く。 目に付いた紋別オホーツク空港へ向かう道道はなんと4桁。こんなトコにも北海道の大きさを実感してしまう。 しばらく走ると、さっきあったはずのオホーツク紋別空港への看板が現れた・・・「ナニ?」 不思議に思いコムケ湖畔を走っていくと、ホントにあった、オホーツク紋別空港。 どう見ても使ってなさそう・・・すげぇなココ。 |
正面ゲート?からまっすぐ走るとR238に戻れた。やんでいた雨がまた降りはじめ、土砂降りになる。湧別から国道をはずれ、サロマ湖に突き当たり、漁港らしきところでひとやすみ。湖にしばし見とれる・・・デカイなぁ。 再びR238に戻り、サロマ湖沿いの道を雨に降られながら走り続ける。何気に単車を停めるとSLが展示してある。旧計呂地駅。国道からは、ターミナルであったであろうスペースが存在を隠す格好になっていて目に付きにくい。駅舎が管理事務所、車両がトレインハウスになっている。1泊\400也。やみそうにない雨に早々に見切りをつけたライダーがフテ寝していた。 オホーツク沿線を走っていたこの路線には結構トレインハウスとして残ってるようだ。 |
![]() 旧オホーツク紋別空港。こんなデカイ敷地が放置されているなんて・・・しばし呆然。 |
![]() 計呂地のトレインハウス。ナゼか止まった時だけ小振りになる雨(笑) この奥は公園みたいになってました。 |
計呂地を後にし、北見方面へと向かう。NETで薦められた「トリトン」なる回転寿司屋さんに行くためだ。地図を見て道道7号線から市内に行けるのを確認し、R238と道道7号線がクロスするトコにあるホクレンを目指して走る。 小さなホクレンを見つけ、寄ってみる。給油がてら北見への道を聞くと、どうも目指していた7号線はもう少し先だと・・・「間違えた?」 美人のお姉さんが地図の場所と近道を示してくれた。屋根のない、雨ざらしの給油だったけど気分がいい。 教わったショートカットを行かずにあえて道道7号線を行く。こんな天気なのにみんな飛ばすなぁ、と思っていたら急にペースダウン・・・茂みにパンダカラーの怪しい車が潜んでいた。ダウンつっても80は出てたけどね。 |
常呂川に沿った道道7号線はあんまり北海道っぽくはない道。山を越えると盆地気味の市街地を見下ろすまっすぐの道へと変化する。北海道に点在する中規模の都市は高い建物がなくてだだっ広いというのが良くわかる。 トリトンはすぐ見つかった。評判どおり、ボリュームがあって美味い。食後、網走在住のNET友達に近辺の宿の事を聞いてみると、女満別駅にトレインハウスがあるらしいとのコト。もう暗いので手堅くR39で女満別に向かおう。 発見はできたものの時間が過ぎていたので網走方面へ。トバす車について行きながら網走駅に到着、何とか「民宿ランプ」に滑り込む事ができ、一安心。スペースなしと言う事で台所らしきトコに寝床を作り、置いてあったImacで天気予報を確認・・・”道南以外雨”だと。 |
![]() 民宿ランプにて。ホントはライダー用の別館があるのですが、この日は本館の方。 |
走行距離 | 370.6km(1548.7km) | |
使用金額 | ランドリー×3 | \300 |
ジュース | \120 | |
紋別タワー | \1200 | |
土産 | \1050 | |
トリトン | \2050 | |
民宿ランプ | \800 | |
ピースサイン | ライダー | 17人 |