03'北海道編<1<2<3<4<5<6<7<8<9>10>11>12>13
7月18日 | |||
4:30起床。 こそこそと支度するが出入り口のセンサーの音がどうしても鳴る。
悪いことをしている訳じゃないんだけど自分ゴトキの都合で起こしたくはない。
出入り口のセンサーをかいくぐりつつ荷を運び、単車に積んでいく。 すっかり明るくなったので、昨日ブレまくっていた足形を撮りにいく。 隣のご夫妻は今日は駅舎で足形を残すのだと言っていた。 自分もやってみたいけど手続きがはじまるのは遅そうなので今回はパス。 食堂に戻ると向かいの旦那さんは起きてボーっとしていた。 6時過ぎに出発。 とりあえずは昨晩薦められたヌプントムラウシに向けて西へ向かう。 マップルを見ると林道で結構時間を食いそうな感じがする・・・2時間ってトコかな? 同道468号線を使って国道をショートカットし、高度を上げていく。 糖平湖から道道85号線に入る。 林の上を流れる雲間からは久しぶりの青空が覗く。 路面は湿っていたが車のまったく通らない快適な道を鼻歌交じりにカッ飛んでいく。 |
![]() 道道468号線。少し狭い道を一人走る。 |
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![]() 道道85号線、幌鹿峠を下る。ダイナミックなワインディングが続くお気に入り。 |
幌鹿峠を越えてしばらく下ると然別湖が見えてくる。 湖畔沿いは路肩の下はすぐ湖の1.5車線。
湿った路面を見据え、細かいコーナーを慎重に抜けていく。 曇天を映す湖面には点々とボートが浮かんでいた。 白樺峠を下り、去年間違えて入った十勝ダム方面へ向かう道道593号線。 ダム沿いとは思えないほどの広いワインディングをまたもやカッ飛んでいく。 ペースが速く、日が射さないのでだいぶ体が冷えてきている。 予想以上に長かった舗装路が終わり、いよいよダートへ。 ココもまた予想以上に長く、そして狭い。そんな急な登りをハーフスロットルで駆け上がっていく。 こんな時間なのにに3台の車とすれ違う。 人が多いんだろうか? スローペースで深い山間の砂利道を進み、何とか温泉に到着。 渓谷に突然現れたような広めのスペースには大きめの山小屋があり、河を挟んだ向こうには湯船と源泉が見える。 ココはトムラウシ岳に登る人がとどまるスペースのようで数台の車と、単車が停まっていた。 |
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小屋の前のオフ車の脇に単車を停めると音を聞きつけてかライダーが一人現れた。
「・・・コレで来たんですか?」 確かにあの道をオンでココまで来る人は少ないだろう。
彼は連泊していて、やっと今日晴れ間を見たのだと。 湯船へ向かう自分を見送り、彼は森の中へと走り去っていった。 湯船には先客がいたが入れ違いになった。 周りに何もなく丸見えだが、視界が開けていて気持ちがいい。 奥の源泉からは大量の湯気。 湯船に冷え切った体を沈める・・・「っか〜〜〜たまらんなぁ♪」 設置してあるバルブで熱めに調整。 1時間ほど一人でまったりする。 |
![]() ヌプントムラウシ温泉。無理して登ってきた甲斐がありましたわ♪ |
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![]() 鹿追ライディングスクールにて。毛色が違うと思ったら目の色も違ってた。 |
脱衣所で服を着ていると入れ替わりでライダーがやって来た。 遠目で見てもオフ車。彼も開口一番「アレで来たんですか?」だと(笑) 再び山中を戻る。 来た時よりは霧が引いていたがおおよそ下りなのでさらにスローペース。 片側は谷間なので落ちる訳にはいかない。 ようやくダートを終え、蛇行しながら泥を落としながら走る。 うっぷんを晴らすかのようにペースが上がる。 十勝川沿いの道を下りきり、穀倉地帯をナイタイ高原牧場に向けて走る。 ひたすら直線の続く道。 写真的なアップダウンはあまりないので撮ったのはイマイチだったが地平線に伸びていく道は走ってみなければわからない何かがある。 |
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R274号線。 馬が目に付いたので路肩に停めて柵に寄ってみる。 競走馬でもばんえい馬でもなさそうな感じ・・・柄のせいだろうか?
