03'北海道編12345678910111213

7月19日
4:30、のそのそと起き出し、静かに荷を運ぶ。 今回、下に寝てるのは自分だけだったのでいくらか気が楽。 外で荷造りをしていると珍しく人が起きてきた。今日の出発はこの2人の見送り付きとなった。

今日一発目の行き先は鹿の湯。 去年のリベンジだ。R236を北上していくと手持ちのマップルにない高速が目に止まった。 「無料区間」・・・ココだけ走って距離を稼ぐことにした。

今朝は朝靄が出ていて、昇っているはずのお日様が見えない。 周りは変化に乏しい広大な畑。 過剰なスピード。 距離感を失い、どこで降りていいかわからなくなる。

大正カニの家。起きている人は少ない。

鹿の湯。去年あった小屋がスケールダウンしてた。
何とか道道75号線に復帰し、北へ向かう。 この時間帯はさすがに交通量が少ない。 靄に霞む直線を黙々と進む。

道道1088号線からダート路に進む。 舗装化の予定があるのか去年よりもならされている様だが、しまった土の上に薄く砂利が覆い、単車にとって走りにくい道になっていた。

キャンプ所の入り口には4台の単車が止まっていた。中に進むとまばらなテント。 湯船は入れ違いで独り占めとなり、ここぞとばかりに写真を撮る。 湯船に浸かり、空を仰ぐと、低く流れる雲間から真っ青な空が見えた。
1時間ほど浸り、キャンプ場出口でKLE400で来ていたおじさんと談笑。 荷造りの的確さといい単車の選択といい・・・こんな風になりたいと思わせるカッコいい人だ。

思ったよりも早く下り道道85号線、直線の続く道にに戻る。 西へ向かうルートを考え、狩勝峠を越えるR38を進むことにする。 札幌方面へはR274の方が早いが、何度も通った道だから。

峠道。高度を上げていくにつれ、視界が悪くなってくる。 峠の頂上はすっぽりと霧に覆われ、何も見えない。 この時期の十勝平野の風物詩らしい。

道道1088号線を下る。去年よりも砂利が増えてて走りにくい。

狩勝峠にて豚角煮そばを食す。珍しく濃い目の汁をおいしく感じた。
暖を取るのも兼ねてココで昼食を採る。 目に止まった豚角煮そば。 濃い目のつゆはあまり好きじゃないけど、コレは角煮には合う。 意外においしかった。

パーキングをあとにし、富良野方面へ下っていくと、程なく霧から抜けた。 日差しは暖かく抜けるような青空が広がる。 振り返ると山頂は霧に埋もれている。 あそこから降りてきたような気がしない空模様だ。

耕地の間を抜ける緩やかな道から六郷の森に抜ける道に入ってみる。 この天気、丘陵地帯。 そう、美瑛が撮りたくなったからだ。
道道253号線を探しつつローカルな道を走る。 黄色く色付く丘に青空が映える。 富良野へのショートカットとなるこの道、カーナビを頼りに走るレンタルナンバーの車が目に付いた。

六郷の森への道を越えると交通量は激減する。 丘陵地帯を快走するがそろそろGASがヤバイ。 マップル上にあるホクレンはことごとく休み。 自衛隊の演習場を抜け、記憶を頼りに以前給油した上富良野の駅付近のホクレンを目指す。

日の出公園を通過する。 遠目から見てもわかるほどの人出。 そう言えば夏休みの初日だ。 寄ってみようかと思っていたが・・・この調子じゃ美瑛の方もこんな感じなんだろう。 今回は美瑛はやめとこう。

道道253号線。丘陵地帯に上って撮った一枚。今回見た中で一番青い空。

上富良野の斜状路へと下っていく。
給油を終え、進路を西へ。 給油中マップルを見てて目に付いた富良野チーズ工場に向けて道道851号線を走ることにする。 国道をあえて外したが、この道も混んでいた。

富良野市内の看板に従いチーズ工場へ。 少し山の中に入ったところにあり、緑が多い。 周りには家族連れとカップルばかり。 目的のアイス屋さんの列に並び、聞き覚えのない「アスパラアイス」と「とうきびアイス」を食べてみた。 名前のインパクトとは裏腹に普通にウマイ。 みんな捨てていたが、コーンも香ばしくて美味かった。

長居しても居場所がないので、道道135号線からR452を南下するルートで札幌方面へ向かうことにする。 入れ替わりで入ってきたライダー2人もばつが悪そうにしていた。 自然に囲まれていて、すごくいいところではあるけど、野郎だけで来る場所じゃぁないなぁ。
途中、ラベンダーの森で少し写真を撮ってから、本格的に移動を始める。 道道から国道に抜けてもずっと混雑していた。 ナンバーを見るとやはりレンタカーが多い。 抜いていってもキリがないので周りの風景を見ながら走る。

流れに乗って三笠市。 目に止まったセイコマでサラダとおにぎりをパクつく。 去年はココから千歳に向かった。 今日の寝床を決めるべくマップルを見るが、札幌付近にはあまりRHが見当たらない。 無難に場所のわかっている「ねこじゃらし」へ向かうことにし、一路R12目指して走り出す。

アスパラ(左)の方は鼻から抜ける香りはまさにアスパラ。とうきび(右)はサトウキビのまんま。

ふらのチーズ工場にて。まさに満開!
R12を使い、単調な車の流れに乗る。 周りの風景が耕地から宅地へと変わってゆく。 道に沿って走る鉄道の駅を探しながら現在位置を確認する。 直線が続くと距離感が狂うから。

道なりに進み、目印の高速をくぐり、R36へ向かう。夕時のラッシュを縫いながら走り、「猫じゃらし」にたどり着いた。 泊まりの交渉をすると・・・去年よりも¥150値上げになっていた。 ¥1000がボーダーなだけに微妙なトコだが、車庫代分ってコトらしい。

単車から荷を降ろし、車庫の奥に不要な荷を積む。 先客が1台いたが部屋には何もなかった。 一息ついて隣の銭湯に向かう。時間帯が早いせいか空いている。 四肢を伸ばしボンヤリ・・・「もう終りなんだなぁ・・・」

買出しを終え、部屋に戻ってしばらくすると他の宿泊者が戻ってきた。 野郎が2人、農高のツレなんだと。 話を聞くと今日が2日目でお金が続く限りうろうろするのだと。 うらやましい話だ。 短期バイトのコトを聞かれたのでその手の話もした。 彼らが眠り始めたので日記を切り上げて眠ることにした。

走行距離
使用金額 豚角煮そば \850
アイス×2 \500
サラダ \120
おにぎり \100
ガム \100
ねこじゃらし \1150
銭湯 \370
コーヒーハイ \110
チーズ \160
(^_-)v ライダー 12人(43人)
チャリダー 1人(12人)
生肉( ̄人 ̄) 2体

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