開店直前なのか厩務員らしき人達が忙しそうにしていた。 ひたすら長かったR274号線を左に折れた道道337号線もまた直線。 まっすぐが続くと距離感が狂う。 GASがヤバそうなので見つけたホクレンで給油。 農協のおまけのような給油所で旗は当然のようにない。 ナイタイ高原牧場。 標高が高いせいか展望台だけ視界が悪い。 この時期の十勝はこんな天気が多いそうだ。 展望台への道だけは気持ちよかった。 |
![]() 十勝牧場。どこまでも伸びてゆく道・・・(実は1kmチョイ) |
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![]() ![]() ![]() ![]() 六花亭にて。メニューを手放さずに立て続けに喰う!しめて\2000チョイ♪ |
道道337号線を蛇行しながら戻る。 続く道道331号線のまっすぐにも飽きたので十勝牧場に寄ってみる。
展望台まではダートだが、広くて走りやすい。 見晴らしもナイタイよりはだいぶいいがやっぱり「晴れてれば・・・」と思わせる景色だった。 十勝牧場にはその名の通り牧草地がある。 メチャメチャでかい。 ふと立ち止まった柵の向こうには100頭は下らないであろう馬の群れが見える。 ココの馬たちは人馴れしていないのかなかな寄って来ない。 卑怯にも水場でじっと待っているとボスらしき大柄な馬が寄ってきてじっとこっちを見ている。 「コイツはアンパイ」と思われたのかその後はたくさんの馬が寄ってきた。 |
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道道133号線から国道に戻り帯広市街地に入り、六花亭に向かう。 2度目なので迷う事はなかった。
六花亭前に単車を停めて中へ入ると相変わらず女性ばかり。 昼飯代わりに季節モノのピザを注文し、さらにメニューを眺める。
店員さんに本店限定モノを聞いて食べまくる。 メニューを持って行かせない客はざぞ迷惑だったろう(笑) 店を出て、豊頃大橋に向かう。 去年のリベンジだ。 R38号線を外れ農道を根室本線に沿って進む。 日の傾き加減が気になったが30分ほどで大橋に着いた。 橋の真ん中に停めるのも迷惑なので堤防に停めて橋の中央まで歩いたが、メチャメチャ距離があった。 車が通過するたびに大きく揺れて怖い。 |
![]() 去年撮りそこなった十勝川。写真だとイマイチ迫力が伝わらない(/_;) |
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![]() 毎度の幸福駅。夕日が映えるこの時間帯。人影はほとんどない。 |
去年と同じ様に道道62号線を西へカッ飛び、幸福駅へ。 西日に向かって行くと、遠くには日高の峰が朱の空に浮かぶ。
幸福駅は周囲が開けている。 差し込む西日が、駅舎も、車両も、白樺の木々も、すべてを朱に染めていた。 人のまばらな売店でお約束の今日付けの切符を買う。 この事を人に話すと「ベタだ」と言われるのだが、ココの独特な雰囲気が好きなのだ。 オヤジも相変わらず饒舌だった。 カニの家に着くと先客が4〜5人いた。 ココは凄くキレイだが、簡素なシャワーがあるだけで近所にも風呂がない。 1階の隅に荷を下ろして、帯広市内の東湯へ向かう。 片道30分ほどの道。銭湯は凄く良かったが、戻る間にすっかり体が冷えてしまった。 カニの家に戻ると人が10人ほどに増えていた。 コレなら余裕だ。 階段の下に寝床を作り、早々に寝袋にもぐりこんだ。 寝るにはまだ早い時間だが、明日も早い。 周りに悪いと思いつつも、サクッと寝てしまった。 |
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走行距離 | 454.7km(1658.2km) | |
使用金額 | 珈琲酎 | \750 |
叉焼麺(蔦亭) | \850 | |
サンダル | \298 | |
ボディソープ | \398 | |
六花亭(色々) | \1780 | |
切符×2 | \800 | |
東湯 | \370 | |
パン | \120 | |
パックジュース | \100 | |
烏龍茶 | \100 | |
(^_-)v | ライダー | 7人(31人) |
チャリダー | 2人(11人) | |
エゾジカ | 2頭(3頭) | |
キタキツネ | 1匹 |